最終更新: 2026-10-01 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 大阪大学「令和9年度大阪大学総合型選抜・学校推薦型選抜学生募集要項」、「令和9年度大阪大学入学者選抜要項」(令和8年7月発行)
大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、高校での学びや活動の質と、大学入学共通テストで測る基礎学力を組み合わせて、多面的・総合的に合格者を決める入試です。この記事では、令和9(2027)年度の学生募集要項に基づいて、学部別の実施方式と募集人員、共通テストの扱い、出願要件、選考方法、日程、令和8年度の実施状況を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。
大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜とは
大阪大学は、一般選抜とは異なる観点の入試として、「総合型選抜」または「学校推薦型選抜」を全学部で実施しています。高校の成績、共通テストの結果、口頭試問(面接)などを学部のアドミッション・ポリシーに基づいて組み合わせ、自由研究や海外留学の実績、志望理由書、高校の校長が作成する志願者評価書なども参考にして判定します。要項は、何よりも重視したいのは「自分の頭で考える習慣」を持っているかどうかだと述べています。
学部ごとに、どちらか一方の方式を実施します。学校推薦型選抜の学部は高校の校長の推薦が必要で、1校から推薦できる人数に上限があります。
| 実施方式 | 学部 |
|---|---|
| 総合型選抜 | 文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部(研究奨励型・挑戦型) |
| 学校推薦型選抜 | 医学部(医学科・保健学科)、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部 |
出典
大阪大学「令和9年度大阪大学総合型選抜・学校推薦型選抜学生募集要項」、「令和9年度大阪大学入学者選抜要項」(令和8年7月発行)。出願要件・提出書類・共通テストの科目は学部ごとに大きく違います。出願前に必ず大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜受験サイトで最新の要項を確認してください。
募集人員(令和9年度・学部別)
令和9年度の募集人員は、総合型選抜が合計187人、学校推薦型選抜が合計197人です。
| 学部・学科(入試の区分) | 実施方式 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 文学部 | 総合型 | 30人 |
| 人間科学部 | 総合型 | 15人 |
| 外国語学部(25専攻) | 総合型 | 英語専攻6名程度、中国語・ドイツ語・スペイン語専攻各4名程度、アラビア語・ロシア語・フランス語・ポルトガル語・日本語専攻各3名程度、その他の専攻各2名程度 |
| 法学部 法学科/国際公共政策学科 | 総合型 | 17人/8人 |
| 経済学部 | 総合型 | 22人 |
| 理学部 研究奨励型(化学科/生物科学コース/生命理学コース) | 総合型 | 8人/4人/3人 |
| 理学部 挑戦型(数学科/物理学科) | 総合型 | 5人/10人 |
| 医学部 医学科 | 学校推薦型 | 5名程度 |
| 医学部 保健学科(看護学/放射線技術科学/検査技術科学) | 学校推薦型 | 10人/6人/4人 |
| 歯学部 | 学校推薦型 | 8人 |
| 薬学部 | 学校推薦型 | 15人 |
| 工学部(応用自然科学科/応用理工学科/電子情報工学科) | 学校推薦型 | 22人/25人/17人 |
| 工学部(環境・エネルギー工学科/地球総合工学科) | 学校推薦型 | 8人/12人 |
| 基礎工学部(電子物理科学科/化学応用科学科/情報科学科) | 学校推薦型 | 各学科 一般枠9人・女性枠4人 |
| 基礎工学部 システム科学科 | 学校推薦型 | 一般枠18人・女性枠8人 |
合格者や入学手続者が募集人員に満たない場合、その欠員は同じ学部等の一般選抜前期日程の募集人員に加えられます。なお、大阪大学は一般選抜の後期日程を実施していません。
大学入学共通テストの扱い(学部別)
全学部で令和9年度大学入学共通テストの受験が必須です。学部が指定する教科・科目を1科目でも受験しなかった場合や、指定の組合せで受験しなかった場合は、合格者判定の対象になりません。出願後にWeb出願システムで「共通テスト成績請求情報の登録」を期間内に行うことも必要です。
| 共通テストの基準(要項の記載) | 学部・学科 |
|---|---|
| 満点中概ね75%以上 | 文学部(目安)、人間科学部、外国語学部(かつ外国語が概ね80%以上) |
| 満点中概ね80%以上 | 法学部、経済学部、理学部(挑戦型) |
| 1,000点満点中概ね80%以上の人のうち、成績上位約30名までを第1次選考の合格とする | 医学部 医学科 |
| 理科2科目と数学2科目の合計が、それぞれ概ね80%以上 | 歯学部 |
| 第1次選考で共通テストの得点と提出書類を総合判定 | 医学部 保健学科 |
| 基準の記載なし | 理学部(研究奨励型)、薬学部、工学部、基礎工学部 |
歯学部(理科と数学のみ)を除く全学部で、国語、地理歴史・公民、理科、数学2科目、外国語、情報Ⅰの受験が必要です。理科は、文・外国語・法・経済学部が基礎を付した科目を原則とし、人間科学部は基礎を付した科目か物理・化学・生物・地学から1を選べます。理系の学部は物理・化学・生物(学部により地学を含む)から2科目で、学科により物理が指定されています。
| 学部・学科 | 共通テストの基準・使い方(要項の記載) |
|---|---|
| 文学部 | 950点満点を200点満点に換算。満点中概ね75%以上を目安 |
| 人間科学部 | 満点中概ね75%以上が必要 |
| 外国語学部 | 満点中概ね75%以上、かつ外国語が概ね80%以上が必要 |
| 法学部 | 600点満点を160点満点に換算。満点中概ね80%以上が必要 |
| 経済学部 | 満点中概ね80%以上が必要 |
| 理学部(研究奨励型) | 1,000点満点を100点満点に換算。基準の記載なし |
| 理学部(挑戦型) | 1,000点満点を100点満点に換算。満点中概ね80%以上が必要 |
| 医学部 医学科 | 第1次選考で、1,000点満点中概ね80%以上の人のうち成績上位約30名までを合格とする |
| 医学部 保健学科 | 第1次選考で共通テストの得点と提出書類を総合判定 |
| 歯学部 | 理科2科目と数学2科目の合計が、それぞれ概ね80%以上必要 |
| 薬学部 | 志願者が多い場合の第1次選考に総点を使う。基準の記載なし |
| 工学部 | 基礎学力の確認に利用。基準の記載なし |
| 基礎工学部 | 第1次選考で共通テストの成績と提出書類を使う。基準の記載なし |
文系学部などの第2次選考は12月、共通テストは1月です。書類と面接・小論文で高く評価されても、共通テストが基準に届かなければ合格できません。共通テストの学習は一般選抜と同じ水準で続ける必要があります。
出願要件・推薦要件
全学部共通:専願で、出願は1つだけ
「合格した場合は必ず入学することを確約する者」であることが要件です。出願できるのは総合型選抜か学校推薦型選抜のいずれか1つ、かつ1つの学部・学科・専攻・コースだけで、複数に出願するとすべて無効になります。法学部と理学部は令和8年度中に卒業または卒業見込みの人に限られ、そのほかの学部は令和7年度に卒業した人も出願できます。
英語の資格・検定試験
- 外国語学部:英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかのスコア証明書または合格証明書の提出が要件(スコアの基準の記載はない)
- 法学部国際公共政策学科:同じく英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかの提出が要件(法学科は不要)
- 経済学部:英検2級以上、またはTOEFL iBT・IELTSのスコアの提出が要件
- 歯学部:英検準1級以上、TOEFL iBT 4.0以上(2026年1月20日以前の受験は72点以上)、IELTS 5.5以上のいずれかが要件
- 工学部:推薦要件の選択肢の1つ。英検準1級以上、TOEFL iBT 4.0以上(同じく80点以上)、IELTS 6.0以上
取得時期にも条件があり、TOEFL iBTとIELTSは原則として出願期間の初日から遡って2年以内のものです。英検のデジタル証明書は受け付けられません。
総合型選抜:活動を証明する書類
- 文学部:探究の成果、卓越した活動の成果、語学力、連続15日以上の海外研修・留学などから1点以上
- 人間科学部:11の評価項目(語学力、海外研修、学会発表、課題研究、リーダーシップ、ボランティアなど)から、異なる番号で3点以内
- 法学部:9つの項目(語学力、課題研究、生徒会長などのリーダーシップ経験など)から2件以内
- 経済学部:特筆すべき活動の活動実績報告書と活動実績証明書
- 理学部(研究奨励型):SSH生徒研究発表会への出場、日本学生科学賞やJSECの最終審査会進出、学会発表、大阪大学SEEDSプログラム実感コースの修了など
- 理学部(挑戦型):数学科は数学、物理学科は理科または数学に関連した課外活動の実績が少なくとも一つ
学校推薦型選抜:評定と推薦人数
| 学部 | 評定の要件 | 1校から推薦できる人数 |
|---|---|---|
| 医学部 医学科 | 評定平均値4.3以上 | 2名以内 |
| 医学部 保健学科 | 評定平均値4.0以上 | 1専攻につき2名 |
| 歯学部 | 記載なし(英語資格が要件) | 2名以内 |
| 薬学部 | 記載なし | 3名以内 |
| 工学部 | 選択肢の1つとして、数学と理科の評定平均値がいずれも4.3以上 | 1学科につき4名以内 |
| 基礎工学部 | 記載なし | 1学科につき6名以内(男女は各4名まで) |
工学部は、科学分野の自由研究・課題研究、SEEDSプログラムへの参加、科学コンテストへの出場、数学・理科の評定、英語資格のいずれか1つに該当すれば推薦要件を満たします。総合型選抜の学部には評定の基準の記載はありません。推薦人員枠を超えて推薦すると、その高校の志願者全員が無効になります。
選考方法(学部別)
どの学部も第1次選考と第2次選考の2段階です。総合型選抜の学部と歯学部は第1次選考を書類で行い、医学部と基礎工学部は共通テストの成績を使います。薬学部と工学部は、志願者が多い場合にだけ第1次選考を行います。
| 学部・学科 | 第1次選考 | 第2次選考 | 第2次選考の配点 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 書類。募集人員の約2倍まで | 小論文、面接 | 共テ200・書類100・小論文100・面接100 |
| 人間科学部 | 書類。約2倍まで | 小論文、面接 | 共テ105・書類40・小論文40・面接20 |
| 外国語学部 | 書類。専攻ごとに約2倍まで | 小論文(120分)、口頭試問 | 共テ415・書類150・小論文200・口頭試問150 |
| 法学部 | 書類 | 面接 | 共テ160・書類10・面接30 |
| 経済学部 | 書類。約2倍まで | 面接 | 共テ100・書類50・面接50 |
| 理学部(研究奨励型) | 書類 | 口頭試問(研究成果のプレゼンテーションを含む) | 共テ100・書類と口頭試問100 |
| 理学部(挑戦型) | 書類 | 小論文、口頭試問 | 共テ100・書類と小論文と口頭試問100 |
| 医学部 医学科 | 共通テスト | 小論文(120分)、個人面接(30分)を2回 | 共テ100・小論文100・面接と書類100 |
| 医学部 保健学科 | 共通テストと書類。専攻ごとに募集人員の概ね5倍まで | 看護学は口頭試問、放射線技術科学は面接、検査技術科学は小論文と面接 | 専攻ごとに共テ100と書類50などを合計 |
| 歯学部 | 書類。約2.5倍まで | 個人面接 | 共テ100・面接200 |
| 薬学部 | 志願者が約2倍を超えた場合に実施 | 小論文、個人面接を2回 | 共テ775・小論文100・面接150 |
| 工学部 | 志願者が2倍を超えた学科だけ書類審査 | 面接 | 面接・提出書類100 |
| 基礎工学部 | 共通テストと書類。約2倍まで | 口頭試問 | 共テ、書類、口頭試問を総合 |
人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部の面接や口頭試問は、必要に応じて外国語で行われる場合があります。理学部(研究奨励型)の口頭試問は1人30分〜1時間程度で、A0判1枚のポスターを使って10分間発表した後に質疑応答があります。医学部医学科は、面接で医師・医学研究者になる適性に欠けると判断された場合は不合格になり、歯学部は面接の得点も概ね80%以上が必要です。
日程(令和9年度)
| 項目 | 文・人間科学・外国語・法・経済・理・歯・工学部 | 医・薬・基礎工学部 |
|---|---|---|
| Web出願システムの登録・検定料の納入 | 2026年10月9日(金)10時〜11月6日(金)17時 | 同じ |
| 出願書類の受理 | 2026年11月2日(月)〜11月7日(土)17時 必着 | 同じ |
| 第1次選考合格者発表 | 2026年12月4日(金)9時 | 2027年2月4日(木)9時 |
| 共通テスト成績請求情報の登録 | 2026年12月4日(金)正午〜12月22日(火)17時 | 同じ |
| 第2次選考 | 2026年12月20日(日) | 2027年2月6日(土)(医学科は2月6日(土)・7日(日)) |
| 大学入学共通テスト | 2027年1月16日(土)〜17日(日) | 同じ |
| 第2次選考合格者発表 | 2027年2月9日(火)17時 | 同じ |
| 入学手続の完了 | 2027年2月17日(水)16時まで | 同じ |
出願は、Web出願システムへの登録、検定料の納入、出願書類の郵送(書留速達郵便・持参不可)がそろって完了します。入学検定料は17,000円で、第1次選考で不合格になった場合は13,000円が返還されます。文系学部などは第1次選考合格者の発表から第2次選考までの期間が短いため、面接や口頭試問の準備は出願前から始めておく必要があります。
提出書類:志望理由書・自己推薦書と活動の記録
志望理由書または自己推薦書は、Web出願システムに直接入力します。字数と問われる内容は学部ごとに違います。
| 学部 | 書類 | 字数と内容 |
|---|---|---|
| 文学部 | 志望理由書 | どのような学問的探究に取り組みたいかを、読書経験などをふまえて800字程度 |
| 人間科学部・法学部・経済学部 | 志望理由書 | 大阪大学への入学を目指す理由と、学部で取り組みたい学修を800字程度 |
| 理学部 | 志望理由書 | 志望した動機、将来の抱負等を500字程度 |
| 医学部 医学科 | 志望理由書 | 中学以降で達成したことなどを踏まえ、志望理由を1,600字以内 |
| 医学部 保健学科 | 志望理由書 | アドミッション・ポリシーに沿って、志望理由を1,600字程度 |
| 歯学部 | 自己推薦書 | 受験の動機と目的など指定の4項目を合計1600字以内 |
| 薬学部・基礎工学部 | 自己推薦書 | 800字程度 |
| 工学部 | 志望理由書 | 出願理由、学科の学問への興味、入学後の学修などを1,600字程度 |
総合型選抜の文・人間科学・外国語・法・経済学部は、高校の校長が作成する志願者評価書を提出し、外国語学部は学修計画書も必要です。理学部(研究奨励型)は研究の要旨や研究の内容(A4片面7ページ以内)などの研究成果概要、理学部(挑戦型)は教員の意見書、医学部は自己PR資料を提出します。学校推薦型選抜の学部は校長の推薦書が必要です。
自分の言葉で書くこと
要項には、志願者本人が作成する出願書類は「自らの考えや経験、これから取り組みたいことなどを志願者自身の言葉で作成してください」と書かれています。様式は学部ごとに違い、志望学部の様式以外で提出すると受理されません。
書き方は志望理由書の書き方、自己推薦書の書き方、活動報告書の書き方が参考になります。
併願のルール
- 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の中での併願はできない。第2志望も選べない
- 国公立大学の一般選抜は、前期日程から1つ、後期日程から1つまで出願できる
- 大阪大学の総合型選抜と他の国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、どちらかの不合格が判明している場合に限って出願できる
- 大阪大学の学校推薦型選抜と他の国公立大学の学校推薦型選抜の併願は一切できない
- 基礎工学部では、女性は女性枠と一般枠を併願できる
専願の入試なので、合格したら入学することが前提です。不合格に備えて、一般選抜(前期日程)の準備は並行して進めます。
令和8年度の実施状況(志願者数・合格者数)
大阪大学が公表している令和8年度の実施状況です。全体では、募集人員384人に対して志願者1,083人、第1次選考合格者712人、最終合格者316人でした。
| 学部・学科 | 募集人員 | 志願者数 | 第1次選考合格者数 | 最終合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 30 | 71 | 60 | 30 |
| 人間科学部 | 15 | 75 | 31 | 15 |
| 外国語学部(25専攻の計) | 65 | 114 | 79 | 39 |
| 法学部 法学科/国際公共政策学科 | 17/8 | 54/31 | 50/23 | 15/7 |
| 経済学部 | 22 | 75 | 44 | 22 |
| 理学部 研究奨励型(化学/生物科学/生命理学) | 8/4/3 | 5/8/4 | 5/5/4 | 1/2/2 |
| 理学部 挑戦型(数学/物理学) | 5/10 | 3/3 | 1/3 | 1/2 |
| 医学部 医学科 | 5名程度 | 31 | 21 | 4 |
| 医学部 保健学科(看護学/放射線技術科学/検査技術科学) | 10/6/4 | 31/18/7 | 21/10/6 | 12/6/5 |
| 歯学部 | 8 | 24 | 24 | 7 |
| 薬学部 | 15 | 55 | 18 | 13 |
| 工学部(5学科の計) | 84 | 234 | 179 | 67 |
| 基礎工学部(4学科の計) | 一般枠45+女性枠20 | 240 | 128 | 66 |
| 合計 | 384 | 1,083 | 712 | 316 |
外国語学部では、ビルマ語専攻とウルドゥー語専攻の志願者が0人、タイ語・アラビア語・ペルシア語・ポルトガル語・日本語専攻は合格者が0人でした。募集人員どおりに合格者を出した学部がある一方で、下回った学部・専攻も少なくありません。基準に達しない場合は合格者を出さない入試であり、志願者が少ないから受かりやすい、とは言えません。
学年別の準備の進め方
高校3年生
- 志望学部の要項で、実施方式、出願要件、共通テストの基準と指定科目を確認する
- 学校推薦型選抜の学部は、校内で推薦を受けられるかを早めに先生に相談する
- 志望理由書・自己推薦書の下書きを夏休み中に作り、10月9日のWeb出願システム公開に備える
- 活動の証明書類、英語資格の証明書、調査書など、発行に時間がかかる書類を早めに手配する
- 小論文・面接・口頭試問の練習を出願前から始め、共通テストの学習も続ける
高校1・2年生
- 探究活動や課題研究、科学コンテスト、学会発表など、要項の評価項目に当てはまる活動に取り組み、記録を残す
- 英語資格が要件の学部を考えている場合は、取得時期の条件を確認して受験しておく
- 評定の要件がある学部(医学部医学科、保健学科など)を考えている場合は、評定を保つ
合格に向けた対策のポイント
- 共通テストを最優先で固める:多くの学部が概ね75%〜80%以上を求めている。ここで届かなければ合格しない
- 志望理由書は、問われている内容にそのまま答える:学部ごとに問いが違う。高校での活動から入学後の学びまでを一本の筋にする
- 活動は証明できる形で残す:多くの学部が活動を証明する書類を求める。何をいつ行い、どんな成果が出たかを証明書類と合わせて整理する
- 第2次選考の形式に合わせて準備する:面接・口頭試問は、提出した書類の内容を深く聞かれる前提で準備する
- 一般選抜の準備を止めない:最終合格発表は2月9日。前期日程の出願と学習を並行して進める
面接と口頭試問の準備は面接対策と口頭試問の対策、小論文は小論文の書き方、方式の違いは総合型選抜と学校推薦型選抜の違いで説明しています。
よくある質問
- Q. 大阪大学に総合型選抜はありますか?
- A. あります。文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部が総合型選抜を実施しています。医学部、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部は学校推薦型選抜で、高校の校長の推薦が必要です。
- Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜に共通テストは必要ですか?
- A. 必要です。全学部で、学部が指定する令和9年度大学入学共通テストの教科・科目の受験が必須です。文学部・人間科学部・外国語学部は満点中概ね75%以上、法学部・経済学部・理学部(挑戦型)は概ね80%以上などの基準があります。
- Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の募集人員は何人ですか?
- A. 令和9年度は、総合型選抜が合計187人、学校推薦型選抜が合計197人です。欠員が出た場合は一般選抜前期日程の募集人員に加えられます。
- Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の日程は?
- A. 令和9年度は、出願書類の受理が2026年11月2日から11月7日(必着)、第2次選考が12月20日(医・薬・基礎工学部は2027年2月6日、医学科は2月6日・7日)、第2次選考合格者発表が2027年2月9日です。
- Q. 大阪大学の総合型選抜は一般選抜や他大学と併願できますか?
- A. 国公立大学の一般選抜は前期日程と後期日程に1つずつ出願できます。他の国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜とは、どちらかの不合格が判明している場合に限って出願でき、学校推薦型選抜どうしの併願は一切できません。
- Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜に評定平均の基準はありますか?
- A. 学部によります。医学部医学科は評定平均値4.3以上、保健学科は4.0以上が要件です。工学部は推薦要件の選択肢の1つとして数学と理科の評定平均値4.3以上があります。総合型選抜の学部には評定の基準の記載はありません。
まとめ
大阪大学は、文・人間科学・外国語・法・経済・理学部が総合型選抜、医・歯・薬・工・基礎工学部が学校推薦型選抜を実施しています。全学部で共通テストの受験が必須で、多くの学部が概ね75%〜80%以上の基準を設けています。令和9年度の募集人員は総合型選抜187人・学校推薦型選抜197人、出願書類の受理は11月2日から7日、第2次選考合格者発表は2月9日です。専願で、出願できるのは1つの学部学科だけです。
準備の中心は、共通テストの学力と、高校での活動を証明できる形で整理し、学部の問いに沿って書く志望理由書・自己推薦書です。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書の構成づくりと、小論文・面接・口頭試問の練習を無料相談でお手伝いしています。
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