同志社大学には、総合型選抜として「アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)」と「自己推薦入学試験」、学校推薦型選抜として「推薦選抜入学試験」があります。名前が似ていますが、学校長の推薦が要るかどうか、実施する学部、出願の時期が違います。この記事では、2027年度入学試験要項に基づいて、学部別の募集人数、出願資格、選考方法、日程、2026年度の結果を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。
同志社大学の総合型選抜・推薦選抜の全体像
この節の答え総合型選抜はAO入試と自己推薦入学試験、学校推薦型選抜は推薦選抜入学試験で、学校長の推薦が要るかどうかが違います。
同志社大学の要項は、AO入試、自己推薦入学試験、推薦選抜入学試験の3つを1冊にまとめています。要項の説明では、AO入試は「出願資格を満たしていれば、自分の意志で出願できる公募制の自己推薦入試」、推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験は「学校長などの推薦を受けて、あるいは推薦を受けなくても、出願できる制度」とされています(p.1)。
| 入試の名称 | 区分 | 学校長の推薦 | 実施する学部 |
|---|---|---|---|
| AO入試 | 総合型選抜 | 不要 | 商学部(商学科フレックス複合コース) |
| 自己推薦入学試験 | 総合型選抜 | 不要 | 神学部、社会学部、法学部、経済学部、文化情報学部、生命医科学部、スポーツ健康科学部、心理学部、グローバル・コミュニケーション学部 |
| 推薦選抜入学試験 | 学校推薦型選抜 | 必要 | 神学部、文学部、社会学部、文化情報学部、理工学部、グローバル地域文化学部 |
2026年度入試ではAO入試を商学部、生命医科学部、スポーツ健康科学部の3学部で実施2していましたが、2027年度入試の要項でAO入試を行うのは商学部だけです。その商学部のAO入試も2027年度入試が最後で、2028年度入試からは新しい方式の自己推薦入学試験になると予告されています(下の「2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告」)。
生命医科学部医情報学科は、2027年度は自己推薦入学試験(リベラルサイエンス型総合選抜入学試験)として募集します。社会学部の3学科とスポーツ健康科学部の自己推薦は、競技実績を出願資格とする「自己推薦(スポーツ)入学試験」です。
出典
同志社大学「2027年度 入学試験要項」(2026年6月)、同大学「2026年度 入試統計」。出願資格と書類の様式は学部ごとに違います。出願する年度の要項と出願用所定用紙は、同志社大学 推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験のページからダウンロードできます(AO入試の要項と出願書類はAO入試のページに載っています)。
総合型選抜の募集人数・選考・日程(学部別)
この節の答えAO入試と大半の自己推薦は9月1日〜7日に書類を受け付け、試験は9月26日から12月5日まで学部ごとに違います。
AO入試と、グローバル・コミュニケーション学部以外の自己推薦入学試験は、出願情報登録が2026年8月25日から9月7日、出願書類の受付が9月1日から9月7日です。グローバル・コミュニケーション学部は、出願情報登録が10月23日から11月5日、書類の受付が11月1日から11月5日(必着)です。
「書類→」は第1次選考(書類選考)のあとに第2次選考がある方式です。社会学部教育文化学科は出願が9月で、第1次選考の結果発表が10月23日、第2次選考が11月14日です。
試験日と合格発表は、11月に出願する推薦選抜入学試験の社会学部社会福祉学科と同じ日になります。
| 学部・学科(方式) | 募集人数 | 選考の内容 | 試験日(2026年) | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 商学部 フレックス複合コース(AO入試) | 10名 | 書類→小論文、面接(英語のプレゼンテーションを含む) | 10月24日(土) | 11月5日(木) |
| 神学部 神学科 | 6名 | 書類→口頭試問 | 10月3日(土) | 11月3日(火) |
| 社会学部 社会福祉/メディア/産業関係学科(スポーツ) | 3名/5名/5名 | 小論文、口頭試問 | 10月17日(土) | 11月6日(金) |
| 社会学部 教育文化学科 | 8名 | 書類→小論文、口頭試問(活動のプレゼンテーションを含む) | 11月14日(土) | 12月4日(金) |
| 法学部 法律学科/政治学科 | 15名/5名 | 小論文、面接 | 9月26日(土) | 11月5日(木) |
| 経済学部 経済学科 | 10名 | 書類→小論文、面接 | 11月7日(土) | 11月12日(木) |
| 文化情報学部(横断的思考力評価型入学試験) | 15名 | 模擬講義受講型試験、筆記試験(総合問題) | 10月10日(土) | 11月4日(水) |
| 生命医科学部 医情報学科(リベラルサイエンス型総合選抜入学試験) | 10名 | 書類→課題文読解試験、口頭試問 | 10月17日(土) | 11月3日(火) |
| スポーツ健康科学部(スポーツ) | 22名 | 書類→小論文、面接 | 10月25日(日) | 11月2日(月) |
| 心理学部 心理学科 | 4名 | 書類→小論文、口頭試問 | 11月14日(土) | 11月20日(金) |
| グローバル・コミュニケーション学部 英語コース/中国語コース | 13名/7名 | 小論文と、日本語と英語による口頭試問(中国語コースは小論文と面接) | 12月5日(土) | 12月11日(金) |
AO入試の小論文は2時間、面接は30分程度1で、面接の冒頭に第1次審査合格時に与えられる課題をもとに英語で5分間のプレゼンテーションを行います(p.11)。文化情報学部の模擬講義受講型試験は、模擬講義を受講して設問に答える試験です。
学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験)の募集人数・選考・日程
この節の答え書類の受付は11月1日〜5日で学校長の推薦書が必要、試験は11月14日〜12月5日、合格発表は12月4日か11日です。
推薦選抜入学試験は全学部とも、出願情報登録が2026年10月23日から11月5日1、出願書類の受付が11月1日から11月5日です(社会学部とグローバル地域文化学部は11月5日必着、その他は締切日消印有効)。学校長の推薦書が必要です(文学部国文学科は、高等学校卒業程度認定試験の合格者など一部の出願資格の人は不要)。
卒業した年の条件もあり、神学部は2026年3月に高校を卒業した人まで、社会学部社会福祉学科は2026年に卒業した人までが対象で、理工学部は2027年3月に卒業見込み(高専は第3学年を修了見込み)の人だけが出願できます。
| 学部・学科 | 募集人数 | 選考の内容 | 試験日(2026年) | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 神学部 神学科(A区分/B区分) | 7名/7名 | 小論文、面接 | 11月21日(土) | 12月4日(金) |
| 文学部 英文学科/美学芸術学科 | 10名/6名 | 書類→論文、口頭試問 | 12月5日(土) | 12月11日(金) |
| 文学部 国文学科(伝統文化継承者特別入学試験) | 2名 | 書類→論文、口頭試問 | 12月5日(土) | 12月11日(金) |
| 社会学部 社会福祉学科 | 12名 | 小論文、口頭試問 | 11月14日(土) | 12月4日(金) |
| 文化情報学部 文化情報学科 | 10名 | 論述問題、口頭試問 | 11月14日(土) | 12月4日(金) |
| 理工学部(工業高等学校等) | 10学科で各1名 | 小論文、面接および口頭試問 | 11月21日(土) | 12月4日(金) |
| グローバル地域文化学部 ヨーロッパ/アジア・太平洋/アメリカコース | 7名/7名/6名 | 小論文、口頭試問 | 12月5日(土) | 12月11日(金) |
文化情報学部の論述問題は、数量的データの分析・論考を問う問題と、文章に対する論考・表現能力を問う問題の2題です(p.70)。理工学部の口頭試問では数学、理科(物理または化学または生物)、英語について試問します(p.74)。
大学入学共通テストは必要か
この節の答えどの方式も選考に共通テストは使わず、合否は出願書類と小論文・面接・口頭試問などの試験で決まります。
AO入試、自己推薦入学試験、推薦選抜入学試験のどの方式も、要項の選考方法に大学入学共通テストは含まれていません。合否は出願書類と、小論文・面接・口頭試問などの試験で決まります。
例外として、生命医科学部医情報学科の自己推薦では、2026年3月以前に高校を卒業した人は、評定の代わりに令和8年度大学入学共通テストの外国語・数学・理科の成績(計390点以上)で出願資格を満たす仕組みがあります(p.38)。
出願資格:評定と英語資格(学部別)
この節の答え評定は法学部の自己推薦が4.0以上、商学部のAO入試と神学部は基準なしなど、英語資格とあわせて学部ごとに大きく違います。
総合型選抜(AO入試・自己推薦入学試験)
| 学部・学科 | 評定(全体の学習成績の状況) | 英語・外国語の資格 |
|---|---|---|
| 商学部(AO入試) | 基準なし(調査書は学力把握の参考) | TEAP 280点以上、TOEFL iBT 4以上、IELTS 5.5以上、TOEIC L&R 650点以上のいずれか |
| 神学部 | 基準なし | 不要 |
| 社会学部(スポーツ) | 3.0以上 | 不要(全国大会出場などの競技実績が必要) |
| 社会学部 教育文化学科 | 記載なし | GTEC、TOEFL iBT、TOEFL ITP、英検のいずれかで英語能力を証明 |
| 法学部 | 4.0以上 | TOEIC L&R 700点以上、TOEFL iBT 72点以上、英検準1級、IELTS 6.0以上など(ドイツ語・フランス語の検定も可) |
| 経済学部 | 3.4以上 | 英検、GTEC、TOEIC L&R、IELTS、TOEFL iBTのいずれかの成績 |
| 文化情報学部 | 英語・国語・数学・情報のうち2つが4.0以上 | 任意(持っていれば加点) |
| 生命医科学部 医情報学科 | 全体・外国語・数学・理科がいずれも3.8以上 | 不要 |
| スポーツ健康科学部(スポーツ) | 3.2以上 | 任意(加点) |
| 心理学部 | 記載なし | TOEIC L&R 450点以上、英検準2級以上、IELTS 4.0以上などのいずれか |
| グローバル・コミュニケーション学部 英語コース | 記載なし | TOEIC L&R 650点以上、IELTS 5.5以上、英検準1級以上などのいずれか |
| グローバル・コミュニケーション学部 中国語コース | 全科目4.0以上かつ外国語4.2以上でも可 | TOEIC L&R 500点以上、英検2級以上などのいずれか |
法学部は2025年4月1日以降に高校を卒業した人、社会学部(スポーツ)、経済学部、スポーツ健康科学部は2026年に卒業した人までが対象です。経済学部は、スポーツ・文化・社会活動などで優れた成果をあげたことも出願資格で、ガイドラインには「全国大会で個人種目ベスト16以上、団体種目ベスト8以上」などが示され、資格取得や検定試験合格だけでは出願できません(p.29)。
文化情報学部は、指定の資格を持っていると、試験の配点200点の5%ずつ(最大3分野で15%)が加算されます(p.34)。生命医科学部医情報学科は、評定の基準に加えて、数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C)と理科2分野(物理・化学・生物のうち)を履修し終える見込みであることが出願資格です(理数科は理数数学Ⅰ・Ⅱと理数理科2科目。
p.38)。
学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験)
| 学部・学科 | 評定・成績 | その他の主な要件 |
|---|---|---|
| 神学部 | 3.5以上(B区分のスポーツ活動は3.0以上) | A区分:キリスト教会に所属、またはキリスト教主義高校/B区分:文化・スポーツ活動の業績や技能・資格 |
| 文学部 英文学科 | 全体4.0以上かつ英語4.1以上 | TOEIC L&R 600点以上、またはTOEFL iBTの基準 |
| 文学部 美学芸術学科 | 下のいずれかを満たす | TOEIC L&R 500点以上、英検2級以上、独検・仏検3級以上、外国語4.0以上かつ国語か地理歴史4.3以上など |
| 文学部 国文学科 | 記載なし | 伝統文化を継承してきた実績と指導者の推薦状 |
| 社会学部 社会福祉学科 | 記載なし | A区分:福祉に関する学科か総合学科で、福祉に関する科目3科目18単位以上/B区分:ボランティア活動などを概ね1年以上継続/C区分:キリスト者 |
| 文化情報学部 | 英語・国語・数学・情報のうち2つが4.0以上 | 課外活動、社会活動、個人的研鑽での成果 |
| 理工学部 | 全体4.3以上かつ外国語4.3以上 | 工業・情報に関する学科、総合学科(工業・情報の科目20単位以上の修得見込み)、工業高校の卒業見込み、または高専3年修了見込み |
| グローバル地域文化学部 | 4.0以上 | TOEIC L&R 785点以上、英検準1級以上、IELTS 5.5以上など(英語以外の外国語と英語の組み合わせも可) |
評定の数え方は評定平均の解説、総合型と推薦型の違いは総合型選抜と学校推薦型選抜の違いで説明しています。
提出書類と書く分量
この節の答えどの方式も調査書を出し、本人の書類は商学部AO入試のエッセイ2,000字など、学部ごとに様式と分量が決まっています。
どの方式も調査書を提出します。本人が書く書類は学部ごとに様式と分量が決まっていて、大学ホームページの出願用所定用紙を使うものと、様式自由のもの(神学部の志望理由書・小論文、教育文化学科の英語の志望理由書など)があります。
| 学部・学科(方式) | 本人が作成する主な書類 |
|---|---|
| 商学部(AO入試) | 自己紹介書(自己アピール欄500字以内)、志望理由書(1,000字以内)、ビジネスに関連したテーマのエッセイ(2,000字以内)、英語による自己PRの動画(3分間程度) |
| 神学部(自己推薦) | 自己紹介書、自己アピールを含む志望理由書(2,000字以内)、自由テーマの小論文(2,000字以内) |
| 社会学部 教育文化学科 | 英語の志望理由書(600words程度)、活動と人間形成について論じるレポート(2,000字以内) |
| 法学部 | 志望理由書(1,600字程度) |
| 経済学部 | 志望理由書、活動成果を客観的に証明する資料 |
| 文化情報学部(自己推薦) | 学修計画書 |
| スポーツ健康科学部 | 志望理由書(800字以内)、競技成績説明書 |
| 心理学部 | 志望理由書(自筆)、自己アピールのための資料(A4で4枚まで)、入学意思確認書 |
| 文学部(推薦選抜) | 志望理由書(英文学科1,000字程度、美学芸術学科1,000〜1,200字、国文学科4,000字程度) |
| 社会学部 社会福祉学科(推薦選抜B区分) | ボランティア活動などを論じたレポート(2,000字程度) |
AO入試では、ほかに本人をよく知る成人2名が書く志願者評価書1(三親等以内の親族は不可)が必要です(p.10)。経済学部は志願者紹介状1名、教育文化学科は志願者評価書2名が必要です。
志望理由書の組み立て方は志望理由書の書き方を参考にしてください。
入試要項(募集要項)の入手先と構成
この節の答え要項は3つの方式を1冊にまとめた115ページのPDFで、所定用紙と一緒に推薦選抜・自己推薦のページとAO入試のページから入手できます。
同志社大学の2027年度の要項は、AO入試・自己推薦入学試験・推薦選抜入学試験を1冊にまとめた「総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項」で、要項の発表は2026年6月1日です。PDFは115ページあり、p.2〜3に全方式の募集人数と日程の一覧、p.5〜13にAO入試、p.15〜54に自己推薦入学試験、p.55〜80に推薦選抜入学試験の学部別の要項、p.81以降(ページは冊子の表記)に出願手順・受験票・入学手続・受験時の注意事項などの共通事項が載っています。
推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験のページには、要項の全ページ、共通事項だけのPDF、学部・学科・コースごとの要項と出願用所定用紙が並び、AO入試のページには、要項から抜き出した「2027年度 AO入試募集要項」と出願書類があります。所定用紙は、法学部がパソコン入力のみ、グローバル・コミュニケーション学部が手書き記入のみ(郵送用宛先用紙を除く)、心理学部の志望理由書が自筆・ペン書きと、学部ごとに書き方が決まっています。
経済学部の自己推薦は、2026年6月18日に要項p.29〜30の記載が変更7されました(新型コロナウイルス感染症の影響で大会が中止・延期になった場合の出願資格の扱いと、その場合に追加で出す資料)。変更後のページは経済学部の入試特設ページにあり、同じページには「過去の入試問題」へのリンクもあります。
経済学部の小論文は、要項のQ&Aで「国語の読解力、表現力などを問う試験」と説明されています。
試験当日の時間割と合否の通知
この節の答え受験票は出願サイトから各自で印刷し、試験開始後15分以上の遅刻は受験できず、最終の合否は登録した住所へ速達郵便で届きます。
受験票は郵送ではなく、インターネット出願サイトにログインして各自で取得し、A4サイズ縦向きに印刷します(スマートフォンの画面での提示は不可)。第1次選考(書類選考)がある方式は、その結果も同じページに表示され、合格者には第2次選考の受験票が出ます。
要項の受験時の注意事項では、試験開始後15分以上遅刻すると受験できず1、計算機、電子辞書、耳栓、イヤホンは使えません。
自己推薦入学試験の各学部の会場と時間割(2026年)は次のとおりです。
| 学部・学科 | 会場 | 時間割 |
|---|---|---|
| 法学部 | 今出川キャンパス | 小論文10:00〜11:00、面接12:30〜 |
| 文化情報学部 | 京田辺キャンパス | 模擬講義受講型試験10:00〜11:30(講義20〜30分・試験60分の予定)、筆記試験(総合問題)13:00〜14:00 |
| 社会学部(スポーツ) | 新町キャンパス | 小論文10:00〜11:30、口頭試問13:00〜 |
| 生命医科学部 医情報学科 | 京田辺キャンパス | 課題文読解試験12:30〜14:30(講義を含む)、口頭試問15:00〜(20〜30分の予定) |
| スポーツ健康科学部(スポーツ) | 京田辺キャンパス | 小論文10:30〜11:30、面接13:00〜(詳細は第1次合格者に通知) |
| 経済学部 | 今出川キャンパス | 小論文10:00〜11:00、面接12:00〜 |
| 社会学部 教育文化学科 | 新町キャンパス | 小論文10:00〜11:30、口頭試問13:00〜 |
| グローバル・コミュニケーション学部 | 京田辺キャンパス | 9:40集合、小論文10:00〜11:30、口頭試問(中国語コースは面接)12:30〜 |
AO入試、神学部、心理学部の第2次選考(AO入試は第2次審査)の時間は、第1次の合格者に受験票などで知らされます。心理学部の小論文は60分で出題文に英語を含む場合があり、口頭試問は20分程度で、希望すればそのうち5分以内をプレゼンテーションにあてられます(事前の申し込みは不要)。
教育文化学科の小論文には、英語による論述問題が含まれる場合があります。
合否の通知と、不合格だった場合の次の出願
最終の合否はインターネット出願サイトでは発表されず、合格者発表の日付で、出願時に登録した住所へ速達郵便で発送されます。電話での合否の問い合わせには応じていません。
9月に出願する方式の合否通知の日付は、2026年11月2日(スポーツ健康科学部)から12月4日(社会学部教育文化学科)まで学部ごとに違います。11月に出願する推薦選抜入学試験とグローバル・コミュニケーション学部の自己推薦は、出願書類の受付が11月1日〜11月5日なので、社会学部(スポーツ)(11月6日付)、経済学部(11月12日付)、心理学部(11月20日付)、教育文化学科(12月4日付)は、合否通知の日付がこの受付期間より後になります。
商学部のAO入試と法学部も、合否通知は受付の最終日(11月5日)付です。
神学部と文化情報学部で自己推薦と推薦選抜の両方を考える場合、自己推薦の合否通知は神学部が11月3日付、文化情報学部が11月4日付で、推薦選抜の書類の締切(11月5日・消印有効)の直前です。推薦選抜には学校長の推薦書が要るので、自己推薦の結果を待たずに推薦書を高校に相談しておきます。
この要項には、一般選抜入学試験と大学入学共通テストを利用する入学試験の日程は載っていません。一般選抜で同志社大学を受ける可能性があれば、その出願期間も早めに調べておきます。
準備の差が合否にどう出るかは総合型選抜で受かる人と落ちる人の違いで説明しています。
併願と入学手続
この節の答えAO入試は専願制ではなく併願でき、合格後は第1次手続で登録料、第2次手続で残りの学生納付金を納めます。
- AO入試は専願制ではなく、一般選抜入学試験、大学入学共通テストを利用する入学試験、推薦選抜入学試験、自己推薦入学試験などと併願できる
- 神学部と文化情報学部の自己推薦は、推薦選抜入学試験の出願資格を満たしていれば併願できる
- グローバル地域文化学部の推薦選抜入学試験は専願ではない。ただし併願先との受験日・受験時間の調整は行わない
- 社会学部の自己推薦(スポーツ)は3学科の中で1学科だけを選ぶ(学科間の併願不可)
- 心理学部は「合格した場合は入学する強い意思を持つ者」が出願資格で、入学意思確認書を提出する
11月14日と12月5日には複数の方式の試験が重なっています。併願を考える場合は、試験日を先に確かめてください。
合格者は、第1次手続で登録料(入学金相当額)を、第2次手続で残りの学生納付金を納めます。第1次手続の締切は、9月出願の方式の多くが2026年12月2日、社会学部教育文化学科とグローバル・コミュニケーション学部の自己推薦、推薦選抜入学試験が2027年1月7日です(p.96)。
2026年度の結果(志願者数・合格者数)
この節の答え2026年度は自己推薦が志願者588人・合格者211人、推薦選抜が志願者323人・合格者105人でした。
同志社大学の入試統計による2026年度の結果です。2026年度の自己推薦入学試験は募集人数116、志願者588、合格者2113、推薦選抜入学試験は募集人数84、志願者323、合格者1054でした。
学科の顔ぶれや募集人数が2027年度と違う方式があります。
| 学部・学科(方式) | 志願者 | 合格者 |
|---|---|---|
| 商学部 フレックス複合コース(AO入試) | 30 | 13 |
| 神学部(自己推薦/推薦選抜) | 44/37 | 7/14 |
| 社会学部 社会福祉・メディア・産業関係(スポーツ) | 19/21/25 | 7/7/10 |
| 社会学部 教育文化学科(自己推薦) | 41 | 9 |
| 法学部 法律学科/政治学科 | 32/20 | 29/16 |
| 経済学部 | 51 | 13 |
| 文化情報学部(自己推薦/推薦選抜) | 52/40 | 23/15 |
| スポーツ健康科学部(自己推薦) | 113 | 36 |
| 心理学部 | 52 | 4 |
| グローバル・コミュニケーション学部 英語/中国語 | 91/27 | 35/15 |
| 文学部 英文/美学芸術/国文(推薦選抜) | 31/25/5 | 28/6/3 |
| 社会学部 社会福祉学科(推薦選抜) | 47 | 10 |
| 理工学部(推薦選抜・10学科計) | 12 | 4 |
| グローバル地域文化学部 ヨーロッパ/アジア・太平洋/アメリカ | 44/51/31 | 9/8/8 |
募集人数より合格者が多い学科も、少ない学科もあります。心理学部のように志願者52人に対して合格者4人という学部もあり、人数だけで見通しを立てることはできません。
学部・方式別の倍率(2026年度)
この節の答え2026年度の倍率は自己推薦全体で2.8倍、推薦選抜全体で3.1倍、AO入試全体で5.6倍で、心理学部の自己推薦は13.0倍でした。
同志社大学の入試統計で倍率の欄があるのはAO入試の表だけで、自己推薦入学試験と推薦選抜入学試験の倍率は、東京修学館の計算(志願者数÷合格者数・小数第2位を四捨五入)です。入試統計の「2026年度」は、2026年4月に入学する人を対象にした入試の結果です。
AO入試の最終倍率(2026年度)
| 学部・学科 | 最終倍率(同志社大学の発表) |
|---|---|
| 商学部 フレックス複合コース | 2.3倍 |
| 生命医科学部 医情報学科 | 5.0倍 |
| スポーツ健康科学部 | 16.5倍 |
| AO入試全体 | 5.6倍 |
商学部の第1次審査(書類)の合格者は17人でした。生命医科学部医情報学科は募集人数2名に志願者5人・最終合格者1人、スポーツ健康科学部は募集人数4名に志願者66人・最終合格者4人2です。
2027年度は両学部ともAO入試の募集がなく、医情報学科は自己推薦(10名)で募集し、スポーツ健康科学部は自己推薦(スポーツ)の募集人数が2026年度の20名から22名になります。
自己推薦入学試験の倍率(2026年度)
| 学部・学科 | 倍率(東京修学館の計算) |
|---|---|
| 神学部 | 6.3倍 |
| 社会学部 社会福祉学科(スポーツ) | 2.7倍 |
| 社会学部 メディア学科(スポーツ) | 3.0倍 |
| 社会学部 産業関係学科(スポーツ) | 2.5倍 |
| 社会学部 教育文化学科 | 4.6倍 |
| 法学部 法律学科 | 1.1倍 |
| 法学部 政治学科 | 1.3倍 |
| 経済学部 | 3.9倍 |
| 文化情報学部 | 2.3倍 |
| スポーツ健康科学部(スポーツ) | 3.1倍 |
| 心理学部 | 13.0倍 |
| グローバル・コミュニケーション学部 英語コース | 2.6倍 |
| グローバル・コミュニケーション学部 中国語コース | 1.8倍 |
| 自己推薦入学試験全体 | 2.8倍 |
最も高いのは心理学部の13.0倍、最も低いのは法学部法律学科の1.1倍です。第1次選考(書類選考)がある学部では、第1次選考の合格者が心理学部8人、神学部15人、社会学部教育文化学科17人、経済学部32人、スポーツ健康科学部59人で、書類の段階で志願者が絞られています。
法学部は2学科とも1倍台ですが、2027年度の要項では、出願の時点で評定4.0以上と外国語検定の基準(TOEIC L&R 700点以上など)を満たしている必要があります。
推薦選抜入学試験の倍率(2026年度)
| 学部・学科・コース | 倍率(東京修学館の計算) |
|---|---|
| 神学部 | 2.6倍 |
| 文学部 英文学科 | 1.1倍 |
| 文学部 美学芸術学科 | 4.2倍 |
| 文学部 国文学科(伝統文化継承者特別入学試験) | 1.7倍 |
| 社会学部 社会福祉学科 | 4.7倍 |
| 文化情報学部 | 2.7倍 |
| 理工学部(10学科計) | 3.0倍 |
| グローバル地域文化学部 ヨーロッパコース | 4.9倍 |
| グローバル地域文化学部 アジア・太平洋コース | 6.4倍 |
| グローバル地域文化学部 アメリカコース | 3.9倍 |
| グローバル地域文化学部(3コース計) | 5.0倍 |
| 推薦選抜入学試験全体 | 3.1倍 |
グローバル地域文化学部は、この記事で扱う方式のうち推薦選抜入学試験(学校推薦型選抜)だけを実施していて、2026年度の結果の表では第1次選考の合格者がヨーロッパコース20人、アジア・太平洋コース20人、アメリカコース17人です。2027年度の要項では第1次選考の記載はなく、小論文と口頭試問の1回で選考します。
同じ学部でも方式で倍率は違い、神学部は自己推薦6.3倍・推薦選抜2.6倍、文化情報学部は自己推薦2.3倍・推薦選抜2.7倍でした。募集人数が数名の学科は数人の増減で倍率が大きく動きます。
倍率の見方は総合型選抜の倍率の解説でも説明しています。
2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告
この節の答え商学部のAO入試は2027年度入試が最後で、2028年度入試からは新しい方式の自己推薦入学試験に変わる予告です。
同志社大学は2026年7月24日更新のお知らせで、商学部のAO入試の廃止と自己推薦入学試験の実施を知らせています。この記事の方式・募集人数・日程は2027年度入試の要項によるので、2028年4月入学で受ける人(2026年度の高校2年生)は、次の点が変わると予告されています。
| 学部・学科 | 2027年度入試まで | 2028年度入試から |
|---|---|---|
| 商学部 | AO入試(アドミッションズオフィス方式による入学者選抜)を実施。2027年度は商学科フレックス複合コースで10名を募集 | AO入試は行わず、新たな方式による自己推薦入学試験を実施 |
お知らせには、商学部のAO入試は2027年度入試をもって最後になる8と書かれています。新しい方式の自己推薦入学試験の出願資格や選考方法は、後日改めて大学のウェブページで知らせる8としています。
商学部を総合型選抜で考えている人は、新しい方式の詳細が発表されたら、出願する年度の募集要項で改めて確かめてください。
学年別の準備の進め方
この節の答え高3は方式と出願月、推薦書や英語資格の証明を確かめ、高1・2は評定と英語資格の基準を早めに満たしておきます。
高校3年生
- 志望学部にどの方式があるか、9月出願か11月出願かを確かめる。11月出願の方式は、出願情報登録が2026年10月23日〜11月5日、出願書類の受付が11月1日〜11月5日
- 推薦選抜入学試験を受ける場合は、学校長の推薦書が必要なので早めに担任に相談する
- 英語資格が要件の方式は、受験した時期の条件(AO入試は2024年10月以降、法学部は2025年4月1日以降、文学部美学芸術学科のTOEIC L&R・TOEFL iBTは2026年4月以降など)と、出願時に証明書がそろうかを確かめる。TOEFL iBTは、AO入試・法学部・経済学部・心理学部・文学部などでOfficial Score Reportの大学への直送が必要
- 志望理由書や活動の証明資料は、大学の所定用紙をダウンロードしてから下書きを作る
高校1・2年生
- 評定の基準が高い方式(理工学部の推薦選抜は4.3以上、法学部の自己推薦は4.0以上など)を考えている場合は、1年生から評定を保つ
- 法学部、心理学部、グローバル・コミュニケーション学部、グローバル地域文化学部などを考えている場合は、英語資格の基準を早めに満たしておく
- 経済学部や神学部B区分のように活動実績が問われる方式では、大会記録や賞状など、客観的に証明できる資料を残しておく
- 2027年度入試の要項は2026年6月1日に公表された。翌年度の出願資格や日程は、新しい要項で確認する
- 商学部を考えている場合は、AO入試が2027年度入試で終わり、2028年度入試から新しい方式の自己推薦入学試験になる予告がある(上の「2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告」)
合格に向けた対策のポイント
この節の答え方式の名前で判断せず要項で確かめ、分量の多い書類と英語で表現する場面、小論文の形式に早めに備えます。
- 方式の名前で判断しない:同じ学部に自己推薦と推薦選抜の両方がある場合も、出願資格と時期が違う。要項の学部別ページで確かめる
- 書類の準備に時間をかける:AO入試はエッセイ2,000字、神学部は志望理由書と小論文が各2,000字以内など、書く量が多い。AO入試のページにも「書類量が多いので、作成には十分な期間が必要です」とある
- 英語の準備を早めに:AO入試の英語プレゼンテーション、グローバル・コミュニケーション学部英語コースの英語による口頭試問、教育文化学科の英語の志望理由書など、英語で表現する場面がある
- 小論文・論文の形式に慣れる:上の2つの日程の表の18行のうち14行で、小論文か論文が課される。文化情報学部は数量的データの分析を問う問題がある
- 口頭試問の中身は方式で違う:社会学部(スポーツ)は学力・競技戦歴・勉学意欲などを確かめる場(要項のQ&A)、理工学部は数学・理科(物理または化学または生物)・英語の基礎学力を問う場
小論文は小論文の書き方、面接と口頭試問は面接対策と口頭試問の対策で説明しています。
よくある質問
- Q. 同志社大学に総合型選抜はありますか?
- A. あります。総合型選抜として、商学部商学科フレックス複合コースのAO入試と、神学部・社会学部・法学部・経済学部・文化情報学部・生命医科学部・スポーツ健康科学部・心理学部・グローバル・コミュニケーション学部の自己推薦入学試験があります。推薦選抜入学試験は学校推薦型選抜で、学校長の推薦書が必要です。
- Q. 同志社大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
- A. 必要ありません。AO入試、自己推薦入学試験、推薦選抜入学試験のどれも、選考方法に大学入学共通テストは含まれていません。生命医科学部医情報学科の自己推薦だけ、既卒者が令和8年度共通テストの成績で出願資格を満たす仕組みがあります。
- Q. 同志社大学の総合型選抜の日程は?
- A. 2027年度入試では、AO入試と大半の自己推薦入学試験の出願書類の受付が2026年9月1日から9月7日、グローバル・コミュニケーション学部の自己推薦と推薦選抜入学試験が11月1日から11月5日です。試験日は9月26日(法学部)から12月5日まで学部ごとに違います。
- Q. 同志社大学の自己推薦やAO入試は併願できますか?
- A. AO入試は専願制ではなく、一般選抜や推薦選抜入学試験、自己推薦入学試験などと併願できます。神学部と文化情報学部の自己推薦は推薦選抜との併願ができます。ただし11月14日と12月5日には複数の方式の試験が重なります。受験日・受験時間の調整を行わないと要項に書いているのはグローバル地域文化学部の推薦選抜入学試験です。
- Q. 同志社大学の自己推薦に評定の基準はありますか?
- A. 学部によります。法学部は4.0以上、経済学部は3.4以上、スポーツ健康科学部は3.2以上、社会学部(スポーツ)は3.0以上、生命医科学部医情報学科は全体・外国語・数学・理科がいずれも3.8以上です。商学部のAO入試と神学部の自己推薦には基準がありません。
- Q. 同志社大学の総合型選抜の募集人数は?
- A. 2027年度はAO入試が10名、自己推薦入学試験は学部ごとに4名(心理学部)から22名(スポーツ健康科学部)です。推薦選抜入学試験は、理工学部の各学科1名から神学部神学科の14名(A区分・B区分各7名)まで、学部・学科ごとに決まっています。
まとめ
同志社大学の総合型選抜は、商学部だけで実施するAO入試と、9学部で実施する自己推薦入学試験の2つです。推薦選抜入学試験は学校長の推薦が必要な学校推薦型選抜で、6学部で実施します。
出願は9月と11月の2つの時期に分かれ、どの方式も大学入学共通テストは使いません。評定や英語資格の要件、書類の分量は学部ごとに大きく違います。
準備の中心は、要件となる評定と英語資格を早めに満たすことと、志望理由書やエッセイなど分量の多い書類を自分の経験から組み立てることです。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書の構成づくりと、小論文・面接・口頭試問の練習を無料相談でお手伝いしています。
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参考資料
この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。
- 2027年度 入学試験要項(AO入試・自己推薦入学試験・推薦選抜入学試験)全ページ
- 2026年度 入試統計【総合型選抜】アドミッションズ オフィス方式による入学者選抜(AO入試)結果
- 2026年度 入試統計【総合型選抜】自己推薦入学試験 結果
- 2026年度 入試統計【学校推薦型選抜】推薦選抜入学試験 結果
- アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)
- 学校推薦型選抜(推薦選抜入学試験)・総合型選抜(自己推薦入学試験)
- 経済学部・経済学研究科 入試特設ページ(2027年度自己推薦入学試験要項 記載内容の変更について)
- 2028年度 商学部アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)の廃止および自己推薦入学試験の実施について
リンク先の確認日:2026-11-01
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