武蔵大学の総合型選抜|評定平均の扱い・英語資格・方式別の選考【2027年度】

武蔵大学の総合型選抜入試(AO入試) 大学の情報
武蔵大学の総合型選抜入試 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
実施している学部
4学部すべて
経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部
大学入学共通テスト
使わない
要項に評定平均の基準もない
出願
9月1日〜10日
2026年。出願情報の登録は8月3日から
合否通知
11月2日発送
二次選考は10月11日が中心

武蔵大学(東京都練馬区)は、経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部の4学部すべてで総合型選抜入試を行っています。学科・専攻ごとに方式が細かく分かれ、英語資格の基準や試験の中身もそれぞれ違います。この記事では、2027(令和9)年度の募集要項に基づいて、方式の一覧、募集人員、出願資格、選考方法、日程、提出書類を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

武蔵大学の総合型選抜入試の全体像

この節の答え経済・人文・社会・国際教養の全学部で実施し、課外活動重視型やゼミ力重視方式など、学科・専攻ごとに方式が分かれます。

要項では、出願書類と小論文・筆記試験で知識・技能、思考力、判断力、表現力、主体的に探究した成果を、面接やプレゼンテーションで主体性や協働性を評価すると説明されています。2027年度の方式は次のとおりです。

学部・学科(専攻)方式外国語の資格
経済学部(経済学科・経営学科・金融学科)課外活動重視型/商業系資格重視型不要
人文学部 英語英米文化学科語学力・文化理解力重視方式英語が必要
人文学部 ヨーロッパ文化学科語学力重視方式英語・ドイツ語・フランス語のいずれかが必要
人文学部 ヨーロッパ文化学科学科適性重視方式不要
人文学部 日本・東アジア文化学科語学力・文化理解力重視方式英語・中国語・韓国語のいずれかが必要
人文学部 日本・東アジア文化学科テーマ追究方式不要
社会学部(社会学専攻・メディア社会学専攻・情報社会デザイン専攻)ゼミ力重視方式(専願制)英語が必要
社会学部 メディア社会学科(メディア社会学専攻・情報社会デザイン専攻)メディア・クリエーション方式提出する(無い場合は英語力を説明する文書)
国際教養学部(経済・経営・国際関係専攻/ビジネスデータサイエンス専攻/グローバルスタディーズ専攻)Admissions Office型(AO型)英語が必要

国際教養学部には国際バカロレア資格の取得者・取得見込者などを対象とする総合型選抜国際バカロレア入試(募集人員は若干名)もあり、別の要項で募集します。学校推薦型選抜は指定校制推薦入学のみで、一般に出願できる公募の推薦はありません。

帰国生徒対象入試、社会人入試、外国人学生特別入試はこの記事では扱いません。

出典

武蔵大学「2027年度入学者対象 総合型選抜入学試験 募集要項」。出願書類の様式と追加の案内は武蔵大学 入試情報「総合型選抜入試」で確認できます。

募集人員(2027年度・学科・専攻別)

この節の答え経済学部は各学科15人、人文学部は各学科8人、社会学部は社会学専攻12人などで、国際教養学部は専攻ごとに2人〜10人です。

武蔵大学 総合型選抜入試の募集人員(2027年度・学科・専攻別)
経済学部 経済学科
15人
経済学部 経営学科
15人
経済学部 金融学科
15人
人文学部 英語英米文化学科
8人
人文学部 ヨーロッパ文化学科
8人
人文学部 日本・東アジア文化学科
8人
社会学部 社会学科 社会学専攻
12人
社会学部 メディア社会学科 メディア社会学専攻
10人
社会学部 メディア社会学科 情報社会デザイン専攻
5人
国際教養学部 経済・経営・国際関係専攻
5人
国際教養学部 ビジネスデータサイエンス専攻
2人
国際教養学部 グローバルスタディーズ専攻
10人
国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻とビジネスデータサイエンス専攻は、いずれも国際バカロレアMYP型を含む人数です。出典:武蔵大学「2027年度入学者対象 総合型選抜入学試験 募集要項」
学部学科・専攻と募集人員
経済学部経済学科15人、経営学科15人、金融学科15人
人文学部英語英米文化学科8人、ヨーロッパ文化学科8人、日本・東アジア文化学科8人
社会学部社会学科 社会学専攻12人、メディア社会学科 メディア社会学専攻10人、同 情報社会デザイン専攻5人
国際教養学部経済・経営・国際関係専攻5人、ビジネスデータサイエンス専攻2人(いずれも国際バカロレアMYP型を含む)、グローバルスタディーズ専攻10人

経済学部は第三志望まで学科を書ける志望順位制度で、志望順位と二次選考の成績で合格する学科が決まります。国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻とビジネスデータサイエンス専攻も第二志望まで書ける同じ仕組みです。

どちらも第一志望以外の学科・専攻に配属されることがあります。

評定平均の基準と大学入学共通テストの扱い

この節の答えどの方式も共通テストを使わず、要項に評定平均の基準もありませんが、全方式で調査書を出し、一次選考で評価されます。

2027年度の総合型選抜入試は、どの方式も大学入学共通テストを使いません。選考は出願書類と、各方式の筆記試験・面接で行います。

要項には評定平均(全体の学習成績の状況)の基準もありません。ただし、全方式で調査書を提出し、一次選考の書類審査で評価されます。

出願資格のうち卒業年に条件があるのは経済学部で、2方式とも2027年3月までに卒業見込みの人が対象です。人文学部・社会学部・国際教養学部は、高校を卒業した人と2027年3月までに卒業見込みの人のほか、12年の課程の修了者(見込み)や高校卒業と同等以上の学力があると認められた人(見込み)も出願できます。

数字の基準はありませんが、要項の「総合型選抜入試の受入方針」は学業成績にふれています。経済学部は課外活動の成果や資格に加えて「高い学業成績を収め」た人、人文学部は「高等学校等での高い学習成果」がある人、社会学部は高校の学業成績と課外活動・社会的活動への取り組みがある人を受け入れるとしています。

調査書の成績は一次選考で見られる材料の一つなので、出願前の学期まで成績を保つことも準備に入ります。考え方は評定平均の解説で説明しています。

武蔵大学の学校推薦型選抜は指定校制推薦入学だけで、指定校制推薦入学の条件は、総合型選抜の要項にも入試情報のページにも載っていません。評定平均の基準などは、在籍する高校の進路指導の先生に確かめてください。

仕組みは指定校推薦とはで説明しています。

出願資格(方式ごとの条件)

この節の答え経済学部は課外活動の顕著な成績か商業系資格が条件で、多くの方式では2024年10月以降に受けた英語資格のスコアが要ります。

経済学部

  • 課外活動重視型:高校在学中の課外活動で「顕著な成績」を修めた人。要項の例は、学校公認の部活動で都道府県レベル以上の大会・コンクールで顕著な成績をあげたチームの正規メンバーや個人参加者、生徒会や文化祭活動で重要な役職を務め顕著な成果をあげた人、ボランティア組織で顕著な成果をあげた人など
  • 商業系資格重視型:日商簿記検定2級以上、全国商業高等学校協会の検定のうち指定種目で簿記実務検定1級を含む3種目以上、全国経理教育協会の簿記能力検定1級以上、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者のいずれか

英語資格の基準(2024年10月以降の受検に限る・4技能の合計)

方式主な基準
英語英米文化学科(語学力・文化理解力重視方式)、ヨーロッパ文化学科(語学力重視方式)英検CSE1990以上、GTEC 959点以上、IELTS 4.0以上、TEAP 235点以上、TOEFL iBT 45点以上(2026年1月21日以降の試験は3.5以上)、TOEIC L&R/S&W 1200点以上など
日本・東アジア文化学科(語学力・文化理解力重視方式)、社会学部ゼミ力重視方式英検CSE1950以上、GTEC 930点以上、IELTS 4.0以上、TEAP 225点以上、TOEFL iBT 42点以上(2026年1月21日以降の試験は3.0以上)、TOEIC L&R/S&W 1150点以上など
国際教養学部 AO型(全専攻)英検CSE2184以上、GTEC 1097点以上、IELTS 5.0以上、TEAP 281点以上、TOEFL iBT 62点以上(2026年1月21日以降の試験は3.5以上)、TOEIC L&R/S&W 1425点以上、Duolingo English Test 80点以上など

英検は受検した級に不合格でもCSEスコアで出願できます(英語英米文化学科は2級以上、ほかは準2級以上の受検に限る)。ヨーロッパ文化学科の語学力重視方式はドイツ語技能検定3級以上や実用フランス語技能検定3級以上など、日本・東アジア文化学科の語学力・文化理解力重視方式は中国語検定3級以上、HSK筆記試験4級以上、ハングル能力検定3級以上、TOPIK 3級以上などでも出願できます。

TOEFL iBTの2026年1月21日以降の試験の基準は、人文学部の英語英米文化学科・ヨーロッパ文化学科と国際教養学部がどちらも3.5以上です。2026年1月20日以前の試験の基準は45点以上と62点以上で違いますが、要項では新しいスコアの基準が同じ値になっています。

  • 社会学部ゼミ力重視方式:実用数学技能検定準2級以上か統計検定3級以上の証明を出すと一次選考で加点
  • 国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻とビジネスデータサイエンス専攻:ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)に参加し両大学の学位を目指すことが条件。PDPの履修には、ロンドン大学の語学要件(IELTS 5.5以上、各項目5.0以上)を2027年8月末までに満たす必要がある
出願前に確かめること(武蔵大学の総合型選抜入試)
志望する学科・専攻の方式に、外国語の資格が必要か
英語資格は、2024年10月以降に受けたスコアで基準を満たしているか
卒業年の条件に当てはまるか(経済学部の2方式は、2027年3月までに卒業見込みの人が対象)
専願の方式か(社会学部のゼミ力重視方式は専願制で、合格したら入学を確約できることが出願の条件)
総合型選抜入試の中で、学部・学科(専攻)・方式を一つに決めたか
経済学部と、国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻・ビジネスデータサイエンス専攻は、第一志望以外の学科・専攻に配属されることがあると理解しているか
国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻とビジネスデータサイエンス専攻は、ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)への参加が条件だと理解しているか

選考方法と配点比率

この節の答え一次選考は書類審査、二次選考は筆記試験と面接で、筆記の比率は経済学部60%、人文学部50%、社会学部40%です。

グローバルスタディーズ専攻を除き、一次選考は書類審査、二次選考は筆記試験と面接です。二次選考の比率は要項に明記されています。

武蔵大学 総合型選抜入試で筆記試験が占める比率(方式別)
経済学部(2方式)
60%
人文学部(各学科の方式)
50%
社会学部(2方式。筆記は小論文)
40%
国際教養学部 経済・経営・国際関係/ビジネスデータサイエンス
60%
国際教養学部 グローバルスタディーズ
50%
筆記試験以外の比率は、経済学部が一次選考結果15%と面接25%、人文学部が出願書類と面接で50%、社会学部が面接60%、国際教養学部の経済・経営・国際関係専攻とビジネスデータサイエンス専攻が出願書類20%と面接20%、グローバルスタディーズ専攻が出願書類20%と面接30%。グローバルスタディーズ専攻の筆記試験は一次選考で行います。出典:武蔵大学の募集要項
方式二次選考の内容比率
経済学部(2方式)筆記試験(総合問題。国語・数学の基礎学力を含む)80分、個別面接一次選考結果15%、筆記60%、面接25%
英語英米文化学科英語の語学力判定問題を含む日本語小論文90分、グループ面接(英語での質疑応答もある)筆記50%、出願書類と面接50%
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式英語・ドイツ語・フランス語から試験時に選ぶ言語の語学力判定問題を含む日本語小論文90分、グループ面接筆記50%、出願書類と面接50%
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式ヨーロッパ文化に関する日本語小論文90分(基礎語彙の小問を含む)、グループ面接筆記50%、出願書類と面接50%
日本・東アジア文化学科(2方式)英語の語学力判定問題を含む日本語小論文90分。面接は語学力方式がグループ、テーマ追究方式が個別(課題レポートの5分程度のプレゼンテーションと質疑)筆記50%、出願書類と面接50%
社会学部 ゼミ力重視方式小論文80分(800字程度)、グループ面接(ディスカッション)小論文40%、面接60%
社会学部 メディア・クリエーション方式小論文80分(800字程度)、オンラインポートフォリオのプレゼンテーションを含む個別面接小論文40%、面接60%
国際教養学部 経済・経営・国際関係/ビジネスデータサイエンス英語小論文と数学基礎 各50分、個別面接(主として英語)出願書類20%、筆記60%、面接20%
国際教養学部 グローバルスタディーズ一次で筆記試験(CBT方式。英語のリーディング・リスニング・ライティングの小問と英語小論文 90分)、二次でグループ面接(主として英語)出願書類20%、筆記50%、面接30%

社会学部の一次選考も比率が決まっています。ゼミ力重視方式は調査書・自己紹介書20%1、英語資格書類50%、将来計画書30%。

メディア・クリエーション方式は自己紹介書20%、調査書などの書類20%、オンラインポートフォリオの出来映え60%です。経済学部の筆記試験は2027年度入試から出題形式を変えると要項にあり、公開されたサンプル問題で示された形式は、国語が漢字の書き取り(5題程度)・200字の要約・200字の論述、数学が小問(5問程度)とデータの分析です。

武蔵大学 社会学部ゼミ力重視方式 一次選考の比率
調査書・自己紹介書20%
英語資格書類50%
将来計画書30%
実用数学技能検定準2級以上か統計検定3級以上の証明を出すと、一次選考で加点されます。メディア・クリエーション方式の一次選考は、自己紹介書20%、調査書などの書類20%、オンラインポートフォリオの出来映え60%です。

二次選考の面接で聞かれること(方式別)

この節の答え人文学部の方式は当日の小論文の内容と出願書類が質疑に含まれ、テーマ追究方式は課題レポートを5分程度で発表し、メディア・クリエーション方式はポートフォリオを説明します。

武蔵大学の要項は、人文学部の方式では面接で何について質疑応答をするかも書いています。人文学部のどの方式でも、当日の小論文の内容が質疑に含まれます。

人文学部の方式を、ほかの大学の文学部・人文系の総合型選抜と比べたい時は、文学部(人文系)の総合型選抜を読んでください。

方式面接の形式要項・大学資料に書かれている面接の中身
経済学部(2方式)個別。終了時間は受験者によって違う記載なし
英語英米文化学科グループ。主に日本語で、英語の質疑もある小論文の内容と出願書類
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式グループ。主に日本語小論文の内容、出願書類、証明書を出した言語を話す力
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式グループ。日本語小論文の内容、出願書類、学科の専門分野への適性
日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式グループ。主に日本語小論文の内容と出願書類
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式個別。主に日本語小論文の内容と課題レポート(5分程度の発表のあと質疑)
社会学部 ゼミ力重視方式グループ面接でディスカッション応答力とディスカッション力を評価
社会学部 メディア・クリエーション方式個別オンラインポートフォリオのプレゼンテーションと質疑
国際教養学部(3専攻)経済・経営・国際関係とビジネスデータサイエンスは個別、グローバルスタディーズはグループ。いずれも主に英語記載なし

テーマ追究方式の発表では、どのテーマを選び、どこに興味を持ち、何を調べ、どんな結論に至ったかを短くまとめます。掲示物やPC・タブレット、要点をまとめたレジュメも使えます。課題レポートの自分用のコピーは会場に持参します。

メディア・クリエーション方式では、大学が貸し出すWindowsのPCで自分のポートフォリオを開いて説明します。インターネットにつながらない時でも発表できる準備が求められています。

大学の「メディア・クリエーション方式のポイント」は、制作の意図や工夫、自己評価、今後の課題、参考にした作品について話せるようにしておくことを挙げ、改善の余地や課題は面接で聞くとしています4。

面接全般の準備は総合型選抜の面接対策で説明しています。

過去問・サンプル問題と小論文の形式

この節の答え大学の総合型選抜入試のページで案内している問題の資料は経済学部の筆記試験サンプル問題で、国語は200字の要約と200字の論述、数学は小問とデータの分析です。

武蔵大学が総合型選抜入試のページで案内している問題の資料は、経済学部の筆記試験サンプル問題です。経済学部は2027年度入試から筆記試験の出題形式を変えるとしていて、2027年度からの形式をサンプル問題で示しています。

問題には「実際に出題される問題とは異なります」とある3ので、形式と分量をつかむために使います。

科目サンプル問題の中身
国語国土交通省「令和7年度版観光白書」(一部改変)の抜粋を読み、漢字の書き取り(カタカナを漢字に直す)、200字の要約、訪日外国人観光客への「二重価格」の課題と解決案を述べる200字の論述。本番は文書が2つ以上になることもある
数学2次関数の最大値・最小値、三角比の不等式、サイコロの確率などの小問と、主要国の発電電力量の表を読み取るデータの分析

総合問題は80分で、合否判定の比率の60%を占めます。要約と論述だけで400字あるので、サンプル問題を80分で通して解き、数学に残せる時間を見ておくと本番の配分を決めやすくなります。

人文学部・社会学部・国際教養学部の小論文は、大学の総合型選抜入試のページ(2026年10月1日に確認)に問題の例がありません。要項の形式に合わせ、社会学部のゼミ力重視方式なら資料を読み取って80分で800字程度、人文学部なら90分で語学の問題(学科適性重視方式は基礎語彙の小問)と日本語の小論文を両方こなす、という条件で練習すると本番に近づきます。

書き方は資料を読み取る小論文の書き方と小論文の書き方で説明しています。

日程と選考出願料(2027年度入試)

この節の答え出願は9月1日〜10日、二次選考は10月11日が中心、合否通知は11月2日発送で、出願料は一次15,000円・二次20,000円です。

武蔵大学 総合型選抜入試の日程チャート(2026年8月〜11月)
出願・出願料納付・入学手続(入学金の納付)選考日・発表日
8月9月10月11月
一次選考の出願(書類郵送・出願料納付)
出願 9月1日〜9月10日/出願情報の登録(この日から) 8月3日
一次選考の結果通知と二次選考の出願料納付
出願料納付 9月25日〜10月2日/結果通知(発送予定) 9月25日
二次選考
経済学部の課外活動重視型(10日または11日) 10月10日/二次選考 10月11日
合否通知と第一次入学手続
入学手続(入学金の納付) 11月2日〜11月13日/合否通知(発送) 11月2日
国際教養学部グローバルスタディーズ専攻(日程が違う部分)
一次選考の筆記試験(CBT方式) 9月27日/一次選考の結果(発送予定) 10月2日/二次選考の面接 10月11日
日付はすべて2026年。出願書類の郵送は消印有効です。第二次入学手続(授業料等の納付)は2027年2月27日〜3月12日です。
手続き日程
出願情報の登録2026年8月3日から
一次選考の出願(書類郵送・出願料納付)9月1日〜9月10日(郵送は消印有効) 終了
一次選考の結果通知9月25日発送予定
二次選考の出願料納付9月25日〜10月2日 終了
二次選考10月11日(経済学部の課外活動重視型は10月10日または11日)
合否通知11月2日発送
第一次入学手続(入学金の納付)11月2日〜11月13日
第二次入学手続(授業料等の納付)2027年2月27日〜3月12日

「終了」の印が付いた日程は、この年度の受付がすでに終わっています。次の年度の日程は、大学の公式サイトの入試情報で確認してください。

国際教養学部グローバルスタディーズ専攻だけは日程が違い、一次選考の筆記試験(CBT方式)が9月27日に大学で行われ1、結果は10月2日に発送予定、二次選考の面接が10月11日です。費用は、一次選考出願料15,000円と二次選考出願料20,000円(グローバルスタディーズ専攻は入学検定料35,000円)で、コンビニエンスストアで納付します。

出願書類は郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります。

提出書類:志望理由書・将来計画書・課題レポートなど

この節の答え方式ごとに志望理由書・学科適性理由書・課題レポート・将来計画書(1,500字程度)などを出し、経済学部は紹介状も要ります。

方式本人が用意する主な書類
経済学部志望理由書(本人が記入)。指導した教員や監督などが書く紹介状、資格や活動成果の証明資料の写しも提出。課外活動の成果は最も顕著なもの1つ(内容の異なる成果は最大3つ)を書く
人文学部(語学力の方式)志望理由書(ワープロで作成)と外国語資格の証明書の写し
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式学科適性理由書(大学案内とシラバスを確かめたうえで、4年間で学びたい内容と理由をA4用紙1枚に)
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式志望理由書と課題レポート(シラバスを見て卒業論文につながる研究テーマを選び、文献を読んで自分の分析・見解を書く。A4で4枚程度、「である」調、出典は脚注)
社会学部 ゼミ力重視方式自己紹介書と将来計画書(1,500字程度。社会のどんな課題にどう貢献したいか、ゼミで学びたい内容を含めて書く)
社会学部 メディア・クリエーション方式自己紹介書と作品概要書(A4一枚。オンラインポートフォリオのURLとQRコード、完成した日時、概要)
国際教養学部志望理由書と英語資格の証明書の写し

社会学部は出願書類への生成AIの使用を認めていますが、使った場合は使い方を明記すること、将来計画書の全文を生成AIの出力だけで作ることは認めないことが定められています。オンラインポートフォリオは9月1日〜10月11日に閲覧できる状態にし、完成日時以降に内容を変えると大幅な減点の対象です。

書き方は志望理由書の書き方と課題レポートの書き方で説明しています。

併願のルール

この節の答え専願は社会学部のゼミ力重視方式だけで、ほかの方式は他大学と併願できますが、総合型選抜入試の中では1つしか選べません。

  • 専願:社会学部のゼミ力重視方式だけが専願制で、合格したら入学を確約できることが出願の条件
  • 併願可:ほかの方式は他大学や武蔵大学の一般選抜と併願できる
  • 総合型選抜入試の中では1つだけ:総合型選抜入試、帰国生徒対象入試、社会人入試、外国人学生特別入試、編入学などの中での併願はできず、出願時に学部・学科(専攻)・方式を一つ指定する
  • 不合格の後:総合型選抜入試で不合格になっても、指定校制推薦入学や一般選抜(大学入学共通テスト方式、一般方式)に出願できる

入学手続は2段階で、11月の第一次入学手続では入学金を、2027年2月27日〜3月12日の第二次入学手続1で授業料等を納めます。他大学と併願する場合は、この日程も含めて計画を立ててください。

総合型選抜入試で落ちた場合の次の出願先

合否通知は2026年11月2日に速達で郵送されます。不合格でも出願できる入試は上のとおりで、他大学の出願も並行して進められます。指定校制推薦入学は在籍する高校の推薦が前提なので、高校の先生に相談します。

一般方式は2027年度入学者選抜から名称と日程が変わると大学が予告しています。科目・日程・出願期間は一般選抜の要項で確認してください。

総合型選抜の結果を待つ間も一般選抜の勉強を続けておくと、どちらの結果でも次に移りやすくなります。準備の差がどこで出るかは総合型選抜で受かる人と落ちる人の違いで説明しています。

2026年度の志願者数・合格者数

この節の答え2026年度は大学合計で志願者827人・合格者318人で、経済学部の課外活動重視型は332人が志願し83人が合格しました。

武蔵大学 総合型選抜入試の結果(2026年度・経済学部と人文学部)
志願者数合格者数
経済学部 課外活動重視型
332人
83人
経済学部 商業系資格重視型
41人
18人
英語英米文化学科 語学力・文化理解力重視方式
88人
42人
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式
35人
18人
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式
53人
23人
日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式
64人
28人
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式
13人
5人
大学合計(社会学部・国際教養学部を含む)は志願者827人・合格者318人。出典:武蔵大学「2026年度 入試結果」の総合型選抜の表
武蔵大学 総合型選抜入試の結果(2026年度・社会学部と国際教養学部)
志願者数合格者数
社会学科 将来計画書方式
18人
4人
社会学科 ゼミ力重視方式
16人
12人
メディア社会学科 将来計画書方式
11人
3人
メディア社会学科 メディア・クリエーション方式
23人
5人
メディア社会学科 ゼミ力重視方式
14人
8人
国際教養学部 経済経営学専攻
29人
19人
国際教養学部 グローバルスタディーズ専攻
90人
50人
将来計画書方式(GDS)は、2027年度の要項には載っていません。国際教養学部は2026年度は経済経営学専攻として募集され、2027年度は経済・経営・国際関係専攻と新設のビジネスデータサイエンス専攻での募集です。方式や募集単位が変わっているので、数字は目安として見てください。
学部・方式志願者数合格者数
経済学部 課外活動重視型33283
経済学部 商業系資格重視型4118
英語英米文化学科 語学力・文化理解力重視方式8842
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式3518
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式5323
日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式6428
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式135
社会学部 社会学科(将来計画書方式・ゼミ力重視方式)18、164、12
社会学部 メディア社会学科(将来計画書方式・メディア・クリエーション方式・ゼミ力重視方式)11、23、143、5、8
国際教養学部 経済経営学専攻2919
国際教養学部 グローバルスタディーズ専攻9050
大学合計827318

武蔵大学「2026年度 入試結果」の総合型選抜の表です。2026年度の社会学部には将来計画書方式(GDS)がありましたが2、2027年度の要項には載っていません。

国際教養学部は2026年度は経済経営学専攻として募集され、2027年度は経済・経営・国際関係専攻と、新設のビジネスデータサイエンス専攻での募集です。方式や募集単位が変わっているので、数字は目安として見てください。

2026年度の倍率と合格率(方式別)

この節の答え志願者数を合格者数で割った倍率は大学合計2.6倍で、メディア・クリエーション方式の4.6倍から社会学科のゼミ力重視方式の1.3倍まで方式で差があります。

武蔵大学の2026年度の総合型選抜の結果は、志願者数と合格者数で公表されています。大学は倍率を公表していないため、志願者数を合格者数で割った数(小数第2位を四捨五入)を倍率として載せています。

2026年度入試は2025年の秋に行われた入試(2026年4月入学者対象)です。

学部・方式倍率
経済学部 課外活動重視型4.0倍
経済学部 商業系資格重視型2.3倍
経済学部 計3.7倍
英語英米文化学科 語学力・文化理解力重視方式2.1倍
ヨーロッパ文化学科 語学力重視方式1.9倍
ヨーロッパ文化学科 学科適性重視方式2.3倍
日本・東アジア文化学科 語学力・文化理解力重視方式2.3倍
日本・東アジア文化学科 テーマ追究方式2.6倍
人文学部 計2.2倍
社会学科 将来計画書方式4.5倍
社会学科 ゼミ力重視方式1.3倍
メディア社会学科 将来計画書方式3.7倍
メディア社会学科 メディア・クリエーション方式4.6倍
メディア社会学科 ゼミ力重視方式1.8倍
社会学部 計2.6倍
国際教養学部 経済経営学専攻1.5倍
国際教養学部 グローバルスタディーズ専攻1.8倍
国際教養学部 計1.7倍
大学合計2.6倍

方式による差が大きく、メディア社会学科のメディア・クリエーション方式が4.6倍、社会学科の将来計画書方式が4.5倍、経済学部の課外活動重視型が4.0倍でした。社会学科のゼミ力重視方式は1.3倍、国際教養学部の経済経営学専攻は1.5倍です。

大学合計の合格率は約38%2(志願者827人に対して合格者318人)でした。

倍率が低い方式ほど受かりやすいとは言えません。2026年度のゼミ力重視方式は専願制で、合格したら入学を確約できる人だけが出願していました。

2027年度の要項では、ゼミ力重視方式と国際教養学部は英語資格の基準を満たすことも出願の条件です。条件を満たした人だけが集まる方式では、倍率は難しさをそのまま表しません。

2027年度は社会学部と国際教養学部で方式や専攻が変わったため、方式の名前と募集単位が同じなのは経済学部と人文学部です。2027年度入試(2026年の秋に実施)の倍率は、大学が結果を公表すると計算できます。

2025年度以前の結果はこの記事では扱っていません。倍率の見方は総合型選抜の倍率の解説で説明しています。

武蔵大学の総合型選抜入試に向けた学年別の準備

この節の答え高1・2年は英語資格を早めに受けて活動や資格を証明できる形で残し、高3は方式の条件を確かめて夏休み中に書類を仕上げます。

高校3年生

  1. 志望する学科・専攻の方式と、英語資格の基準、専願か併願可かを要項で確かめる。出願情報の登録は8月3日から、書類の郵送は9月1日〜10日
  2. 英語資格が必要な方式は、2024年10月以降に受けたスコアで基準を満たしているかを確認する
  3. 志望理由書・将来計画書・課題レポート・オンラインポートフォリオなど、方式ごとの書類を夏休み中に仕上げる
  4. 二次選考の形式(小論文、総合問題、グループ面接とディスカッション、個別面接、英語での面接)に合わせて練習する

高校1・2年生

  1. 英語の資格・検定試験を早めに受ける。10方式のうち5方式で外国語の資格が出願条件になり、社会学部ゼミ力重視方式では一次選考の50%を英語資格書類が占める
  2. 経済学部を考える場合は、部活動・生徒会・ボランティアの成果や商業系の資格を、証明できる形で残しておく
  3. 人文学部や社会学部では、関心のあるテーマについて本や資料を読み、自分の考えを文章にする練習を始める
  4. 国語・数学の基礎を固める。経済学部の総合問題や国際教養学部の数学基礎では教科の学力が問われる

武蔵大学の方式選び・書類・小論文の対策

この節の答え強みが出る方式を選び、シラバスで入学後の学びを具体的にし、書類と面接をつなげ、資料を読み取る小論文を練習します。

  • 方式選びが最初の分かれ道:同じ学科でも、語学力重視方式は外国語資格、学科適性重視方式やテーマ追究方式は理由書や課題レポートが中心になる。自分の強みが出る方式を選ぶ
  • 書類と面接をつなげる:経済学部は紹介状と志望理由書に同じ成果を書くよう求めている。テーマ追究方式やメディア・クリエーション方式の面接では、提出物の内容を自分の言葉で説明することになる
  • シラバスで学びを具体的にする:ヨーロッパ文化学科の学科適性重視方式と日本・東アジア文化学科のテーマ追究方式は、シラバスを確かめて理由書・課題レポートを書くよう指定している。授業名や教員の専門まで調べて、入学後の学びを具体的に書く
  • 小論文は資料の読み取りが土台:社会学部ゼミ力重視方式の小論文では資料を適切に読み取り説得的な議論を展開する力が評価される。人文学部の小論文には外国語の語学力判定問題も含まれる
  • 一般選抜の準備も続ける:合否通知は11月2日発送。不合格でも一般選抜に出願できるので、学習を止めない

小論文と面接の準備は小論文の書き方と面接対策で説明しています。

よくある質問

Q. 武蔵大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。経済学部・人文学部・社会学部・国際教養学部の4学部すべてで総合型選抜入試を実施しています。経済学部は課外活動重視型と商業系資格重視型、人文学部は学科ごとに語学力の方式、学科適性重視方式、テーマ追究方式、社会学部はゼミ力重視方式とメディア・クリエーション方式、国際教養学部はAdmissions Office型(AO型)です。
Q. 武蔵大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。2027年度の総合型選抜入試は、どの方式も出願書類と大学の筆記試験・面接で選考します。
Q. 武蔵大学の総合型選抜の日程は?
A. 2027年度入試では、出願情報の登録が2026年8月3日から、書類の郵送が9月1日〜10日、一次選考の結果通知が9月25日発送予定、二次選考が10月11日(経済学部の課外活動重視型は10月10日または11日)、合否通知が11月2日発送です。国際教養学部グローバルスタディーズ専攻は9月27日に一次選考の筆記試験があります。
Q. 武蔵大学の総合型選抜は併願できますか?
A. 社会学部のゼミ力重視方式は専願制です。ほかの方式は他大学や武蔵大学の一般選抜と併願できます。ただし総合型選抜入試の中で複数の方式に出願することはできません。
Q. 武蔵大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 2027年度の募集要項には評定平均の基準の記載がありません。ただし全方式で調査書を提出し、一次選考の書類審査で評価されます。人文学部の語学力の3方式、社会学部のゼミ力重視方式、国際教養学部のAO型では、英語などの資格・検定試験のスコアが出願条件です。
Q. 武蔵大学の総合型選抜の募集人員は何人ですか?
A. 2027年度は、経済学部が各学科15人、人文学部が各学科8人、社会学部が社会学専攻12人・メディア社会学専攻10人・情報社会デザイン専攻5人、国際教養学部が経済・経営・国際関係専攻5人・ビジネスデータサイエンス専攻2人・グローバルスタディーズ専攻10人です。

まとめ

武蔵大学の総合型選抜入試は4学部すべてで行われ、学科・専攻ごとに方式が分かれています。共通テストは使わず、要項に評定の基準もありませんが、10方式のうち5方式で英語などの資格が出願条件です。

2027年度入試は9月1日〜10日に出願し、二次選考は10月11日が中心、合否通知は11月2日発送です。専願は社会学部のゼミ力重視方式だけです。

準備の中心は、方式に合った書類づくりと、小論文・面接の対策です。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書や課題レポートの構成づくりと、小論文・面接の練習を無料相談でお手伝いしています。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 2027年度入学者対象 総合型選抜入学試験 募集要項武蔵大学・PDF
  2. 2026年度 入試結果武蔵大学
  3. 2027年度入試 経済学部 筆記試験(サンプル問題)武蔵大学・PDF
  4. 「メディア・クリエーション方式」のポイント武蔵大学 社会学部 メディア社会学科・PDF

リンク先の確認日:2026-11-01

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