成城大学の総合型選抜|4学部の出願要件・日程・募集人員・倍率と対策【2027年度・学長監修】

成城大学の総合型選抜完全ガイド 大学の情報
成城大学の総合型選抜 ひと目で分かる要点(2027年度)
実施している学部
4学部
経済・文芸・法・社会イノベーション
大学入学共通テスト
不要
一次試験と二次試験で選考
他大学との併願
できる
経済学部内・文芸学部内・社会イノベーション学部内の学科併願は不可
出願と二次試験
9月/11月
出願は2026年9月、二次試験と合格発表は11月

成城大学の総合型選抜について、2027年度の学生募集要項(2026年5月現在)に基づいて、実施学部と募集人員、出願要件、日程、一次・二次試験の内容、学部別の対策を整理しました。東京修学館の家近亮子学長の監修です。

結論:成城大学の総合型選抜の特徴

この節の答え共通テストは不要で他大学と併願でき、一次試験と二次試験で11月中に合否が決まり、出願要件は学部ごとに違います。

  • 共通テストは不要。一次試験(書類審査、法学部と社会イノベーション学部は筆記試験あり)と二次試験(面接など)で、11月中に合否が決まる
  • 他大学との併願が可能。募集要項に、成城大学の他学部および他大学の総合型選抜との併願を認めると書かれている
  • 出願要件が学部ごとに違う。評定平均を課す学部、英語外部検定試験を課す学部、どちらも課さない学部がある
  • 募集人員は経済20名・法10名・社会イノベーション20名・文芸は若干名。一次試験の検定料15,000円、二次試験20,000円

出典

成城大学「2027年度 総合型選抜学生募集要項」(2026年5月現在の内容)。変更がある場合は入試情報サイト成城ブリッジで告知されます。募集要項のPDFは、成城ブリッジの「学生募集要項」のページからダウンロードできます。

実施学部と募集人員(2027年度)

この節の答え4学部すべてで実施し、経済学部20名・社会イノベーション学部20名・法学部10名、文芸学部は各学科若干名です。

成城大学 総合型選抜の募集人員(学部別・2027年度)
経済学部
20名
社会イノベーション学部
20名
法学部
10名
経済学部は経済学科10名・経営学科10名、社会イノベーション学部は政策イノベーション学科10名・心理社会学科10名。文芸学部は4学科とも「若干名」のため図に入れていません。出典:成城大学「2027年度 総合型選抜学生募集要項」
学部学科募集人員
経済学部経済学科10名
経営学科10名
文芸学部英文学科若干名
文化史学科若干名
マスコミュニケーション学科若干名
ヨーロッパ文化学科若干名
法学部法律学科10名
社会イノベーション学部政策イノベーション学科10名
心理社会学科10名

成城大学は4学部すべてで総合型選抜を実施しています。文芸学部で募集するのは英文・文化史・マスコミュニケーション・ヨーロッパ文化の4学科で、募集人員はいずれも「若干名」と人数が示されていません。

大学の入試データには、総合型選抜の過去3年の選抜結果も載っています。2026年度は、一次試験の受験者813名のうち237名が合格し、二次試験は受験者175名のうち149名が合格しました。

一次試験の倍率は経済学科の1.80から心理社会学科の7.30まで学科で大きく違い、二次試験の倍率は1.03〜1.57です。倍率は大学の公表値(受験者数÷合格者数)で、2026年度の表に文化史学科の行はありません。

学部・学科一次 志願者数一次 受験者数一次 合格者数一次 倍率二次 受験者数二次 合格者数二次 倍率
経済学部 経済学科5454301.8022141.57
経済学部 経営学科124124562.2136321.13
文芸学部 英文学科9696462.0932301.07
文芸学部 マスコミュニケーション学科7474184.111081.25
文芸学部 ヨーロッパ文化学科4848124.001081.25
法学部 法律学科180158364.3931301.03
社会イノベーション学部 政策イノベーション学科121113195.9516131.23
社会イノベーション学部 心理社会学科158146207.3018141.29
合計8558132373.431751491.17

出願要件の早見表(評定・英語資格・活動)

この節の答え経済学部は評定平均3.8以上と英語、社会イノベーション学部と英文・ヨーロッパ文化学科は外部検定、文化史・マスコミュニケーション学科は評定が要り、法学部は評定も英語も要件がありません。

学部評定平均英語外部検定試験高校時代の活動一次試験の内容
経済学部全教科・科目 3.8以上必要(英語科目の評定平均4.2以上でも代替可。2028年度入試からは認めない予告あり)活動報告書を提出書類審査
文芸学部文化史学科は国語・英語・地歴公民4.0以上、マスコミュニケーション学科は全体3.7以上(英文・ヨーロッパ文化は要件なし)英文学科・ヨーロッパ文化学科は必要(ヨーロッパ文化は独・仏語検定でも可)。文化史・マスコミは要件なし文化史学科は地域史・地域文化・地域課題の探究か実践が出願要件書類審査
法学部要件なし要件なし志願理由書筆記試験
社会イノベーション学部要件なし必要(4技能のスコア)志願理由書筆記試験

経済学部の英語の基準は、英検2級合格(または準1級以上を受験してCSEスコア1,980以上)、GTEC CBT 900以上、TOEFL iBT 44以上(旧基準)1・3以上(新基準)、TOEIC L&R 520以上(公開テストのみ)のいずれかです。英検は4技能すべての試験を受けた結果だけが有効で、英検IBAは使えません。

各検定のスコアは高校入学後に取得したもの1に限られ、基準は年度ごとに見直されます。

日程(2027年度)

この節の答え一次試験の出願は学部により2026年9月1日〜25日の間の11日間で、二次試験は11月8日〜22日です。

成城大学 総合型選抜の日程チャート(2027年度入試・9月〜12月)
一次試験の出願・二次試験の出願選考日・発表日
9月10月11月12月
法学部・社会イノベーション学部
一次試験の出願 9月1日〜9月11日/二次試験の出願 10月9日〜10月19日/一次試験(筆記試験・社会イノベーション学部) 10月3日/一次試験(筆記試験・法学部) 10月4日/一次試験合格発表 10月9日/二次試験 11月8日/二次試験合格発表 11月13日/入学手続締切 11月27日
文芸学部
一次試験の出願 9月8日〜9月18日/二次試験の出願 10月16日〜10月26日/一次試験合格発表 10月16日/二次試験 11月15日/二次試験合格発表 11月20日/入学手続締切 12月4日
経済学部
一次試験の出願 9月15日〜9月25日/二次試験の出願 10月22日〜11月2日/一次試験合格発表 10月22日/二次試験 11月22日/二次試験合格発表 11月26日/入学手続締切 12月10日
日付はすべて2026年です。経済学部と文芸学部の一次試験は書類審査のみです。出願書類は最終日の消印有効。日程は2026年5月時点の要項に基づくもので、年度により変わります。
経済学部文芸学部法学部・社会イノベーション学部
一次試験 出願期間2026年9月15日〜9月25日 終了2026年9月8日〜9月18日 終了2026年9月1日〜9月11日 終了
一次試験書類審査のみ書類審査のみ筆記試験。法学部は10月4日、社会イノベーション学部は10月3日
一次試験 合格発表10月22日10月16日10月9日
二次試験 出願期間10月22日〜11月2日 終了10月16日〜10月26日 終了10月9日〜10月19日 終了
二次試験11月22日11月15日11月8日
二次試験 合格発表11月26日11月20日11月13日
入学手続締切12月10日12月4日11月27日

「終了」の印が付いた日程は、この年度の受付がすでに終わっています。次の年度の日程は、大学の公式サイトの入試情報で確認してください。

出願書類は最終日の消印有効です。法学部と社会イノベーション学部を併願する場合は、試験時間が重ならないよう大学側で調整されます。

日付はすべて2026年です。日程は2026年5月時点の要項に基づくもので、年度により変わります。

選抜の流れと試験内容

この節の答え一次試験は経済・文芸学部が書類審査のみ、法・社会イノベーション学部が筆記試験で、合格者が二次試験の面接などに進みます。

成城大学 総合型選抜の選抜の流れ(一次試験から入学手続まで)
1
一次試験出願
WEB出願と書類の提出(郵送またはアップロード)。検定料15,000円
2
一次試験
経済学部・文芸学部は書類審査のみ。法学部・社会イノベーション学部は筆記試験
3
一次試験合格発表
WEB出願サイトのマイページで照会
4
二次試験出願
一次合格者のみ。検定料20,000円
5
二次試験
面接を中心に、学部により小論文など
6
合格発表・入学手続
WEB出願サイトのマイページで合否を照会(11月)。合格後、期間内に入学手続
  1. 一次試験出願:WEB出願と書類の提出(郵送またはアップロード)。検定料15,000円
  2. 一次試験:経済学部・文芸学部は書類審査のみ。法学部・社会イノベーション学部は筆記試験を実施
  3. 一次試験合格発表:WEB出願サイトのマイページで照会
  4. 二次試験出願:一次合格者のみ。検定料20,000円
  5. 二次試験:面接を中心に、学部により小論文などを実施
  6. 合格発表・入学手続:WEB出願サイトのマイページで合否を照会(11月)。合格後、期間内に入学手続

一次試験が書類審査のみの経済学部と文芸学部では、出願書類だけで一次試験の合否が決まります。経済学部は調査書・志願理由書・活動報告書、文芸学部は学科ごとに違い、英文学科とヨーロッパ文化学科は志願理由書と外部検定試験の証明書、文化史学科は志願理由書と活動を証明する資料、マスコミュニケーション学科は志願理由・学習計画書と自己評価書を出します。

法学部と社会イノベーション学部は、志願理由書に加えて筆記試験の準備が必要です。志望理由書の書き方は志望理由書の書き方、活動報告書は活動報告書の書き方、小論文は小論文の書き方で解説しています。

学部別の出願要件と対策

この節の答え経済学部は小論文と面接、文芸学部は学科ごとの関心、法学部と社会イノベーション学部は一次の筆記試験への備えが要点です。

成城大学 総合型選抜で求められる関心と試験(学部・学科別)
学部・学科求められる関心・力試験
経済学部(経済学科・経営学科)経済・社会への関心と論理的思考力一次試験は書類審査。二次試験で小論文と面接
文芸学部 英文学科英語力と英語圏の文学・文化への関心書類審査と面接
文芸学部 文化史学科自分の地域の歴史や文化資源への探究意欲書類審査と面接
文芸学部 マスコミュニケーション学科高校時代の活動の自己評価と学びとの関連づけ書類審査と面接
文芸学部 ヨーロッパ文化学科ドイツ・フランスを軸とした関心書類審査と面接
法学部(法律学科)法律・政治を中心とする社会問題への関心と柔軟な発想一次試験に筆記試験。二次試験は面接など
社会イノベーション学部(政策イノベーション学科・心理社会学科)イノベーションや社会課題への関心、創造的な発想力一次試験に筆記試験。二次試験は面接など
評定平均や英語資格の要件は「出願要件の早見表」を確認してください。

経済学部(経済学科・経営学科)

出願要件は、全教科・科目の評定平均3.8以上1と、経済学部が定める英語の基準です。経済・社会への関心と論理的思考力を、調査書・志願理由書・活動報告書で示し、二次試験で小論文と面接が課されます。

学科間の併願はできません。活動報告書には、経済や社会の課題に関心を持って取り組んだ探究や活動を数字で書くと、学部の趣旨と結びつきます。

文芸学部(英文・文化史・マスコミュニケーション・ヨーロッパ文化)

募集人員はいずれも若干名で、書類審査と面接で判定されます。学科間の併願はできません。

英文学科は英語力と英語圏の文学・文化への関心、文化史学科は自分の地域の歴史や文化資源への探究意欲、マスコミュニケーション学科は高校時代の活動の自己評価と学びとの関連づけ、ヨーロッパ文化学科はドイツ・フランスを軸とした関心が求められます。学科の求める人物像が明確なので、志願理由書は学科ごとの趣旨に合わせて書き分ける必要があります。

法学部(法律学科)

評定平均・英語資格の要件はなく1、他大学・他学部との併願も認められます。一次試験に筆記試験があり、法律・政治を中心とする社会問題への関心と柔軟な発想が審査されます。

筆記試験対策として、時事的な社会問題について自分の意見を根拠とともに書く練習を積んでください。

社会イノベーション学部(政策イノベーション・心理社会)

英語外部検定試験(4技能)のスコアが出願要件で、提出できる証明書は1種類に限られます。1一次試験に筆記試験があり、イノベーションや社会課題への関心、創造的な発想力が求められます。

学科間の併願はできません。英語資格は出願時点で揃っている必要があるため、高2のうちに受験しておくのが安全です。

出願前に確かめること(成城大学の総合型選抜)
志望学部の出願要件(評定・英語資格)を満たしているか。経済学部は全教科・科目の評定平均3.8以上
英語外部検定試験が要件の学部・学科(経済・社会イノベーション・文芸の英文学科とヨーロッパ文化学科)で、スコアを出願までに用意できるか(経済学部は英語科目の評定平均4.2以上でも代替可。2028年度入試からは認めない予告あり)
社会イノベーション学部は、提出できる証明書が1種類に限られることを確認したか
経済学部内・文芸学部内・社会イノベーション学部内の学科併願はできないことを理解しているか
法学部・社会イノベーション学部は、一次試験の筆記試験の準備をしているか
志望学部の一次試験の出願期間を確かめたか(出願書類は最終日の消印有効)

試験当日の流れと持ち物(一次の筆記試験・二次試験)

この節の答え会場での一次試験は法学部と社会イノベーション学部の筆記試験(90分・集合9:30)だけで、受験票はマイページから印刷し、遅刻は集合時刻から30分以内まで認められます。

会場で受ける一次試験は、法学部と社会イノベーション学部の筆記試験だけです。経済学部と文芸学部は一次試験が書類審査のみなので、会場に行くのは二次試験の1回です。

学部・学科一次試験(会場)二次試験
経済学部書類審査のみ小論文90分(1,200字程度)と個別面接20分程度(小論文の内容説明3〜5分と提出書類の質疑応答)。一次試験の結果は反映されない
文芸学部 英文学科書類審査のみテーマについての資料(日本語)を読んで要約し、自分の意見をまとめたうえで個人面接
文芸学部 文化史学科書類審査のみ1人15分。最初の5分で高校時代の活動内容と志望動機をプレゼンテーションし、残り10分は質疑
文芸学部 マスコミュニケーション学科書類審査のみ1人15分。最初の5分で志望動機をプレゼンテーションし、残り10分は質疑
文芸学部 ヨーロッパ文化学科書類審査のみ個人面接
法学部10月4日(日)集合9:30。6,000字から10,000字程度の文章を読み、読解と自分の意見の表現力をみる筆記試験(90分)資料を約15分読んでから個人面接(約20分)。志願理由書についての質疑もあり、二次試験は面接の結果だけで選考
社会イノベーション学部10月3日(土)集合9:30。課題図書に基づく論述審査(90分)書類審査と面接。一次試験の結果も含めて選考

文芸学部の二次試験も、一次試験の結果を含めて総合的に選考されます。二次試験の集合時刻と集合場所は、WEB出願サイトの一次試験合格通知書で知らされます。

文化史学科とマスコミュニケーション学科のプレゼンテーションには、パワーポイントや模造紙などを用意して使えます。社会イノベーション学部の課題図書は植原亮『科学的思考入門』1(講談社現代新書)で、試験中は参照できません。

受験票は、WEB出願サイトのマイページから白色のA4用紙に片面100%サイズで印刷して持参し、表面・裏面とも書き込みはできません。印刷できる期間は、一次試験(法学部・社会イノベーション学部)が9月17日(木)10:00から各試験日の16:00まで、二次試験は法学部・社会イノベーション学部が10月23日(金)10:00〜11月8日(日)16:00、文芸学部が10月30日(金)10:00〜11月15日(日)16:00、経済学部が11月9日(月)10:00〜11月22日(日)16:00です。

筆記試験と小論文で机の上に置けるのは、受験票のほか、黒鉛筆、鉛筆キャップ、シャープペンシル、消しゴム、鉛筆削り(電動式・大型・ナイフ類を除く)、時計(辞書・電卓・端末などの機能があるものや、その機能の有無が見分けにくいもの、秒針音がするもの、タイマー類、大型のものを除く)、眼鏡、ハンカチ、中身だけ出したティッシュペーパー、目薬です。携帯電話などはアラームを解除して電源を切り、試験中に身に付けていると不正行為になることがあります。

経済学部・ヨーロッパ文化学科・社会イノベーション学部の面接会場には受験票以外を持ち込めず、法学部の二次試験は受験票と当日の配付資料だけです。

遅刻は、どの試験も集合時刻から30分以内なら受験が認められます1。学校保健安全法で出席停止とされる感染症にかかって治っていない人は受験を控えるよう求められ、その場合も追試験や入学検定料の返還はありません。

合格発表と入学手続(2027年度入試)

この節の答え合否はマイページの「合否の照会」で10:00に発表され、入学手続の締切は学部により11月27日〜12月10日、3月31日までに辞退すれば入学金以外が返還されます。

一次試験・二次試験の合否は、WEB出願サイトのマイページにある「合否の照会」ページで、どの学部も発表日の10:00に発表されます1。二次試験の合格発表は、法学部・社会イノベーション学部が11月13日(金)、文芸学部が11月20日(金)、経済学部が11月26日(木)で、入学手続の締切は同じ順に11月27日(金)、12月4日(金)、12月10日(木)です。

手続は、WEB出願サイトの「入学手続をする」から学部・学科を選んで入学者情報を入力し、WEB出願サイトからダウンロードする所定の振込用紙で、一括納入か分割納入かを選んで銀行の窓口から電信扱いで振り込み、そのあと入学手続書類を期間内に提出する順で進めます。細かい手順は、合格者向けにWEB出願サイトで公開される「入学手続要項」に載ります。

納付金は一般選抜の入学者と同額です。要項に参考として載っている2026年度入学者の初年度校納金は、どの学部も1,410,000円1(うち入学金200,000円)で、これに学部ごとの諸会費12,500円〜15,500円が加わります。

2027年度の金額は入学手続要項に載り、一部変わることがあります。手続のあと、2027年3月31日(水)までに所定の入学辞退手続をすると1、入学金を除く納付金が返還されます。

併願のルール

この節の答え他学部や他大学の総合型選抜と併願できますが、経済学部内・文芸学部内・社会イノベーション学部内の学科併願はできません。

  • 成城大学の他学部との併願:可(法学部と社会イノベーション学部の併願時は試験時間を調整)
  • 他大学の総合型選抜との併願:可(要項に明記)
  • 経済学部内(経済学科・経営学科)の学科併願:不可
  • 文芸学部内(英文学科・文化史学科・マスコミュニケーション学科・ヨーロッパ文化学科)の学科併願:不可
  • 社会イノベーション学部内(政策イノベーション学科・心理社会学科)の学科併願:不可

募集要項は他大学の総合型選抜との併願を認めているので、国公立大学や他の私立大学の総合型選抜と組み合わせた受験計画を立てられます。他大学の学校推薦型選抜との併願は要項に書かれていないので、相手の大学の要項の併願の規定もあわせて見てください。

総合型選抜で不合格だった場合に出願できる入試

この節の答え一次試験の出願は9月25日までに締め切られ、結果を見てから別学部には出願できません。共通テストで受けるN方式の2026年度の倍率は1.72〜6.66でした。

一次試験の出願期間はどの学部も9月中に終わり(最も遅い経済学部で9月25日(金)まで1)、一次試験の合格発表で最も早いのは法学部・社会イノベーション学部の10月9日(金)です。一つの学部の結果を見てから、別の学部の総合型選抜に出願することはできません。

複数の学部を受けたいときは、一次試験の出願の時点でそれぞれに出願し、出願ごとに検定料15,000円と支払い手数料を払います。

総合型選抜の後に成城大学を受ける方法の一つに、大学の入試データで結果が公表されている「国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)」があります。大学入学共通テスト4教科・4科目の結果だけで合否を判定し、区分ごとに最も得点の高い科目を使います。

国公立大学に出願していなくても、共通テストで指定の教科(科目)を受けていれば出願できます。ただし、2027年1月の共通テストの出願期間は2026年9月15日〜10月2日で、総合型選抜の一次試験の合格発表(10月9日〜22日)より前に締め切られます。

N方式を考えるなら、総合型選抜の結果を待たずに共通テストに出願しておく必要があります。検定料は1出願あたり5,000円2で、成城大学の独自選抜(S方式・A方式)と併願すると5,000円引きになり、入学手続の締切は国公立大学の前期の合格発表の翌日までです。

N方式の2026年度の倍率(総合型選抜を行う学科)

倍率は大学の公表値で、受験者数÷合格者数(小数点以下第三位を四捨五入)2の、いわゆる実質倍率です。合格者数は第1〜4回の合格と追加合格の合計で、得点率は合格最低点÷満点です。総合型選抜の倍率ではありません。

学部・学科志願者数受験者数合格者数倍率合格最低点/満点(得点率)
経済学部 経済学科277名273名41名6.66375.36/450(83.4%)
経済学部 経営学科184名181名38名4.76368.59/450(81.9%)
文芸学部 英文学科48名48名15名3.20438.00/550(79.6%)
文芸学部 文化史学科65名65名19名3.42402.50/500(80.5%)
文芸学部 マスコミュニケーション学科41名40名16名2.50421.97/550(76.7%)
文芸学部 ヨーロッパ文化学科54名52名16名3.25423.35/550(77.0%)
法学部 法律学科235名230名134名1.72407.23/550(74.0%)
社会イノベーション学部 政策イノベーション学科96名96名40名2.40589.00/750(78.5%)
社会イノベーション学部 心理社会学科98名95名40名2.38589.00/750(78.5%)

2026年度の合計点は、法学部を除いて、共通テストの「外国語」の換算点数と英語外部検定試験の換算点数のうち高いほう2を使って集計されています。合否は合計点で判定され、基準点などの設定はなく、調査書は参考程度です。

2025年度まではB方式4教科・4科目型として実施されていました。出願期間と試験科目の細目は総合型選抜の募集要項には載っていないので、成城ブリッジの入試情報で見てください。

2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告

この節の答え経済学部の英語評定4.2以上による代替の廃止、GTEC CBTの段階的な除外、文芸学部マスコミュニケーション学科の専願化が2028年度入試から予告されています。

成城大学は2026年7月16日に、令和10年度(2028年度)総合型選抜(2027年度に実施)からの変更点を予告しています3。この記事の早見表と出願要件は2027年度入試の要項によるので、2028年4月入学で受ける人(2026年度の高校2年生)について、次の点を変えると予告されています。

学部・学科2027年度入試まで2028年度入試から
経済学部英語外部検定試験のほか、英語科目の評定平均4.2以上でも出願要件を満たせる英語科目の評定平均4.2以上による代替は認めない
経済学部GTEC CBTを英語外部検定試験として認める2028年度選抜までは認めるが、2029年度選抜から出願要件から外す(GTEC CBTは2025年11月で終了)
文芸学部マスコミュニケーション学科成城大学の他学部や他大学の総合型選抜と併願できる併願を認めず、「同学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約する者」が出願要件に加わる

予告には、今後追加や変更があれば大学のホームページで案内すると書かれています3。出願する年度の募集要項で改めて確かめてください。

学年別の準備の進め方

この節の答え高2のうちに英語資格や探究活動を形にし、高3の夏までに書類と筆記試験・小論文の準備を終えて9月の出願に備えます。

成城大学 総合型選抜の準備と入試の時期(高2から高3)
高2の秋まで
英語資格を取得する
経済学部志望の場合。英検2級など
高2のうち
探究活動や作品を形にする
文芸学部志望の場合。学科に関連する探究活動や作品制作、地域調査など
高3の夏まで
書類と試験の準備を終える
出願は9月
9月
一次試験の出願
学部により9月1日から9月25日の間の11日間
10月
一次試験合格発表
筆記試験は、法学部が10月4日、社会イノベーション学部が10月3日
11月
二次試験と合格発表
二次試験は11月8日から11月22日、合格発表は11月13日から11月26日
11月27日から12月10日
入学手続の締切
学部により異なる

高校3年生(出願する年)

  1. 志望学部の出願要件(評定・英語資格)を満たしているかを要項で確認する。英語資格が足りない場合は出願までに受験する
  2. 志願理由書と活動報告書を、学部の趣旨(要項に記載)と自分の経験を結びつけて書き、第三者の添削を2回以上受ける
  3. 法学部・社会イノベーション学部は筆記試験、経済学部は二次の小論文の練習を週1回
  4. 面接では志願理由書の内容を深掘りされるため、書いた内容の「なぜ」を説明できるようにする

高校2年生以下

  1. 経済学部志望なら評定平均3.8以上を維持する。2028年度入試からは英語科目の評定平均4.2以上による代替が認められない予告があるので、英語資格(英検2級など)は高2の秋までに取得する
  2. 文芸学部志望なら、学科に関連する探究活動や作品制作、地域調査などを高2のうちに形にする
  3. 成城大学は他大学の総合型選抜と併願できるので、第一志望の国公立や他私大と組み合わせた計画を立てる。ただし、マスコミュニケーション学科は2028年度入試から併願を認めず、「同学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約する者」が出願要件に加わると予告されている

よくある不安と要項の答え(浪人・評定・一次の結果・英語資格)

この節の答え既卒生は文化史・マスコミュニケーション学科以外で出願でき、評定の要件は経済学部と2学科だけで、一次の結果の扱いは学部で違い、検定料を払った後は学部を変えられません。

よくある不安要項に書かれていること
浪人生(既卒生)でも出願できる?経済学部、文芸学部の英文学科・ヨーロッパ文化学科、法学部、社会イノベーション学部は、高校を卒業した人も出願できます。文化史学科とマスコミュニケーション学科は、2027年3月に高校を卒業見込みの人に限られます
評定平均が低いと出願できない?評定平均が出願要件なのは、経済学部(全教科・科目3.8以上)、文化史学科(国語・英語・地歴公民4.0以上)、マスコミュニケーション学科(全体3.7以上)です。英文学科・ヨーロッパ文化学科・社会イノベーション学部は外部検定試験のスコアが要件で、法学部は調査書を出しても成績は評価の対象になりません
一次試験の点数は二次試験に響く?学部で違います。経済学部は一次試験の結果を二次試験に反映せず、法学部は二次試験の面接の結果だけで選考します。文芸学部と社会イノベーション学部は、一次試験の結果も含めて総合的に選考します
英語資格はいつ受けたものが使える?経済学部は高校入学後に取得したスコア、英文学科・ヨーロッパ文化学科は出願期間の末日から2年以内に受けた結果、社会イノベーション学部は2024年9月以降に受けたスコアだけが使えます。社会イノベーション学部は、英検の一次試験免除の場合を除き、同じ試験日に4技能を受けた合計スコアが必要です
出願したあとで学部・学科を変えられる?入学検定料を払ったあとは、どんな理由でも受験学部・学科は変えられません。払う前なら、間違えた出願登録は支払わずに、正しい内容で登録し直します

合否を分ける準備の違いは総合型選抜で受かる人と落ちる人の違いで説明しています。

よくある質問

Q. 成城大学の総合型選抜は共通テストが必要ですか?
A. 必要ありません。成城大学の総合型選抜は、書類審査(学部によっては筆記試験)の一次試験と、面接(学部により小論文など)の二次試験で合否が決まり、11月に合格発表があります。
Q. 成城大学の総合型選抜は他大学と併願できますか?
A. できます。2027年度の募集要項では、成城大学の他学部および他大学の総合型選抜との併願が認められています。ただし、経済学部内・文芸学部内・社会イノベーション学部内の学科併願はできません。
Q. 成城大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 学部によって異なります。経済学部は高校で学んだ全教科・科目の評定平均3.8以上が出願要件です。法学部は評定平均の要件がなく、文芸学部は文化史学科が国語・英語・地歴公民の評定平均4.0以上、マスコミュニケーション学科が全体の評定平均3.7以上を求め、社会イノベーション学部と英文学科・ヨーロッパ文化学科は評定平均ではなく外部検定試験のスコアが要件です。
Q. 成城大学の総合型選抜に英語の資格は必要ですか?
A. 経済学部と社会イノベーション学部、文芸学部の英文学科・ヨーロッパ文化学科では、英検、GTEC、TOEFL iBTなど成城大学が指定する外部検定試験のスコアが出願要件に含まれます(経済学部は英語科目の評定平均4.2以上でも代替可で、2028年度入試からは認めない予告あり。ヨーロッパ文化学科は独語・仏語の検定試験でも可)。法学部と、文芸学部の文化史学科・マスコミュニケーション学科には英語資格の要件はありません。
Q. 成城大学の総合型選抜の募集人員は何名ですか?
A. 2027年度は、経済学部が経済学科10名・経営学科10名、法学部法律学科10名、社会イノベーション学部が政策イノベーション学科10名・心理社会学科10名、文芸学部は4学科とも若干名です。
Q. 成城大学の総合型選抜はいつ出願しますか?
A. 2027年度入試は、一次試験の出願が2026年9月(学部により9月1日から9月25日の間の11日間)、一次試験合格発表が10月、二次試験が11月8日から11月22日、二次試験の合格発表が11月13日から11月26日、入学手続の締切が11月27日から12月10日です(いずれも学部により異なります)。年度ごとに日程が変わるため、入試情報サイト「成城ブリッジ」で出願する年度の要項を見てください。

まとめ

成城大学の総合型選抜は、共通テスト不要で他大学と併願できる、使いやすい方式です。ただし出願要件は学部ごとに異なり、経済学部は評定3.8以上と英語、社会イノベーション学部と文芸学部の英文・ヨーロッパ文化学科は外部検定、文芸学部の文化史・マスコミュニケーション学科は評定、法学部は筆記試験が鍵になります。

出願は9月なので、高3の夏までに書類と試験の準備を終えてください。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 2027年度 総合型選抜学生募集要項成城大学・2026-05・PDF
  2. 国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)過去3年の選抜結果データ成城大学・PDF
  3. 【お知らせ】令和10(2028)年度 成城大学総合型選抜における変更点について(予告)成城大学・2026-07-16
  4. 総合型選抜 過去3年の選抜結果データ(2024〜2026年度)成城大学・PDF

リンク先の確認日:2026-11-01

成城大学 入試情報サイト 成城ブリッジ「学生募集要項」で最新の要項を確認する
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