東京農業大学の総合型選抜(全学部・東京農大ファミリーほか)|学部別の出願資格・選考方法・日程と対策【2027年度入試・学長監修】

東京農業大学の総合型選抜(全学部・東京農大ファミリーほか) 大学の情報

最終更新: 2026-10-02 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 東京農業大学「2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項」ほか各選抜制度の募集要項、同「2026年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜 結果」と生物産業学部の2方式の2026年度結果、「2027年度 総合型選抜 全学部 第一次選考 選考結果」(2026年10月1日公表)

東京農業大学の総合型選抜 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
総合型選抜の主な方式
5方式
全学部・高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリー・生物産業学部〔併願方式〕・生物産業学部
大学入学共通テスト
使わない
書類審査と口頭試問(面接)で選考
全学部の出願
9月4日〜15日
2026年。第一次選考(書類審査)の出願
全学部の合格発表
11月2日
第二次選考の口頭試問は10月24日

東京農業大学は、農学部・応用生物科学部・生命科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生物産業学部の全23学科で総合型選抜を行っています。主な方式は5つあり、対象になる人、評定の基準、専願か併願可かがそれぞれ違います。この記事では、2027(令和9)年度の募集要項に基づいて、この5方式と学校推薦型選抜 公募制の募集人員、出願資格、選考方法、日程、提出書類を整理し、東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

東京農業大学の総合型選抜の全体像(主な5つの方式と公募制の推薦)

東京農業大学の主な総合型選抜は5方式です。ほかに、出身学校長の推薦で出願する学校推薦型選抜 公募制があります。

入試の名前対象の学部対象になる人入学の条件
総合型選抜 全学部全6学部(23学科)2027年3月卒業見込みの人、2026年3月に卒業した人など第一志望。合格したら入学が前提
総合型選抜 高校で学んだ実践スキル全6学部(23学科)全国農業高等学校長協会会員の高等学校を2027年3月に卒業見込みの人第一志望。合格したら入学が前提
総合型選抜 東京農大ファミリー全6学部(23学科)卒業生・修了生の子、孫、兄弟姉妹と、在学生の兄弟姉妹第一志望。合格したら入学が前提
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕生物産業学部2027年3月卒業見込みの人、2026年3月に卒業した人などほかの入試や他大学との併願を認める
総合型選抜 生物産業学部生物産業学部2027年3月卒業見込みの人、2026年3月に卒業した人など第一志望。合格したら入学が前提
学校推薦型選抜 公募制全6学部(23学科)出身学校長が推薦する人専願。他大学との併願はできない

このほかに、特別選抜として、総合型選抜のフィールド施設研修生と東京農大併設高校〔併願方式〕があります。学校推薦型選抜の指定校制・スポーツ特別・課外活動特別・東京農大併設高校なども特別選抜です。社会人選抜、外国人選抜、帰国生選抜を含め、この記事では扱いません。

出典

東京農業大学の2027年度の各募集要項と、「2027年度 スケジュール」「入学定員と主な入学者選抜制度の募集人員」。募集要項と自己推薦書の様式は東京農業大学「Web出願・募集要項」に掲載されています。出願の前に、必ず最新の募集要項を確認してください。

募集人員(2027年度・学科別)

東京農業大学 総合型・公募制の募集人員(農学部・応用生物科学部・生命科学部)
総合型選抜 全学部学校推薦型選抜 公募制
農学部 農学科
20人
18人
農学部 動物科学科
20人
15人
農学部 生物資源開発学科
20人
10人
農学部 デザイン農学科
10人
20人
応用生物科学部 農芸化学科
8人
12人
応用生物科学部 醸造科学科
8人
12人
応用生物科学部 食品安全健康学科
7人
18人
応用生物科学部 栄養科学科
10人
12人
生命科学部 バイオサイエンス学科
7人
10人
生命科学部 分子生命化学科
5人
8人
生命科学部 分子微生物学科
5人
12人
2027年度入試。総合型選抜は「総合型選抜 全学部」の募集人員です。出願状況や選抜結果などにより、合格者数が募集人員を下回る場合があります。出典:東京農業大学「入学定員と主な入学者選抜制度の募集人員」
東京農業大学 総合型・公募制の募集人員(地域環境科・国際食料情報・生物産業学部)
総合型選抜 全学部学校推薦型選抜 公募制
地域環境科学部 森林総合科学科
5人
25人
地域環境科学部 生産環境工学科
5人
25人
地域環境科学部 造園科学科
5人
25人
地域環境科学部 地域創成科学科
7人
13人
国際食料情報学部 国際農業開発学科
15人
15人
国際食料情報学部 食料環境経済学科
34人
15人
国際食料情報学部 アグリビジネス学科
10人
15人
国際食料情報学部 国際食農科学科
10人
15人
生物産業学部 北方圏農学科
20人
5人
生物産業学部 海洋水産学科
20人
5人
生物産業学部 食香粧化学科
20人
5人
生物産業学部 自然資源経営学科
20人
5人
生物産業学部の4学科には、このほかに総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕と総合型選抜 生物産業学部があり、募集人員はどちらも各学科3人です。高校で学んだ実践スキルと東京農大ファミリーの募集人員は下の表にあります。

全学科で募集する4つの入試の募集人員です(単位は人)。

学部学科全学部実践スキルファミリー公募制
農学部農学科2018218
農学部動物科学科2010215
農学部生物資源開発学科205210
農学部デザイン農学科1010220
応用生物科学部農芸化学科82212
応用生物科学部醸造科学科82512
応用生物科学部食品安全健康学科72218
応用生物科学部栄養科学科102212
生命科学部バイオサイエンス学科72210
生命科学部分子生命化学科5228
生命科学部分子微生物学科52212
地域環境科学部森林総合科学科53225
地域環境科学部生産環境工学科53225
地域環境科学部造園科学科52225
地域環境科学部地域創成科学科72213
国際食料情報学部国際農業開発学科155215
国際食料情報学部食料環境経済学科346215
国際食料情報学部アグリビジネス学科105215
国際食料情報学部国際食農科学科106215
生物産業学部北方圏農学科20315
生物産業学部海洋水産学科20215
生物産業学部食香粧化学科20315
生物産業学部自然資源経営学科20315

生物産業学部の4学科には、このほかに総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕と総合型選抜 生物産業学部があり、募集人員はどちらも各学科3人です。どの要項にも、出願状況や選抜結果などにより合格者数が募集人員を下回る場合があると書かれています。

大学入学共通テストと評定の扱い

主な総合型選抜の5方式と学校推薦型選抜 公募制は、どれも大学入学共通テストを使いません。選抜方法は書類審査と口頭試問(面接)だけです。評定(調査書の「全体の学習成績の状況」)の基準は入試ごとに違います。

入試の名前評定の基準
総合型選抜 全学部定めない
総合型選抜 高校で学んだ実践スキル4.0以上
総合型選抜 東京農大ファミリー3.2以上
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕、総合型選抜 生物産業学部定めない
学校推薦型選抜 公募制生物産業学部は3.3以上、ほかの5学部は3.5以上

基準のある入試では、高校3年生の1学期(または前期)までの成績が対象です。大学の入試Q&Aは、評定について「基準を満たしている必要がありますが、それのみで合否を判断することはありません」と説明しています。評定の計算方法は評定平均の解説を参照してください。

出願資格(入試ごとの条件)

総合型選抜 全学部

高等学校(中等教育学校を含む)を2027年3月に卒業見込みの人、2026年3月に卒業した人などが出願できます。入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)を理解していることなどが条件です。要項には「本学への入学が第一志望であり、第一次選考に合格した者は、第二次選考を受験するものとし、第二次選考に合格した者は入学することを前提とします」とあります。

総合型選抜 高校で学んだ実践スキル

全国農業高等学校長協会会員の高等学校を2027年3月に卒業見込みで、高校3年生の1学期(または前期)までの評定が4.0以上の人が対象です。卒業した人は出願できません。

総合型選抜 東京農大ファミリー

東京農業大学の卒業生・修了生(短期大学部・大学院を含む)を直系の父母、直系の祖父母、または兄弟姉妹にもつ人と、在学生の兄弟姉妹が対象で、評定3.2以上が条件です。出願の前に資格の確認があります。2026年9月1日〜9月10日に、「大学出願ネット」から卒業生・在学生の氏名などを送ります。確認が済むと、9月29日または9月30日に出願用パスワードが届きます。この期間のあとも確認は受け付けられますが、出願用パスワードの発行が遅くなる場合があります。出願書類には、続柄を証明できる書類(戸籍抄本等)を加えます。

総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕と総合型選抜 生物産業学部

どちらも生物産業学部だけの入試で、評定の基準はありません。高等学校卒業程度認定試験の合格者(18歳以上)なども出願できます。違いは入学の条件で、〔併願方式〕は他大学などとの併願を認め、12月に行う総合型選抜 生物産業学部は第一志望で合格したら入学することが前提です。

学校推薦型選抜 公募制

2027年3月に卒業見込みの人か2026年3月に卒業した人などで、出身学校長が推薦する人が対象です。評定の基準は生物産業学部が3.3以上、ほかの5学部が3.5以上です。ただし、毎日農業記録賞高校生部門優秀賞の受賞者には評定の基準を定めていません。生物産業学部は、日本農業技術検定3級以上の合格者にも基準を定めていません。

出願前に確かめること(東京農業大学の総合型選抜・公募制)
志望する入試の対象に当てはまるか(高校で学んだ実践スキルは全国農業高等学校長協会会員の高等学校を卒業見込みの人、東京農大ファミリーは卒業生・修了生の子、孫、兄弟姉妹と在学生の兄弟姉妹)
評定の基準を満たしているか(高校で学んだ実践スキルは4.0以上、東京農大ファミリーは3.2以上、学校推薦型選抜 公募制は3.5以上・生物産業学部は3.3以上)
第一志望で、合格したら入学することが前提の入試だと理解しているか(生物産業学部〔併願方式〕を除く総合型選抜。学校推薦型選抜 公募制は専願)
東京農大ファミリーは、2026年9月1日〜9月10日に出願資格の確認を済ませたか(この期間のあとも受け付けられるが、出願用パスワードの発行が遅くなる場合がある)
志望学科の事前課題の問いと字数を、募集要項で確かめたか
志望学科のアドミッション・ポリシーを読んだか

選考方法:書類審査と口頭試問(面接)

どの入試も、出願書類と口頭試問(面接)を総合的に評価します。要項に配点や比率の記載はありません。

東京農業大学 総合型選抜 全学部の選考の流れ(2027年度入試)
1
大学出願ネットに新規登録
2026年9月1日から
2
第一次選考の出願
9月4日〜9月15日。書類の郵送は消印有効
3
第一次選考(書類審査)の合格発表
10月1日。調査書・自己推薦書・事前課題で審査
4
第二次選考の出願
10月1日〜10月9日。第一次選考の合格者が対象
5
第二次選考(口頭試問)
10月24日。個別方式で15分程度
6
合格発表と入学手続
合格発表は11月2日。入学手続は11月2日〜11月9日
総合型選抜 全学部だけが2段階の選考です。ほかの入試は、1回の出願で書類審査と口頭試問を受けます。
入試の名前選考の進み方書類審査の対象
総合型選抜 全学部第一次選考(書類審査)の合格者が、第二次選考(口頭試問)に進む調査書・自己推薦書・事前課題
高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー書類審査と口頭試問調査書・自己推薦書・事前課題
生物産業学部〔併願方式〕、生物産業学部書類審査と口頭試問調査書・自己推薦書
学校推薦型選抜 公募制書類審査と口頭試問調査書・推薦書・事前課題

口頭試問(面接)は個別方式で、時間は15分程度です。大学の入試Q&Aによると、試験官2〜3名と受験生1名で行われます。事前課題がある入試では、事前課題の内容も含めて質問されます。

試験会場は、農学部が厚木キャンパス、応用生物科学部・生命科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部が世田谷キャンパスです。生物産業学部は、世田谷キャンパスか北海道オホーツクキャンパスを出願の時に選びます。準備の進め方は口頭試問の対策と面接対策で説明しています。

日程と入学検定料(2027年度入試)

東京農業大学 総合型選抜・公募制の日程チャート(2026年9月〜12月)
出願・入学手続選考日・発表日
9月10月11月12月
総合型選抜 全学部(第一次選考)
出願 9月4日〜9月15日/合格発表 10月1日
総合型選抜 全学部(第二次選考)
出願 10月1日〜10月9日/入学手続 11月2日〜11月9日/試験日(口頭試問) 10月24日/合格発表 11月2日
高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー
出願 10月1日〜10月9日/入学手続 11月2日〜11月9日/試験日 10月24日/合格発表 11月2日
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕
出願 10月1日〜10月9日/入学手続 11月2日〜12月3日/試験日 10月25日/合格発表 11月2日
学校推薦型選抜 公募制
出願 11月2日〜11月9日/入学手続 12月2日〜12月9日/試験日 11月21日/合格発表 12月2日
総合型選抜 生物産業学部
出願 11月27日〜12月7日/入学手続 12月16日〜12月21日/試験日 12月12日/合格発表 12月16日
日付はすべて2026年。総合型選抜 全学部の第一次選考は書類選考で、試験日はありません。東京農大ファミリーは、出願の前の9月1日〜9月10日に出願資格の確認があります(この期間のあとも受け付けられますが、出願用パスワードの発行が遅くなる場合があります)。
入試の名前出願期間試験日合格発表入学手続期間
総合型選抜 全学部(第一次選考)2026年9月4日〜9月15日書類選考10月1日—
総合型選抜 全学部(第二次選考)10月1日〜10月9日10月24日11月2日11月2日〜11月9日
高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー10月1日〜10月9日10月24日11月2日11月2日〜11月9日
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕10月1日〜10月9日10月25日11月2日11月2日〜12月3日
学校推薦型選抜 公募制11月2日〜11月9日11月21日12月2日12月2日〜12月9日
総合型選抜 生物産業学部11月27日〜12月7日12月12日12月16日12月16日〜12月21日

日付はすべて2026年です。出願はWeb出願で、「大学出願ネット」への新規登録は9月1日から始まります。入力は初日が10時から、最終日は15時までです。出願書類は郵便局の窓口から簡易書留・速達で送り、消印有効です。

入学検定料は、総合型選抜 全学部が第一次選考10,000円・第二次選考20,000円、ほかの入試が30,000円です。全学部・高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリーに出願した人が生物産業学部〔併願方式〕にも出願する場合は、〔併願方式〕の入学検定料が免除されます。免除を受けるには、〔併願方式〕の出願資格を満たしていることと、先にもとの入試の入学検定料を納めてから〔併願方式〕に出願することが必要です。全学部の第一次選考の分だけを納めた人は、10,000円が免除されて20,000円を納めます。

提出書類:自己推薦書と事前課題

総合型選抜の自己推薦書は、大学の様式に本人が入力します。出身学校長の推薦は必要ありません。

入試の名前自己推薦書(公募制は推薦書)の内容
総合型選抜 全学部卒業後、社会で活躍する自身の未来像と、それを現実のものとするために志望学科で学ぶ理由(800字以内)
高校で学んだ実践スキル高校で学んだ実践スキルをどう活かし発展させてきたか、入学後に志望学科でどう活かして学ぶか、卒業後のビジョン(800字以内)
東京農大ファミリー大学の伝統と校風をどう理解しているか、志望学科で何を学び、伝統と校風をどう継承し発展させるか(800字以内)
生物産業学部〔併願方式〕志望した理由(600字以内)、自己PR(250字以内)、入学後の目標(250字以内)
総合型選抜 生物産業学部志望した理由(600字以内)、自己PR(250字以内)
学校推薦型選抜 公募制推薦書(厳封)。志望理由(800字以内)と大学卒業後の希望する進路(200字まで)は受験生本人が入力し、能力・意欲・適性等の評価・判定は高校の記載責任者が書く

事前課題の字数(総合型選抜 全学部)

事前課題は学科ごとに問いが違い、募集要項に掲載されます。指定の原稿用紙の様式に入力して提出します。2027年度の総合型選抜 全学部の字数は次のとおりです。

学部学科ごとの字数
農学部動物科学科1,200字以内、農学科・生物資源開発学科・デザイン農学科は800字以内
応用生物科学部農芸化学科1,600字以内、醸造科学科・食品安全健康学科・栄養科学科は1,200字以内
生命科学部バイオサイエンス学科・分子生命化学科・分子微生物学科とも1,200字以内
地域環境科学部森林総合科学科1,000字以上1,200字以内、生産環境工学科800字以内。造園科学科は600字以内の課題が2つと、図で表現する課題(A4・横長・1枚)。地域創成科学科は800字以内の課題が1つと、400字以内の課題が2つ
国際食料情報学部国際農業開発学科・食料環境経済学科は1,000字以内、アグリビジネス学科・国際食農科学科は1,200字以内
生物産業学部北方圏農学科600字以上800字以内、海洋水産学科1,200字以内、食香粧化学科・自然資源経営学科は800字以内

高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー、学校推薦型選抜 公募制にも事前課題があり、入試によって問いが違う学科があります。生物産業学部〔併願方式〕と総合型選抜 生物産業学部には事前課題がありません。

要項は、生成AIにより生成された文章等をそのまま使用することを原則として認めておらず、内容によっては不正行為にあたる場合があるとしています。書き方は自己推薦書の書き方と課題レポートの書き方で説明しています。

専願・併願のルール

  • 総合型選抜(〔併願方式〕以外):全学部、高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー、12月の生物産業学部は、第一志望で、合格したら入学することが前提
  • 学校推薦型選抜 公募制:出願は専願に限り、合格したら入学することが前提。他大学との併願はできない
  • 生物産業学部〔併願方式〕:この入試の入学手続が終わるまでの期間を前提に、東京農業大学のほかの入試や他大学と併願できる。ほかの総合型選抜や学校推薦型選抜と両方に合格した時は、専願となる入試への入学が優先される
  • 学部・学科は1つ:大学の入試Q&Aによると、総合型選抜と学校推薦型選抜 公募制では、複数の学部・学科を受験できない(生物産業学部〔併願方式〕を除く)
  • 実践スキルとファミリー:入試概要によると、高校で学んだ実践スキルと東京農大ファミリーは併願できない
  • 総合型選抜のあとの公募制:総合型選抜で合格しなかった場合は、学校推薦型選抜 公募制に出願できる

制度の違いは総合型選抜と推薦の違いで整理しています。

2026年度の結果と、2027年度 第一次選考の結果

東京農業大学 総合型選抜・公募制の志願者と合格者(2026年度・入試別の合計)
志願者合格者
総合型選抜 全学部
1,104人
406人
高校で学んだ実践スキル
131人
78人
東京農大ファミリー
151人
100人
生物産業学部〔併願方式〕
75人
63人
総合型選抜 生物産業学部
32人
25人
学校推薦型選抜 公募制
491人
235人
総合型選抜 全学部は、第一次選考の志願者と第二次選考の合格者です。2027年度は募集人員が変わった学科があります。出典:東京農業大学が公表している2026年度の結果

大学が公表している2026年度の総合型選抜 全学部の結果です。志願者は第一次選考の志願者、競争率は「第一次選考/第二次選考」の順です。

学科募集人員志願者第一次選考の合格者第二次選考の合格者競争率
農学科88542252.0/1.7
動物科学科205035251.4/1.4
生物資源開発学科208729233.0/1.3
デザイン農学科105441321.3/1.3
農芸化学科55042231.2/1.6
醸造科学科87130172.4/1.6
食品安全健康学科77533192.3/1.7
栄養科学科109834162.9/2.1
バイオサイエンス学科54028191.4/1.4
分子生命化学科312941.3/2.3
分子微生物学科74929171.7/1.7
森林総合科学科54028211.4/1.3
生産環境工学科53224101.3/2.4
造園科学科54926121.9/2.0
地域創成科学科3371782.2/2.1
国際農業開発学科15181591.2/1.6
食料環境経済学科347337252.0/1.4
アグリビジネス学科104321102.0/2.0
国際食農科学科104325101.7/2.5
北方圏農学科202927221.1/1.2
海洋水産学科203433261.0/1.3
食香粧化学科201919181.0/1.1
自然資源経営学科201616151.0/1.1
合計2701,1046404061.7/1.5

2027年度は、農学科が20人、農芸化学科が8人、地域創成科学科が7人になるなど、募集人員が2026年度から変わった学科があります。

ほかの入試の結果(2026年度・合計)

入試の名前募集人員志願者合格者競争率
総合型選抜 高校で学んだ実践スキル99131781.7
総合型選抜 東京農大ファミリー451511001.5
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕1275631.2
総合型選抜 生物産業学部1232251.3
学校推薦型選抜 公募制3354912352.1

2027年度入試の総合型選抜 全学部は、第一次選考の結果が2026年10月1日に公表されています。全学科の合計は、志願者1,246人、受験者1,222人、第一次選考の合格者658人でした。倍率の見方は総合型選抜の倍率の解説も参考にしてください。

学年別の準備の進め方

高校3年生

  1. 自分が出願できる入試を確かめる。高校が全国農業高等学校長協会の会員校か、家族に卒業生や在学生がいるか、評定の基準を満たすかで決まる
  2. 募集要項で志望学科の事前課題を確かめ、夏休みのうちに取りかかる
  3. 自己推薦書を書き、9月1日から大学出願ネットに登録する。東京農大ファミリーは9月1日〜9月10日に出願資格の確認を済ませる。期間のあとも受け付けられるが、出願用パスワードの発行が遅くなる場合がある
  4. 出願期間を確かめる。総合型選抜 全学部の第一次選考は9月4日〜9月15日。高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリー・生物産業学部〔併願方式〕は10月1日〜10月9日。学校推薦型選抜 公募制は11月2日〜11月9日、総合型選抜 生物産業学部は11月27日〜12月7日
  5. 口頭試問(面接)に向けて、自己推薦書と事前課題の内容を自分の言葉で説明する練習をする

高校1・2年生

  1. 評定を積み上げる。基準のある入試は、高校3年生の1学期(または前期)までの成績が対象になる
  2. 志望学科のアドミッション・ポリシーを読む。どの入試でも、これを理解していることが出願資格になっている
  3. 大学の公式サイトにある、過去5年分の事前課題のテーマを見て、学科がどんな問いを出すのかを知っておく
  4. 農業・食料・環境について、関心のあるテーマの本や白書を読み、自分の考えを文章にする練習を始める

合格に向けた対策のポイント

  • 事前課題は学科の問いに正面から答える:2027年度の総合型選抜 全学部では、森林総合科学科が令和6年度「森林・林業白書」の特集を、アグリビジネス学科が令和6年度「食料・農業・農村白書」の特集を踏まえて論じる課題だった
  • 書類と口頭試問を一続きで準備する:口頭試問は事前課題の内容も含めて行われる。書いた文章の根拠や、調べた資料の出どころを説明できるようにしておく
  • 自己推薦書は「未来像」から学科につなぐ:総合型選抜 全学部の自己推薦書は、社会で活躍する自身の未来像と、そのために志望学科で学ぶ理由を求めている。学科の学びを調べ、将来の姿と結びつけて、自分の文章で書く

志望理由のまとめ方は志望理由書の書き方、制度の全体像は総合型選抜の解説も参考にしてください。

よくある質問

Q. 東京農業大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。主な方式は5つです。全学科で募集する総合型選抜 全学部のほかに、全国農業高等学校長協会の会員校の生徒が対象の高校で学んだ実践スキル、卒業生・在学生の家族が対象の東京農大ファミリー、生物産業学部だけで行う生物産業学部〔併願方式〕と生物産業学部があります。
Q. 東京農業大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。主な総合型選抜の5方式と学校推薦型選抜 公募制は、書類審査と個別方式の口頭試問(面接)で選考します。
Q. 東京農業大学の総合型選抜の日程は?
A. 2027年度入試の総合型選抜 全学部は、第一次選考の出願が2026年9月4日〜9月15日、第一次選考の合格発表が10月1日、第二次選考の出願が10月1日〜10月9日、口頭試問が10月24日、合格発表が11月2日です。
Q. 東京農業大学の総合型選抜は併願できますか?
A. 総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕は、東京農業大学のほかの入試や他大学との併願が認められています。それ以外の総合型選抜は、第一志望で、合格したら入学することが前提です。学校推薦型選抜 公募制は専願で、他大学との併願はできません。
Q. 東京農業大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 総合型選抜 全学部と、生物産業学部の2つの方式には基準がありません。高校で学んだ実践スキルは4.0以上、東京農大ファミリーは3.2以上です。学校推薦型選抜 公募制は3.5以上(生物産業学部は3.3以上)です。
Q. 東京農業大学の総合型選抜の倍率はどのくらいですか?
A. 大学が公表している2026年度の総合型選抜 全学部の競争率は、全学科の合計で第一次選考が1.7、第二次選考が1.5でした。学科によって差があり、栄養科学科は第一次選考2.9・第二次選考2.1です。

まとめ

東京農業大学の総合型選抜は、主な方式が5つあり、全学科で募集するのが総合型選抜 全学部です。評定の基準はなく、書類審査(第一次選考)と個別方式の口頭試問(第二次選考)で選考します。2027年度入試は、第一次選考の出願が2026年9月4日〜9月15日、口頭試問が10月24日、合格発表が11月2日です。生物産業学部〔併願方式〕を除き、第一志望で、合格したら入学することが前提です。

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