最終更新: 2026-10-01 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 各大学の2027年度入試要項(大学別の記事に出典を記載)、文部科学省『令和9年度大学入学者選抜実施要項』
経済学部を総合型選抜で受けたいと考えたとき、最初に困るのは、大学によって入試の名前も、出願の条件も、試験の中身も違うことです。この記事では、経済学部と、経営学部・商学部など経済・経営・商学を学ぶ学部について、各大学の2027年度入試の要項をもとに、主な大学の方式、出願要件、選考内容、共通テストの要否を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。
経済学部の総合型選抜・学校推薦型選抜とは
この記事では、経済学部に加えて、経営学部・商学部など経済・経営・商学を学ぶ学部をまとめて扱います。学部の区切り方は大学によって違い、武蔵大学は経済学部に経済学科・経営学科・金融学科を置き、一橋大学や同志社大学は商学部が、立教大学や成蹊大学は経営学部が別にあります。志望する分野がどの学部にあるかを、まず確かめてください。
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、二つの入試を次のように定めています。
- 総合型選抜:詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせて、能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価する入試。本人が書く資料(活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書など)を必ず評価に使い、面接(プレゼンテーションや口頭試問などを含む)を必ず行う
- 学校推薦型選抜:出身高校の校長の推薦に基づき、調査書を主な資料にして評価する入試。本人の意志だけでは出願できない
| 区分 | 出願の受付 | 合否の発表 |
|---|---|---|
| 総合型選抜 | 2026年9月1日以降 | 2026年11月1日以降 |
| 学校推薦型選抜 | 2026年11月1日以降 | 2026年12月1日以降 |
どちらも書類だけでは判定せず、教科・科目のテスト、共通テスト、小論文・面接等、資格・検定試験の成績の少なくとも一つを使います。入試の名前は、京都大学の「特色入試」、東北大学の「AO入試」、立教大学の「自由選抜入試」のように大学ごとに違います。二つの入試の違いは総合型選抜と学校推薦型選抜の違いで説明しています。
出典
大学ごとの事実は、各大学の2027年度入試の要項に基づく東京修学館の大学別の記事(出典はそれぞれの記事に記載)から、経済・経営・商学部の部分を整理したものです。制度の定義と時期は文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和8年5月27日付け)によります。出願前に必ず各大学の最新の要項で確認してください。
主な大学の入試(2027年度入試・一覧表)
経済・経営・商学部で総合型選抜または学校推薦型選抜を行っている主な大学を、国公立6校と私立9校に絞りました。年を書いていない出願期間は2026年です。細かい条件は、大学名のリンク先の記事と要項で確認してください。
| 大学 | 学部・学科 | 方式(区分) | 募集人員 | 共通テスト | 出願期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一橋大学 | 経済学部/商学部 | 学校推薦型選抜 | 15人/15人 | 必要 | 2027年1月18日〜1月29日 |
| 東北大学 | 経済学部(文系/理系) | AO入試III期(総合型選抜) | 50人/10人 | 必要 | 2027年1月19日〜1月22日 |
| 名古屋大学 | 経済学部 | 学校推薦型選抜 | 40人 | 必要 | 2027年1月19日〜1月22日 |
| 京都大学 | 経済学部(文系型/理系型) | 特色入試(学校推薦型選抜) | 15人/10人 | 必要 | 11月5日〜11月11日 |
| 大阪大学 | 経済学部 | 総合型選抜 | 22人 | 必要 | 11月2日〜11月7日 |
| 九州大学 | 経済学部 経済・経営学科 | 総合型選抜Ⅱ | 22人 | 必要 | 10月19日〜10月30日 |
| 中央大学 | 経済学部/商学部 | 高大接続入学試験、外国語能力特別入学試験/外国語能力特別入学試験 | 20人、30人/若干名 | 不要 | 9月30日〜10月16日(方式ごとに違う) |
| 明治大学 | 政治経済学部 経済学科/商学部 | グローバル型特別入学試験/公募制特別入学試験(全商協会員校対象・共通テスト利用) | 15人/25人・35人 | 商学部の共通テスト利用だけ必要 | 9月1日〜12月16日(方式ごとに違う) |
| 立教大学 | 経済学部/経営学部 | 自由選抜入試(自己推薦型) | 3学科で20名程度/方式・資格ごとに10名程度など | 不要 | 9月1日〜9月10日 |
| 学習院大学 | 経済学部 経済学科・経営学科 | 学校推薦型選抜(公募制) | 各若干名 | 不要 | 11月1日〜11月5日 |
| 成蹊大学 | 経済学部 経済数理学科・現代経済学科/経営学部 | 総合型選抜(自己推薦型) | 4名・10名/25名 | 不要 | 9月23日〜10月7日 |
| 成城大学 | 経済学部 経済学科・経営学科 | 総合型選抜 | 各10名 | 不要 | 9月15日〜9月25日 |
| 武蔵大学 | 経済学部 経済学科・経営学科・金融学科 | 総合型選抜入試(課外活動重視型/商業系資格重視型) | 各学科15人 | 不要 | 9月1日〜9月10日 |
| 同志社大学 | 経済学部/商学部フレックス複合コース | 自己推薦入学試験/AO入試 | 10名/10名 | 不要 | 9月1日〜9月7日(書類) |
| 関西大学 | 経済学部/商学部 | AO入試(商学部は公募制推薦入試も) | 10人/10人(公募制推薦入試 15人) | 不要 | AO入試 9月1日〜9月7日、公募制推薦入試 11月2日〜11月6日 |
このほか、南山大学(経済学科のプレゼンテーション型、経営学科の資格・検定試験活用型)、西南学院大学(経済学部・商学部)、近畿大学(経済学部・経営学部)、立命館大学(経済学部・経営学部)、関西学院大学(探究評価型で経済学部7名・商学部5名)なども、経済・経営・商学部で総合型選抜を行っています。東京大学の学校推薦型選抜では、経済学部の募集人員は10人程度です。
経済学部に総合型選抜がない大学もある
- 一橋大学:総合型選抜はなく、商学部・経済学部を含む全5学部で学校推薦型選抜を実施
- 神戸大学:経済学部・経営学部には総合型選抜がなく、学校推薦型選抜で募集
- 慶應義塾大学:経済学部と商学部には日本語で実施する総合型選抜がない(経済学部には英語で実施するPEARL入試がある)
- 早稲田大学:政治経済学部と商学部は総合型選抜の方式一覧に含まれていない
- 北海道大学:経済学部ではフロンティア入試(総合型選抜)を実施しておらず、学校推薦型選抜は全学部で実施していない
出願要件の傾向(評定・数学・英語資格・簿記などの資格)
評定(全体の学習成績の状況)
基準がある大学の例は、京都大学の経済学部が概ね4.3以上、西南学院大学の経済学部が4.0以上、成城大学の経済学部が3.8以上、関西大学のAO入試(経済学部・商学部)が3.5以上、同志社大学の経済学部が3.4以上です。一方で、中央大学の経済学部・商学部の各方式、武蔵大学、大阪大学の総合型選抜、名古屋大学の経済学部などは、要項に評定の基準の記載がありません。基準がなくても調査書は提出します。評定の考え方は評定平均の解説で説明しています。
| 大学・学部(方式) | 評定の基準(全体の学習成績の状況) |
|---|---|
| 京都大学 経済学部 | 概ね4.3以上 |
| 学習院大学 経済学部 経営学科(公募制) | 4.0以上、かつ数学3.8以上 |
| 西南学院大学 経済学部 | 4.0以上 |
| 学習院大学 経済学部 経済学科(公募制) | 3.8以上、かつ数学4.0以上 |
| 成城大学 経済学部 | 3.8以上 |
| 関西大学 AO入試(経済学部・商学部) | 3.5以上 |
| 同志社大学 経済学部 | 3.4以上 |
数学の評定と履修
- 学習院大学 経済学部(公募制):経済学科は評定3.8以上かつ数学4.0以上、経営学科は4.0以上かつ数学3.8以上(数学Ⅰ・Ⅱ・Aの平均)
- 成蹊大学 経済数理学科:数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱ・数学Bをすべて履修し、数学の合計修得単位数が13単位以上
- 東北大学 経済学部(理系):数学I・II・III・A・Bを履修した人または履修中の人
- 京都大学 経済学部(理系型):共通テストの数学2科目と理科1科目が、それぞれ概ね90%以上
成蹊大学の経済学部は、出願要件ではないものの、実用数学技能検定と統計検定を「特に重要な評価対象」としています。
英語資格
| 大学・方式 | 英語の要件(主なもの) |
|---|---|
| 一橋大学 経済学部・商学部 | 英検1級、TOEFL iBT、IELTS 6.5以上のいずれか(他の外国語の検定や数学オリンピックでも可) |
| 大阪大学 経済学部 | 英検2級以上、またはTOEFL iBT・IELTSのスコアの提出 |
| 中央大学 商学部 外国語能力特別 | 英検準1級以上合格、IELTS 6.0以上など |
| 明治大学 政治経済学部 グローバル型 | 英検準1級以上、IELTS 6.0以上、TOEIC L&R 680点以上など |
| 立教大学 経済学部 | 英検CSE 1,950点以上など |
| 学習院大学 経済学部 | 英検2級以上合格かつCSEスコア1980点以上、IELTS 4.5以上など |
| 成城大学 経済学部 | 英検2級合格など(英語科目の評定平均4.2以上でも代替可) |
成蹊大学と同志社大学の経済学部は、英語の検定の成績が必要ですが基準のスコアは記載がありません。学習院大学の経済学部と明治大学政治経済学部は、2028年度から基準が変わります。
簿記・情報・統計などの資格
- 中央大学 経済学部 高大接続入学試験(資格・実績評価型):日商簿記検定2級以上(または全商簿記実務検定1級)、基本情報技術者試験または応用情報技術者試験の合格、国際バカロレア資格などのいずれか
- 武蔵大学 経済学部(商業系資格重視型):日商簿記検定2級以上、基本情報技術者、応用情報技術者などのいずれか
- 関西大学 商学部 公募制推薦入試:日商簿記2級以上などと、英検2級以上・TOEIC L&R 490点以上などの両方
- 一橋大学 商学部:日商簿記検定試験1級、応用情報技術者試験も出願要件に使える
- 南山大学 経営学部、西南学院大学 商学部、近畿大学 経済学部:日商簿記2級以上などの資格で出願できる方式がある
明治大学商学部の公募制特別入学試験(全商協会員校対象)のように、商業科で学ぶ人向けの方式もあります。
活動実績
同志社大学の経済学部はスポーツ・文化・社会活動などで優れた成果をあげたことが出願資格で、資格取得や検定試験合格だけでは出願できません。武蔵大学の課外活動重視型は部活動や生徒会などでの顕著な成績、名古屋大学の経済学部は「指導力がある」「勉学に特に秀でている」「課外活動等で特に成果をあげている」のいずれかの特色を求めています。
選考で課されるもの(大学の実例つき)
| 選考の形 | 大学の例 |
|---|---|
| 小論文と面接 | 一橋大学(小論文と個別面接)、九州大学(小論文と個人面接15分程度)、学習院大学(小論文90分と面接)、同志社大学経済学部 |
| 面接が中心 | 大阪大学、名古屋大学、東北大学III期 |
| 書類と共通テストだけ | 京都大学経済学部(第2次選考なし) |
| 教科の基礎学力をみる筆記 | 武蔵大学(国語・数学の基礎学力を含む総合問題80分)、立教大学経済学部(基礎的な数学的分析能力をみる総合科目)、明治大学政治経済学部(資料をもとに記述式で答える総合問題) |
| プレゼンテーション | 中央大学経済学部の自己推薦型(15分程度)、成蹊大学経済学部(10分間の発表と質疑応答)、南山大学経済学科(20分と質疑応答10分) |
| 講義を受けて論述 | 西南学院大学経済学部(講義90分のあと論述試験60分) |
| 討論 | 成蹊大学経営学部(課題レポートのテーマで少人数の討論) |
一橋大学の経済学部は、第2次試験の小論文が300点と最も大きく、共通テストの合計250点を上回ります。成蹊大学は課題レポート(1200字程度)のテーマを6月3日に公開し、経済学部は「日本企業の国際化」を踏まえて大学で身につけるべき能力を説明するもので、最低3件の資料と最低1つのグラフを使うことが条件です。
共通テストが要る大学・要らない大学
| 大学・学部 | 共通テストの扱い | 合格発表 |
|---|---|---|
| 東京大学 経済学部 | 概ね8割以上が目安 | 2027年2月10日 |
| 一橋大学 経済学部・商学部 | 第1段階選抜(前期日程の出願者の上位258位相当の得点以上) | 2027年2月10日 |
| 京都大学 経済学部 | 1000点満点中概ね80%以上と、科目ごとの基準 | 2027年2月10日 |
| 大阪大学 経済学部 | 満点中概ね80%以上 | 2027年2月9日 |
| 九州大学 経済学部 | 満点の75%程度が合格の目安 | 2027年2月10日 |
| 東北大学・名古屋大学 経済学部 | 合否判定に使う | 2027年2月10日 |
| 明治大学 商学部(共通テスト利用) | 総合点のみで判定 | 2027年2月13日 |
| 表のその他の私立大学 | 使わない | 年内(例:関西大学AO入試 11月2日、立教大学 12月7日) |
共通テストを課す入試は、書類や面接の評価が高くても基準に届かなければ合格できません。合格発表が2月なので、一般選抜の出願も並行して決めておく必要があります。一橋大学の場合、前期日程の出願は2027年1月25日から2月3日までで、推薦の結果が出る前に締め切られます。
国公立大学の学校推薦型選抜に出願できるのは1つの大学・学部に限られ、表の国公立大学の入試は、合格したら入学することが前提です。私立大学でも、成蹊大学や学習院大学の公募制は専願・第一志望が条件で、立教大学の自由選抜入試は他大学と併願できます。
志望理由書の書き方(経済・経営・商学部の場合)
書類の名前と分量は大学ごとに違います。大阪大学の経済学部は志望理由書800字程度、学習院大学の経済学部は志望理由書300字〜400字と活動報告書600字〜800字、立教大学の経済学部は志望理由書2,000字程度、同志社大学の商学部のAO入試は志望理由書1,000字以内とビジネスに関連したテーマのエッセイ2,000字以内です。
大学が知りたいことは要項から読み取れます。南山大学の経済学科は、経済学に興味を持った経緯と卒業後の活用を書くよう求めています。西南学院大学の経済学部の学修計画書は、テーマが自身の問題意識に基づいているか、実際の社会・経済問題への関心があるかがポイントだと案内されています。これを踏まえると、次の順で組み立てると書きやすくなります。
- 関心のきっかけ:家計、地域の商店、ニュースで見た企業の動きなど、具体的な出来事
- 調べたこと・考えたこと:探究活動や読んだ本、統計データから分かったことと、そこで生まれた問い
- 大学で学びたいこと:その問いを、どの学部・学科で学びたいか。経済学部・経営学部・商学部のどれを選ぶ理由も説明する
- 卒業後にどうしたいか
京都大学の特色入試の要項のように、生成AIツールを含む他人が作った文章の利用を認めないと明記している大学もあります。書き方は志望理由書の書き方と活動報告書の書き方で説明しています。
小論文・面接・口頭試問の準備
小論文の形式は大学によって違います。一橋大学は大きなテーマを論じさせて構想力や論理的思考力などをみる小論文、南山大学の経営学科は経営・経済に関する問題の設問と論述、関西大学の経済学部は当日作成する課題エッセイ800字程度です。統計や図表を読み取り、理由と根拠を添えて意見を書く練習をしておきます。次は練習に使えるテーマの例で、実際に出題された内容ではありません。
- 物価の上昇が家計や企業に与える影響
- 地方の人口減少と地域の産業
- キャッシュレス決済の広がりの利点と課題
- 企業が環境への配慮と利益をどう両立させるか
面接は提出書類の内容を深く聞かれる前提で準備します。武蔵大学の経済学部は紹介状と志望理由書に同じ成果を書くよう求めており、大阪大学の経済学部の面接は必要に応じて外国語で行われる場合があります。成蹊大学の経営学部の要項には、討論では自分の意見を主張し続けるだけでは高い評価は得られないと書かれています。武蔵大学や立教大学のように国語・数学の基礎をみる筆記がある大学もあるので、教科の学習も続けてください。詳しくは小論文の書き方、面接対策、口頭試問の対策で説明しています。
学年別の準備の進め方
高校1・2年生
- 数学を含めて評定を保ち、数学の履修が要件になる大学に合わせて科目を選ぶ
- 英語資格を早めに受ける。英検2級を基準に含む大学があり、一橋大学は英語で出願する場合、英検1級、TOEFL iBT、IELTS 6.5以上のいずれかが必要
- 簿記・情報・統計に関心があれば、志望校で使える資格を選んで受験する
- 探究活動や部活動、生徒会の成果を、賞状や記録など客観的に証明できる形で残す
高校3年生
- 志望校の方式、出願要件、出願期間を要項で確かめる。9月1日に出願が始まる大学もある
- 学校推薦型選抜を考える場合は、校内の推薦について早めに担任の先生に相談する
- 夏休み中に志望理由書・活動報告書の下書きを作る
- 国公立大学を考える場合は、共通テストの基準に届く学習を続け、一般選抜の準備も止めない
よくある質問
- Q. 経済学部の総合型選抜に数学は必要ですか?
- A. 大学によります。学習院大学の経済学部(公募制)は数学の評定、成蹊大学の経済数理学科は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの履修と13単位以上の修得、東北大学の経済学部(理系)は数学I・II・III・A・Bの履修が要件です。武蔵大学のように筆記試験で数学の基礎学力をみる大学もあります。
- Q. 経済学部の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
- A. 国公立大学では必要な大学が多く、大阪大学は概ね80%以上、九州大学は満点の75%程度が合格の目安です。私立大学は、中央大学、立教大学、同志社大学など、共通テストを使わない方式が中心です。
- Q. 経済学部の総合型選抜に英検は何級が必要ですか?
- A. 大学と方式によります。大阪大学の経済学部は英検2級以上またはTOEFL iBT・IELTSのスコア、中央大学商学部と明治大学政治経済学部のグローバル型は英検準1級以上など、一橋大学は英検1級、TOEFL iBT、IELTS 6.5以上のいずれかです(ほかの外国語の検定や数学オリンピックなどでも出願できます)。英語資格が要件にない方式もあります。
- Q. 経済学部の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
- A. 大学によります。京都大学の経済学部は概ね4.3以上、成城大学の経済学部は3.8以上、関西大学のAO入試は3.5以上です。中央大学の経済学部や武蔵大学などは、要項に評定の基準の記載がありません。
- Q. 簿記の資格で経済学部・商学部の総合型選抜に出願できますか?
- A. 出願できる方式があります。中央大学経済学部の資格・実績評価型と武蔵大学経済学部の商業系資格重視型は日商簿記検定2級以上などで出願でき、関西大学商学部の公募制推薦入試は日商簿記2級以上などと英語資格の両方が必要です。
- Q. 経済学部に総合型選抜がない大学はありますか?
- A. あります。一橋大学は学校推薦型選抜のみで、神戸大学の経済学部・経営学部も学校推薦型選抜で募集しています。慶應義塾大学の経済学部・商学部には日本語で実施する総合型選抜がありません。
まとめ
経済・経営・商学部の総合型選抜・学校推薦型選抜は、大学ごとに名前も条件も試験も違います。国公立大学は共通テストを課す入試が中心で合格発表は2027年2月、私立大学は共通テストを使わない方式が中心で年内に合否が決まります。出願要件には評定、数学の評定や履修、英語資格、簿記などの資格、活動実績があります。
準備の中心は、志望校の要項を早めに読んで必要な評定・資格・科目をそろえることと、経済・経営への関心を具体的な経験と学びの計画につなげて書くことです。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書の構成づくりと、小論文・面接・口頭試問の練習を無料相談でお手伝いしています。
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