上智大学の公募推薦・カトリック推薦|総合型選抜の評定・倍率・試問と日程【2027年度】

上智大学の公募制推薦(推薦入学試験・公募制) 大学の情報
上智大学の公募制推薦 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
「総合型選抜」という名前の入試
ない
中心は全学科で実施する推薦入学試験(公募制)
評定の基準
多くは全体4.0以上
学科ごとに外国語検定試験の基準もある
Web出願
11月1日〜11月5日
2026年。学科試問・面接は11月28日、合格発表は12月10日
大学入学共通テスト
使わない
書類審査と学科試問・面接で選考

上智大学には「総合型選抜」と名のつく入試はなく、高校での学びや活動を評価する入試は、推薦入学試験(公募制)などの「特別入学試験」として実施されています。この記事では、2027(令和9)年度の入学試験要項に基づいて、公募制推薦の学科別の募集人員、評定と外国語検定試験の基準、課題と学科試問、日程、2026年度の結果を整理します。あわせて、カトリック高等学校対象特別入学試験(この記事では「カトリック推薦」と書きます)の出願条件、評定の基準、学科試問と面接、奨学金もまとめ、準備の進め方を家近亮子学長の監修で解説します。

上智大学に総合型選抜はある?入試の全体像

この節の答え総合型選抜という名前の入試はなく、中心は全学科で行う推薦入学試験(公募制)で、大学は学校推薦型選抜と位置づけています。

上智大学の入試情報サイトに掲載されている特別入学試験の一覧に、「総合型選抜」という名前の入試はありません。中心になるのは、全学部・全学科で実施される推薦入学試験(公募制)です。

大学の公式ページでは、公募制推薦は「学校推薦型選抜として、高等学校長の推薦に基づき」合否判定を行うと説明されています。推薦を受ける高校は特定せず、全国から募集しています。

方式対象2027年度の日程特徴
推薦入学試験(公募制)日本の高校を2027年3月に卒業見込みの人出願11月1日〜5日、試験11月28日、発表12月10日全学科で実施。高校長の推薦状が必要。1学科のみ出願
カトリック高等学校対象特別入学試験日本カトリック学校連合会に加盟する高校の2027年3月卒業見込みの人出願9月1日〜3日、試験9月26日、発表11月2日 終了全学科・若干名。2学科まで出願可(第1希望・第2希望を明示。1学科だけでもよい)

「終了」の印が付いた日程は、この年度の受付がすでに終わっています。次の年度の日程は、大学の公式サイトの入試情報で確認してください。

このほか推薦入学試験(指定校制)、帰国生・IB・外国人の入試、神学部推薦入学試験などがありますが、この記事では扱いません。

出典

上智大学「2027年度 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)」(2026年7月8日付)、同「カトリック高等学校対象特別入学試験」入学試験要項(2026年5月22日付・7月3日更新)、「2026年度 特別入学試験 志願者・合格者数一覧」。出願前に必ず上智大学 入試情報「推薦入学試験(公募制)」のページで、受ける年度の要項を確認してください。

募集人員と評定の基準(2027年度・学科別)

この節の答え募集人員は学科ごとに3人から65人で、評定は多くの学科が全体4.0以上、教科の基準が加わる学科もあり、神学科は3.5以上です。

評定の基準は「学習成績の状況」で示され、在学全期間を通じて満たす必要があります。大学のFAQによると、学年ごとではなく出願時点までの通算で判断されます。

上智大学 公募制推薦の募集人員(20人以上の学科・2027年度)
外国語学部 英語学科
65人
総合グローバル学部 総合グローバル学科
60人
文学部 新聞学科
40人
国際教養学部 国際教養学科
30人
法学部 法律学科
28人
経済学部 経営学科
27人
経済学部 経済学科
24人
文学部 英文学科
20人
総合人間科学部 看護学科
20人
募集人員は学科ごとに3人から65人です。ここには20人以上の学科だけを載せています。ほかの学科の人数は下の表を確認してください。出典:上智大学「2027年度 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)」
学部学科(募集人員)学習成績の状況の指定
神神(8人)全体3.5以上
文哲(15人)全体4.0以上かつ外国語・国語・地理歴史それぞれ4.0以上、または全体3.8以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上
文史(13人)全体4.0以上かつ地理歴史4.3以上
文国文(5人)全体4.0以上かつ国語4.3以上
文英文(20人)全体4.0以上かつ英語4.5以上
文ドイツ文(10人)全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.0以上
文フランス文(6人)全体4.0以上かつ英語(またはフランス語)・国語それぞれ4.0以上
文新聞(40人)全体4.0以上
総合人間科学教育(7人)、心理(10人)、社会(10人)、社会福祉(15人)、看護(20人)全体4.0以上
法法律(28人)、国際関係法(14人)、地球環境法(11人)全体4.0以上
経済経済(24人)全体4.0以上かつ数学4.5以上
経済経営(27人)全体4.0以上
外国語英語(65人)全体4.0以上かつ英語4.3以上
外国語ドイツ語(17人)、フランス語(12人)、イスパニア語(10人)、ポルトガル語(12人)全体4.0以上かつ外国語・国語それぞれ4.3以上
外国語ロシア語(12人)全体4.0以上かつ外国語4.3以上
総合グローバル総合グローバル(60人)全体4.0以上
国際教養国際教養(30人)全体4.0以上
理工物質生命理工(7人)、機能創造理工(9人)全体4.0以上、または全体3.8以上かつ数学・理科それぞれ4.5以上
理工情報理工(5人)、デジタルグリーンテクノロジー(3人)全体4.0以上、または全体3.8以上かつ数学・理科・情報それぞれ4.5以上

2027年度から、哲学科に必履修科目(『歴史総合・世界史探究』または『倫理』)と、全体3.8以上で出願できる条件が加わりました。情報理工学科は、全体3.8以上で出願する条件に「情報」が加わり、学科試問も数学・物理・情報の基礎を問う試問(120分)に変わりました。

デジタルグリーンテクノロジー学科は2026年度の統計には無い学科です。

大学入学共通テストの扱い

この節の答え公募制推薦もカトリック高等学校対象特別入学試験も共通テストは使わず、書類審査と学科試問・面接で選考します。

方式共通テスト
推薦入学試験(公募制)不要。選考は書類審査と学科試問・面接
カトリック高等学校対象特別入学試験不要。選考は書類審査と学科試問・面接試験

どちらの方式も、要項の選考方法に大学入学共通テストは含まれていません。

出願資格と外国語検定試験の基準

この節の答え2027年3月卒業見込みで上智大学が第一志望の人が対象で、学科の評定と外国語検定試験の基準を両方満たす必要があります。

出願資格(公募制推薦)

  • 2027年3月に日本の教育制度に基づく高校を卒業見込みで、上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる人(在外教育施設の卒業者などの例外あり)
  • 学科の指定する必履修科目を履修していること。哲学科は『歴史総合・世界史探究』または『倫理』、史学科は『歴史総合・日本史探究』または『歴史総合・世界史探究』、看護学科・経済学科・理工学部全学科は数学や理科の指定がある
  • 学科の指定する学習成績の状況と外国語検定試験の基準を、両方とも満たしていること(神学科は検定の基準なし)
  • 国内のインターナショナルスクールなど外国の教育制度の学校の在籍者は出願できない(大学のFAQ)

IB Diplomaを取得見込みの人は「国際バカロレア(IB)枠」で出願でき、この場合は学科の指定するIBの科目を履修していれば、評定と外国語検定試験の基準は問われません。

外国語検定試験の基準(いずれか1つ)

水準英検TOEFL iBTIELTSTEAPGTECTOEIC(L&R+S&W)学科
A2級424.0220(各50)930LR550&SW240哲・史・国文・ドイツ文・フランス文・新聞、総合人間科学部全学科、経済、ドイツ語・ロシア語・ポルトガル語、物質生命理工・機能創造理工・情報理工
B2級A554.5270(各65)1050LR650&SW250法律・地球環境法、経営、フランス語・イスパニア語
C準1級725.5330(各70)1180LR785&SW310国際関係法、英語、総合グローバル、デジタルグリーンテクノロジー(英文学科も同じ水準で、TOEICのみLR700&SW270)
国際教養利用不可836.5340(各75)利用不可利用不可国際教養
  • 英検2級Aは、英検2級に合格し4技能合計のCSEスコアが2150点以上の場合に満たす。準1級・1級に合格していても満たす
  • ドイツ語・フランス語の検定も使える学科が多い。A・Bの学科と総合グローバル学科はGoethe-Institutのドイツ語検定試験B1、仏検2級、DELF B1など。国際関係法学科はB2や準1級が必要
  • 英文学科・英語学科・国際教養学科は英語以外の検定は使えない(デジタルグリーンテクノロジー学科も、ドイツ語・フランス語の検定の基準は示されていない)
  • 有効期間は、英検が2016年度第1回以降、TEAPが2025年度・2026年度の受験、TOEFL iBT・IELTS・GTEC・TOEICは出願書類提出期日から遡って2年以内。どの検定も4技能必須で、複数回のスコアは組み合わせられない
  • 総合グローバル学科のTEAPの基準は、入学試験資料の370点(各70点)から330点(各70点)に訂正されている
出願前に確かめること(上智大学の公募制推薦)
2027年3月に日本の教育制度に基づく高校を卒業見込みで、上智大学が第一志望、合格したら出願学科への入学を確約できるか(在外教育施設の卒業者などの例外あり)
高校長の推薦状を用意できるか(早めに担任の先生に相談する)
学科の指定する学習成績の状況を、出願時点までの通算で満たしているか
学科の指定する必履修科目を履修しているか
学科の指定する外国語検定試験の基準を満たしているか(神学科は検定の基準なし。どの検定も4技能必須で、複数回のスコアは組み合わせられない)
検定の証明書類を、有効期間内のもので、出願書類の提出期日までに出せるか
出願できるのは1学科だけで、推薦入学試験(指定校制)とは併願できないことを理解しているか
評定・必履修科目・外国語検定試験の3つの要件は、1つでも欠けると出願できません。IB Diplomaを取得見込みの人が「国際バカロレア(IB)枠」で出願する場合は、学科の指定するIBの科目を履修していれば、評定と外国語検定試験の基準は問われません。

選考方法:レポート等特定課題と学科試問(学科別)

この節の答え調査書・自己推薦書・レポート等特定課題の書類審査と11月28日の学科試問・面接で判断し、内容は学科ごとに違います。

選考は、高校長の推薦に基づき、調査書・自己推薦書・レポート等特定課題による書類審査と、11月28日の学科試問と面接1で総合的に判断されます。大学のFAQによると、書類と各試験の配点は非公表です。

学科レポート等特定課題(出願時に提出)学科試問
神キリスト教を学びたいと思うに至った過程と学びたいこと(1600字程度)キリスト教外国語(英独仏から選択)90分、キリスト教に関する小論文60分
哲哲学的著作を1冊読み、興味をもった議論を述べる(400字詰5枚以内)哲学への関心と思考力・表現力を問う試問60分
史提出なし。課題図書(宮澤光『世界遺産で考える5つの現在』)を読む歴史学と課題図書に関わる試問90分
国文古典と近代文学を各1作品読んで考えを述べる(各5枚以上)小論文90分
英文英米文学作品の登場人物を論じる(3000字程度)英語適性検査60分
ドイツ文ドイツ語圏の文学・芸術・思想・歴史から論じる(2000字〜2400字)小論文90分
フランス文提出なし。課題図書(モーリヤック『テレーズ・デスケルー』)を読むディクテーション30分、課題図書に関する小論文90分
新聞時事問題と報道のあり方について意見を述べる(2000字程度)ジャーナリズムに関する基礎的試問90分
教育指定図書2冊から1冊を要約し考えを書く(2000字程度)教育に関する小論文90分
心理「自分にとって心理学を学ぶことの意味」(1200字程度)課題文に関する論述試験90分
社会社会学者の本を読み、社会学で何を学びたいか(A4で2枚程度)試問60分
社会福祉社会福祉の役割が重要な理由と考え(3000字程度)。面接でプレゼンテーション試験90分
看護看護体験・ボランティアからの学びと、看護に関する新聞記事を使った考察(各2000字程度)小論文60分
法律・国際関係法・地球環境法法の役割や環境問題への法的対応など学科ごとの課題(各2000字程度)小論文(800字)60分
経済提出なし。課題図書(竹村彰通『データサイエンス入門』)について面接で質問数学の基礎に関する試問60分
経営「経営学科を志望する理由」(1200字程度)産業社会に関する試験90分
英語英語圏のテーマで意見を比較し考えを述べる(日本語2400字程度または英語800語程度)英語の諸技術適性検査90分
ドイツ語・イスパニア語言語圏のテーマで意見を比較し考えを述べる(2400〜2500字程度)ドイツ語:設問を含む小論文90分、イスパニア語:表現能力・読解力と要約力60分
フランス語提出なし。課題図書について面接で3分以内の口頭発表小論文(1400字)60分
ロシア語ロシア語とロシア・ユーラシアをどう学び、卒業後何をしたいか(1800〜2000字)設問を含む小論文90分
ポルトガル語課題図書と別の資料を読んでレポート(1600字程度)。面接でプレゼンテーション設問を含む小論文60分
総合グローバル指定図書4冊から1冊を選び、研究テーマと関連づける(2000字程度)小論文(800字)90分
国際教養なしEnglish Aptitude Test(essay writing)60分
物質生命理工・機能創造理工・情報理工科学や技術のテーマと入学後に学びたいことなど(物質生命1600字程度、機能創造900〜1000字程度、情報2000字程度)物質生命:自然科学の小論文、機能創造:数学・物理、情報:数学・物理・情報の試問(各120分)
デジタルグリーンテクノロジー入学後に学びたいことと卒業後の活かし方(英語で各500ワード程度)DXを対象とした小論文120分(解答は日本語可)

国際教養学科とデジタルグリーンテクノロジー学科の面接は英語で行われます。課題の文言、字数、手書きかPC入力かの指定は学科ごとに細かく決められているので、必ず要項の原文で確認してください。

日程(2027年度)

この節の答え公募制推薦はWeb出願が2026年11月1日〜5日、学科試問・面接が11月28日、合格発表が12月10日です。

上智大学 公募制推薦とカトリック高校対象入試の日程チャート(2027年度)
出願選考日・発表日
9月10月11月12月1月
推薦入学試験(公募制)
出願 11月1日〜11月5日/出願書類の郵送(消印有効) 11月6日/学科試問・面接 11月28日/合格発表 12月10日/入学手続締切 1月8日
カトリック高等学校対象特別入学試験
出願 9月1日〜9月3日/学科試問・面接試験 9月26日/合格発表 11月2日/入学手続締切 11月12日
9月〜12月は2026年、1月は2027年。公募制の出願の期間は、Web出願と入学検定料の納入の期間です。受験票の取得は11月24日以降。
項目推薦入学試験(公募制)
マイページの作成2026年7月31日(金)10:00から
Web出願・入学検定料の納入2026年11月1日(日)10:00〜11月5日(木)23:59
出願書類の郵送2026年11月6日(金)消印有効(簡易書留・速達)
受験票の取得2026年11月24日(火)10:00以降(Web出願システムで印刷)
学科試問・面接2026年11月28日(土)午前10時〜(四谷キャンパス)
合格発表2026年12月10日(木)午前10時
入学手続締切2027年1月8日(金)当日消印有効

入学検定料は35,000円で、別に支払手数料1,100円1がかかります。出願はWeb出願と書類の郵送の両方で完了します。

提出書類:自己推薦書と推薦状

この節の答え高等学校長の推薦状、A4で1枚以内の自己推薦書、調査書、外国語検定試験の証明書、学科が指定するレポート等特定課題を出します。

書類作成者内容
高等学校長の推薦状高校大学所定用紙。A4サイズ1枚以内
自己推薦書本人大学所定用紙・A4サイズ1枚以内。「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を書く
高等学校調査書高校原則として3年間分の成績が記載されたもの
外国語検定試験の結果を証明する書類本人1つだけ提出(IB枠は不要)
レポート等特定課題本人学科の指定するもの(提出のない学科もある)
特筆すべき能力・実績を証明する書類本人神学科のみ任意。他の学科は提出できない

自己推薦書は手書きでもPC入力でもよく、国際教養学部とデジタルグリーンテクノロジー学科は英語で書きます。

生成AIの利用について

要項には「出願書類の作成において生成AIが出力した文章は、志願者本人が作成したものとしては認められません1」と明記されています。自己推薦書とレポートは、自分で考えて自分の言葉で書くことが前提です。

自己推薦書の組み立て方は自己推薦書の書き方、レポートは課題レポートの書き方で説明しています。

試験当日の流れと持ち物(公募制推薦・カトリック推薦)

この節の答え公募制推薦は午前9時から9時30分までに試験室へ入り、試験は午前10時から。受験票と腕時計を持参し、通信機器は面接の控え室でも使えません。

公募制推薦の試験日は2026年11月28日(土)で、会場は四谷キャンパスです。試験室には午前9時から9時30分までの間1に入り、試験は午前10時に始まります。

カトリック推薦(試験日は2026年9月26日)は、試験室に入る時間が8:30〜9:00です。どちらの入試も、キャンパスには北門から午前8時30分から入れます。

試験室と集合場所は受験票に書かれておらず、試験当日に学内に掲示されます。面接の終了時刻は学科によって違い、事前には知らされません5。

受験票は郵送されず、Web出願システムから印刷して持参します。取得できるのは、公募制推薦は2026年11月24日10:00以降、カトリック推薦は2026年9月18日10:00頃からです。

当日の持ち物と注意は、2つの要項で次のように共通しています。

当日の決まり2つの要項に共通する内容
持参するもの印刷した受験票、腕時計(試験室に時計はなく、貸し出しもない)
机に置ける筆記用具など黒の鉛筆またはシャープペンシル(H・F・HB)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り(電動式・大型のもの、ナイフ類を除く)、下敷き(白色または無色)、眼鏡、マスク
使えないものの例ボールペン・万年筆・マーカーペン・付箋、定規、コンパス・分度器、電卓・電子辞書、筆入れ(ペンケース)、耳栓
通信機器スマートフォンや腕時計型の端末は電源を切ってかばんに入れ、机の下に置く。面接の控え室で順番を待つ間も使えない
昼食学科試問を受けた試験室の自席でとれる。学内の食堂は営業していない
遅刻本人の事情による遅刻は、1時限目の試験開始から20分までに北門から入れば受験できるが、試験時間は延長されない。公共交通機関(バス・タクシーを除く)の乱れ・遅れによる遅刻は、受験を認めることがある。試験場入口の係員に申し出る
保護者控室は2号館5階の学生食堂(食堂の営業はない)

要項は、カンニングや、試験時間中に携帯電話などを身につけていることなど、公正な入学試験の実施を妨げる行為があったと認められた場合、その年度の上智大学のすべての入学試験を不合格にするとしています。服装については、公募制推薦のFAQが「指定はありません」と答えています。

公募制推薦の合格発表・入学手続と奨学金

この節の答え合格発表と入学手続はWeb出願システムのマイページで行い、合格通知書は郵送されません。2つの奨学金は同時に出願でき、併給もできます。

合格発表と入学手続は、どちらもWeb出願システムのマイページで行います。2027年度の公募制推薦の要項に書かれている流れは次のとおりです。

段階要項の内容(公募制推薦)
合格発表日時は日程の表のとおり。マイページの「合否結果」で見る。合格通知書は郵送されず、マイページから印刷して保管する。合否結果に関する問い合わせには応じていない
入学手続の方法マイページの「入学手続」から個人情報と顔写真を登録し、入学手続に必要な費用を納め、必要な書類を郵送して完了する。締切(日程の表)の延長は認められない。納めた費用は原則として返還されない
入学手続に必要な書類学籍原簿・誓約書兼個人情報の取り扱いに関する同意、住民票、卒業証明書(卒業見込みで受験した人。高校を卒業した後、2027年3月31日までに提出)
入学手続に必要な費用要項では、2027年度の学費は2026年7月に決定し、入学手続要項で合格者に知らせるとしている。入学前の寄付金等の募集は行っていない

カトリック推薦も合格発表(10:00)と入学手続はマイページで行い、卒業証明書(卒業見込証明書ではない)は2027年3月1日から3月31日までの間に提出します。

公募制推薦の受験者が出願できる奨学金

要項には、公募制推薦の受験者が出願できる奨学金として、上智大学新入生奨学金と上智大学ソフィア会生活支援奨学金の2つが挙げられています。新入生奨学金の対象と給付期間・給付額は、下のカトリック推薦の節の表と同じです。

ソフィア会生活支援奨学金は、成績が優秀で、経済的理由により入学後に自宅外から通学する人が対象で、首都圏以外の国内の高校の出身者であることのほかにも細かい要件が決められています。給付額は年額500,000円1で、原則として修業年限の4年間、継続審査があります。

2つは同時に出願でき、両方を受けることもできます。カトリック推薦の2つの奨学金は、同時に出願しても採用はどちらか一方だけなので、ここが違います。

国の高等教育の修学支援新制度に予約採用された人も入学手続の費用は期日までに納めることになっていて、入学の時点から授業料の減免を希望する場合は、新入生奨学金にも出願するよう要項は案内しています。

併願のルール

この節の答え公募制推薦で出願できるのは1学科だけで、推薦入学試験(指定校制)とも併願できず、出願後に学科も変えられません。

  • 公募制推薦で出願できるのは1学科だけで、2学科以上の併願はできない。出願後に学科を変えることもできない
  • 推薦入学試験(指定校制)とは併願できない
  • 上智大学を第一志望とし、合格した場合に出願学科へ入学することを確約できることが出願資格になっている
  • カトリック高等学校対象特別入学試験の併願の扱いは、下のカトリック推薦の節で公募制推薦と比べている

公募制推薦の合格発表は12月10日なので、不合格に備えて一般選抜の準備を並行して進めます。

上智のカトリック推薦(カトリック高等学校対象特別入学試験)

この節の答え日本カトリック学校連合会に加盟する高校の生徒が対象で、2学科まで出願でき、多くの学部で評定4.3以上などが条件です。

カトリック推薦は、日本カトリック学校連合会に加盟する高校の生徒を対象とする入試で、全学部・全学科で若干名を募集します。共通テストは使いません。

2027年度は2026年9月1日から9月3日に2出願(書類は9月4日消印有効)、9月26日に学科試問と面接試験が行われ、合格発表は11月2日、入学手続締切は11月12日です。翌年度以降に受ける人は、その年度の要項で日程を確かめてください。

公募制推薦との主な違いは、次の5点です。

  • 出願できる学科:カトリック推薦は全学部全学科から2学科まで(第1希望・第2希望を明示。1学科だけでもよい)。公募制推薦は1学科だけ
  • 評定:カトリック推薦は文・総合人間科学・法・経済・外国語・総合グローバルの6学部で全体4.3以上、または全体4.0以上で、より高い外国語検定試験の基準を満たすこと(神・国際教養は全体4.0以上、理工は全体4.0以上かつ数学・理科それぞれ4.3以上)。公募制推薦は多くの学科で全体4.0以上
  • 日程:カトリック推薦は9月に出願し9月26日に試験。公募制推薦は11月に出願し11月28日に試験
  • 推薦状:カトリック推薦は、学校長、クラス担任、クラブ顧問、教区の司祭など、志願者をよく知る親族以外の人の推薦状(人物紹介状)。公募制推薦は高等学校長の推薦状
  • 併願:公募制推薦は推薦入学試験(指定校制)と併願できない。カトリック推薦は、同じ時期の上智大学の他の入試や他大学との併願ができる。どちらも、合格した学科への入学を確約できることが出願の条件

制度の趣旨:カトリック推薦で評価されること

要項の「制度趣旨」によると、カトリック推薦は、上智大学の建学の理念・教育方針を理解し、上智大学を第一志望とする人を対象にしています。高校での学習成績、課外活動、社会活動など、個別学力試験では評価しがたい「主体性・対話性・協働性」「思考力・判断力・表現力」を調査書や志望理由書などで評価します。

面接試験では、志望動機の強さや学科への適性、入学後の人間的成長・学力向上の可能性をみて、総合的な人物評価を行います。

大学の入試情報ページの「制度の趣旨・概要」では、「カトリック精神の素地を身につけている者4」で上智大学を第一志望とする人と、建学の精神(キリスト教ヒューマニズム)に共感し、“For Others, With Others” の精神を実践し得る人を挙げています。志望理由書と面接では、この2点に自分の経験がどうつながるかを具体的に示すことが中心になります。

出願条件:対象校・第一志望・必履修科目

  • 日本の教育制度下にある、日本カトリック学校連合会に加盟する高校に在籍し、2027年3月卒業見込みであること
  • 上智大学が第一志望で、この入試で合格した学科への入学を確約できること
  • 学部ごとに決められた学習成績の状況と、学科が指定する外国語検定試験の基準を満たすこと(神学科は外国語検定試験の基準なし。下の表)
  • 必履修科目:看護学科は「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」または「化学基礎・化学」または「生物基礎・生物」、経済学科は「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)」、理工学部全学科(デジタルグリーンテクノロジー学科を含む)は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C」と「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」のいずれか(いずれも履修見込みを含む)
出願書類内容
志望理由書大学所定用紙1枚・A4サイズ。上智大学や志望学科への興味・関心の強さ、入学後の学業・学生生活プランなどを書く。自筆・PC入力どちらも可。国際教養学部とデジタルグリーンテクノロジー学科は英語で書く
推薦状(人物紹介状)大学所定用紙1枚・A4サイズ。学校長、副校長(教頭)、進路指導教員、学年主任、クラス担任、クラブ顧問、教区の司祭など、志願者をよく知る親族以外の人が書き、1学科につき1通。特別な活動・経歴を補いたい場合は、別の人の推薦状を1学科につき1通だけ追加できる
高等学校調査書原則として高校3年間分の成績が記載されたもの
外国語検定試験の結果を証明する書類1つだけ提出(神学科は不要)
レポート等特定課題哲・英文・心理・社会・社会福祉・看護・英語・イスパニア語の各学科のみ

入学検定料は1学科35,000円、2学科55,000円2で、別にサービス利用料1,100円がかかります。2学科に出願する場合は、志望理由書・推薦状・調査書・検定の証明書類などをすべて2学科分用意します。

評定の基準と外国語検定試験の基準(学部・学科別)

評定は「出願時点における全体の学習成績の状況」で判断されます。カトリック推薦では、評定が4.3以上か、4.0以上4.3未満かによって、求められる外国語検定試験の水準が変わります。

多くの学科で全体4.0以上を求める公募制推薦と違い、評定4.3以上の区分があります。

学部学習成績の状況外国語検定試験
神全体4.0以上基準なし
文・総合人間科学・法・経済・外国語・総合グローバル全体4.3以上学科が指定する基準(下の表の「評定4.3以上」の行)
文・総合人間科学・法・経済・外国語・総合グローバル全体4.0以上4.3未満別に指定された、より高い基準(下の表の「評定4.0以上4.3未満」の行)
国際教養全体4.0以上学科が指定する基準(下の表の「評定4.0以上」の行)
理工(デジタルグリーンテクノロジー学科を含む)全体4.0以上、かつ数学と理科それぞれ4.3以上学科が指定する基準(下の表の「理工」の行)

外国語検定試験は、学科が指定するスコア・級のうち「いずれか1つ」を満たせば出願できます。英語の主な検定の基準は次のとおりです。

評定の区分学科英検TOEFL iBT(0〜120)IELTSTEAPGTEC
評定4.3以上哲・国文・ドイツ文・フランス文・新聞、教育・心理・社会・社会福祉・看護、法律・地球環境法、経済、ドイツ語・ロシア語・ポルトガル語2級424.0220(各50)930
評定4.3以上史、経営、フランス語・イスパニア語2級A554.5270(各65)1050
評定4.3以上英文・国際関係法・英語・総合グローバル準1級725.5330(各70)1180
評定4.0以上国際教養利用不可957.0375(各80)利用不可
評定4.0以上4.3未満下の4学科を除く文・総合人間科学・法・経済・外国語学部の学科準1級725.5310(各70)1180
評定4.0以上4.3未満英文・国際関係法・英語・総合グローバル1級、または準1級かつCSEスコア2450点以上836.0350(各75)1280
理工(評定4.0以上かつ数学・理科4.3以上)物質生命理工・機能創造理工・情報理工2級424.0220(各50)930
理工(評定4.0以上かつ数学・理科4.3以上)デジタルグリーンテクノロジー準1級725.5330(各70)1180

TEAPは、総合スコアと技能別スコアの両方を満たす必要があります。英検2級Aの意味は、公募制推薦の節と同じです(英検2級に合格し、4技能合計のCSEスコアが2150点以上など)。

表のほかに、TOEFL iBTの1〜6のバンドスコア、TOEIC、国連英検、ケンブリッジ英検、ドイツ語・フランス語の検定も、学科によって使えます。英文学科・英語学科(評定4.3以上の区分)と国際教養学科(評定4.0以上)は、ドイツ語・フランス語の検定を使えません。

公募制推薦と水準が違う学科もあります。たとえば史学科は、公募制推薦では英検2級の水準ですが、カトリック推薦の評定4.3以上の区分では2級Aです。

学科試問と面接の内容(学科別)

選考は、書類審査・学科試問・面接試験の評価で総合的に判断されます。2027年度の試験日は2026年9月26日(土)、会場は四谷キャンパスで、集合は9:00、試験開始は9:30です。

2学科に出願した場合は、それぞれの学科の学科試問と面接試験を受けます。

学科学科試問面接試験
神小論文面接
哲哲学、倫理、宗教、芸術に関する教養を問う試問面接(口頭試問を含む)
史歴史学に関する理解力・思考力・表現力を問う試問面接
国文小論文(文章読解を含む)面接
英文英文和訳・和文英訳英語・日本語による面接
ドイツ文小論文面接
フランス文英文または仏文和訳(出願時に選択)面接
新聞ジャーナリズムに関する基礎的学力試験面接
教育教育に関する小論文面接
心理小論文面接
社会文章理解力・表現力・思考力についての試問面接
社会福祉社会および社会福祉に関する理解力と思考力を問う試験面接(口頭試問を含む)
看護小論文面接
法律・国際関係法・地球環境法小論文(800字)面接
経済数学の基礎に関する理解力、思考力を問う試問面接
経営基礎的学力および思考力を問う試問面接
英語英文解釈と英作文面接
ドイツ語設問を含む小論文面接
フランス語小論文(1000字)面接
イスパニア語日本語の読解力と表現力面接
ロシア語・ポルトガル語設問を含む小論文面接(口頭試問を含む)
総合グローバル小論文(800字)面接
国際教養小論文(英文エッセイ)面接
物質生命理工・機能創造理工・情報理工数学の理解力と思考力を問う試問、理科の理解力と思考力を問う試問(物理、化学、生物の分野から一つを出願時に選択)面接
デジタルグリーンテクノロジー物質生命理工学科などと同じ数学と理科の試問(出題・解答とも日本語)面接

上の表は2027年度の要項の内容です。次の年度に受ける人は、その年度の要項の「出願学科による選考内容」を見てください。

同じ学科でも、公募制推薦とカトリック推薦では学科試問の内容が違います。たとえば英文学科は、公募制推薦の英語適性検査に対して、カトリック推薦では英文和訳・和文英訳です。

過去問で練習する時は、カトリック推薦の形式に合わせます。

レポート等特定課題(8学科)

哲・英文・心理・社会・社会福祉・看護・英語・イスパニア語の各学科は、出願時にレポート等特定課題を提出します。1枚目の先頭に表題(テーマ)、高校名、氏名を書きます。

学科課題分量・書き方
哲哲学的著作を1冊読み、そこで興味をもった議論を、その著作の議論に即して具体的に述べるA4原稿用紙(400字詰)5枚以内。手書きのみ
英文英米文学作品(英語の原文・日本語訳どちらでも可)をひとつ読み、特に印象に残った登場人物について論じる3000字程度。PC入力のみ
心理「自分にとって心理学を学ぶことの意味」を述べる1200字程度。PC入力・手書きどちらも可
社会現代日本社会の社会問題をひとつあげ、社会学者の書いた関連する本を読み、問題が生まれた社会的メカニズムや解決を困難にしている社会的要因を説明する5000字〜6000字。PC入力のみ
社会福祉社会福祉の果たす役割が重要になっている理由をまとめ、自分の考えを述べる(参考にした専門的文献を明記)3000字程度。PC入力のみ
看護①1日看護体験や病院でのボランティア活動からの学び、②看護に関連する新聞記事を素材にした医療・看護の問題や課題についての考え①②それぞれ2枚(2000字程度)。PC入力のみ
英語英語圏の歴史・社会・政治・経済・文化などから関心のあるテーマを選び、様々な意見を比較したうえで自分の考えを述べる日本語2400字程度または英語800語程度。PC入力推奨(手書きも可)
イスパニア語イスパニア語圏の歴史・社会・文化などから関心のあるテーマを選び、様々な意見を比較したうえで自分の考えを述べる2枚(2400〜2500字)程度。PC入力のみ

社会福祉学科の面接試験では、提出したレポートについて3分以内のプレゼンテーションと質疑応答があります。発表は模造紙サイズ1枚程度にまとめた資料を見せながら行い、その資料は面接試験の後に提出します。

発表資料に使う図やグラフを、レポートに載せることはできません。

奨学金:カトリック推薦の受験者が出願できる2つ

要項には、カトリック推薦の受験者が出願できる奨学金として、次の2つが挙げられています。

奨学金対象給付期間・給付額
上智大学新入生奨学金上智大学を第一志望として受験し合格した人のうち、経済的理由で入学がきわめて困難で、入学前の学校の成績が優秀な人給付期間は1年間。授業料相当額、授業料半額相当額、授業料3分の1相当額のいずれか(授業料の減免)
上智大学カトリック高等学校対象特別入学試験奨学金上智大学を第一志望とし、経済的理由で入学が困難な人で、建学の理念や教育方針を十分に理解し、将来その理念の発信者として活躍しうる人原則として給付期間は4年間、給付額は授業料相当額。毎年継続審査があり、2年次以降の給付額は審査で決まる

2つは同時に出願できますが、採用されるのはどちらか一方だけです。要項では、奨学金の募集要項と願書を2026年6月に2大学のWebサイト(WEB PILOTI)に掲載するとしており、出願資格を募集要項で見たうえで、指定の出願期間内に出願します。

入学前に申し込める上智大学の奨学金はこの2つだけで、ほかは入学後の申し込みになります。

2026年度の結果(公募制推薦の志願者数・合格者数)

この節の答え2026年度の公募制推薦は募集人員529人に対して志願者1,303人、合格者472人で、情報理工学科は合格者0人でした。

大学公表の2026年度の統計では、公募制推薦は募集人員529人3に対して志願者1,303人、合格者472人でした。カトリック高等学校対象特別入学試験の数字は個別に示されていません。

下の表の募集人員は2026年度のもので、2027年度は心理学科が12人から10人、物質生命理工学科が8人から7人、機能創造理工学科が10人から9人、情報理工学科が8人から5人に変わっています。

上智大学 公募制推薦の志願者数と合格者数(2026年度・神学部と文学部)
志願者数合格者数
神学部 神学科
25人
8人
文学部 哲学科
23人
9人
文学部 史学科
35人
11人
文学部 国文学科
6人
3人
文学部 英文学科
31人
19人
文学部 ドイツ文学科
18人
13人
文学部 フランス文学科
15人
10人
文学部 新聞学科
66人
25人
出典:上智大学「2026年度 特別入学試験 志願者・合格者数一覧」
上智大学 公募制推薦の志願者数と合格者数(2026年度・総合人間科学部ほか)
志願者数合格者数
総合人間科学部 教育学科
49人
9人
総合人間科学部 心理学科
81人
12人
総合人間科学部 社会学科
52人
10人
総合人間科学部 社会福祉学科
52人
21人
総合人間科学部 看護学科
29人
20人
法学部 法律学科
99人
28人
法学部 国際関係法学科
48人
17人
法学部 地球環境法学科
28人
11人
経済学部 経済学科
53人
17人
経済学部 経営学科
81人
21人
総合人間科学部・法学部・経済学部の学科です。上の図とは目盛りが違います。出典:上智大学「2026年度 特別入学試験 志願者・合格者数一覧」
上智大学 公募制推薦の志願者数と合格者数(2026年度・外国語学部ほか)
志願者数合格者数
外国語学部 英語学科
135人
60人
外国語学部 ドイツ語学科
22人
12人
外国語学部 フランス語学科
7人
5人
外国語学部 イスパニア語学科
19人
9人
外国語学部 ロシア語学科
11人
6人
外国語学部 ポルトガル語学科
17人
5人
総合グローバル学部 総合グローバル学科
168人
64人
国際教養学部 国際教養学科
82人
31人
理工学部 物質生命理工学科
13人
6人
理工学部 機能創造理工学科
27人
10人
理工学部 情報理工学科
11人
0人
外国語学部・総合グローバル学部・国際教養学部・理工学部の学科です。上の図とは目盛りが違います。デジタルグリーンテクノロジー学科は2026年度の統計には無い学科です。公募制推薦の全体では、募集人員529人に対して志願者1,303人、合格者472人でした。出典:上智大学「2026年度 特別入学試験 志願者・合格者数一覧」
学部・学科募集人員志願者数合格者数
神8258
文:哲/史/国文/英文15/13/5/2023/35/6/319/11/3/19
文:ドイツ文/フランス文/新聞10/6/4018/15/6613/10/25
総合人間科学:教育/心理/社会/社会福祉/看護7/12/10/15/2049/81/52/52/299/12/10/21/20
法:法律/国際関係法/地球環境法28/14/1199/48/2828/17/11
経済:経済/経営24/2753/8117/21
外国語:英語/ドイツ語/フランス語65/17/12135/22/760/12/5
外国語:イスパニア語/ロシア語/ポルトガル語10/12/1219/11/179/6/5
総合グローバル6016864
国際教養308231
理工:物質生命理工/機能創造理工/情報理工8/10/813/27/116/10/0

合格者数が募集人員に届かない学科も上回る学科もあり、情報理工学科は合格者0人でした3。志願者が少ないことは合格しやすいことを意味しません。

上智大学の公募推薦の倍率(2026年度・学科別)

この節の答え2026年度の公募制推薦の倍率(志願者数÷合格者数)は全体で2.8倍、心理学科6.8倍、教育学科5.4倍が高く、ドイツ文学科とフランス語学科は1.4倍でした。

上智大学には「総合型選抜」という名前の入試がないので、ここでは公募制推薦の倍率を学科別に出します。大学が公表している特別入学試験の統計は、学科ごとの募集人員・志願者数・合格者数で、倍率と受験者数の列はありません。

そのため、前の節「2026年度の結果」の志願者数を合格者数で割っています(東京修学館の計算。志願者数÷合格者数・小数第2位を四捨五入)。

受験者数をもとにした倍率は出していません。

2026年度入試は、2025年に行われた入試(2026年4月入学者対象)です。公募制推薦の全体の倍率は2.8倍(志願者1,303人÷合格者472人3)でした。

学部・学科倍率(2026年度・志願者数÷合格者数、倍)
神3.1
文:哲/史/国文/英文2.6/3.2/2.0/1.6
文:ドイツ文/フランス文/新聞1.4/1.5/2.6
総合人間科学:教育/心理/社会/社会福祉/看護5.4/6.8/5.2/2.5/1.5
法:法律/国際関係法/地球環境法3.5/2.8/2.5
経済:経済/経営3.1/3.9
外国語:英語/ドイツ語/フランス語2.3/1.8/1.4
外国語:イスパニア語/ロシア語/ポルトガル語2.1/1.8/3.4
総合グローバル2.6
国際教養2.6
理工:物質生命理工/機能創造理工/情報理工2.2/2.7/―(合格者0人)

学部ごとに見ると、総合グローバル学部(総合グローバル学科)と国際教養学部(国際教養学科)は、どちらも2.6倍でした。法学部は3学科を合わせると志願者175人・合格者56人で3.1倍、学科別では法律学科が3.5倍、国際関係法学科が2.8倍、地球環境法学科が2.5倍です。

倍率がいちばん高かったのは総合人間科学部の心理学科(6.8倍)で、教育学科(5.4倍)、社会学科(5.2倍)が続きます。総合人間科学部全体では3.7倍(志願者263人・合格者72人)で、ほかの学部の2.2〜3.5倍を上回りました。

いちばん低かったのはドイツ文学科とフランス語学科の1.4倍ですが、合格者数と募集人員の関係は2学科で違います。フランス語学科は合格者5人で募集人員の12人を下回り、ドイツ文学科は募集人員10人に対して合格者が13人でした。

倍率の数字の読み方は総合型選抜の倍率で説明しています。

上智の公募推薦・カトリック推薦に向けた学年別の準備

この節の答え高3は評定・必履修科目・外国語検定試験の3要件を確かめて夏に課題を下書きし、高1・2は評定を保ち検定を一度受けておきます。

高校3年生

  1. 志望学科の評定・必履修科目・外国語検定試験の3つの要件を、出願時点で満たせるか確認する。1つでも欠けると出願できない
  2. 検定の証明書類は出願書類の提出期日までに出せるものだけが有効。間に合う受験日を逆算する
  3. 公募制推薦は、レポート等特定課題と課題図書を夏休みのうちに読み込み、下書きを作る。カトリック推薦のレポート等特定課題は9月上旬の出願書類に入るので、夏休み中に仕上げる
  4. 公募制推薦は高校長の推薦状、カトリック推薦は学校長・担任・教区の司祭などが書く推薦状(人物紹介状)が必要。どちらも早めに頼む
  5. 大学のWebサイトで公開されている過去問で、学科試問の形式と時間を確かめて練習する

高校1・2年生

  1. 評定は在学全期間の通算で判断される。志望学科が教科の評定(英語4.5以上、数学4.5以上など)を指定していないか確認し、その教科を落とさない
  2. 全体の評定の基準は、公募制推薦は多くの学科で4.0以上、カトリック推薦は全学部で4.0以上(文・総合人間科学・法・経済・外国語・総合グローバルの6学部は、4.3未満だと外国語検定試験の基準が上がる。どちらも学部・学科で違う)。志望学科の基準を早めに知っておく
  3. 英検などの4技能の検定を高2までに一度受け、基準との差を知る
  4. 志望学科の分野の本を読み、レポートの材料を増やしておく

2028年4月に入学する人が受ける2028年度入試から、一部の特別入試で募集学科・出願要件・入試日程・実施方法など6が変わると、上智大学は入試情報サイトで案内しています。この記事の基準と日程は2027年度の要項によるものなので、2028年度に受ける人は、変更の案内と2028年度の要項で内容を見てください。

上智の出願要件・レポート課題・学科試問の対策

この節の答え出願要件をそろえることを第一に、レポートは学科の学びとつなげて書き、学科試問の形式を過去問で確かめて準備します。

  • 出願要件をそろえることが第一関門:評定と検定のどちらかが基準に届かなければ受験できない。特に検定は有効期間と提出期限に注意する
  • レポート等特定課題は、学科の学びとつなげて書く:課題図書がある学科は内容を正確に理解したうえで自分の問いを立てる。面接で聞かれる前提で書く
  • 書類はA4で1枚:公募制推薦の自己推薦書は、志望動機、学力、課外活動などを限られた紙面で具体的に示す。カトリック推薦の志望理由書も所定用紙A4で1枚で、上智大学や志望学科への関心の強さと入学後の学業・学生生活プランを書く
  • 学科試問の形式に合わせて準備する:公募制推薦は小論文、英語の適性検査、数学の試問など学科ごとに違う。カトリック推薦は同じ学科でも内容が違う(英文学科は英文和訳・和文英訳など)。過去問で時間配分を確かめる
  • 一般選抜の準備を止めない:2027年度の合格発表は、公募制推薦が12月10日、カトリック推薦が11月2日。不合格の場合に備えて学習を続ける

小論文の書き方は小論文の書き方、面接の準備は面接対策で説明しています。

よくある質問

Q. 上智大学に総合型選抜はありますか?
A. 「総合型選抜」という名前の入試はありません。全学科で実施される推薦入学試験(公募制)は、大学が「学校推薦型選抜として」実施すると説明しています。ほかにカトリック高等学校対象特別入学試験があります。
Q. 上智大学の公募制推薦に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。選考は、調査書・自己推薦書・レポート等特定課題による書類審査と、学科試問・面接で行われます。
Q. 上智大学の公募制推薦の日程は?
A. 2027年度は、Web出願が2026年11月1日から11月5日、出願書類の郵送が11月6日消印有効、学科試問・面接が11月28日、合格発表が12月10日、入学手続締切が2027年1月8日です。
Q. 上智大学の公募制推薦は併願できますか?
A. 出願できるのは1学科だけで、推薦入学試験(指定校制)とも併願できません。上智大学を第一志望とし、合格した場合に入学を確約できることが出願資格です。
Q. 上智大学の公募制推薦に評定平均の基準はありますか?
A. あります。多くの学科は全体の学習成績の状況4.0以上で、学科によって英語・国語・数学などの教科の基準が加わります。神学科は全体3.5以上です。
Q. 上智大学の公募制推薦の募集人員は何人ですか?
A. 2027年度は学科ごとに3人から65人です。最も多いのは外国語学部英語学科の65人です。2026年度は募集人員529人に対して志願者1,303人、合格者472人でした。

まとめ

上智大学には「総合型選抜」という名前の入試はなく、中心は全学科で実施される推薦入学試験(公募制)です。高校長の推薦が必要で、2027年3月卒業見込みで上智大学が第一志望の人が1学科だけに出願できます。

学科ごとに評定と外国語検定試験の基準があり、2027年度は11月1日から5日に出願、11月28日に試験、12月10日に合格発表です。カトリック高等学校の生徒を対象にしたカトリック推薦もあり、2学科まで出願でき、推薦状は学校長・担任・教区の司祭などが書く人物紹介状です。

2027年度は9月に出願し、合格発表は11月2日です。

準備の中心は、出願要件を期限までにそろえることと、学科の学びにつながるレポートと自己推薦書です。東京修学館では、家近亮子学長が、レポート等特定課題と自己推薦書の構成づくり、小論文と面接の練習を無料相談でお手伝いしています。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 2027年度 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)上智大学・2026-07-08・PDF
  2. 2027年度 カトリック高等学校対象特別入学試験要項(更新版)上智大学・2026-07-03・PDF
  3. 2026年度 特別入学試験 志願者・合格者数一覧上智大学・PDF
  4. カトリック高等学校対象特別入学試験(入試情報ページ)上智大学
  5. 推薦入学試験(公募制)に関するFAQ上智大学
  6. 特別入学試験(入試情報ページ)上智大学

リンク先の確認日:2026-11-01

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