自己推薦書の書き出し|5つの型と例文・NG例の直し方・字数別の目安【学長監修】

自己推薦書の書き出し 受験の知識

自己推薦書の書き出し、つまり一文目と最初の段落の書き方を説明します。5つの型と例文、よくあるNGの書き出しの直す前と後、300字・600字・1,000字などの字数別に書き出しに使える字数を表にしました。本文の5つの要素と構成は自己推薦書の書き方の記事で、完成した例文11本は自己推薦書の例文で説明しています。

自己推薦書の書き出しとは:強みと経験を最初に示す

自己推薦書の書き出し この記事の要点
一文目に置くもの
強み
「〇〇する力」の形
書き出しの型
5つ
言い切り・場面・数字・言葉・問い
一文目の字数
全体の1割
60字まで・この記事の目安
直したい書き出し
4つ
自己紹介・前置き・好き・志望動機

自己推薦書の書き出しとは、最初の一文から三文ほどのことです。読み手はここで「何が強みの人なのか」をつかみ、続く経験をその強みの証明として読みます。自己推薦書の書き方の記事でも、最初の3行で強みと経験の両方が分かることを、提出前の確認に挙げています。

文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、総合型選抜では志願者本人が記載する資料を必ず評価に活用する1としています(第3の1(2)①)。また、総合型選抜や学校推薦型選抜では、本人が記載する資料に関するプレゼンテーションなどにより積極的に活用する1としています(第6の5(3))。書き出しの強みは、面接でも話題になりうる言葉です。

書類ごとの書き出しで最初に示すもの
書類一文目で示すもの二文目以降
自己推薦書強み(〇〇する力)その強みが表れた経験の入口
志望理由書学びたいことと志望する学部きっかけの経験
自己PR(短い欄・面接)強み経験を1つの場面に絞る
自己推薦書と志望理由書の両方を出す時は、同じ経験を同じ書き出しで使わない

志望理由書の書き出しは志望理由書の書き出し、短い自己PRは大学入試の自己PRで説明しています。

自己推薦書の書き出しの型5つと例文

書き出しの型は、一文目に何を置くかで5つに分けられます。どの型でも、三文目までに強みを「〇〇する力」の形で言い切ることは同じです。

自己推薦書の書き出しの型 5つの比べ方
型一文目に置くもの強みの位置向く字数
強みの言い切り私の強みは、〇〇する力です一文目300字から
場面の切り取り経験の中の一つの場面三文目まで800字以上
数字から自分で数えた数字や記録した期間三文目まで600字以上
人の言葉から経験の中で人に言われた一言三文目まで800字以上
問いから行動のきっかけになった自分の疑問三文目まで600字以上
向く字数は、後の節の字数別の表から出した目安

例文は、1,000〜1,200字の自己推薦書の書き出し(200字前後)を想定しています。経験・数字・場面は、すべて説明のための創作です。

型1:強みの言い切り

例|型1 強みの言い切り(題材:陸上部の短距離走)

私の強みは、自分では気づけない弱点を、周りの人の目を借りて見つけ、少しずつ直していく力です。陸上部の短距離走で、高校1年の秋から100mの記録が伸びなくなりました。私は部員に練習の走りを横から撮ってもらい、良かった日と悪かった日の動画を毎週並べて見比べることにしました。すると、疲れてくると腕の振りが小さくなる自分の癖が見えてきました。

一文目で強みを言い切り、二文目で経験の入口を示します。自己推薦書の書き方の記事にある「強みを先に示す」書き出しにあたり、どの字数でも使えます。短い指定や、迷った時はこの型にします。

型2:場面の切り取り

例|型2 場面の切り取り(題材:子ども食堂のボランティア)

毎週土曜日の子ども食堂で、食事が終わると、いつも一人で窓の外を見ている小学3年生の男の子がいました。周りの子が遊び始めても、声をかけられるのを待っているように見えました。私の強みは、輪に入れずにいる人に気づき、入るきっかけをつくる力です。高校1年の春から、地域の子ども食堂で配膳と遊びの見守りのボランティアを続けています。

経験の中の一つの場面を、見たものだけで短く書く型です。場面は2文までにして、三文目までに強みを言い切ります。場面の説明が続くと、何を伝える文章かが分からなくなります。

型3:数字から

例|型3 数字から(題材:環境委員会のペットボトルの分別)

校内の回収箱に集まるペットボトルのうち、4割はキャップとラベルが付いたままでした。環境委員として2週間、回収箱の中身を毎日数えて分かった数字です。私の強みは、困りごとを数えて確かめ、相手が動きやすい方法に変える力です。呼びかけのポスターを増やす前に、私は、なぜ外さないのかを10人の生徒に聞くことから始めました。

自分で数えた数字から入る型です。一文目に置く数字は一つに絞り、二文目でその数字をどう得たかを書くと、強みの裏付けにもなります。数字は当時の記録で確かめたものだけを使います。

型4:人の言葉から

例|型4 人の言葉から(題材:軽音楽部で言われた一言)

「自分の音しか聞いていないね」。軽音楽部でギターを担当していた高校1年の冬、校内の発表会のリハーサルで、先輩にこう言われました。

私の強みは、全体の音を聞き、自分の役割をその場に合わせて変えられる力です。それまでの私は、自分のパートを間違えずに弾くことだけを考えていました。

先輩の一言をきっかけに、練習を録音してバンド全体の音を聞き直すようにしました。

名言やことわざではなく、経験の中で実際に言われた一言から入る型です。二文目で「いつ、誰に、どんな場面で」を示し、三文目で強みを言い切ります。

型5:問いから

例|型5 問いから(題材:演劇部の通し稽古)

台本どおりに演じているのに、なぜ客席から笑いが起きないのか。高校2年の春、演劇部の地区大会に向けた通し稽古で、私はこの問いにぶつかりました。私の強みは、うまくいかない理由を、受け取る人の側に立って探し直す力です。私は稽古を客席の後ろから録画し、観客役の部員が話についていけなくなった場面を聞き取ることにしました。

自己推薦書の書き方の記事にある「問いから入る」書き出しにあたります。社会への大きな問いではなく、行動のきっかけになった自分の疑問にします。問いを投げたまま終わらせず、三文目までに強みを示します。

自己推薦書の書き方の記事にある3つの型との関係と、一文目の文の形

自己推薦書の書き方の記事では、書き出しの型を、強みを先に示す、経験から入る、問いから入る、の3つにまとめています。この記事は、経験から入る書き出しを「場面」「数字」「人の言葉」に分けました。どの型でも、読み手が知りたいのは強みです。

自己推薦書の一文目に使える文の形(例)
示したいこと文の形の例
強み私の強みは、〇〇する力です。
場面高校〇年の〇月、△△で、□□ということがありました。
数字〇〇のうち、△割が□□でした。
人の言葉「……」。〇〇の時、△△にこう言われました。
問いなぜ〇〇なのに、△△なのか。
文末は、大学の指定が無ければ「です・ます」か「だ・である」のどちらかに決め、最後までそろえる

NGの書き出し4つと直し方

よく見られるのは、一文目が強みの証明に使われていない書き出しです。よくある4つの形を、直す前と後で並べます。題材と文章は、いずれも説明のための創作です。

自己推薦書のNGの書き出しと直し方
NGの書き出しよくある一文目直し方
自己紹介から始める私は〇〇高校3年の〇〇です一文目を強みにし、所属は経験の入口に入れる
前置きから始めるここでは、私が力を入れたことについて述べます予告を消し、一文目から強みを書く
「私は〜が好きです」小さい頃から動物が好きです好きなことの中で工夫したことから強みを作る
志望動機から始める貴学の〇〇学科で学びたいと考えています項目の指定が無い時は、志望学科での学びは最後の段落に回す
名言・ことわざから入る書き出しの直し方は志望理由書の書き出しの記事、性格の説明や実績を並べる書き方は自己推薦書の書き方の記事で説明している

NG1|自己紹介から始める

直す前の書き出し(NG例・題材:美術部)

私は〇〇高校3年の〇〇です。高校では美術部に所属し、3年間絵を描いてきました。部活動のほかに、クラスでは学級委員も務めました。

名前と高校名は、出願書類の別の欄で分かります。一文目を強みにして、所属の説明は経験の入口として1文に入れます。

直した後の書き出し(例)

私の強みは、絵を依頼した人の思いを聞き取り、それを形にする力です。高校2年の夏、美術部として、近くの病院の小児科の待合室に飾る絵を頼まれました。看護師の方に話を伺うと、待っている子どもが怖がらない絵にしてほしいという願いがありました。

NG2|前置きから始める

直す前の書き出し(NG例・題材:野球部の用具係)

ここでは、私が高校3年間で力を入れたことについて述べます。高校生活ではさまざまな経験をしましたが、その中から一つを選んで書きたいと思います。

これから何を書くかの予告は、読み手に新しいことを伝えません。2文分の字数を使っても、強みも経験も出てきません。予告を消し、一文目から強みを書きます。

直した後の書き出し(例)

私の強みは、誰も担当していない仕事に気づき、自分から引き受けて続ける力です。野球部では、練習の後にボールの数を確かめる人がいませんでした。高校1年の春から用具係を申し出て、毎日の練習の後にボールを数え、なくなった数を記録しました。

NG3|「私は〜が好きです」から始める

直す前の書き出し(NG例・題材:飼育委員のウサギの世話)

私は小さい頃から動物が好きです。学校では飼育委員として、ウサギの世話をしています。動物と触れ合っていると、とても幸せな気持ちになります。

好きなことは、強みではありません。好きなことの中で自分が工夫したことや続けたことを探し、そこから強みの言葉を作ります。

直した後の書き出し(例)

私の強みは、言葉で伝えられない相手の変化を、毎日の様子から読み取る力です。飼育委員として、学校で飼っているウサギの世話を2年間続けています。高校2年の冬、1羽が餌を残す日が続いたため、食べた量とふんの様子を毎日記録し、先生に伝えました。

NG4|志望動機から始める

直す前の書き出し(NG例・題材:学童保育のボランティア)

私は貴学の心理学科で、人の心について学びたいと考えています。人の気持ちを理解できる人になりたいと思い、この学科を志望しました。

項目の指定が無い自己推薦書では、志望動機は志望理由書で問われる中身です。横浜国立大学 経済学部や上智大学の公募制推薦のように志望の理由を書く項目がある時は、その項目への答えを一文目にします。

直した後の書き出し(例)

私の強みは、相手が気持ちを言葉にできるまで待ち、話を聞き出す力です。高校1年の秋から、地域の学童保育でボランティアをしています。放課後の遊びの時間に友達とけんかをした後、黙り込んでしまう小学1年生の隣に座り、話し始めるまで一緒に積み木を並べて待ったことが何度もありました。

直す前の文章も、すべてを消す必要はありません。所属や好きなことは経験の入口として二文目に、項目の指定が無い時の志望動機は最後の段落で強みの活かし方として使えます。

字数別:書き出しに使える字数の目安(300字・600字・1,000字)

自己推薦書の書き方の記事では、5つの要素の配分を、強み1割、経験2割、課題と行動3割、結果と学び2割、大学での活かし方2割としています。この配分から、一文目(強み)を全体の1割、書き出し(強みと経験の入口)を2割までとして、この記事の目安を出しました。一文は60字前後までなので、800字以上でも一文目は60字までにします。

自己推薦書の字数別 書き出しの字数の目安
全体の字数一文目(強み)書き出し全体文の数の例使いやすい型
300字30字前後60字まで1文強みの言い切り
400字40字前後80字まで1〜2文強みの言い切り
600字60字前後120字まで2〜3文言い切り・数字・問い
800字60字前後160字まで2〜3文5つのどれでも
1,000字60字前後200字まで3〜4文5つのどれでも
1,200字60字前後240字まで4〜5文5つのどれでも
この記事で出した目安で、決まりではない。一文目は自己推薦書の書き方で示した配分の「強み1割」を一文60字までに収めた。800字以上は一文目を60字前後にし、強みの説明を二文目に続ける。書き出し全体は強み1割と経験の入口1割を合わせた
字数別 自己推薦書の書き出しの字数の目安
一文目(強み)書き出し全体
300字
30字
60字
400字
40字
80字
600字
60字
120字
800字
60字
160字
1,000字
60字
200字
1,200字
60字
240字
この記事の目安。一文は60字前後までのため、800字以上の一文目は60字。300字では書き出しが1文になる

書き出しが2割を超えると、配分の中心である課題と行動に回す字数が減ります。型1の陸上部の題材で、字数ごとに書き分けた例です。

例|300字の指定(1文・35字)

私の強みは、周りの人の目を借りて自分の弱点を見つけ、直していく力です。

例|600字の指定(2文・80字)

私の強みは、自分では気づけない弱点を、周りの人の目を借りて見つけ、直していく力です。陸上部で記録が伸びなくなった時、部員に走りを撮ってもらい、毎週見比べました。

例|1,000字の指定(4文・168字)

私の強みは、自分では気づけない弱点を、周りの人の目を借りて見つけ、少しずつ直していく力です。陸上部の短距離走で、高校1年の秋から100mの記録が伸びなくなりました。私は部員に練習の走りを横から撮ってもらい、良かった日と悪かった日の動画を毎週並べて見比べることにしました。すると、疲れてくると腕の振りが小さくなる自分の癖が見えてきました。

300字では強みを1文で言い切り、すぐに課題と行動に入ります。600字では二文目に経験の入口を足し、1,000字では最初にとった行動まで書き出しに入れられます。場面や人の言葉から入る型は長くなりやすいので、600字以下では強みの言い切りにします。

要項にある自己推薦書の字数と、一文目でまずすること

自己推薦書の字数と書く項目は、大学・学部・方式ごとに違います。2027年度入試(2027年4月入学)の要項から、このサイトの大学別の記事で確かめた例を並べます。

要項にある自己推薦書の字数・項目と書き出しの目安(2027年度入試)
大学・学部(方式)字数・項目の指定一文目でまずすること
神奈川大学 総合型選抜(適性検査型)200字以上300字以内。高校時代に意欲的に取り組んだことと、それによって学んだこと取り組んだことと、そこで学んだこと(強み)を60字以内の1文で示す
横浜国立大学 都市科学部 都市社会共生学科(総合型選抜)600字程度。手書き一文目で強み、二文目で経験の入口
大阪大学 薬学部・基礎工学部(学校推薦型選抜)800字程度。Web出願システムに直接入力2〜3文で強みと経験をそろえる
横浜国立大学 教育学部(総合型選抜)教職を目指す理由や資質・適性などを1,000字以内。手書き求められた項目のどれに答える文かを明らかにする
横浜国立大学 経済学部(総合型選抜)志望する理由と、自身が学部にふさわしい理由を1,000字以内。PC等で入力先に答える方の理由を一文目にする
筑波大学 AC入試本文はA4で様式・枚数とも自由。所定の活動経過報告書に、自己推薦書の要約(400字以内)の欄がある要約と本文の一文目を同じ強みの言葉でそろえる
字数と項目は要項の記載による。一文目の欄は、この記事の説明に当てはめたもの。出願する年度の要項で確かめる

神奈川大学の適性検査型は、取り組んだことと学んだことを200字以上300字以内で書く指定2です。一文目で、取り組んだことと、そこで学んだこと(強み)を60字以内の1文で示し、残りを行動の説明に使います。

筑波大学のAC入試の要項の別添は、自己推薦書に「これまでに自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断して,取り組んできたこと7」を書くよう求めています。一文目では、自分で見つけた課題に取り組んだ強みを示します。

上智大学の推薦入学試験(公募制)のように書く項目が並ぶ様式8では、型よりも項目の順を優先し、一文目を最初の項目への答えにします。

書き出しの次の段落:型ごとの始め方

二段落目の最初の文に何を書くかは、書き出しの型で決まります。型ごとの始め方を表にしました。

書き出しの型ごとの二段落目の始め方
書き出しの型二段落目の最初に書くこと
強みの言い切り見つけた課題に対して、最初に変えたこと
場面の切り取り場面の後に、自分がとった最初の行動
数字から数字の理由を、どうやって確かめたか
人の言葉から言葉を受けて、それまでのやり方をどう変えたか
問いから問いの答えを探すために、何を試したか
場面・数字・人の言葉・問いから入った時は、二段落目で同じ場面を説明し直さない

最後の段落の大学での活かし方は、一文目に書いた「〇〇する力」をそのまま使って結びます。途中で別の言い方に変えると、読み手は強みが二つあるように受け取ります。課題と行動から締め方までの組み立ては、自己推薦書の書き方の記事で説明しています。

一文目を書くまでの手順

一文目は、強みと経験を先に決めてから書きます。高2のうちは手順1と2で材料を集め、高3の出願前に手順3から5で書き出しを固めると進めやすくなります。

自己推薦書の一文目を書くまでの手順
1
経験を書き出す
部活動・委員会・探究・習い事・家での役割まで。困ったこと、工夫したことを横に書く
2
強みを一つに絞る
何度も出てくる自分の行動を「〇〇する力」の1文にする
3
伝えたい一場面を選ぶ
強みが最もよく表れた場面、数字、言われた言葉、持った問いを一つ選ぶ
4
字数と様式から型を選ぶ
字数の目安の表と、項目の指定の有無で決める
5
書いて確かめる
三文目までに、強みと経験の両方が入っているかを見る

手順2で強みが一つに決まらない時は、経験の書き出しが足りていません。自己推薦書の書き方の記事の「書くことがない時の見つけ方」で、材料を探す4つの視点を説明しています。

提出前に書き出しを確かめるチェックリスト

自己推薦書の書き出しのチェックリスト
三文目までに、強みが「〇〇する力」の形で言い切られている
強みは一つに絞られている
書き出しの中に、強みが表れた経験の時期と場面がある
名前・高校名・所属の紹介から始めていない
「〜について述べます」のような前置きから始めていない
「〜が好きです」を一文目に置いていない。項目の指定が無い時は、志望動機も一文目に置いていない
書き出しが全体の2割に収まり、一文が60字前後までになっている
項目の指定がある様式では、一文目が最初の項目への答えになっている
書き出しと最後の段落で、強みの言葉が同じになっている

書き終えたら、先生や家族に書き出しだけを読んでもらい、「この人の強みは何か」を一言で答えてもらいます。答えが自分の書いた強みと違えば、一文目を直します。添削の頼み方は志望理由書・小論文の添削、面接の準備は大学入試の面接対策で説明しています。

よくある質問

Q. 自己推薦書の一文目は「私の強みは」で始めないといけませんか?
A. 決まりではありません。場面、数字、人の言葉、問いから始めてもかまいません。どの型でも、三文目までに強みを言い切ります。300字ほどの短い指定では、「私の強みは」から始めると字数を本文に回せます。
Q. 自己推薦書の書き出しに、名前や高校名を書いたほうがいいですか?
A. 氏名などの欄が別にある場合は、書き出しには書きません。一文目に置くと、強みが後ろにずれます。様式の書き方は、出願する年度の要項で確かめます。
Q. 自己推薦書を会話文(かぎかっこ)から書き始めてもいいですか?
A. 経験の中で実際に言われた言葉なら使えます。言葉の後に、いつ、誰に言われたかを一文で示し、三文目までに強みを言い切ります。名言やことわざは、誰が書いても同じ文になるため避けます。
Q. 自己推薦書の書き出しに数字を入れたほうがいいですか?
A. 入れなくてもかまいません。自分で数えたり記録したりした数字は、強みの裏付けになります。入れる時は一つに絞り、当時の記録で確かめた数字だけを書きます。面接で聞かれても同じ数字で答えられるようにします。
Q. 強みが二つ以上ある時、書き出しで両方を書いてもいいですか?
A. 書き出しでは一つに絞ります。二つ並べると、どちらを証明する文章なのかが分からなくなります。もう一つの強みは、課題と行動の中で行動として表れる形にします。
Q. 要約の欄がある時(筑波大学のAC入試など)、要約と本文の書き出しは同じ文でいいですか?
A. 強みの言葉はそろえ、文は書き分けます。筑波大学のAC入試は、所定の活動経過報告書に自己推薦書の要約(400字以内)の欄があります。要約と本文の一文目で強みの言葉が同じなら、二つは一本の筋で読めます。本文の書き出しには、要約に入りきらなかった場面を足します。

まとめ

自己推薦書の書き出しは、三文目までに強みと、その強みが表れた経験の入口を示す部分です。型は、強みの言い切り、場面の切り取り、数字から、人の言葉から、問いからの5つです。

自己紹介、前置き、「〜が好きです」、項目の指定が無いのに志望動機から始める書き出しは、一文目を強みにして直します。この記事では、一文目を全体の1割(60字まで)、書き出しを2割までの目安にしています。

東京修学館では、自己推薦書の強み選びから書き出し、構成づくりまでのご相談を、無料相談でお受けしています。本文の5つの要素と締め方は「自己推薦書の書き方」、完成した例文は「自己推薦書の例文」の記事もあわせてご覧ください。

参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 令和9年度大学入学者選抜実施要項文部科学省・2026-05-27・PDF
  2. 2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)神奈川大学・PDF
  3. 2027年度 総合型選抜 学生募集要項(教育学部)横浜国立大学・PDF
  4. 2027年度 総合型選抜 学生募集要項(経済学部)横浜国立大学・PDF
  5. 2027年度 総合型選抜 学生募集要項(都市科学部)横浜国立大学・PDF
  6. 令和9年度大阪大学 総合型選抜・学校推薦型選抜 学生募集要項大阪大学・PDF
  7. 令和9年度 アドミッションセンター入試 学生募集要項筑波大学・2026-06-22・PDF
  8. 2027年度 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)上智大学・2026-07-08・PDF
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