小論文の書き方完全ガイド|構成・原稿用紙の使い方・テーマ別対策【学長監修】

小論文の書き方完全ガイド 受験の知識

最終更新: 2026-10-01 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長)

小論文の書き方 ひと目で分かる要点
構成
序論・本論・結論
3部構成
字数配分の目安
本論に6〜7割
序論は1〜1.5割、結論は1.5〜2割
文体
常体で統一
だ・である。大学の指定がなければ
対策を始める目安
出願の3か月前
週に1本書いて添削を受け、書き直す。10本ほど回す

小論文は、設問に対する自分の意見を、理由と根拠で支えて書く文章です。この記事では、序論・本論・結論の構成と字数配分、序論(書き出し)の例文、テーマ型小論文の進め方、1,200字の模範例文、常体の語尾、原稿用紙のルール、時間配分まで、東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

小論文とは?作文との違い

小論文は、設問で問われたことに対して自分の意見(立場)を示し、その理由と根拠を筋道立てて書く文章です。作文や感想文との違いは、「何を感じたか」ではなく「なぜそう考えるか」「それを支える事実は何か」を書く点にあります。

小論文作文
書く内容設問への意見と、その理由・根拠体験・感想・心情
評価されること論理の筋道、根拠の妥当性、設問への対応表現の豊かさ、素直さ
文体常体(だ・である)で言い切る敬体でも常体でも可
一人称「私」。多用しない「私」「僕」など自由
避けること感想だけの文、根拠のない断定特になし

総合型選抜や学校推薦型選抜では、小論文は「論理的に考えて書けるか」を見る試験です。知識の量より、設問を正しく読み、立場を決め、根拠で支える手順を守れているかが評価されます。

出題形式は4種類(テーマ型・課題文型・資料型・ミックス型)

形式出題のされ方最初にやること
テーマ型「〇〇について、あなたの考えを述べよ」のように短い設問だけが示されるテーマから論点を一つに絞り、立場を決める
課題文型文章を読み、要約や筆者の主張を踏まえて意見を書く筆者の主張を一文で要約してから、賛否と理由を決める
資料型(図表型)グラフや統計を読み取り、分析と意見を書く数値の変化や差を「点」ではなく「傾向」として読み取る
ミックス型課題文と資料の両方が示される課題文の主張と資料の傾向をつなげて論点にする

どの形式でも、序論・本論・結論の骨組みは同じです。違うのは序論に入る前の「準備」で、テーマ型は論点を絞る作業、課題文型は要約、資料型は読み取りに時間を使います。志望校の過去問で、どの形式が出るかを先に確認してください。

基本構成:序論・本論・結論と字数配分

小論文の基本は3部構成です。それぞれの役割と字数の目安は次のとおりです。

部分役割割合600字800字1,200字
序論設問への答え(立場)と論点を示す1〜1.5割60〜90字80〜120字120〜180字
本論理由と具体例で立場を支える。反対意見の検討を入れることもある6〜7割360〜420字480〜560字720〜840字
結論立場を再確認し、本論を踏まえて締める1.5〜2割90〜120字120〜160字180〜240字

配分で最も多い失敗は、序論が長くなり本論が薄くなることです。序論に理由まで書いてしまうと本論で書くことがなくなります。序論は「立場と論点」だけに絞ります。三段・四段などの型の選び方と、段落ごとの役割と字数を決める設計図の作り方は、小論文の構成で説明しています。

序論(書き出し)の書き方と例文5パターン

序論の役割は、設問に対する自分の答えを示し、これから何を論じるかを読み手に伝えることです。格好いい書き出しを考える必要はなく、序論を読み終えた時点で立場が分かれば十分です。

小論文の序論(書き出し)5パターンの早見表
パターン書き出しの型例文のテーマ・出題形式
パターン1立場を先に示す(最も基本)テーマ:高校生のスマートフォン利用
パターン2現状と課題から立場へテーマ:地方の人口減少
パターン3両面を示してから立場を決めるテーマ:AIの教育利用
パターン4課題文の主張を受けて課題文型
パターン5資料の読み取りから資料型
序論は全体の1割から1割5分。理由や具体例は本論に回します。

序論に入れる3つの要素

  1. 設問の受け止め:何が問われているかを自分の言葉で言い換える(1文)
  2. 立場(結論):賛成か反対か、どう考えるか(1文)
  3. 論点の予告:本論で何を根拠に論じるか(1文。省略も可)

パターン1:立場を先に示す(最も基本)

例文|テーマ:高校生のスマートフォン利用

高校生のスマートフォン利用を学校が制限することに、私は反対である。制限よりも、使い方を自分で決める力を育てることが、長い目で見て生徒のためになると考えるからだ。

パターン2:現状と課題から立場へ

例文|テーマ:地方の人口減少

地方の人口減少は、若い世代が進学や就職で都市部へ移り、戻らないことで進んでいる。この流れを止めるには、地方に「戻る理由」を作る必要がある。私は、地方の大学と企業が連携して若者の働く場をつくることが最も有効だと考える。

パターン3:両面を示してから立場を決める

例文|テーマ:AIの教育利用

AIを授業で使うことには、学習の効率が上がるという利点と、自分で考える機会が減るという懸念の両方がある。私は、使う場面を限定すれば、利点のほうが大きいと考える。

パターン4:課題文の主張を受けて

例文|課題文型

筆者は、読書の価値は情報を得ることではなく、他者の視点を自分の中に取り込むことにあると述べている。私はこの主張に賛成である。ただし、それは本に限らず、対話や映像でも起こり得ると考える。

パターン5:資料の読み取りから

例文|資料型

資料によれば、20代の投票率はこの20年で約10ポイント下がり、60代との差は30ポイント以上に広がっている。この差は、若者の政治への関心の問題というより、投票の仕組みが若者の生活に合っていないことを示していると私は考える。

序論のNG例と直し方

NG

昨今、スマートフォンは私たちの生活に欠かせないものとなっている。便利な一方で、さまざまな問題も指摘されている。このような状況の中で、高校生のスマートフォン利用について考えることは非常に重要である。

一般論が3文続き、立場がどこにもありません。「昨今」「さまざまな」「非常に重要」は、内容が無いことを隠す言葉です。パターン1のように、最初の一文で立場を示してください。

本論の書き方:理由と具体例、1,200字の2パターン

本論は、序論で示した立場を「理由」と「具体例」で支える部分です。1段落に理由を一つ、その理由を裏付ける具体例や事実を一つ、という組み立てが基本です。

小論文1,200字の本論 2つのパターンの比較
段落パターンA「反対意見の検討」を入れるパターンB「問題点と解決策」を入れる
本論1理由1と具体例現状の問題点と、その原因
本論2理由2と具体例(本論を2段落にする場合は省く)解決策と、それが有効だと考える理由
本論3予想される反対意見と、それでも自分の立場が妥当である理由解決策を実行するうえでの課題と対応(任意)
政策や制度を論じるテーマでは、パターンBのほうが書きやすい場合が多いです。

1段落の基本形

型

理由(〜だからである)→ 具体例・事実(たとえば〜)→ その具体例が立場を支える説明(このように〜)

1,200字の本論:パターンA「反対意見の検討」を入れる

  1. 本論1:理由1と具体例
  2. 本論2:理由2と具体例(本論を2段落にする場合は省く)
  3. 本論3:予想される反対意見と、それでも自分の立場が妥当である理由

反対意見を自分で取り上げて検討すると、論の説得力が上がります。「たしかに〜という意見もある。しかし〜」の形で、反対意見を認めたうえで乗り越えます。

1,200字の本論:パターンB「問題点と解決策」を入れる

  1. 本論1:現状の問題点と、その原因
  2. 本論2:解決策と、それが有効だと考える理由
  3. 本論3(任意):解決策を実行するうえでの課題と対応

政策や制度を論じるテーマでは、パターンBのほうが書きやすい場合が多いです。原因を分けて書くと、解決策が自然に導けます。

結論の書き方と例文

結論では、序論で示した立場を、本論の内容を踏まえて言い直します。新しい理由や具体例を足す場所ではありません。

例文|結論(スマートフォン利用のテーマ)

以上のように、学校による一律の制限は、使い方を自分で判断する機会を生徒から奪う。必要なのは制限ではなく、利用のルールを生徒自身が考え、守る経験である。私は、学校はその経験の場をつくることに力を注ぐべきだと考える。

  • 「以上のように」「したがって」で本論を受ける
  • 立場は序論と同じ言葉で言い直す(途中で立場が変わっていないか確認)
  • 「〜と思う」ではなく「〜と考える」「〜べきである」で言い切る
  • 最後の一文で、本論の要点を一言で示して終える

テーマ型小論文の書き方

テーマ型は「〇〇について、あなたの考えを述べなさい」のように短い設問だけが示される形式です。自由度が高い分、論点を絞らずに書き始めると散漫になります。次の手順で、書く前に論点と立場を固めます。

テーマ型小論文の進め方 5つの手順
1
連想を広げる
5分で10個以上書き出す
2
論点を一つに絞る
理由と具体例を用意できるものを選ぶ
3
立場を決める
賛成・反対・条件付きのどれか
4
構成メモを作る
序論の一文、本論の理由2つと具体例、結論の一文
5
書く
メモの順番どおりに。書きながら構成を変えない
  1. 連想を広げる:テーマから思いつくことを5分で10個以上書き出す(原因、影響、関係する人、賛否、自分の経験)
  2. 論点を一つに絞る:書き出した中から、理由と具体例を用意できるものを一つ選ぶ
  3. 立場を決める:その論点について、賛成・反対・条件付きのどれかを決める
  4. 構成メモを作る:序論の一文、本論の理由2つと具体例、結論の一文を箇条書きにする
  5. 書く:メモの順番どおりに書く。書きながら構成を変えない

例|テーマ「働くことの意味」

連想:収入、自己実現、社会とのつながり、やりがい、過労、AIによる仕事の変化、家族を支える、学生のアルバイト経験
論点に絞る:「社会とのつながり」
立場:働くことの意味は収入だけでなく、自分が社会の一部として役割を持つことにある
本論1:アルバイト先で任された仕事を通じて、自分の行動が誰かの役に立つと実感した経験
本論2:定年後も働き続ける人が「人とのつながり」を理由に挙げる調査結果
結論:働くことの意味は、役割を通じて社会とつながることにある

1,200字の構成テンプレートと模範例文

1,200字は、本論を2段落から3段落に分けて書く長さです。配分の目安は、序論150字、本論1が320字、本論2が320字、本論3(反対意見の検討)が200字、結論210字です。以下は、この構成で書いた教育系のテーマ型の模範例文です。段落の役割が見えるように、約770字に縮めてあります。1,200字の指定で書く時は、同じ5段落のまま、本論の具体例と説明を配分の目安まで書き足します。

小論文1,200字の字数配分の目安
序論
150字
本論1
320字
本論2
320字
本論3(反対意見の検討)
200字
結論
210字
1,200字は、本論を2段落から3段落に分けて書く長さです。

模範例文|テーマ「高校生のスマートフォン利用を学校が制限すべきか」(約770字)

高校生のスマートフォン利用を学校が一律に制限することに、私は反対である。制限によって一時的に問題を減らすことはできても、生徒が自分で使い方を判断する力は育たないからだ。必要なのは制限ではなく、使い方を自分で決めて守る経験である。

第一に、スマートフォンの利用にともなう問題の多くは、使い方の未熟さから生じている。授業中の通知による集中の中断や、SNSでのトラブルは、機器そのものではなく、使う側の判断の問題である。私が通う高校では、校内での使用を全面的に禁止しているが、下校後の利用時間が長くなり、家庭での学習時間が減ったという声を友人から聞く。学校で禁止しても、使い方を学ぶ機会がなければ、問題は場所を変えて続くだけである。

第二に、自分でルールを決めて守る経験は、高校生の時期にこそ必要である。大学に進めば、授業の受け方も時間の使い方もすべて自分で決めることになる。そのときに、機器との付き合い方を自分で管理した経験の有無は大きな差になる。実際に、校内での利用を認めたうえで、授業中の使い方を生徒会が中心になって決めた高校では、違反が減ったという報告がある。ルールを与えられるより、自分たちで作ったルールのほうが守られやすい。

たしかに、制限がなければ授業に集中できない生徒が出るという意見もある。しかし、それは制限で解決する問題ではなく、授業中の利用についてのルールを生徒自身が決め、守れなかった場合の対応を明確にすることで対処できる。一律の禁止は、判断の機会そのものを奪ってしまう。

以上のように、学校による一律の制限は、生徒が使い方を学ぶ機会を失わせる。学校がすべきことは、生徒がルールを自分で考え、守り、守れなかった時に見直す経験の場をつくることである。私は、制限ではなくこの経験こそが、スマートフォンと適切に付き合う力を育てると考える。

段落ごとの役割を確認してください。第1段落が序論(立場と論点)、第2・第3段落が理由と具体例、第4段落が反対意見の検討、第5段落が結論です。各段落の最初の一文で、その段落が何を言うかが分かるようになっています。

600字・800字の骨組み

字数段落構成本論の書き方
600字3段落(序論・本論・結論)理由を一つに絞り、具体例を一つ入れる。反対意見の検討は省く
800字3〜4段落理由を一つか二つ。4段落にするなら本論を理由ごとに分ける
1,000〜1,200字4〜5段落本論を2〜3段落に分け、反対意見の検討か問題点と解決策を入れる

800字の骨組み

序論(100字):設問の受け止め → 立場
本論1(300字):理由1 → 具体例 → 立場との接続
本論2(250字):理由2 → 具体例、または反対意見の検討
結論(150字):本論を受けて立場を再確認

小論文800字の骨組みと字数配分
序論100字
本論1300字
本論2250字
結論150字
本論2は、理由2と具体例、または反対意見の検討です。

常体(だ・である)で書く:語尾の一覧と例文

大学から指定がなければ、小論文は常体(だ・である調)で書きます。意見と根拠を示す文章では、言い切る常体のほうが論旨がはっきりするためです。一つの答案の中で常体と敬体(です・ます)を混ぜることは、最も目立つ減点要因です。

敬体(作文で使いがち)常体(小論文)備考
〜です〜だ/〜である「である」のほうが硬く、小論文向き
〜ます〜する動詞は辞書形で言い切る
〜と思います〜と考える「思う」は感想に聞こえるため避ける
〜ではないでしょうか〜ではないか/〜である問いかけで終わる文は多用しない
〜でした〜だった/〜であった過去の事実を述べる時
〜なければなりません〜なければならない/〜べきである主張を述べる時

常体で書いた例文(作文調との比較)

作文調(NG)

私は部活動で、仲間と協力することの大切さを学びました。最初はうまくいかなくて大変だったけれど、みんなで話し合って乗り越えることができて、とても嬉しかったです。

常体・小論文調(改善)

部活動における協力は、個人の努力では到達できない成果を生む。私の所属するバスケットボール部では、練習方法をめぐって部員の意見が対立した時期があった。しかし、週に一度の話し合いの場を設けて意見を出し合った結果、練習の効率が上がり、地区大会で前年を上回る成績を収めた。この経験は、協力とは単に仲良くすることではなく、意見の違いを調整する作業であることを示している。

改善例では、感情の言葉(大変、嬉しい)を事実と説明に置き換え、語尾を常体で統一しています。「とても」「すごく」などの程度副詞も、小論文では使いません。

原稿用紙の使い方

  • 書き出しと段落の冒頭は1マス空ける
  • 句読点(、。)は1マスに1つ。行の最初に来る場合は前の行の最後のマスに文字と一緒に入れる
  • かぎかっこ(「 」)は1マスに1つ。閉じかっこと句点が重なる場合は同じマスに入れる
  • 数字は縦書きなら漢数字、横書きなら算用数字。2桁の算用数字は1マスに2文字
  • 英字は横書きの場合、大文字は1マスに1文字、小文字は1マスに2文字
  • 記号(!?…)は原則使わない。使う場合は1マスに1つで、次のマスを空ける
  • 字数指定は「〇字以内」なら9割以上、「〇字程度」なら前後1割以内が目安

試験時間の配分

小論文の試験時間の配分(工程別)
60分・600字90分・1,200字
設問の確認・立場の決定
5分
10分
構成メモ
10分
15分
執筆
35分
50分
見直し
10分
15分
執筆の残り時間が10分を切ったら、本論を切り上げて結論を書きます。
工程60分・600字90分・1,200字やること
設問の確認・立場の決定5分10分問われていることを一文で書き出し、立場を決める
構成メモ10分15分序論の一文、本論の理由と具体例、結論を箇条書き
執筆35分50分メモの順番どおりに書く。途中で構成を変えない
見直し10分15分誤字脱字、語尾の統一、序論と結論の立場の一致

時間切れで結論が書けないのが最も大きな失点です。執筆の残り時間が10分を切ったら、本論を切り上げて結論を書きます。

よくある失敗と直し方

失敗何が起きているか直し方
設問に答えていないテーマに関係はあるが、問われたことに答えていない序論の一文を「設問の言い換え+立場」で書き直す
序論が長い一般論や背景説明で全体の3割を使っている序論は立場と論点だけ。背景は本論の具体例に回す
理由が感想になっている「大切だと思う」「必要だと感じる」で理由が終わる「なぜなら〜だからである」と事実や仕組みで説明する
具体例がない理由の説明だけで段落が終わる各理由に一つ、経験・事実・データのいずれかを添える
途中で立場が変わる序論と結論の主張が違う書く前に構成メモで結論の一文を決めておく
語尾が混在だ・である と です・ます が混ざる見直しの最初に語尾だけを通して読む
一文が長い80字を超える文が続き、主語と述語が離れる一文は60字前後に。読点が3つ以上なら二文に分ける

提出前・練習後のチェックリスト

  1. 序論の中で、設問への答え(立場)が分かる
  2. 序論は全体の1割から1割5分に収まっている
  3. 本論の各段落に、理由と具体例が一つずつある
  4. 1,000字以上なら、反対意見の検討か問題点と解決策が入っている
  5. 結論の立場が序論と一致している
  6. 語尾は常体で統一され、「思う」「とても」などの感想語がない
  7. 一文は60字前後。80字を超える文がない
  8. 原稿用紙のルール(段落冒頭の1マス、句読点の位置)を守っている
  9. 字数は指定の9割以上(「以内」の場合)
  10. 第三者に読んでもらい、「何を主張しているか」を一言で言ってもらえた

よくある質問

Q. 小論文の序論には何を書けばいいですか?
A. 設問に対する自分の立場(結論)と、その問題をどう捉えるかを短く書きます。理由や具体例は本論に回し、序論は全体の1割から1割5分、800字なら80字から120字に収めます。「私は〜と考える」と立場を先に示すのが基本です。
Q. テーマ型小論文はどう書き始めればいいですか?
A. テーマから連想することを書き出し、自分が論じやすい論点を一つに絞ってから、立場を決めます。書き出しは「〇〇については△△という課題がある。私は□□と考える」のように、論点と立場を一文ずつで示すと、本論に自然につながります。
Q. 小論文1200字の構成はどう配分すればいいですか?
A. 序論150字前後、本論840字前後、結論210字前後が目安です。本論は「理由と具体例」の段落を1つか2つ書き、「反対意見とその検討」を1段落入れて、2段落から3段落にします。1,200字では本論を1段落で書くと根拠が薄くなるため、段落を分けます。
Q. 小論文は常体(だ・である)と敬体(です・ます)のどちらで書きますか?
A. 大学からの指定がなければ常体(だ・である調)で書くのが一般的です。小論文は意見と根拠を示す文章なので、言い切る常体のほうが論旨がはっきりします。一つの答案の中で常体と敬体を混ぜないことが最も重要です。
Q. 小論文と作文の違いは何ですか?
A. 作文は自分の体験や感想を書く文章で、小論文は設問に対する意見を理由と根拠で支える文章です。小論文では「楽しかった」「大変だった」といった感想ではなく、「なぜそう考えるか」「どんな事実がそれを支えるか」を書きます。
Q. 小論文の対策はいつから始めればいいですか?
A. 総合型選抜や学校推薦型選抜で小論文がある場合、出願の3か月前には書き始めるのが目安です。週に1本書いて添削を受け、書き直すサイクルを10本ほど回すと、構成の型が身につきます。過去問で出題形式(テーマ型・課題文型・資料型)を確認してから練習を始めてください。

まとめ

小論文は、序論で立場を示し、本論で理由と具体例によって支え、結論で立場を再確認する文章です。序論は短く、本論に字数を使い、1,000字を超えるなら反対意見の検討か問題点と解決策を入れます。文体は常体で統一し、感想ではなく根拠で書きます。

型が身についたら、あとは「書いて、添削を受けて、書き直す」回数です。東京修学館では、家近亮子学長が小論文の構成づくりから添削まで無料相談で対応しています。志望校の出題形式に合わせた練習を一緒に組み立てたい方は、下のボタンからお申し込みください。

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