大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜|2027年度の日程・共通テスト基準と学部別の倍率・難易度

大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜 大学の情報
大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜 ひと目で分かる要点(令和9年度)
総合型選抜の募集人員
187人
文・人間科学・外国語・法・経済・理学部
学校推薦型選抜の募集人員
197人
医・歯・薬・工・基礎工学部
大学入学共通テスト
全学部で必須
共通テストの表の13区分のうち8区分が概ね75%〜80%以上の基準を設けている
最終合格発表
2027年2月9日
出願書類の受理は2026年11月2日〜11月7日(必着)

大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、高校での学びや活動の質と、大学入学共通テストで測る基礎学力を組み合わせて、多面的・総合的に合格者を決める入試です。この記事では、令和9(2027)年度の学生募集要項に基づいて、学部別の実施方式と募集人員、共通テストの扱い、出願要件、選考方法、日程、令和8年度の実施状況を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜とは

この節の答え全学部で実施し、文・人間科学・外国語・法・経済・理学部は総合型選抜、医・歯・薬・工・基礎工学部は学校推薦型選抜です。

大阪大学は、一般選抜とは異なる観点の入試として、「総合型選抜」または「学校推薦型選抜」を全学部で実施しています。高校の成績、共通テストの結果、口頭試問(面接)などを学部のアドミッション・ポリシーに基づいて組み合わせ、自由研究や海外留学の実績、志望理由書、高校の校長が作成する志願者評価書なども参考にして判定します。

要項は、何よりも重視したいのは「自分の頭で考える習慣」を持っているかどうかだと述べています。

学部ごとに、どちらか一方の方式を実施します(2028年度入試からは、理学部が総合型選抜と学校推薦型選抜の両方を実施する予告があります)。学校推薦型選抜の学部は高校の校長の推薦が必要で、1校から推薦できる人数に上限があります。

実施方式学部
総合型選抜文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部(研究奨励型・挑戦型)
学校推薦型選抜医学部(医学科・保健学科)、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部(2028年度入試からは理学部生物科学科も実施の予告あり)

出典

大阪大学「令和9年度大阪大学総合型選抜・学校推薦型選抜学生募集要項」、「令和9年度大阪大学入学者選抜要項」(令和8年7月発行)。出願要件・提出書類・共通テストの科目は学部ごとに大きく違います。出願の前に大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜受験サイトで、提出書類の様式とあわせて要項を確認してください。

募集人員(令和9年度・学部別)

この節の答え令和9年度は総合型選抜が合計187人、学校推薦型選抜が合計197人で、欠員は一般選抜前期日程に加えられます。

令和9年度の募集人員は、総合型選抜が合計187人2、学校推薦型選抜が合計197人です。

大阪大学 総合型選抜の募集人員(令和9年度・学部学科別)
文学部
30人
人間科学部
15人
法学部 法学科
17人
法学部 国際公共政策学科
8人
経済学部
22人
理学部 研究奨励型 化学科
8人
理学部 研究奨励型 生物科学コース
4人
理学部 研究奨励型 生命理学コース
3人
理学部 挑戦型 数学科
5人
理学部 挑戦型 物理学科
10人
外国語学部(25専攻)は専攻ごとに「名程度」の募集のため、図に入れていません(英語専攻6名程度、中国語・ドイツ語・スペイン語専攻各4名程度、アラビア語・ロシア語・フランス語・ポルトガル語・日本語専攻各3名程度、その他の専攻各2名程度)。総合型選抜の合計は187人です。出典:大阪大学「令和9年度大阪大学総合型選抜・学校推薦型選抜学生募集要項」
大阪大学 学校推薦型選抜の募集人員(令和9年度・学部学科別)
医学部 医学科(5名程度)
5人
医学部 保健学科 看護学
10人
医学部 保健学科 放射線技術科学
6人
医学部 保健学科 検査技術科学
4人
歯学部
8人
薬学部
15人
工学部 応用自然科学科
22人
工学部 応用理工学科
25人
工学部 電子情報工学科
17人
工学部 環境・エネルギー工学科
8人
工学部 地球総合工学科
12人
基礎工学部は一般枠と女性枠に分かれるため、図に入れていません(電子物理科学科・化学応用科学科・情報科学科は各学科 一般枠9人・女性枠4人、システム科学科は一般枠18人・女性枠8人)。学校推薦型選抜の合計は197人です。出典:大阪大学「令和9年度大阪大学総合型選抜・学校推薦型選抜学生募集要項」
学部・学科(入試の区分)実施方式募集人員
文学部総合型30人
人間科学部総合型15人
外国語学部(25専攻)総合型英語専攻6名程度、中国語・ドイツ語・スペイン語専攻各4名程度、アラビア語・ロシア語・フランス語・ポルトガル語・日本語専攻各3名程度、その他の専攻各2名程度
法学部 法学科/国際公共政策学科総合型17人/8人
経済学部総合型22人
理学部 研究奨励型(化学科/生物科学コース/生命理学コース)(2028年度入試から生物科学科は2コースを統合し、研究奨励型は5人の予告あり)総合型8人/4人/3人
理学部 挑戦型(数学科/物理学科)総合型5人/10人
医学部 医学科学校推薦型5名程度
医学部 保健学科(看護学/放射線技術科学/検査技術科学)学校推薦型10人/6人/4人(看護学は2028年度入試から15人の予告あり)
歯学部学校推薦型8人
薬学部学校推薦型15人
工学部(応用自然科学科/応用理工学科/電子情報工学科)学校推薦型22人/25人/17人
工学部(環境・エネルギー工学科/地球総合工学科)学校推薦型8人/12人
基礎工学部(電子物理科学科/化学応用科学科/情報科学科)学校推薦型各学科 一般枠9人・女性枠4人
基礎工学部 システム科学科学校推薦型一般枠18人・女性枠8人

合格者や入学手続者が募集人員に満たない場合、その欠員は同じ学部等の一般選抜前期日程の募集人員に加えられます。なお、令和9年度の大阪大学の一般選抜は前期日程だけで、後期日程の募集はありません。

大学入学共通テストの扱い(学部別)

この節の答え全学部で共通テストの受験が必須で、文学部などは満点中概ね75%以上、法学部・経済学部などは概ね80%以上が基準です。

全学部で令和9年度大学入学共通テストの受験が必須です。学部が指定する教科・科目を1科目でも受験しなかった場合や、指定の組合せで受験しなかった場合は、合格者判定の対象になりません。

出願後にWeb出願システムで「共通テスト成績請求情報の登録」を期間内に行うことも必要です。

大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜の共通テスト基準(水準別)
共通テストの基準(要項の記載)学部・学科
満点中概ね75%以上文学部(目安)、人間科学部、外国語学部(かつ外国語が概ね80%以上)
満点中概ね80%以上法学部、経済学部、理学部(挑戦型)
1,000点満点中概ね80%以上の人のうち、成績上位約30名までを第1次選考の合格とする医学部 医学科
理科2科目と数学2科目の合計が、それぞれ概ね80%以上歯学部
第1次選考で共通テストの得点と提出書類を総合判定医学部 保健学科
基準の記載なし理学部(研究奨励型)、薬学部、工学部、基礎工学部
どの学部も共通テストの受験は必須です。換算の方法や第1次選考での使い方は、下の表を確認してください。

歯学部(理科と数学のみ)を除く全学部で、国語、地理歴史・公民、理科、数学2科目、外国語、情報Ⅰの受験が必要です。理科は、文・外国語・法・経済学部が基礎を付した科目を原則とし、人間科学部は基礎を付した科目か物理・化学・生物・地学から1を選べます。

理系の学部は物理・化学・生物(学部により地学を含む)から2科目で、学科により物理が指定されています。

学部・学科共通テストの基準・使い方(要項の記載)
文学部950点満点を200点満点に換算。満点中概ね75%以上を目安
人間科学部満点中概ね75%以上が必要
外国語学部満点中概ね75%以上、かつ外国語が概ね80%以上が必要
法学部600点満点を160点満点に換算。満点中概ね80%以上が必要
経済学部満点中概ね80%以上が必要
理学部(研究奨励型)1,000点満点を100点満点に換算。基準の記載なし
理学部(挑戦型)1,000点満点を100点満点に換算。満点中概ね80%以上が必要
医学部 医学科第1次選考で、1,000点満点中概ね80%以上の人のうち成績上位約30名までを合格とする
医学部 保健学科第1次選考で共通テストの得点と提出書類を総合判定
歯学部理科2科目と数学2科目の合計が、それぞれ概ね80%以上必要
薬学部志願者が多い場合の第1次選考に総点を使う。基準の記載なし
工学部基礎学力の確認に利用。基準の記載なし
基礎工学部第1次選考で共通テストの成績と提出書類を使う。基準の記載なし

文系学部などの第2次選考は12月、共通テストは1月です。書類と面接・小論文で高く評価されても、共通テストが基準に届かなければ合格できません。共通テストの学習は一般選抜と同じ水準で続ける必要があります。

出願要件・推薦要件

この節の答え専願で出願は1つの選抜・1つの学部学科だけで、医学部医学科は評定平均値4.3以上、保健学科は4.0以上が要件です。

全学部共通:専願で、出願は1つだけ

「合格した場合は必ず入学することを確約する者」であることが要件です。出願できるのは総合型選抜か学校推薦型選抜のいずれか1つ、かつ1つの学部・学科・専攻・コースだけで、複数に出願するとすべて無効になります。

法学部と理学部は令和8年度中に卒業または卒業見込みの人に限られ、そのほかの学部は令和7年度に卒業した人も出願できます。

英語の資格・検定試験

  • 外国語学部:英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかのスコア証明書または合格証明書の提出が要件(スコアの基準の記載はない)
  • 法学部国際公共政策学科:同じく英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかの提出が要件(法学科は不要)
  • 経済学部:英検2級以上、またはTOEFL iBT・IELTSのスコアの提出が要件
  • 歯学部:英検準1級以上、TOEFL iBT 4.0以上(2026年1月20日以前の受験は72点以上)、IELTS 5.5以上のいずれかが要件
  • 工学部:推薦要件の選択肢の1つ。英検準1級以上、TOEFL iBT 4.0以上(同じく80点以上)、IELTS 6.0以上

取得時期にも条件があり、TOEFL iBTとIELTSは出願期間の初日から遡って2年以内のものです。英検は、外国語学部が2024年4月1日以降に取得したもの、法学部国際公共政策学科・経済学部・歯学部・工学部が高校在学中に取得したもの(工学部の既卒者は高校2年生以降に相当する期間の合格)に限られます。

英検のデジタル証明書は受け付けられません1。

総合型選抜:活動を証明する書類

  • 文学部:探究の成果、卓越した活動の成果、語学力、連続15日以上の海外研修・留学などから1点以上
  • 人間科学部:11の評価項目(語学力、海外研修、学会発表、課題研究、リーダーシップ、ボランティアなど)から、異なる番号で3点以内
  • 法学部:9つの項目(語学力、課題研究、生徒会長などのリーダーシップ経験など)から2件以内
  • 経済学部:特筆すべき活動の活動実績報告書と活動実績証明書
  • 理学部(研究奨励型):SSH生徒研究発表会への出場、日本学生科学賞やJSECの最終審査会進出、学会発表(化学科は日本化学会での発表に限る)、大阪大学SEEDSプログラム実感コースの修了など
  • 理学部(挑戦型):数学科は数学、物理学科は理科または数学に関連した課外活動の実績が少なくとも一つ

学校推薦型選抜:評定と推薦人数

学部評定の要件1校から推薦できる人数
医学部 医学科評定平均値4.3以上2名以内
医学部 保健学科評定平均値4.0以上1専攻につき2名
歯学部記載なし(英語資格が要件)2名以内
薬学部記載なし3名以内
工学部選択肢の1つとして、数学と理科の評定平均値がいずれも4.3以上1学科につき4名以内
基礎工学部記載なし1学科につき6名以内(男女は各4名まで)

工学部は、科学分野の自由研究・課題研究、SEEDSプログラムへの参加(聴講生としての参加は除く)、科学コンテストへの出場、数学・理科の評定、英語資格のいずれか1つに該当すれば推薦要件を満たします。総合型選抜の学部には評定の基準の記載はありません。

推薦人員枠を超えて推薦すると、その高校の志願者全員が無効になります。薬学部の学校推薦型選抜は「先進研究コース」を選んで大学院(博士課程)へ進む学生を求めるもので、入学後に他のコースへは変えられません。

出願前に確かめること(大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜)
合格した場合は必ず入学することを確約できるか(専願)
出願は総合型選抜か学校推薦型選抜のいずれか1つ、かつ1つの学部・学科・専攻・コースだけ(複数に出願するとすべて無効)
卒業年度の条件に合うか(法学部と理学部は令和8年度中に卒業または卒業見込みの人だけ。そのほかの学部は令和7年度に卒業した人も出願できる)
英語の資格・検定試験が要件の学部か(外国語学部、法学部国際公共政策学科、経済学部、歯学部。工学部は推薦要件の選択肢の1つ)。英検は取得時期の条件(外国語学部は2024年4月1日以降、ほかは高校在学中)も確認
学校推薦型選抜は、評定の要件(医学部医学科は評定平均値4.3以上、保健学科は4.0以上)と、1校から推薦できる人数の上限を確認したか
学部が指定する共通テストの教科・科目をすべて受験するか(1科目でも受験しないと合格者判定の対象にならない)

選考方法(学部別)

この節の答えどの学部も2段階で、総合型の学部と歯学部は第1次選考を書類、医学部と基礎工学部は共通テストの成績を使って行います。

どの学部も第1次選考と第2次選考の2段階です。総合型選抜の学部と歯学部は第1次選考を書類で行い、医学部と基礎工学部は共通テストの成績を使います。薬学部と工学部は、志願者が多い場合にだけ第1次選考を行います。

学部・学科第1次選考第2次選考第2次選考の配点
文学部書類。募集人員の約2倍まで小論文、面接共テ200・書類100・小論文100・面接100
人間科学部書類。約2倍まで小論文、面接共テ105・書類40・小論文40・面接20
外国語学部書類。専攻ごとに約2倍まで小論文(120分)、口頭試問共テ415・書類150・小論文200・口頭試問150
法学部書類面接共テ160・書類10・面接30
経済学部書類。約2倍まで面接共テ100・書類50・面接50
理学部(研究奨励型)書類口頭試問(研究成果のプレゼンテーションを含む)共テ100・書類と口頭試問100
理学部(挑戦型)書類小論文、口頭試問共テ100・書類と小論文と口頭試問100
医学部 医学科共通テスト小論文(120分)、個人面接(30分)を2回共テ100・小論文100・面接と書類100
医学部 保健学科共通テストと書類。専攻ごとに募集人員の概ね5倍まで(20名を超える場合は原則20名まで)看護学は口頭試問、放射線技術科学は面接、検査技術科学は小論文と面接専攻ごとに共テ100と書類50などを合計
歯学部書類。約2.5倍まで個人面接共テ100・面接200
薬学部志願者が約2倍を超えた場合に実施小論文、個人面接を2回共テ775・小論文100・面接150
工学部志願者が2倍を超えた学科だけ書類審査面接面接・提出書類100
基礎工学部共通テストと書類。約2倍まで口頭試問共テ、書類、口頭試問を総合

人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部の面接や口頭試問は、必要に応じて外国語で行われる場合があります。理学部(研究奨励型)の口頭試問は1人30分〜1時間程度で、A0判1枚のポスターを使って10分間発表した後に質疑応答があります。

医学部医学科は、面接で医師・医学研究者になる適性に欠けると判断された場合は不合格になり、歯学部は面接の得点も概ね80%以上が必要です。歯学部の個人面接も、必要に応じて英語で行われる場合があります。

日程(令和9年度)

この節の答え出願書類の受理は2026年11月2日〜7日必着、第2次選考は12月20日(医・薬・基礎工は2月6日)、合格発表は2027年2月9日です。

大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜の日程チャート(令和9年度)
Web出願登録・検定料の納入・出願書類の受理・共通テスト成績請求情報の登録選考日・発表日
10月11月12月1月2月
文・人間科学・外国語・法・経済・理・歯・工学部
Web出願登録・検定料の納入 10月9日〜11月6日/出願書類の受理 11月2日〜11月7日/共通テスト成績請求情報の登録 12月4日〜12月22日/第1次選考合格者発表 12月4日/第2次選考 12月20日/大学入学共通テスト(16日〜17日) 1月16日/第2次選考合格者発表 2月9日/入学手続の完了(16時まで) 2月17日
医・薬・基礎工学部
Web出願登録・検定料の納入 10月9日〜11月6日/出願書類の受理 11月2日〜11月7日/共通テスト成績請求情報の登録 12月4日〜12月22日/大学入学共通テスト(16日〜17日) 1月16日/第1次選考合格者発表 2月4日/第2次選考(医学科は6日・7日) 2月6日/第2次選考合格者発表 2月9日/入学手続の完了(16時まで) 2月17日
10月〜12月は2026年、1月〜2月は2027年です。出願書類の受理は11月7日17時必着。くわしい時刻は下の表を確認してください。薬学部・工学部の第1次選考は、志願者が多い場合だけ行われます。
項目文・人間科学・外国語・法・経済・理・歯・工学部医・薬・基礎工学部
Web出願システムの登録・検定料の納入2026年10月9日(金)10時〜11月6日(金)17時同じ
出願書類の受理2026年11月2日(月)〜11月7日(土)17時 必着同じ
第1次選考合格者発表2026年12月4日(金)9時2027年2月4日(木)9時
共通テスト成績請求情報の登録2026年12月4日(金)正午〜12月22日(火)17時同じ
第2次選考2026年12月20日(日)2027年2月6日(土)(医学科は2月6日(土)・7日(日))
大学入学共通テスト2027年1月16日(土)〜17日(日)同じ
第2次選考合格者発表2027年2月9日(火)17時同じ
入学手続の完了2027年2月17日(水)16時まで同じ

出願は、Web出願システムへの登録、検定料の納入、出願書類の郵送(書留速達郵便・持参不可)がそろって完了します。11月7日17時の期限より後に届いた書類も、11月5日以前の日本国内の消印がある書留速達郵便であれば受理されます。

入学検定料は17,000円で、第1次選考で不合格になった場合は13,000円が返還1されます。文系学部などは第1次選考合格者の発表(2026年12月4日)から第2次選考(12月20日)までが16日間と短いため、面接や口頭試問の準備は第1次選考の発表を待たずに進めておく必要があります。

第2次選考の当日の流れ(時間割・試験場・持ち物)

この節の答え受験票は2026年12月1日9時以降にWeb出願システムから印刷して持参します。入場は試験開始の40分前からで、遅刻が30分を過ぎると原則として受験できません。

受験票は郵送されません。2026年12月1日(火)9時以降にWeb出願システムからA4サイズで印刷し、余白を枠線に沿って切り取って、第2次選考の当日に持参します。

第2次選考の日(上の日程の表)ごとの時間割と試験場(予定)は次のとおりです。

学部第2次選考の時間割(要項)試験場(予定)
文学部小論文9:30〜11:30、面接12:30〜17:00豊中キャンパス 全学教育講義棟C棟
人間科学部小論文10:00〜12:00、面接13:00〜18:00吹田キャンパス 人間科学部棟
外国語学部小論文10:00〜12:00、口頭試問13:00〜(18:00頃に終わる予定)箕面キャンパス 外国学研究講義棟
法学部面接9:00〜17:00(予定)豊中キャンパス 豊中総合学館
経済学部面接12:30〜17:00豊中キャンパス 法経講義棟
理学部(研究奨励型)口頭試問9:00〜19:00(詳細は第1次選考合格者に通知)豊中キャンパス 理学部棟
理学部(挑戦型)小論文 数学科9:30〜11:00・物理学科9:30〜10:30、口頭試問13:00〜19:00(詳細は第1次選考合格者に通知)豊中キャンパス 理学部棟
歯学部面接9:00〜19:00(予定。詳細は第1次選考合格者に通知)吹田キャンパス 歯学部棟
工学部面接9:00〜18:00吹田キャンパス 工学部棟
医学部 医学科2月6日 小論文9:00〜11:00、2月7日 面接9:30〜18:00吹田キャンパス 医学部医学科講義棟
医学部 保健学科小論文10:00〜11:00(検査技術科学専攻のみ)、口頭試問または面接13:00〜18:00吹田キャンパス 医学部保健学科棟
薬学部小論文9:30〜11:00、面接12:30〜16:00吹田キャンパス 薬学部棟
基礎工学部口頭試問12:00〜18:00豊中キャンパス 基礎工学部棟

入場(入室)は試験開始時刻の40分前から始まり、20分前までに受験番号が貼られた席に着きます。遅刻した場合、試験開始から30分以内なら係員に申し出て、30分を過ぎると原則として受験できません。

試験前日の13時〜17時には、試験場の建物の入口付近に試験室の配置図が掲示されます(試験室の下見はできません)。

車での入構も、大学の入口までの車での送迎もできず、保護者の控室もありません。理学部(研究奨励型)はA0判のポスターと受験票を持参します。

外国語学部日本語専攻の志願者は、入学後に学びたい専攻言語の希望順位を書いた「専攻言語希望調査書」を当日に提出します(合格者決定の資料にはしないと要項に書かれています)。

提出書類:志望理由書・自己推薦書と活動の記録

この節の答え志望理由書や自己推薦書はWeb出願システムに直接入力し、字数は理学部の500字程度から医学部などの1,600字までです。

志望理由書または自己推薦書は、Web出願システムに直接入力します。字数と問われる内容は学部ごとに違います。

大阪大学 志望理由書・自己推薦書の字数(学部別)
文学部 志望理由書(程度)
800字
人間科学部・法学部・経済学部 志望理由書(程度)
800字
理学部 志望理由書(程度)
500字
医学部 医学科 志望理由書(以内)
1,600字
医学部 保健学科 志望理由書(程度)
1,600字
歯学部 自己推薦書(4項目の合計・以内)
1,600字
薬学部・基礎工学部 自己推薦書(程度)
800字
工学部 志望理由書(程度)
1,600字
「程度」「以内」は本文の表の書き方に合わせています。問われる内容は学部ごとに違うので、下の表を確認してください。
学部書類字数と内容
文学部志望理由書どのような学問的探究に取り組みたいかを、読書経験などをふまえて800字程度
人間科学部・法学部・経済学部志望理由書大阪大学への入学を目指す理由と、学部で取り組みたい学修を800字程度
理学部志望理由書志望した動機、将来の抱負等を500字程度
医学部 医学科志望理由書中学以降で達成したことなどを踏まえ、志望理由を1,600字以内
医学部 保健学科志望理由書アドミッション・ポリシーに沿って、志望理由を1,600字程度
歯学部自己推薦書受験の動機と目的など指定の4項目を合計1600字以内
薬学部・基礎工学部自己推薦書800字程度
工学部志望理由書出願理由、学科の学問への興味、入学後の学修などを1,600字程度

総合型選抜の文・人間科学・外国語・法・経済学部は、高校の校長が作成する志願者評価書を提出し、外国語学部は学修計画書も必要です。理学部(研究奨励型)は研究の要旨や研究の内容(A4片面7ページ以内)などの研究成果概要、理学部(挑戦型)は教員の意見書、医学部は自己PR資料を提出します。

学校推薦型選抜の学部は校長の推薦書が必要です。

自分の言葉で書くこと

要項には、志願者本人が作成する出願書類は「自らの考えや経験、これから取り組みたいことなどを志願者自身の言葉で作成してください」と書かれています。様式は学部ごとに違い、志望学部の様式以外で提出すると受理されません。

書き方は志望理由書の書き方、自己推薦書の書き方、活動報告書の書き方が参考になります。

併願のルール

この節の答え大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の中では併願できず、国公立大学の一般選抜は前期と後期に1つずつ出願できます。

  • 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の中での併願はできない。第2志望も選べない
  • 国公立大学の一般選抜は、前期日程から1つ、後期日程から1つまで出願できる
  • 大阪大学の総合型選抜と他の国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、どちらかの不合格が判明している場合に限って出願できる
  • 大阪大学の学校推薦型選抜は、他の国公立大学の総合型選抜の不合格が判明している場合に限って出願できる。他の国公立大学の学校推薦型選抜との併願は一切できない
  • 基礎工学部では、女性は女性枠と一般枠を併願できる

専願の入試なので、合格したら入学することが前提です。不合格に備えて、一般選抜(前期日程)の準備は並行して進めます。

合格発表のあとの入学手続と、不合格だった場合の前期日程

この節の答え入学手続は2027年2月17日16時までで、入学料は282,000円です。前期日程の出願書類の受理は2月3日までで、第2次選考合格者発表の2月9日より前に締め切られます。

第1次選考と第2次選考の合否は、Web出願システムにログインして確認します。電話やメールなどによる合否の問い合わせには応じないと要項に書かれています。

合格した場合の入学手続(令和9年度)

入学手続は、Web出願システムのマイページから入学手続システムに接続して行います。入学料282,000円1(令和8年4月現在の金額。

別にサービス利用料がかかります)を2027年2月9日〜2月16日に支払い、国公立大学入学確認票などの必要書類を2月16日17時までに必着で郵送します。2月17日16時までに入学手続を完了しないと、総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者として入学できず、他の国立大学の入学者選抜試験の合格者判定の対象にもなりません。

入学手続を完了した人は、それを取り消して他の国公立大学・学部(独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学・学部を除く)に入学手続をすることはできません。真にやむを得ない事情で入学を辞退する場合は、2027年3月31日17時までに学部の教務担当係へ入学辞退願を出し、許可を得る必要があります。

不合格だった場合の一般選抜(前期日程)

令和9年度入学者選抜要項にある前期日程の日程は次のとおりです。

前期日程の項目日程
Web出願システムの登録2027年1月22日〜2月2日
出願書類等の受理2027年1月25日〜2月3日
第1段階選抜の実施状況の発表2027年2月10日
個別テスト等2027年2月25日(医学部医学科・歯学部の面接と、薬学部の面接・小論文は2月26日)
第2段階選抜の合格者発表2027年3月9日

前期日程の出願書類の受理は2月3日で締め切られ2、総合型選抜・学校推薦型選抜の第2次選考合格者発表(2月9日)はその後です。前期日程にも出願するかどうかは、総合型選抜・学校推薦型選抜の最終結果が出る前に決める日程です。

令和9年度の前期日程の募集人員は、文学部135人、人間科学部115人、外国語学部507人、法学部225人、経済学部198人などです。

令和8年度の実施状況(志願者数・合格者数)

この節の答え令和8年度は募集人員384人に対して志願者1,083人、第1次選考合格者712人、最終合格者316人でした。

大阪大学が公表している令和8年度の実施状況です。全体では、募集人員384人に対して志願者1,083人3、第1次選考合格者712人、最終合格者316人でした。

大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜の志願者数と最終合格者数(令和8年度)
志願者数最終合格者数
文学部
71人
30人
人間科学部
75人
15人
外国語学部(25専攻の計)
114人
39人
法学部 法学科
54人
15人
法学部 国際公共政策学科
31人
7人
経済学部
75人
22人
医学部 医学科
31人
4人
歯学部
24人
7人
薬学部
55人
13人
工学部(5学科の計)
234人
67人
基礎工学部(4学科の計)
240人
66人
理学部(研究奨励型・挑戦型)と医学部保健学科は学科・専攻別の数字のため、下の表を確認してください。全体では、募集人員384人に対して志願者1,083人、第1次選考合格者712人、最終合格者316人でした。出典:大阪大学が公表している令和8年度の実施状況
学部・学科募集人員志願者数第1次選考合格者数最終合格者数
文学部30716030
人間科学部15753115
外国語学部(25専攻の計)651147939
法学部 法学科/国際公共政策学科17/854/3150/2315/7
経済学部22754422
理学部 研究奨励型(化学/生物科学/生命理学)8/4/35/8/45/5/41/2/2
理学部 挑戦型(数学/物理学)5/103/31/31/2
医学部 医学科5名程度31214
医学部 保健学科(看護学/放射線技術科学/検査技術科学)10/6/431/18/721/10/612/6/5
歯学部824247
薬学部15551813
工学部(5学科の計)8423417967
基礎工学部(4学科の計)一般枠45+女性枠2024012866
合計3841,083712316

外国語学部では、ビルマ語専攻とウルドゥー語専攻の志願者が0人3、タイ語・アラビア語・ペルシア語・ポルトガル語・日本語専攻は合格者が0人でした。募集人員どおりに合格者を出した学部がある一方で、外国語学部、法学部、理学部、医学部医学科、歯学部、薬学部、工学部は最終合格者が募集人員を下回りました。

基準に達しない場合は合格者を出さない入試であり、志願者が少ないから受かりやすい、とは言えません。

大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の倍率と難易度(令和8年度)

この節の答え令和8年度の倍率(東京修学館の計算)は全体で3.4倍で、学部の区分では医学部医学科7.8倍と人間科学部5.0倍が高く、医学科は第1次選考合格者の19.0%が最終合格しました。

令和8年度(2026年度)入試は、2026年4月入学者を対象にした入試です。上の実施状況の表の人数から、学部・学科ごとの倍率と、選考の段階ごとに残った割合を出しました。

倍率は東京修学館の計算(志願者数÷最終合格者数・小数第2位を四捨五入)で、割合も表の人数で割って小数第2位を四捨五入しています。実施状況の表には受験者数の列もありますが、令和8年度はすべての学部・学科・専攻で受験者数が志願者数と同じ3なので、受験者数で割っても倍率は変わりません。

学部・学科倍率(志願者数÷最終合格者数)第1次選考に残った割合(第1次選考合格者数÷志願者数)第1次選考合格者のうち最終合格した割合(最終合格者数÷第1次選考合格者数)
文学部2.4倍84.5%50.0%
人間科学部5.0倍41.3%48.4%
外国語学部(25専攻の計)2.9倍69.3%49.4%
法学部 法学科3.6倍92.6%30.0%
法学部 国際公共政策学科4.4倍74.2%30.4%
経済学部3.4倍58.7%50.0%
理学部 研究奨励型(3学科・コースの計)3.4倍82.4%35.7%
理学部 挑戦型(2学科の計)2.0倍66.7%75.0%
医学部 医学科7.8倍67.7%19.0%
医学部 保健学科(3専攻の計)2.4倍66.1%62.2%
歯学部3.4倍100.0%29.2%
薬学部4.2倍32.7%72.2%
工学部(5学科の計)3.5倍76.5%37.4%
基礎工学部(4学科の計)3.6倍53.3%51.6%
合計3.4倍65.7%44.4%

理学部と医学部保健学科の学科・専攻別の倍率は、研究奨励型が化学科5.0倍・生物科学コース4.0倍・生命理学コース2.0倍、挑戦型が数学科3.0倍・物理学科1.5倍、保健学科が看護学専攻2.6倍・放射線技術科学専攻3.0倍・検査技術科学専攻1.4倍です。

表の区分で倍率が高かったのは、総合型選抜では人間科学部(5.0倍)と法学部国際公共政策学科(4.4倍)、学校推薦型選抜では医学部医学科(7.8倍)と薬学部(4.2倍)です。法学部は2学科を合わせると志願者85人・最終合格者22人で、3.9倍でした。

外国語学部の専攻別の倍率

外国語学部は専攻ごとに選考します。令和8年度に最終合格者が出た専攻で倍率が高かったのはスワヒリ語専攻(志願者8人・最終合格者1人で8.0倍)と朝鮮語専攻(10人・2人で5.0倍)、低かったのはモンゴル語専攻(1人・1人で1.0倍)、英語専攻(9人・6人で1.5倍)、トルコ語専攻(3人・2人で1.5倍)です。

英語専攻は志願者全員が第1次選考に残り、朝鮮語専攻は10人のうち3人でした。

工学部・基礎工学部の学科別の倍率

工学部と基礎工学部は、実施状況の表で学科ごとの人数も公表されています。

学科(令和8年度の募集人員)志願者数/第1次選考合格者数/最終合格者数倍率
工学部 応用自然科学科(22人)57/48/222.6倍
工学部 応用理工学科(25人)66/52/183.7倍
工学部 電子情報工学科(17人)49/40/172.9倍
工学部 環境・エネルギー工学科(8人)14/14/52.8倍
工学部 地球総合工学科(12人)48/25/59.6倍
基礎工学部 電子物理科学科(一般枠9人・女性枠4人)26/23/122.2倍
基礎工学部 化学応用科学科(一般枠9人・女性枠4人)45/27/143.2倍
基礎工学部 システム科学科(一般枠18人・女性枠8人)116/52/284.1倍
基礎工学部 情報科学科(一般枠9人・女性枠4人)53/26/124.4倍

工学部では地球総合工学科が9.6倍で、最終合格者5人は募集人員12人を下回りました。環境・エネルギー工学科は志願者14人全員が第1次選考に残っています。

基礎工学部はシステム科学科の志願者が116人で最も多く、倍率は情報科学科の4.4倍が最も高くなりました。

難易度の目安:どの選考段階で絞られたか

大阪大学の要項と実施状況には、難易度や偏差値の記載はありません。上の表の2つの割合から、どの段階で人数が絞られたかを読み取れます。

第1次選考で大きく絞られたのは薬学部(32.7%)と人間科学部(41.3%)です。第2次選考で大きく絞られたのは医学部医学科(19.0%)、歯学部(29.2%)、法学部(法学科30.0%・国際公共政策学科30.4%)で、歯学部は志願者全員が、法学部法学科は志願者の92.6%が第1次選考に残っています。

募集人員を上回ったのは医学部保健学科の看護学専攻(募集人員10人に対し12人)と検査技術科学専攻(4人に対し5人)、基礎工学部(65人に対し66人)で、理学部は研究奨励型が15人に対し5人、挑戦型が15人に対し3人でした。実施状況の表の入学者数も合計316人で、最終合格者数と同じです。

令和9年度の出願状況は、出願期間が終わったあとに総合型選抜・学校推薦型選抜受験サイトで知らせると要項に書かれています(電話・メールでの問い合わせには応じないとされています)。

小論文の過去問と成績開示(大阪大学が公表・開示するもの)

この節の答え令和9年度入試の試験問題と解答例または出題の意図は2027年4月から受験サイトで公表が予定され、第2次選考の成績は5月6日〜5月31日に開示されます。

大阪大学は試験問題と、受験した本人の成績を公表・開示しています。令和9年度入試で出題した各科目の試験問題と、解答例または出題の意図は、著作権処理が完了したものから順に、2027年4月から総合型選抜・学校推薦型選抜受験サイトで公表することが要項で予定されています。

要項にある小論文の説明は、学部によって詳しさが違います。外国語学部は文章読解論述型のほか、必要に応じてテーマ型など他の形式でも出題し、医学部医学科は文章(英文を含む)読解論述型・資料分析型・テーマ型・理科論述型などを組み合わせて出題します。

薬学部の小論文は自然科学の勉学・研究に必要な適性と能力を総合判定するもので、英語を使うこともあります。理学部(挑戦型)は小論文と口頭試問で、希望学科への適性や基礎学力、思考力を問います。

書き方の基本は小論文の書き方で説明しています。

第2次選考を受けた人は、2027年5月6日10時〜5月31日17時1に、Web出願システムで自分の試験成績を見られます。開示されるのは、判定得点、共通テストの科目ごとの得点(大阪大学が利用したもの)と合計点、小論文・面接等の科目ごとの得点と合計点、募集単位ごとの順位です。

第1次選考で不合格になった場合や、指定の共通テストの科目、小論文・面接等を1科目でも受験しなかった場合は開示されません。配点を公表していない科目の成績も開示されません。

開示期間が終わると見られなくなるので、必要なら画面を印刷しておきます。

2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告

この節の答え理学部生物科学科に学校推薦型選抜AとBが新設され、研究奨励型は13人に、医学部保健学科看護学専攻の推薦は15人に変わる予告です。

大阪大学は、令和10年度(2028年度)入学者選抜からの変更を、理学部(2026年3月23日公表、9月8日に補足)と医学部保健学科(2026年4月30日)について予告しています。この記事の募集人員・選考方法は令和9年度(2027年度入試)の要項によるので、2028年4月入学で受ける人(2026年度の高校2年生)は、次の点が変わる予定です。

学部・学科2027年度入試まで2028年度入試から
理学部 生物科学科生物科学コース・生命理学コースに分けて募集。総合型選抜(研究奨励型)は生物科学コース4人・生命理学コース3人2コースを統合して生物科学科として募集。総合型選抜(研究奨励型)は5人
理学部 生物科学科(学校推薦型選抜)実施しない学校推薦型選抜(Aタイプ7人・Bタイプ5人)を新設
理学部 総合型選抜(研究奨励型)の合計15人(化学科8人・生物科学科7人)13人(化学科8人・生物科学科5人)
理学部 生物科学科(研究奨励型)の共通テストの理科生物科学コースは物理、化学、生物、地学から2。生命理学コースは物理と、化学・生物・地学から1の計2科目物理、化学、生物、地学から2科目
医学部 保健学科 看護学専攻学校推薦型選抜10人・一般選抜70人学校推薦型選抜15人・一般選抜65人(合計80人は同じ)

理学部生物科学科では、学校推薦型選抜のAタイプ・Bタイプと総合型選抜(研究奨励型)のうち、どれか1つにだけ出願できます。学校推薦型選抜の推薦要件には、将来研究者になることを希望することや、合格した場合は必ず入学することを確約することが入り、1校からの推薦人数に制限はありません4。

学校推薦型選抜には、高校を2027年3月に卒業した人(既卒1年まで)も出願できます。

学校推薦型選抜の選考は、第1次選考が共通テストの成績(1,010点満点)と提出書類で、募集人員の約1.5倍までを上限に合格者を決めます4。第2次選考はAタイプが面接、Bタイプが口頭試問で、共通テストの成績と、提出書類と面接または口頭試問(190点満点)を合わせた1,200点満点で判定します。

第2次選考は2028年(令和10年)2月上旬に豊中キャンパスで行う予定です。

Aタイプは数学・物理学的な感性に優れ将来は生物科学の研究者を目指す人を、Bタイプは論理的、科学的かつ柔軟に考える力を持ち、議論によって互いの考えを発展させることができる人を求めるとしています。共通テストの理科は、Aタイプが物理と、化学・生物・地学から1の計2科目、Bタイプが物理、化学、生物、地学から2科目です。

外国語は、A・Bタイプとも英語に限られます。2026年9月8日の補足で、総合型選抜(研究奨励型)の生物科学科の理科は、コースの統合にあわせて物理、化学、生物、地学から2科目6になりました。

医学部保健学科看護学専攻は、学校推薦型選抜の募集人員が10人から15人に増え5、一般選抜は70人から65人になります。

理学部の変更とあわせて、生物科学科生命理学コースの帰国生徒特別入試・私費外国人留学生特別入試も令和10年度入学者選抜から廃止されます。出願にあたっては、令和10年度の学生募集要項で改めて確かめてください。

学年別の準備の進め方

この節の答え高1・2年は要項の評価項目に当たる活動と英語資格を積み、高3は推薦や証明書類を早めに手配し、共通テストの学習も続けます。

高校3年生

  1. 志望学部の要項で、実施方式、出願要件、共通テストの基準と指定科目を確認する
  2. 学校推薦型選抜の学部は、校内で推薦を受けられるかを早めに先生に相談する
  3. 志望理由書・自己推薦書はWeb出願システムに直接入力するので、下書きを先に作っておく(Web出願システムの登録は2026年110月9日10時〜11月6日17時)
  4. 活動の証明書類、英語資格の証明書、調査書など、発行に時間がかかる書類を早めに手配する
  5. 小論文・面接・口頭試問の練習を出願前から始め、共通テストの学習も続ける

高校1・2年生

  1. 探究活動や課題研究、科学コンテスト、学会発表など、要項の評価項目に当てはまる活動に取り組み、記録を残す
  2. 英語資格が要件の学部を考えている場合は、取得時期の条件を確認して受験しておく
  3. 評定の要件がある学部(医学部医学科、保健学科など)を考えている場合は、評定を保つ
  4. 理学部生物科学科を考えている場合は、2028年度入試から学校推薦型選抜(Aタイプ・Bタイプ)が新設される予告があるので、方式ごとの推薦要件と共通テストの科目を確かめておく(上の「2028年度入試(2028年4月入学)からの変更予告」)

合格に向けた対策のポイント

この節の答え共通テストを最優先で固め、志望理由書は学部の問いにそのまま答え、活動は証明書類と合わせて整理します。

  • 共通テストを最優先で固める:文・人間科学・外国語・法・経済・歯学部と理学部(挑戦型)・医学部医学科が概ね75%〜80%以上を求めている。ここで届かなければ合格しない
  • 志望理由書は、問われている内容にそのまま答える:学部ごとに問いが違う。高校での活動から入学後の学びまでを一本の筋にする
  • 活動は証明できる形で残す:総合型選抜の文・人間科学・法・経済・理学部と、学校推薦型選抜の医学部が活動を証明する書類を求め、工学部も推薦要件によっては証明が要る。何をいつ行い、どんな成果が出たかを証明書類と合わせて整理する
  • 第2次選考の形式に合わせて準備する:面接・口頭試問は、提出した書類の内容を深く聞かれる前提で準備する
  • 一般選抜の準備を止めない:最終合格発表は2月9日。前期日程の出願と学習を並行して進める

面接と口頭試問の準備は面接対策と口頭試問の対策、小論文は小論文の書き方、方式の違いは総合型選抜と学校推薦型選抜の違いで説明しています。

よくある質問

Q. 大阪大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部が総合型選抜を実施しています。医学部、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部は学校推薦型選抜で、高校の校長の推薦が必要です。
Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 必要です。全学部で、学部が指定する令和9年度大学入学共通テストの教科・科目の受験が必須です。文学部・人間科学部・外国語学部は満点中概ね75%以上、法学部・経済学部・理学部(挑戦型)は概ね80%以上などの基準があります。
Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の募集人員は何人ですか?
A. 令和9年度は、総合型選抜が合計187人、学校推薦型選抜が合計197人です。欠員が出た場合は一般選抜前期日程の募集人員に加えられます。
Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の日程は?
A. 令和9年度は、出願書類の受理が2026年11月2日から11月7日(必着)1、第2次選考が12月20日(医・薬・基礎工学部は2027年2月6日、医学科は2月6日・7日)、第2次選考合格者発表が2027年2月9日です。
Q. 大阪大学の総合型選抜は一般選抜や他大学と併願できますか?
A. 国公立大学の一般選抜は前期日程と後期日程に1つずつ出願できます。他の国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜とは、どちらかの不合格が判明している場合に限って出願でき、学校推薦型選抜どうしの併願は一切できません。
Q. 大阪大学の総合型選抜・学校推薦型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 学部によります。医学部医学科は評定平均値4.3以上、保健学科は4.0以上が要件です。工学部は推薦要件の選択肢の1つとして数学と理科の評定平均値4.3以上があります。総合型選抜の学部には評定の基準の記載はありません。

まとめ

大阪大学は、文・人間科学・外国語・法・経済・理学部が総合型選抜、医・歯・薬・工・基礎工学部が学校推薦型選抜を実施しています。全学部で共通テストの受験が必須で、文・人間科学・外国語・法・経済・歯学部と理学部(挑戦型)・医学部医学科が概ね75%〜80%以上の基準を設けています。

令和9年度の募集人員は総合型選抜187人・学校推薦型選抜197人、出願書類の受理は11月2日から7日、第2次選考合格者発表は2月9日です。専願で、出願できるのは1つの学部学科だけです。

準備の中心は、共通テストの学力と、高校での活動を証明できる形で整理し、学部の問いに沿って書く志望理由書・自己推薦書です。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書の構成づくりと、小論文・面接・口頭試問の練習を無料相談でお手伝いしています。

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関連記事

参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 令和9年度大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜 学生募集要項大阪大学・PDF
  2. 令和9年度 大阪大学 入学者選抜要項大阪大学・2026-07・PDF
  3. 令和8年度 総合型選抜・学校推薦型選抜 実施状況大阪大学・2026-03・PDF
  4. 理学部における入学者選抜方法等の変更について(令和10年度入学者選抜から)大阪大学・2026-03-23・PDF
  5. 令和10年度からの医学部保健学科における入学者選抜方法の変更について大阪大学・2026-04-30
  6. 理学部における入学者選抜方法等の変更について(補足)大阪大学・2026-09-08・PDF

リンク先の確認日:2026-11-01

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