活動報告書の書き方|部活動の例文(400字・800字)と大学別の字数・様式・チェックリスト

活動報告書の書き方完全ガイド 受験の知識
活動報告書の書き方 ひと目で分かる要点
構成
4要素
活動と役割から、成果と学びまで
1活動の長さ
300〜500字
指定がない場合の目安。大学の指定が最優先
書く活動の数
1つから3つ
志望学部と関連が深いものを優先。記入欄の数の指定があればそれに従う
指定文字数に対する目安
8〜9割
8割未満は内容不足と受け取られやすい

活動報告書は、総合型選抜や学校推薦型選抜で「高校時代に何をしてきたか」を大学に伝える書類です。この記事では、大学入試での活動報告書の扱い、評価される4要素の構成、わかりやすく書くコツ、部活動を中心にした例文、NG例と改善例、文字数別のまとめ方、実績が少ない時や帰宅部・指定校推薦の場合の考え方まで、東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

活動報告書とは?志望理由書・自己推薦書との違い

この節の答え活動報告書は「何をしてきたか」、自己推薦書は「どんな人物か」、志望理由書は「なぜこの大学で学びたいか」を書く書類です。

活動報告書は、高校時代の部活動、委員会、探究学習、ボランティア、資格取得などの活動を、事実と成果を中心に記録して大学に提出する書類です。総合型選抜や学校推薦型選抜の出願書類として求められ、書類審査の材料になるだけでなく、面接で質問の起点にもなります。

書類問われていること中心になる内容
活動報告書何をしてきたか活動の事実・役割・成果・学び
自己推薦書どんな人物か強みと、それを示す経験
志望理由書なぜこの大学で学びたいか志望動機と入学後の学修計画

活動報告書の内容は、志望理由書や自己推薦書の根拠として使うと一貫性が出ます。たとえば活動報告書で書いた部活動の経験を、自己推薦書では強みの証明として、志望理由書では学部を選んだきっかけとして使う、という分担です。

自己推薦書の書き方は自己推薦書とは・書き方で解説しています。

大学入試の活動報告書:入試方式ごとの扱い

この節の答え総合型選抜では本人が書く資料として評価に使われ、学校推薦型選抜では調査書が主な資料で、先生が書く推薦書にも活動歴を踏まえた評価が入ります。

「活動報告書」という名前は、部活動や委員会が年度の終わりに学校へ出す報告などにも使われます。大学入試の活動報告書は出願書類の一つで、大学の選考で読まれます。

文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、入試方式ごとに次のように扱われています。

入試方式実施要項での扱い活動報告書の準備
総合型選抜志願者本人が記載する資料(活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書など)を評価に活用する本人が書く。字数と様式は大学の要項で確かめる
学校推薦型選抜出身高校の校長の推薦に基づき、調査書を主な資料とする。推薦書には、本人の学習歴や活動歴を踏まえた評価の記載を求める本人の活動報告書を出すかは大学・方式ごとに違う。活動の一覧を作り、推薦書を書く先生に渡す
一般選抜学力検査や小論文などを主な資料とし、調査書、面接、本人が記載する資料などを組み合わせる活動報告書を求めるかは、方式ごとの要項に書かれている

学校や部活動に出す活動報告書との違い

部活動や委員会の活動報告は、団体が1年間に何をしたかを伝えるものです。大学入試の活動報告書は、その中で自分が何を考えて動いたかを伝えます。

比べること大学入試の活動報告書部活動・委員会の年間の活動報告
書く主語私(自分の役割と行動)部や委員会(団体の活動)
中心になる内容課題に対して自分がとった行動と、そこから学んだこと行事や大会の日程、参加人数、結果
書き方4要素の文章。様式は大学が決める学校や団体が決めた項目に沿ってまとめる

部の年間の報告に残っている日付や回数は、大学入試の活動報告書の材料に使えます。そこに自分の役割と行動を足して書き直します。

指定校推薦での活動報告書

指定校推薦は、大学が指定した高校の生徒だけが出願できる学校推薦型選抜です(仕組みは指定校推薦とは)。活動が見られる場面は、校内選考と大学への出願の2つです。

場面活動が見られる形準備
校内選考評定平均を中心に、欠席や活動、志望理由書、校内面接を合わせて見る高校もある。基準は高校ごとに違う高校で力を入れたことを、期間と役割が分かる形で話せるようにしておく
大学への出願推薦書と調査書は高校が作成する。本人が書く活動報告書を求めるかは大学の要項による指定校推薦の要項は高校に送られることがあるので、先生に様式を見せてもらう

本人が書く活動報告書がある場合も、書き方は4要素で同じです。先生には活動の期間・役割・回数の一覧を渡しておくと、推薦書や調査書と自分の書類で事実がそろいます。校内選考の時期は指定校推薦の校内選考で説明しています。

大学が活動報告書で見ていること

この節の答え大学は活動の華やかさではなく、主体性・継続性・志望学部との関連の3点を読み取ろうとしています。

活動報告書で大学が確認したいのは、活動の華やかさではありません。アドミッション・ポリシーに照らして、次の3点を読み取ろうとしています。

  1. 主体性:言われたことをこなしただけか、自分で課題を見つけて動いたか
  2. 継続性:一度きりの参加か、期間をかけて取り組み、途中で工夫や修正をしたか
  3. 学部との関連:その活動で得たものが、志望学部の学びにつながるか

この3点が書かれていれば、全国大会の実績がなくても評価されます。逆に、受賞歴が並んでいても、本人が何を考えたのかが書かれていない報告書は、面接で深掘りされた時に答えに詰まりやすくなります。

書ける活動の種類と選び方

この節の答え部活動から家庭での役割まで書けますが、志望学部と関連が深く、課題と行動を具体的に書ける活動を1つから3つに絞ります。

活動報告書に書ける活動は幅広く、特別なものである必要はありません。課外活動という言葉の意味と、高校生の活動の種類、部活動や生徒会が入るかは課外活動とはで整理しています。

種類例書きやすいポイント
部活動運動部・文化部・マネージャー役割、課題、練習の工夫、チームの変化
委員会・生徒会文化祭実行委員・図書委員・生徒会役員合意形成、企画の運営、人を動かす経験
探究学習・研究総合的な探究の時間・課題研究・発表問いの立て方、調査方法、発表での反応
ボランティア・地域活動清掃活動・子ども食堂・地域イベントの運営相手の立場で考えたこと、継続の工夫
資格・検定・コンテスト英検・簿記・作文コンクール・プログラミング目標設定、計画、失敗後の修正
日常の取り組み家庭での役割・アルバイト・習い事続けた理由、気づき、小さな改善

選ぶ基準は「量より質」です。志望学部と関連が深く、課題と行動を具体的に書ける活動を1つから3つに絞ります。活動の数を増やしても評価は上がりません。

評価される活動報告書の4要素

この節の答え活動と役割2割・課題2割・行動4割・成果と学び2割の順で書き、分量の中心を行動に置きます。

1つの活動は、次の4要素をこの順番で書きます。この型に沿うと、事実の羅列ではなく、本人の考えと行動が見える報告書になります。

活動報告書 4要素の分量の目安
1. 活動と役割2割
2. 課題2割
3. 行動4割
4. 成果と学び2割
分量の中心は「行動」です。
要素書くこと目安の分量
1. 活動と役割活動名、期間、所属、自分の立場(部長・パートリーダー・メンバーなど)2割
2. 課題活動の中で直面した問題。チームの状態や自分の弱点など2割
3. 行動課題に対して自分が考え、実際にやったこと。工夫と理由4割
4. 成果と学び行動の結果(数字で示せるものは数字で)と、そこから得た気づき2割

分量の中心は「行動」です。活動報告書で差がつくのはここで、同じ部活動でも、行動が具体的に書けている報告書は読み手の記憶に残ります。

文字数と様式別の書き方

この節の答え募集要項の指定を最優先にし、指定文字数の8割から9割を目安に、欄の大きさに合わせて活動の数と段落を配分します。

文字数と様式は大学ごとに大きく異なります。募集要項と指定様式を最優先に、次の目安で配分します。

様式目安書き方
活動ごとの記入欄(200字から300字)1活動につき欄を1つ使う4要素を各1文から2文で。行動を最も長く
自由記述(400字から500字)1活動を深く4要素をそれぞれ段落にする
自由記述(800字から1,000字)2活動を400字から500字ずつ関連の深い活動を先に書く
表形式(活動名・期間・内容)事実のみ内容欄に「行動」と「成果」を1文ずつ入れる
  • 指定文字数の8割から9割を目安にする。8割未満は内容不足と受け取られやすい
  • 証明書類(賞状の写し、参加証明など)の添付が求められる場合は、出願の2週間前までに揃える
  • 手書き様式は下書きを完成させてから清書し、訂正は原則やり直す

大学ごとの字数と様式の例(2027年度入試)

この節の答え字数で決める大学のほか、件数やページ数で決める大学、京都大学のように高校が作成する大学もあります。

活動報告書の字数や様式は、大学・学部・方式ごとに決まっています。東京修学館の大学別の記事で確かめた2027年度入試3(2027年4月入学)の要項から、主な例をまとめました。

出願する年度の要項と所定様式で、その年度の指定を確認してください。

字数で指定している活動報告書の例(上限)
東京女子大学 知のかけはし入学試験(ディスカッション型)
1,000字
学習院大学 公募制 経済学部
800字
立教大学 自由選抜入試 コミュニティ福祉学部
800字
学習院大学 公募制 法学部政治学科
600字
各大学の2027年度入試の要項(東京修学館の大学別記事で確認)。学習院大学は下限もあり、経済学部は600字〜800字、法学部政治学科は500字〜600字。
大学・方式分量の指定様式・提出の注意
東京女子大学 知のかけはし入学試験(ディスカッション型)高校入学以降の活動を記入し、その中の一つについて何を考え、何に挑戦し、何を得たかを1,000字以内で説明所定の様式をダウンロードしてA4片面で印刷
学習院大学 学校推薦型選抜(公募制)経済学部は600字〜800字、法学部政治学科は500字〜600字字数に下限もある。志望理由書と合わせて提出
立教大学 自由選抜入試コミュニティ福祉学部は800字以内、環境学部は2ページ以内活動を証明できる人(3親等以内の親族を除く)の署名捺印が必要
東北大学 AO入試II期件数で指定。文学部は3件、法学部は最大3件、医学部・歯学部・薬学部は5件、工学部は最大5件重要度の高い順に書く。学部ごとに様式が違い、教育学部と理学部は提出なし
筑波大学 推薦入試(推薦要件(3))A4サイズ片面で、表紙を含めて5ページ以内推薦要件(3)で志願する人のみ提出
神奈川工科大学 探究活動発表方式A4判の用紙数枚程度(様式は自由)大学指定の表紙を付ける。探究の時間や課題研究で発表した資料も出せる
西南学院大学 経済学部(活動実績型)顕著な活動を最大3点パソコン入力のみ。活動成績を証明する書類(写しで可)を添付
成蹊大学 総合型選抜(自己推薦型)本学所定の様式(活動歴、検定・資格、自分の長所)手書きのみ・黒のボールペン。成果を証明する資料(コピー可)を同封
神奈川大学 総合評価型エントリーシートの一部として、高校時代に意欲的に取り組んだことと学んだことを書く所定用紙に消えない黒ボールペンで自筆
京都大学 総合型選抜「学業活動報告書」は本人ではなく高校が作成活動の内容と成果を、時期が分かる形で整理して先生に渡す

字数で決める大学もあれば、件数やページ数で決める大学、高校が書く大学もあります。字数の指定がある場合は、上の「文字数と様式別の書き方」の目安に合わせ、件数の指定がある場合は志望学部との関連が深い順に並べます。

活動報告書のほかに何が課されるかを学部ごとに比べたい時は、経済学部の総合型選抜と法学部の総合型選抜・学校推薦型選抜に主な大学の方式をまとめています。理工系の大学の方式は理工学部の総合型選抜にあります。

文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、活動報告書に書いてもらう内容として次の2つ1を挙げています。

記載を求める内容例として挙がっているもの
探究の課題研究「総合的な探究の時間」や理数探究などで取り組んだ課題研究
学校の内外で意欲的に取り組んだ活動生徒会活動、部活動、ボランティア活動、資格・検定、各種大会・コンクール、留学・海外経験など

同じ要項は、総合型選抜や学校推薦型選抜では、本人が書いた資料をプレゼンテーションなどで積極的に活用する1としています。書いた内容は面接で掘り下げられる前提で準備してください。

生成AIの扱いも要項で確かめます。東北大学のAO入試II期の要項は、「出願書類は,入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)を参照し,自身で考えて作成してください2」と書いています。

活動報告書の書き方5ステップ

この節の答え活動を全部書き出して1つから3つに絞り、4要素を箇条書きにしてから文章にし、第三者に読んでもらって2回以上直します。

活動報告書を書き上げるまでの5ステップ
1
活動をすべて書き出す
小さなものも含めて年度ごとに並べる
2
志望学部との関連で1つから3つに絞る
アドミッション・ポリシーの言葉と重なる活動を優先する
3
活動ごとに4要素を箇条書きにする
数字と固有名詞を入れる
4
文章にして文字数を調整する
行動の分量が最も多くなるようにする
5
第三者に読んでもらい、2回以上書き直す
「何をした人か分かるか」を確認してもらう
  1. 活動をすべて書き出す:高校3年間の活動を、小さなものも含めて年度ごとに並べる
  2. 志望学部との関連で1つから3つに絞る:アドミッション・ポリシーの言葉と重なる活動を優先する
  3. 活動ごとに4要素を箇条書きにする:役割、課題、行動、成果と学び。数字と固有名詞を入れる
  4. 文章にして文字数を調整する:行動の分量が最も多くなるように配分する
  5. 第三者に読んでもらい、2回以上書き直す:先生や塾の講師に「何をした人か分かるか」を確認してもらう

わかりやすい活動報告書の書き方:5つのコツと書き直しの例文

この節の答え最初の1文で活動・期間・立場を示し、一文に一つ、主語は私、校内の言葉の言い換え、数字と起きた順の5つを見直すと、初めて読む人に伝わります。

わかりやすい活動報告書とは、初めて読む人が一度で「何をした人か」をつかめる文章です。4要素で組み立てたら、次の5つを見直します。

コツ直し方
1. 最初の1文で、活動・期間・立場を示すいつから、どの活動で、どの立場だったかを最初に書く
2. 一文に書くことを一つにする「〜し、〜したので、〜して」と続く文は、「。」で区切る
3. 行動の文の主語を「私」にする「みんなで」「部として」で終わらせず、自分が担当したことを書く
4. 校内だけで通じる言葉を言い換える略語や当番の呼び名は、知らない人にも分かる言葉に直す
5. 数字を入れ、起きた順に書く期間・人数・回数を入れ、課題、行動、結果の順を崩さない

わかりにくい例と直した例(図書委員会)

同じ活動を、わかりにくい書き方と、5つのコツで直した書き方で並べます。どちらも説明のための創作です。

わかりにくい例

図書委員として、昼当番や新刊POPの作成、読書週間の企画など様々な活動に取り組み、貸出数が少ないという問題があったので、委員会で話し合って、みんなで特集コーナーを作ったりして、貸出数も増えたので、協力することの大切さを学びました。

直した例

高校1年から図書委員を務め、2年の春からは委員長として月1回の委員会の進行を担当しました。当時、図書室の貸出は1日10冊前後で、利用する生徒が限られていました。私は貸出の記録を3か月分調べ、借りられている本の多くが課題図書だと気づきました。そこで、授業の単元に合わせて本を集める特集の棚を提案し、委員6人で分担して、各教科の先生に紹介したい本を聞いて回りました。特集を始めて2か月で、1日の貸出は20冊前後になりました。記録から原因を探し、先生方の力も借りて手を打つ大切さを学びました。

直した例では、1文目で期間と立場を示し、「様々な活動」を特集の棚の一つに絞りました。「みんなで」を「私は〜提案し」に変え、貸出の冊数で変化を示しています。

「昼当番」「POP」のような校内の言葉は、題材を絞った結果、使わずに済んでいます。

部活動の例文5本(運動部・文化部・マネージャー・実績なし・途中退部)

この節の答え運動部・文化部・マネージャー・実績なし・途中退部の5本を、280字前後で4要素の順に書いた例文です。

部活動を題材にした例文です。いずれも280字前後で、4要素の順番で書いています。

活動ごとの記入欄(200字から300字)に収まる長さです。自分の経験に置き換える時は、活動名と数字を入れ替えてください。

400字・800字の欄に合わせた例文は、「部活動の例文を字数別に(400字・800字)」で紹介しています。

活動報告書 部活動の例文5本の早見表
例文題材と立場直面した課題行動のあとの結果
例文1サッカー部(守備の控え選手)セットプレーからの失点が全体の半分を占めていた春の公式戦3試合でセットプレーからの失点は1点(前年同時期は5点)
例文2吹奏楽部(クラリネットのパートリーダー)経験年数の差から合奏の音程が揃わない3か月後、顧問から音程の安定を評価された
例文3野球部マネージャー手書きの記録が監督や選手に活用されていなかった2年の秋には、記録をもとに打順の相談を監督から受けるまでになった
例文4陸上部の長距離(大会で入賞した経験はない)5,000mの記録が1年半伸びていなかった半年後、自己ベストを40秒更新した
例文5バレーボール部(2年の冬に退部)膝を痛め、競技の継続が難しくなった1年生向けに作った基礎練習メニューが、翌年も使われていると聞いた

例文1:運動部(サッカー部・レギュラーではない立場)

例文|サッカー部

高校1年から3年の夏までサッカー部に所属し、3年時は守備の控え選手として活動しました。2年の冬、チームは失点の多さが課題で、特にセットプレーからの失点が全体の半分を占めていました。私は試合映像を見直し、相手の配置と自チームのマークのずれを一覧にまとめ、守備陣のミーティングで共有しました。マークの担当を背の高さで決める案を提案し、監督の了承を得て練習に取り入れました。その結果、春の公式戦3試合でセットプレーからの失点は1点にとどまり、前年同時期の5点から減りました。出場機会は少なくても、分析と提案でチームに貢献できることを学び、課題を分けて考える習慣が身につきました。

例文2:文化部(吹奏楽部・パートリーダー)

例文|吹奏楽部

高校1年から吹奏楽部に所属し、2年の秋からクラリネットのパートリーダーを務めました。パートは8人で、経験年数の差から合奏の音程が揃わないことが課題でした。私は週2回、放課後に30分のパート練習を設け、全員でチューナーを使って基準音を合わせる時間を作りました。経験の浅い部員には、私が隣で一緒に吹いて音の違いを聞き分ける練習を続けました。3か月後、顧問から「クラリネットの音程が安定した」と評価され、冬の定期演奏会では難易度の高い曲を担当できました。人に教えるには自分の理解を言葉にする必要があると気づき、分かりやすく伝える力が身につきました。

例文3:マネージャー(野球部)

例文|野球部マネージャー

高校1年の春から野球部のマネージャーとして活動しています。練習の記録係を任された当初は、選手の打撃成績を手書きで残すだけで、監督や選手に活用されていませんでした。私は記録を表計算ソフトに入力し、選手ごとの打率と打球方向を週ごとにまとめた一覧を作り、ミーティングで配布するようにしました。選手が自分の傾向を確認できるようになり、「打球方向を意識して練習する」という声が出るようになりました。2年の秋には、記録をもとに打順の相談を監督から受けるまでになりました。裏方の仕事でも、相手が使える形に整えて渡せば役に立つと学び、情報を整理して伝える力が身につきました。

例文4:実績がない場合(陸上部・自己ベストの更新)

例文|陸上部(長距離)

高校1年から陸上部の長距離に所属しています。大会で入賞した経験はなく、2年の春までは5,000mの記録が1年半伸びていませんでした。私は練習日誌を見直し、週の走行距離は多いものの、ペースを意識した練習がほとんどないことに気づきました。顧問に相談し、週1回のペース走を練習に加え、1kmごとのタイムを記録して翌週の目標を決めるようにしました。半年後、5,000mの自己ベストを40秒更新しました。順位は変わりませんでしたが、記録を見て原因を探し、練習を変えれば結果は動くと実感しました。この経験から、結果が出ない時ほど練習内容を疑う姿勢が身につきました。

例文5:途中で退部した場合

例文|バレーボール部(2年の冬に退部)

高校1年から2年の冬までバレーボール部に所属しました。2年の秋に膝を痛め、医師から競技の継続が難しいと言われ、退部を決めました。退部後、部を離れる前に自分にできることを考え、1年生向けの基礎練習メニューを作成して顧問に渡しました。練習に参加できなかった2か月間に、他校の練習方法を調べ、サーブレシーブの反復練習を10分単位で組んだものです。退部後も後輩から練習について相談を受けることがあり、作ったメニューは翌年も使われていると聞きました。続けられなかった経験は悔しいものでしたが、自分の状況の中でできることを探して形にする大切さを学びました。

部活動の例文を字数別に(400字・800字)

この節の答え400字の欄は行動を160字、800字の欄は320字にして、ほかの3要素はその半分ずつを目安に書きます。

上の例文1から例文5は280字前後です。ここでは、400字と800字の欄に合わせた部活動の例文を紹介します。

いずれも創作の「例」で、4要素(活動と役割、課題、行動、成果と学び)の順に書き、行動の部分を最も長くしています。分量の目安は、400字の欄なら活動と役割・課題・成果と学びが80字ずつ、行動が160字です。

800字の欄なら、それぞれ160字と320字になります。

400字と800字の欄での4要素の字数の目安
400字の欄800字の欄
活動と役割
80字
160字
課題
80字
160字
行動
160字
320字
成果と学び
80字
160字
この記事の「4要素の分量の目安」(2割・2割・4割・2割)で計算した目安です。

400字の例文1:卓球部(副部長・練習時間の割り振り)

例|卓球部(400字の欄・342字)

高校1年から卓球部に所属し、2年の秋から副部長を務めました。部員は18人ですが台は4台しかなく、練習中に半数近くが順番待ちで立っている状態が続いていました。

私は練習時間の使い方を変えようと考え、1日の練習を15分ごとに区切る表を作りました。台で打つ組と、素振りや足の運びを確かめる組が交代で動くようにし、待つ時間を基礎練習に充てました。表は部員の意見を聞いて3回作り直し、顧問の先生の確認を受けてから全員に配りました。

導入から2か月で、一人が台で打てる時間は1日あたり約20分から35分に増えました。秋の地区大会の団体戦では、前年に敗れた相手に勝つことができました。限られた条件の中でも、時間の割り振りを変えれば練習の質は上げられると学び、全体を見て仕組みを整える力が身につきました。

400字の例文2:演劇部(照明係・裏方の工夫)

例|演劇部(400字の欄・362字)

高校1年から演劇部に所属し、照明を担当しています。2年の春の公演では、場面転換のたびに照明の切り替えが遅れ、舞台が数秒暗いままになることが課題でした。

本番の映像を見返して遅れた場面を書き出したところ、台本に照明の合図が書き込まれていないことが原因だと分かりました。私は全場面に照明の番号と合図のせりふを書き込んだ進行表を作り、役者と音響係にも配りました。操作盤の前には場面ごとの番号を大きく書いた紙を貼り、暗い中でも確かめられるようにしました。通し稽古では切り替えの時間を測り、遅れた場面を毎回記録して翌日に直しました。

秋の公演では場面転換の遅れが一度もなく、観客アンケートには照明を挙げた感想が複数ありました。表に出ない係でも、準備の仕方を変えれば舞台全体の質が上がると学び、問題の原因を記録から探す習慣が身につきました。

400字の欄では、課題を1つに絞り、行動を2つから3つの具体的な工夫で書くと収まります。成果は数字や、周りの人の反応など確かめられる事実で示します。

800字の例文:バスケットボール部(部長・チームづくり)

例|バスケットボール部(800字の欄・704字)

高校1年からバスケットボール部に所属し、2年の夏から部長を務めました。部員は1年生と2年生を合わせて22人です。練習は顧問の先生と相談しながら部員が組み立てる方針で、部長として練習メニューの作成と、部内の話し合いの進行を担当しました。

部長になって最初に直面したのは、学年による意識の差でした。新チームの練習試合では、1年生の多くが自分のミスの後に下を向き、声が出なくなる場面が続きました。1年生に話を聞くと、2年生に遠慮して意見を言えず、練習の目的も分からないまま動いていると感じていることが分かりました。

私は、練習の目的を全員で共有することから始めました。まず、毎日の練習の最初の5分で、その日のメニューの狙いを説明する時間を設けました。次に、学年を混ぜた4人ずつの班を作り、練習後に班ごとに良かった点と直す点を1つずつ挙げる振り返りを始めました。最初の2週間は発言が少なかったため、班の進行役を1年生に任せ、2年生には最後に一言だけ話してもらう形に変えました。振り返りの内容はノートにまとめ、部員全員が読めるように部室に置きました。

3か月後には練習中の声かけが増え、試合でミスをした後も次のプレーに切り替えられる場面が目立つようになりました。振り返りノートは約60ページになり、1年生から練習メニューの改善案が出るようになりました。冬の地区大会では、前年は初戦で敗れた大会で2回戦まで進みました。

この経験から、人が力を出せない時は、本人の意欲よりも、意見を言える仕組みが足りていない場合があると学びました。大学では、集団の中で人がどのように意思決定をするのかを学び、組織づくりに生かしたいと考えています。

800字の欄では、段落ごとに4要素を分け、行動の段落を最も長くします。最後の段落で、学んだことを大学での学びにつなげると、志望理由書との一貫性が出ます。

800字の欄に2つの活動を書く場合は、400字の例文1・2のような文章を2本並べる構成にします。東京女子大学のディスカッション型のように、活動の中の一つについて1,000字以内で説明する様式3では、800字の例文のように1つの活動を深く書きます。

部活動以外の例文3本

この節の答え探究学習の商店街調査、子ども食堂のボランティア、日商簿記2級の3本を、課題と行動のあとの結果まで示しています。

活動報告書 部活動以外の例文3本の早見表
例文題材直面した課題行動のあとの結果
例文6探究学習(地域の商店街調査)最初の質問票が漠然としていて、回答が集まらなかった12店舗に聞き直し、後継者不在が最も多い理由だと分かった
例文7ボランティア(子ども食堂の手伝い)食事の後に帰らず残っている小学生が数人いた食後の30分で宿題を見る時間に、毎回5人前後の子どもが参加している
例文8資格・検定(日商簿記2級)初回受験は工業簿記の正答率が4割にとどまり不合格2回目の受験で合格し、工業簿記の正答率は8割を超えた

例文6:探究学習(地域の商店街調査)

例文|総合的な探究の時間

高校2年の探究学習で、地元商店街の空き店舗が増えている理由を調べました。4人のグループで、私は聞き取り調査の担当でした。最初に作った質問票は「困っていることは何ですか」という漠然とした内容で、回答が集まりませんでした。質問を「開店時間」「客層」「後継者の有無」など具体的な項目に分け、12店舗に聞き直したところ、後継者不在が最も多い理由だと分かりました。結果を校内発表会でまとめ、商店街の組合にも報告しました。質問の立て方で得られる答えが変わることを学び、調べる前に何を知りたいかを明確にする習慣が身につきました。

例文7:ボランティア(子ども食堂)

例文|子ども食堂の手伝い

高校1年の冬から月2回、地域の子ども食堂で配膳と片付けを手伝っています。参加して半年ほど経った頃、食事の後に帰らず残っている小学生が数人いることに気づきました。運営の方に聞くと、保護者の迎えまで時間がある子どもたちだと分かりました。私は食後の30分で宿題を見る時間を提案し、高校生の参加者3人で交代して担当するようにしました。現在は毎回5人前後の子どもが参加し、保護者からお礼を言われることもあります。決められた役割の外にも、気づけばできることがあると学びました。

例文8:資格・検定(簿記2級)

例文|日商簿記2級

高校2年の春に日商簿記2級の取得を目標にしました。6月の初回受験は、工業簿記の分野で得点が伸びず不合格でした。採点結果を分野別に見直し、工業簿記の正答率が4割にとどまっていることを確認したうえで、工業簿記だけを1日1時間、2か月間続ける計画を立てました。11月の2回目の受験で合格し、工業簿記の正答率は8割を超えました。できない分野を数字で把握してから対策を決めることで、努力の方向を間違えずに済むと学びました。

生徒会・委員会・探究・ボランティアの短い例文(200字の欄)

この節の答え200字の欄では課題と行動を1文から2文ずつにして学びを最後の1文にまとめ、170字前後に収めます。

活動ごとの記入欄が200字の様式に合わせた、部活動以外の短い例文です。どれも170字前後で、指定の8割から9割に収まる長さです。

例文6から例文8とは題材を変えています。いずれも創作の「例」です。

短い欄では、課題と行動を1文から2文ずつにして、学びを最後の1文にまとめます。

例文9:生徒会(校則についての全校アンケート)

例|生徒会

高校2年で生徒会の書記を務めました。生徒から「校則の理由が分からない」という声が多く寄せられていたため、全校アンケートを提案し、質問の作成と集計を担当しました。回答を学年ごとに分けて集計し、結果を生徒総会で報告したうえで、先生方との意見交換会を2回開きました。要望を一方的に伝えるより、根拠をそろえて話し合うほうが合意に近づくと学びました。

例文10:委員会(文化祭実行委員・混雑対策)

例|文化祭実行委員会

高校2年で文化祭実行委員になり、校内の案内を担当しました。前年は人気の教室の前に列ができ、廊下が通れなくなっていました。私は前年の記録と教室の配置図をもとに、一方通行の順路と整理券の配布を提案しました。当日は委員8人で交代して誘導にあたり、廊下で立ち止まる列はなくなりました。前年の記録から問題を予測し、先に手を打つ大切さを学びました。

例文11:探究・課題研究(川の水質調査)

例|課題研究

高校2年の課題研究で、学校の近くを流れる川の水質を調べました。最初は1か所だけで測っていたため、数値が変わる理由が分かりませんでした。上流から下流までの5か所に測定地点を増やし、3か月間、週1回同じ時刻に測り続けたところ、住宅地の排水が流れ込む地点で数値が大きく変わることが分かりました。比べる条件をそろえないと結論は出せないと学びました。

例文12:ボランティア(図書館での読み聞かせ)

例|読み聞かせボランティア

高校1年の夏から、地域の図書館で月1回、小学生向けの読み聞かせのボランティアをしています。初めは低学年の子どもが途中で席を立つことが続きました。図書館の職員の方に相談し、絵の大きさと文章の長さで絵本を選び直し、読む前に表紙の絵について問いかける時間を作りました。最後まで聞く子どもが増え、相手に合わせて伝え方を変える大切さを学びました。

探究の時間や課題研究は、文部科学省の実施要項でも活動報告書に書く内容として挙げられています。発表資料やレポートが残っている場合は、神奈川工科大学の探究活動発表方式のように3、活動報告書として提出できる方式もあります。

NG例と改善例

この節の答え活動の事実だけで終わる書き方と活動を並べすぎる書き方を避け、役割・課題・行動・数字の結果を入れて1つに絞ります。

活動報告書で多い2つの失敗と直し方
失敗評価されにくい理由直し方
活動の事実だけで終わっている「努力」「協力」といった言葉だけでは、本人が何をしたのかが伝わらない役割、課題、行動、数字で示した結果を入れる
活動を並べすぎている数を増やすほど一つあたりの記述が薄くなり、人物像が伝わりにくくなる1つの欄では活動を一つに絞る。他の活動は、記入欄が複数あればそちらに分け、なければ面接で話す材料として残す

NG例1:活動の事実だけで終わっている

NG

サッカー部に3年間所属しました。毎日練習に励み、県大会ベスト16に貢献しました。この経験を通して、努力することの大切さと仲間と協力することの大切さを学びました。

改善

サッカー部に3年間所属し、2年の冬からは守備の控え選手として、試合映像の分析を担当しました。セットプレーからの失点が全体の半分を占めていたため、相手の配置と自チームのマークのずれを一覧にして守備陣と共有し、マークの担当を背の高さで決める案を提案しました。春の公式戦3試合でセットプレーからの失点は1点に減り、県大会ベスト16に進みました。

「努力」「協力」といった言葉だけでは、本人が何をしたのかが伝わりません。改善例では、役割、課題、行動、数字で示した結果が入っています。

NG例2:活動を並べすぎている

NG

高校では、吹奏楽部、生徒会書記、文化祭実行委員、英検2級、地域の清掃ボランティア、校内弁論大会出場など、幅広い活動に取り組みました。どの活動でも積極的に行動し、多くのことを学びました。

改善

高校2年の秋から吹奏楽部のクラリネットパートリーダーを務めました。8人のパートで経験年数の差から音程が揃わなかったため、週2回30分のパート練習でチューナーを使った基準音合わせを続け、経験の浅い部員とは隣で一緒に吹く練習を重ねました。3か月後、顧問から音程の安定を評価され、定期演奏会で難易度の高い曲を担当しました。

活動の数が多い人ほど、一つに絞る判断が必要です。他の活動は、記入欄が複数あればそちらに分け、なければ面接で話す材料として残しておきます。

実績を数値化するテクニック

この節の答え順位がなくても期間・回数・人数・変化・成果物は数字にでき、面接で説明できる裏付けのある数字だけを書きます。

同じ活動でも、数字が入ると具体性が変わります。順位や受賞がなくても、次の項目は数字にできます。

項目数字にする例
期間高校1年4月から3年7月までの2年4か月
頻度・回数週2回の自主練習、月2回のボランティア、12店舗への聞き取り
人数・規模部員30人、パート8人、参加者約50人
変化失点5点から1点、記録40秒更新、正答率4割から8割
成果物練習メニュー1冊、調査報告書8ページ、発表1回

数字は正確に書きます。記憶があいまいな場合は、練習日誌や記録、顧問や先生への確認で裏付けを取ってください。面接で聞かれた時に説明できない数字は書かないほうが安全です。

実績が少ない時の考え方(要点)

この節の答え評価されるのは実績の大きさではなく活動の中でどう考えどう動いたかで、課題と行動が書ければ活動報告書になります。

活動報告書で評価されるのは実績の大きさではなく、活動の中で本人がどう考え、どう動いたかです。続けてきたこと、うまくいかなかったこと、誰かのためにしたこと、自分で変えたことを振り返ると、順位や役職がなくても材料は見つかります。

例文4(陸上部)や例文5(途中退部)のように、課題と行動が書ければ活動報告書として成立します。

「書くことがない」「何もしてこなかった」と感じている人に向けて、毎日の生活から材料を見つける問いと、家庭・アルバイト・授業の小さな題材で書いた例文3本を、活動報告書に書くことがない時の対処法の記事で順を追って説明しています。

帰宅部でも活動報告書は書ける:題材の探し方と例文

この節の答え部活動に入っていなくても、委員会、探究、校外の活動、独学や検定から、続けてきたことを課題と行動の形で書けば活動報告書になります。

部活動に入っていない、いわゆる帰宅部の人も、活動報告書は書けます。上で紹介した実施要項の記載内容の例には、部活動のほかに、探究の課題研究、生徒会活動、ボランティア活動、資格・検定などが挙がっています。

放課後や休日に続けてきたことを、課題と行動の形で書けるかが大切です。

題材の候補例書く時のポイント
委員会・係・学校行事図書委員、体育祭や文化祭の係当番をこなしたことより、自分で変えたことを書く
探究・課題研究総合的な探究の時間のテーマ問いの立て方と調べ方の工夫
学校の外の活動地域のボランティア、習い事、校外のコンテスト続けた期間と回数を入れる
独学・資格・検定検定の勉強、独学で始めたこと計画と、うまくいかなかった後の直し方
家庭・アルバイト家事の分担、アルバイト様式の対象に入るかを要項で見る

帰宅部の人の例文(200字の欄)

例|地域のボランティア(帰宅部)

部活動には所属せず、高校1年の秋から月2回、公民館の高齢者向けのスマートフォン教室で、操作の手伝いをしています。初めは私の説明が伝わらず、同じ質問を何度も受けました。よく聞かれる操作を5つに絞り、画面の写真に手順の番号を書き込んだ紙を作って配りました。2か月後には、紙を見ながら自分で操作する参加者が増えました。相手の使う言葉で説明する大切さを学びました。

この例文も説明のための創作です。面接で、部活動に入らなかった理由を聞かれることも考えられます。理由を長く説明するより、その時間に何を続けてきたかを話せるようにしておきます。

放課後の過ごし方を振り返っても題材が見つからない時は、活動報告書に書くことがない時の対処法で、1日・1週間・3年の物差しで材料を書き出す方法と、家庭・アルバイト・授業の例文を説明しています。

提出前チェックリスト

この節の答え字数・手書きか入力か・署名や証明書類の要否と、4要素がそろい行動が最も長いかを、分けて確かめます。

提出前の確認は、様式と提出の確認、中身の確認の2つに分けて行います。様式の指定は大学ごとに違うため、上の「大学ごとの字数と様式の例」と出願する大学の要項を見比べてください。

様式と提出の確認
出願する年度の要項で、字数・件数・ページ数の指定を確かめた
手書きかパソコン入力かの指定に合わせた(成蹊大学は手書きのみ、西南学院大学は学科によってパソコン入力のみ)
署名・捺印や証明書類の添付が必要か確かめた(立教大学の自由選抜入試は、活動を証明できる人の署名捺印が必要)
件数の指定がある場合、重要度や志望学部との関連が深い順に並べた
生成AIの扱いについて、要項の指示を読んだ
書いた内容を、面接で自分の言葉で説明できる

中身の確認

  1. 活動は1つから3つに絞られ、志望学部と関連の深いものが先に書かれている
  2. 各活動に「活動と役割」「課題」「行動」「成果と学び」の4要素が揃っている
  3. 行動の部分が最も長く、自分で考えて動いたことが書かれている
  4. 期間・人数・回数・変化などの数字が入っていて、裏付けがある
  5. 「努力した」「協力した」「学んだ」だけで終わる文がない
  6. 志望理由書・自己推薦書と同じ文章を繰り返していない
  7. 大学の指定文字数の8割から9割に収まり、様式は出願する年度のもの
  8. 証明書類の添付が必要な場合は揃っている
  9. 先生または塾の講師に添削を受け、2回以上書き直した

よくある質問

Q. 活動報告書には部活動のことを書いてもいいですか?
A. 書けます。大学が見ているのは活動の種類や実績の大きさではなく、その活動の中で何を考え、どう行動し、何を得たかです。部活動は期間が長く、役割や課題が具体的に書きやすいため、活動報告書の題材として向いています。
Q. 活動報告書は何個の活動を書けばいいですか?
A. 様式に記入欄の数があればそれに従います。自由記述の場合は、1つから3つに絞ります。数を増やすほど一つあたりの記述が薄くなり、人物像が伝わりにくくなります。志望学部と関連が深い活動を優先してください。
Q. 活動報告書に書く実績がない場合はどうすればいいですか?
A. 受賞や役職は必要ありません。毎日の練習で続けた工夫、失敗した後の取り組み、後輩に教えた経験など、具体的な行動があれば活動報告書になります。「何をしたか」だけでなく「なぜそうしたか」「その結果どうなったか」まで書くと、実績の有無に関係なく評価されます。
Q. 活動報告書と志望理由書の違いは何ですか?
A. 活動報告書は「何をしてきたか」という過去の事実と成果を記録する書類で、志望理由書は「なぜこの大学で学びたいか」という動機と計画を書く書類です。活動報告書の内容を志望理由書の根拠として使うと、二つの書類に一貫性が出ます。
Q. 活動報告書は何文字くらい書けばいいですか?
A. 大学の指定が最優先です。指定がある場合はその8割から9割、指定がない場合は1つの活動につき300字から500字を目安にします。1,000字程度の自由記述欄なら、2つの活動を400字から500字ずつ書く構成が収まりがよいです。
Q. 活動報告書に失敗した経験を書いてもいいですか?
A. 書いて構いません。むしろ、失敗の後にどう考えてどう動いたかが書かれている活動報告書は評価されます。失敗そのものを長く書くのではなく、原因の分析と改善の行動、その結果に分量を割いてください。
Q. 帰宅部で部活動の実績がない時、活動報告書には何を書けばいいですか?
A. 部活動に入っていなくても書けます。実施要項が挙げる記載内容には、部活動のほかに探究の課題研究、生徒会活動、ボランティア活動、資格・検定などがあり、放課後や休日に続けてきたことも題材になります。題材の探し方と例文は上の「帰宅部でも活動報告書は書ける」の節と、別記事「活動報告書に書くことがない時の対処法」にまとめています。

まとめ

活動報告書は、活動を1つから3つに絞り、「活動と役割」「課題」「行動」「成果と学び」の4要素で、行動を中心に書く書類です。部活動は題材として十分で、大会の実績がなくても、自分で考えて動いたことと数字で示せる変化があれば評価されます。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 令和9年度大学入学者選抜実施要項文部科学省・2026-05-27・PDF
  2. 令和9年度(2027年度)AO入試(総合型選抜)Ⅱ期 学生募集要項及び出願書類東北大学・2026-08・PDF
  3. 総合型選抜で評定がいらない大学一覧(大学別の記事への入口)東京修学館

リンク先の確認日:2026-11-01

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