大学のスポーツ推薦(スポ推)とは?競技実績の基準・評定・公募制と非公募制・落ちる理由【学長監修】

スポーツ推薦入試とは?必要な競技実績・評定・選考方法と準備の進め方 受験の知識
スポーツ推薦入試 ひと目で分かる要点
全国共通の制度
ない
大学ごとに総合型選抜、学校推薦型選抜、独自の特別入試として実施
出願の方式
公募制と非公募制
非公募制は大学の運動部と連携して選考が行われる
必要な競技実績
大学・方式で違う
早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜III群は「全国大会出場以上」(2027年度入試)
競技実績以外の評価
評定・小論文・面接など
競技実績だけでは合格しない

スポーツ推薦入試は、高校での競技実績を評価の材料にする大学入試の総称です。全国共通の制度ではなく、出願資格も選考方法も大学ごとに違います。この記事では、制度の種類、必要な競技実績の考え方、競技以外に見られること、準備の進め方を、公式の入試要項で確認できる内容に基づいて、東京修学館の家近亮子学長の監修で整理します。対象は大学入試で、都立高校・私立高校などの高校入試のスポーツ推薦は扱いません。

スポーツ推薦入試とは

この節の答えスポーツ推薦入試は全国共通の制度ではなく、大学ごとに総合型選抜・学校推薦型選抜・独自の特別入試として実施されます。

スポーツ推薦とは、大学入試では「スポーツ推薦入試」とも呼ばれ、競技の成績や取り組みを評価の対象にする入試を広く指す言葉です。「スポ推」と略されることもあります。

大学によって「スポーツ推薦入学試験」「スポーツ自己推薦入学試験」「アスリート選抜入試」「スポーツ特別入試」などと名称が違い、制度上は総合型選抜、学校推薦型選抜、または大学独自の特別入試のいずれかとして実施されています。

文部科学省の大学入学者選抜実施要項でも、入学者の選抜にあたっては「スポーツ・文化活動やボランティア活動などの諸活動1」や「特定の分野において卓越した能力を有する者を適切に評価・判定することが望ましい」とされています。スポーツ推薦入試は、この考え方に基づいて各大学が設けている方式です。

制度上の位置づけ特徴
総合型選抜として実施本人の意志で出願する。競技歴の書類、志望理由書、小論文、面接などで評価
学校推薦型選抜として実施学校長の推薦が必要。調査書と推薦書、競技実績、面接などで評価
大学独自の特別入試として実施名称や出願資格は大学ごとに定められる。運動部の推薦が必要な方式もある

公募制と非公募制の違い

この節の答え公募制は資格を満たせば自分で出願でき、非公募制は大学の運動部と連携し、顧問や指導者を通じて話が進むことが多いです。

スポーツ推薦入試を調べるときに最初に確認するのは、その方式が公募制か非公募制かです。

種類出願の流れ情報の入手先
公募制出願資格を満たせば、自分で出願できる大学の公式サイトで入試要項が公開される
非公募制大学の運動部と連携して選考が行われる。高校や所属チームの指導者を通じて話が進むことが多い入試要項が一般に公開されないことがある。高校の部活動の顧問や指導者に確認する

たとえば早稲田大学スポーツ科学部は、総合型選抜II群(アスリート選抜入学試験)について「本入試制度は公募制ではありません2。本学体育各部と連携し、書類および面接による選考が行われます」と明記しています。

一方、同じ学部の総合型選抜III群(スポーツ自己推薦入学試験)は公募制で、入試要項と出願書類が公式サイトで公開されています。

非公募制の方式を考えている場合は、高校の顧問の先生や所属チームの指導者に、早い段階で希望を伝えておくことが必要です。

必要な競技実績のレベル(早稲田大学スポーツ科学部の例)

この節の答え2027年度入試の早稲田大学スポーツ科学部総合型選抜III群は、全国大会出場以上と評定平均値3.5以上が出願資格です。

「全国大会に出場していないと出願できないのか」という質問をよく受けます。答えは、大学と方式によって違います。出願資格として競技成績の基準を明記している大学もあれば、基準を一般には公表していない大学もあります。

基準を明記している例として、早稲田大学スポーツ科学部の2027年度入試を紹介します。

方式募集人員求められる競技レベル選考方法
総合型選抜I群(トップアスリート入学試験)若干名オリンピックや世界選手権など、国際舞台での活躍を期待できるアスリート出願前の事前セミナーの受講と個別面談への参加が必須
総合型選抜II群(アスリート選抜入学試験)(公募制ではない)高いスポーツ技能によってスポーツ界のリーダーとなり得る資質体育各部と連携し、書類と面接
総合型選抜III群(スポーツ自己推薦入学試験)60名高校在学時に全国大会出場以上の競技成績書類選考(スポーツ競技歴調査書など)、第二次選考(小論文・面接)

総合型選抜III群の出願資格(2027年度入試からの変更)

早稲田大学スポーツ科学部 総合型選抜III群の出願資格(2027年度入試)
項目内容
方式の名称総合型選抜III群(スポーツ自己推薦入学試験)。公募制
募集人員60名
競技成績高校在学時(3年まで)に全国大会出場以上
対象の種目出願する年度の4月1日時点で日本オリンピック委員会(JOC)の正加盟団体である種目、日本パラリンピック委員会(JPC)の加盟団体である種目、または学部が認めた種目
評定平均値卒業見込みの人は2年次末までの全体で3.5以上(前年度に卒業した人は3年次末までで3.5以上)
志望と学力スポーツ科学部への入学を強く希望し、学部が求める高い学力を有すること
出典:早稲田大学スポーツ科学部「入学試験情報」。出願の前に、公式サイトで最新の入試要項を確認してください。
早稲田大学スポーツ科学部 総合型選抜III群の出願から選考まで
1
出願
2026年9月15日から9月28日
2
書類選考
スポーツ競技歴調査書など
3
第二次選考
小論文・面接。2026年11月14日
2027年度入試の日程です。

早稲田大学スポーツ科学部は、総合型選抜III群の出願資格を2027年度入試から変更しました4。主な内容は次のとおりです。

  • 高校在学時(3年まで)に全国大会出場以上の競技成績があること
  • 対象のスポーツ種目は、出願する年度の4月1日時点で日本オリンピック委員会(JOC)の正加盟団体である種目、日本パラリンピック委員会(JPC)の加盟団体である種目、または学部が認めた種目
  • 卒業見込みの人は、2年次末までの全体の評定平均値が3.5以上(前年度に卒業した人は3年次末までの評定平均値が3.5以上3)
  • スポーツ科学部への入学を強く希望し、学部が求める高い学力を有すること

2027年度入試の日程は、出願期間が2026年9月15日から9月28日3、第二次選考(小論文・面接)が2026年11月14日3です。

出典

早稲田大学スポーツ科学部「入学試験情報」、同学部「2027年度入試以降のスポーツ科学部 総合型選抜III群(スポーツ自己推薦入学試験)における出願資格変更について」(2026年3月6日更新)。出願を考える人は、出願する年度の入試要項を公式サイトで確認してください。

この例から分かるのは、競技実績の基準、対象になる種目、評定平均の基準が、要項に細かく書かれているということです。「全国大会に出ていないから無理」「全国大会に出たから大丈夫」と自分で判断せず、志望大学の要項で出願資格を一つずつ確認してください。

競技成績の基準を公表していない大学については、顧問の先生を通じて確認するのが確実です。

大学のスポーツ推薦の条件(要項に書かれる出願資格の項目)

この節の答え出願資格には競技成績・対象の種目・評定平均・学校長の推薦・事前の手続き・専願などが組み合わされ、一つでも欠けると出願できません。

大学のスポーツ推薦の条件は、大学・方式ごとの入試要項の出願資格に書かれます。上の早稲田大学スポーツ科学部の例でも、競技成績のほかに、種目と評定平均の条件がありました。

志望校の要項を読むときは、次の項目を順に探すと、出願できるかどうかを判断しやすくなります。

条件の項目要項での書かれ方この記事の例・根拠
競技成績「全国大会出場以上」のように、大会の段階で示される。基準を一般に公表しない方式もある早稲田大学スポーツ科学部 総合型選抜III群
対象の種目競技団体への加盟などで、出願できる種目が決められる同III群(JOC・JPCの加盟団体である種目など)
高校の成績評定平均値の下限と、いつまでの成績で判断するかが示される同III群。実施要項も、大学が重要と判断する教科・科目の評定を出願要件にできるとしている(第5の2(2))
学校長の推薦学校推薦型選抜として行う方式では、出身高校の校長の推薦が要る文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」第3の1(3)
事前の手続き出願の前に、セミナーの受講や面談への参加を求める方式がある早稲田大学スポーツ科学部 総合型選抜I群
専願合格したら入学することを約束して出願する方式がある辞退する時の学費の扱いは入学した後のことで説明

条件は、一つでも満たさないと出願できません。競技の実績が十分でも、評定平均や種目の条件で出願できないことがあるので、出願先を決める前に自分の成績と競技歴を照らし合わせておきます。

評定平均の計算方法は評定平均の解説で説明しています。

競技実績以外に評価されること

この節の答え競技成績だけでは決まらず、評定平均の基準・志望理由・小論文・面接・競技歴の書類で、学ぶ意欲と学力も評価されます。

スポーツ推薦入試は、競技の成績だけで決まる入試ではありません。総合型選抜や学校推薦型選抜として実施される以上、面接などによる評価と、学力の評価が課されます。

評価されるもの内容
高校の成績評定平均の基準を出願資格にしている方式がある。調査書は必ず提出する
志望理由なぜその大学・学部で学びたいのか。競技を続けることと、大学で学ぶ内容をどう結びつけるか
小論文スポーツに関する課題について、自分の考えを論理的に書く力
面接競技への取り組み、チームでの役割、入学後の学修計画、卒業後の進路
競技歴の書類大会名、成績、ポジションなどを決められた様式で正確に書く。証明する資料の提出を求められることがある

早稲田大学スポーツ科学部は、総合型選抜III群で求める学生について「スポーツに対する旺盛な熱意を持つと同時に、その体験を通じてスポーツを科学的に探究する能力を培ってきた学生」と説明しています。競技の経験を、学びたい内容にどうつなげて語れるかが評価されます。

評定平均の計算方法と上げ方は評定平均の解説、小論文は小論文の書き方、面接は面接対策で説明しています。

大学のスポーツ推薦で落ちることはあるか

この節の答え出願資格・書類選考・面接や学力の評価のどの段階でも不合格はあり、受験を勧められても合格の約束にはなりません。

大学のスポーツ推薦でも、不合格になることはあります。総合型選抜や学校推薦型選抜として行われるスポーツ推薦では、競技の実績に加えて、書類、面接、学力の評価を合わせて合否が決まるためです。

落ちる場面は、次の三つに分けられます。

落ちる場面起きること前もってできること
出願資格評定平均や対象の種目などの条件を一つでも満たさないと、出願できない出願先を決める前に、要項の条件と自分の成績・競技歴を照らし合わせる
書類選考書類で絞り込んでから次の選考に進む方式がある。早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜III群は、書類選考の後に小論文と面接の第二次選考を行う競技歴の書類を様式どおり正確に書き、志望理由書で競技の経験と学びたい内容をつなぐ
面接・学力の評価面接での受け答えや、小論文・教科のテスト・共通テストなどの結果が合否に関わる小論文と面接の練習を、大会の日程と重ねて計画する

実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜で、面接による評価と、調査書などの出願書類以外の方法(小論文、教科・科目のテスト、共通テストなど)による学力の評価を課すと定めています(第3の1(2)・(3))。高校と連携した非公募型で、合格したら入学を確約する学校推薦型選抜は、面接を行うかどうかを大学が決められます。

受験を勧められても、合格の約束ではない

非公募制の方式では、大学の運動部と連携して選考が行われ、高校や所属チームの指導者を通じて話が進みます。このとき、受験を勧められたことと、合格が決まったことは別です。

実施要項は、大学が受験の勧誘を行う場合に、それが直ちに合格を確約するものと誤解されないよう留意することを、大学に求めています(第13の5(6))。

不合格になった後も、一般選抜で受験する道は残ります。2027年度入試の一般選抜の個別試験は、2027年2月1日から3月25日までの間に行われます(実施要項 第4の2)。

スポーツ推薦の準備と並行して一般選抜の学習を止めずにおくと、結果が出た後の切り替えがしやすくなります。不合格の後の動き方は総合型選抜で受かる人と落ちる人の違いで説明しています。

競技実績が全国レベルに届かない場合の選択肢

この節の答え基準の違う大学を探す、部活動の経験を総合型選抜の書類の材料にする、一般選抜で入って競技を続けるなどの道があります。

全国大会の出場経験がなくても、競技の経験を入試で生かす方法はあります。

  1. 競技成績の基準が違う大学・方式を探す:求める競技レベルは大学ごとに違う。志望校の候補を広げて、各大学の要項を確認する
  2. 一般の総合型選抜で、部活動の経験を材料にする:競技成績そのものではなく、取り組みの過程で考えたこと、工夫したこと、チームでの役割を、志望理由書や活動報告書で示す
  3. 選手以外の経験を評価する方式を探す:早稲田大学スポーツ科学部には、運動部やスポーツチームでの「ささえる」活動の経験と高い学力を持つ人を対象にした「スポーツサポート歴入学試験」(募集人員 若干名2、書類選考・口述試験・大学入学共通テスト)がある
  4. 一般選抜で入学し、入学後に競技を続ける:大学の運動部は、スポーツ推薦以外で入学した学生も受け入れていることが多い

部活動の経験を書類にまとめる方法は活動報告書の書き方で、例文とあわせて説明しています。

入学後に知っておくこと

この節の答え入学後の運動部所属や競技継続の条件、けがの時の扱い、授業との両立、専願かどうか、学費や奨学金を出願前に確認します。

スポーツ推薦入試で入学した場合、入学後も競技を続けることが前提になっている方式があります。出願前に次の点を確認してください。

  • 入学後に運動部への所属や競技の継続が条件になっているか
  • けがなどで競技を続けられなくなった場合の扱い
  • 練習や遠征と、授業や試験との両立の仕組み(授業の配慮、学修支援の有無)
  • 専願かどうか。合格した場合に入学を確約する方式が多い
  • 学費、寮、奨学金の制度

大学は競技をする場所であると同時に、学位を取る場所です。4年間で卒業するために必要な学修について、学部のカリキュラムを確認しておくと、面接で入学後の計画を具体的に話せます。

スポーツ推薦で入学した後のこと(退部・授業・卒業後の進路)

この節の答え退部やけがの時の扱い、授業との両立、卒業後の進路状況、専願で辞退する時の学費の扱いを、出願前に大学ごとに調べます。

スポーツ推薦で入学した後の生活に、不安を持つ人もいます。入学後の扱いは大学・方式ごとに違い、全国で決まった道筋があるわけではありません。出願前に調べておけることを、四つに分けて整理します。

競技を続けられなくなった時(退部・けが)

入学後に運動部への所属や競技の継続を条件にしている方式では、退部やけがで競技を続けられなくなった時の扱いも、大学・方式ごとに違います。奨学金や学費の減免を受けて入学する場合は、競技をやめた時にそれが続くかどうかも聞いておきたい点です。

要項に書かれていなければ、大学の入試担当の窓口や、顧問の先生を通じて問い合わせます。

授業についていけるか(単位と卒業)

実施要項は、大学入学者選抜を、その大学で学修し、卒業するために必要な能力・適性などを評価するものと位置づけています(第1)。スポーツ推薦でも学力が評価されるのは、入学後に授業を受けて単位を修得し、卒業するためです。

早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜III群が、出願資格に「学部が求める高い学力を有すること」を入れているのも、その一例です。練習や遠征と授業が重なる時の配慮や学修支援の仕組みを出願前に調べ、高校のうちから評定と学習の習慣を保っておくと、入学後の授業に入りやすくなります。

卒業後の進路

実施要項は大学に対して、卒業後の進路状況や在学中の修学支援の体制などを、大学案内や説明会で受験生に示すよう努めることを求めています(第13の3(2))。志望校の大学案内や説明会では、卒業後の進路と学修の支援の情報も見ておきます。

競技を続けられる期間には限りがあり、卒業後の進路を競技以外に求める人もいます。そのとき土台になるのは、学部で何を学び、どんな力をつけて卒業したかです。

総合型選抜の学修計画書などでは、大学卒業後を見据えた目標を書くよう求められることがあります(実施要項 第6の5(2))。面接で卒業後の進路を聞かれた時に、競技と学びの両方から答えられるようにしておくと、入学後の4年間の計画も具体的になります。

合格した後に入学を辞退する場合

実施要項は、3月31日までに入学辞退を申し出た人には、納めた授業料などを原則として返すよう大学に求めています。ただし、専願や学校推薦型選抜(これに類する入試を含む)に合格して大学と在学契約を結んだ人は、この原則から除かれています(第10の2(4))。

専願の方式には、入学する意思を固めてから出願します。専願と併願の違いは総合型選抜の併願で説明しています。

準備の進め方

この節の答え高1〜2年で評定と競技の記録を残し、高2の冬に方式と出願資格を調べ、高3の夏に書類を作り、秋に出願します。

時期やること
高校1〜2年生競技に取り組みながら、評定平均を落とさない。大会の成績、役割、取り組みの記録を残しておく
高校2年生の冬〜3年生の春志望大学の方式が公募制か非公募制かを調べる。顧問の先生に進学の希望を伝える。要項で出願資格(競技成績、評定、対象種目)を確認する
高校3年生の夏競技歴の書類と志望理由書を作る。小論文の練習を始める。事前のセミナーや面談が必須の方式は申込期間を確認する
高校3年生の秋出願。面接の練習。総合型選抜は9月以降、学校推薦型選抜は11月以降に出願が始まる

総合型選抜として実施される方式は、出願が9月に始まることがあります。夏の大会と書類の準備の時期が重なるため、志望理由書は大会の前から少しずつ書き始めておくと余裕ができます。

スポーツ推薦の準備をいつから始めるかは、方式で変わります。2027年度入試では、各大学が入試方法などの基本的な事項を2026年5月27日から7月31日までに発表するとされています(実施要項 第7)。

公募制の方式は、高校3年生の7月末までに出そろう発表と、要項の出願期間から逆算します。非公募制の方式は、出願期間より前に、顧問の先生に進学の希望を伝えておきます。

よくある質問

Q. スポーツ推薦は全国大会に出場していないと受けられませんか?
A. 大学と方式によって違います。早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜III群のように「全国大会出場以上の競技成績」を出願資格に明記している方式もあれば、基準が異なる大学もあります。志望大学の入試要項で出願資格を確認するか、公表されていない場合は顧問の先生を通じて確認してください。
Q. スポーツ推薦に評定平均は必要ですか?
A. 基準を設けている方式があります。たとえば早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜III群は、2027年度入試で、卒業見込みの人について2年次末までの全体の評定平均値が3.5以上であることを出願資格にしています。基準は大学ごとに違うので、要項で確認が必要です。
Q. スポーツ推薦はどうやって申し込むのですか?
A. 公募制の方式は、大学の公式サイトで入試要項を確認し、自分で出願します。非公募制の方式は、大学の運動部と連携して選考が行われるため、高校の顧問の先生や所属チームの指導者を通じて話が進みます。まず志望大学の方式がどちらかを確認してください。
Q. スポーツ推薦の選考では何が行われますか?
A. 競技歴を記載した書類と調査書による書類選考に加えて、小論文や面接が行われるのが一般的です。総合型選抜や学校推薦型選抜として実施される方式では、面接などによる評価と学力の評価が課されます。
Q. けがで大会に出場できなかった場合はどうなりますか?
A. 出願資格は要項に書かれた競技成績を満たしているかで判断されます。けがをする前の成績で資格を満たすかどうかを要項で確認し、判断がつかない場合は大学の入試担当の窓口に問い合わせてください。
Q. 部活動を引退した後でも出願できますか?
A. 出願資格は「高校在学時の競技成績」で定められていることが多く、出願時点で引退していること自体は問題にならないのが一般的です。ただし、入学後の競技の継続を前提にしている方式もあるため、要項と大学の説明を確認してください。

まとめ

スポーツ推薦入試は全国共通の制度ではなく、大学ごとに総合型選抜、学校推薦型選抜、独自の特別入試として実施されています。必要な競技実績、対象の種目、評定平均の基準、公募制か非公募制かは大学と方式によって違うため、志望大学の入試要項で出願資格を確認することが出発点です。

スポーツ推薦入試の出願前に確かめること
志望大学の方式が公募制か、非公募制か
出願資格の競技成績の基準と、対象になる種目
評定平均の基準があるか
事前のセミナーや面談が必須の方式か(必須の場合は申込期間)
入学後に運動部への所属や競技の継続が条件になっているか
専願かどうか(合格した場合に入学を確約する方式が多い)
競技成績の基準を公表していない大学は、顧問の先生を通じて確認します。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 令和9年度大学入学者選抜実施要項文部科学省・2026-05-27・PDF
  2. 入学試験情報早稲田大学 スポーツ科学部
  3. 2027年度 総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)入学試験要項早稲田大学 スポーツ科学部・2026-07・PDF
  4. 【一部変更】2027年度入試以降のスポーツ科学部 総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)における出願資格変更について早稲田大学 スポーツ科学部・2026-03-06

リンク先の確認日:2026-11-01

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