早稲田大学のAO入試(総合型選抜)|学部別の方式・評定・共通テスト【2027年度】

早稲田大学の総合型選抜・自己推薦入試 大学の情報
早稲田大学 総合型選抜の要点(2027年度入試)
共通テストが必要な方式
2つの方式だけ
地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試
地域探究・貢献入試の合格の条件
300点中240点以上
共通テスト3教科3科目
出願の時期
9月1日〜10月1日
2026年。方式で違う
合格発表
11月〜2027年2月
方式で大きく違う

早稲田大学には「総合型選抜」という一つの入試があるわけではなく、学部ごとに名前も中身も違う入試が並んでいます。この記事では、2027(令和9)年度の入学試験要項に基づいて、どの学部にどの方式があるか、出願資格、共通テストの扱い、選考方法、日程、2026年度の結果を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

早稲田大学の総合型選抜:学部別の方式一覧

この節の答え6学部合同の地域探究・貢献入試と、社会科学部やスポーツ科学部などの独自入試があり、政治経済学部と商学部は一覧にありません。

入学センターが2027年度入試の「総合型選抜(日本語による学位取得プログラム)」として案内している入試は、次のとおりです。書類審査、筆記審査、面接審査などを組み合わせて評価する方式で、出願資格は入試ごとに設定されています。

早稲田大学 総合型選抜の募集人員(2027年度入試・人数が示されている方式)
スポーツ科学部 III群(スポーツ自己推薦入試)
60人
社会科学部 全国自己推薦入試
35人
創造理工学部 建築学科 創成入試(約25人)
25人
地域探究・貢献入試、FACT選抜、先進理工学部の特別選抜入試、スポーツ科学部I群、スポーツサポート歴入試は「若干名」のため図に入れていません。スポーツ科学部II群は公募制ではありません。創成入試の合格者数は、試験結果により増減することがあります。
学部・学科方式募集人員
法学部、文化構想学部、文学部地域探究・貢献入試各学部 若干名
教育学部(生涯教育学専修、教育心理学専修、初等教育学専攻、国語国文学科、地理歴史専修、地球科学専修)地域探究・貢献入試募集単位ごとに若干名
社会科学部全国自己推薦入試35人
人間科学部地域探究・貢献入試(学科ごと)/FACT選抜各学科 若干名/全体で若干名
スポーツ科学部地域探究・貢献入試、総合型選抜I群(トップアスリート入試)、II群(アスリート選抜入試)、III群(スポーツ自己推薦入試)、スポーツサポート歴入試III群は60人。II群は公募制ではない。その他は若干名
創造理工学部 建築学科早稲田建築AO入試(創成入試)約25人
先進理工学部 応用化学科・生命医科学科特別選抜入試(数学オリンピック入試など7種)各入試とも若干名

政治経済学部、商学部、基幹理工学部、国際教養学部については、後の「政治経済学部・商学部・基幹理工学部・国際教養学部にAO入試(総合型選抜)はあるか」の節で説明します。帰国生・外国学生向けの入試は、政治経済学部のグローバル(海外就学経験者)入学試験を除いて扱いません。

出典

早稲田大学「2027年度 地域探究・貢献入試 入学試験要項」、社会科学部「2027年度 全国自己推薦入学試験 入学試験要項」、創造理工学部「早稲田建築AO入試(創成入試)入学試験要項」、先進理工学部「特別選抜入学試験 入学試験要項」、人間科学部「FACT選抜 入学試験要項」、スポーツ科学部「総合型選抜III群」「スポーツサポート歴入学試験」の入学試験要項(いずれも2027年4月入学)。入学センターの案内では先進理工学部の特別選抜に4学科の記載がありますが、2027年度の要項で募集があるのは応用化学科と生命医科学科の2学科です。各方式の要項は、早稲田大学入学センター「総合型選抜(日本語による学位取得プログラム)」のページから各学部の入試要項の案内に進んで読めます。

大学入学共通テストの扱い

この節の答え共通テストが必要なのは地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試だけで、地域探究・貢献入試は300点中240点以上が条件です。

共通テストが合否に関わるのは2つの方式だけです。

方式共通テスト要項の記載
地域探究・貢献入試必要2次選考合格者が受験。3教科3科目(300点)で240点以上の者を合格とする
スポーツサポート歴入試必要最終選考。英語(必須)と、国語・地歴公民・数学・理科から2教科2科目の3教科3科目。合格最低点は公開しない
社会科学部 全国自己推薦入試、創成入試、特別選抜入試、FACT選抜、スポーツ科学部III群不要選考は書類審査と、筆記試験・面接など
スポーツ科学部I群公開資料に記載なし入学試験要項は事前セミナー受講後に配付される

地域探究・貢献入試の共通テストの科目は学部で違います。法学部と教育学部(地球科学専修以外)は外国語・国語・地歴公民または数学(教育学部の地理歴史専修は歴史総合・世界史探究、歴史総合・日本史探究、地理総合・地理探究のどれか)、文化構想学部と文学部は英語・国語と、歴史総合・世界史探究または歴史総合・日本史探究、人間科学部は英語・国語または数学・理科、スポーツ科学部は英語と2教科です。

教育学部の地球科学専修は外国語・数学・理科で、初等教育学専攻はどちらのパターンも使えます。2次選考に合格しても、共通テストを受けなかった場合や、成績請求チケットを12月1日から2027年1月6日までに提出しなかった場合は合否判定の対象外になります。

地域探究・貢献入試(6学部)

この節の答え課題レポートの書類審査、論理的思考力を問う総合試験、共通テストの3段階で、評定の基準はなく他大学とも併願できます。

地域の課題の解決や発展に向けて主体的に学び、その成果を地域に還元する意欲を評価する入試です。出身高校や居住地は問わず、要項のQ&Aでは「地域」に「首都圏以外」という意味は含まず、一都三県を対象にしてもよいとされています。

専願入試ではなく、早稲田大学の他の入試や他大学との併願ができます。ただし学部の併願はできず、教育学部と人間科学部は学部内の併願もできません。

出願資格

高校を卒業した人、2027年3月までに卒業見込みの人などが対象です。卒業年度の制限や評定平均の基準は、出願資格に書かれていません。

選考の流れと課題レポート

早稲田大学 地域探究・貢献入試の選考の流れ(2027年度入試)
1
出願
2026年9月1日〜9月10日。入学志願票、調査書、課題レポート(所定用紙4枚以内)
2
1次選考(書類審査)
発表は10月9日
3
2次選考(総合試験)
10月25日。論理的思考力を問う筆記・120分。合格発表は学部により11月12日〜11月20日
4
最終選考(共通テスト)
3教科3科目(300点)で240点以上の者を合格とする
5
最終合格発表
学部により2027年2月10日〜2月16日
2次選考に合格しても、共通テストを受けなかった場合や、成績請求チケットを12月1日から2027年1月6日までに提出しなかった場合は、合否判定の対象外になります。
段階内容
1次選考書類審査(入学志願票、調査書、課題レポート、任意の課題レポート別紙)
2次選考論理的思考力を問う総合試験(筆記・120分)
最終選考共通テスト。300点中240点以上で合格

課題レポートは所定用紙4枚以内に、次の5点を項目別に書きます。パソコンでの作成が原則で、手書きは認められていません1。

  1. どのようなことを地域の課題と考えているか
  2. その課題があることを意識したのはなぜか
  3. その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか
  4. 早稲田大学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか
  5. 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか

日程(学部で違う部分)

学部2次選考合格発表最終合格発表
法学部11月12日2027年2月11日
教育学部11月19日2027年2月12日
文化構想学部・文学部11月19日2027年2月10日
人間科学部11月13日2027年2月15日
スポーツ科学部11月20日2027年2月16日

出願期間などの共通の日程は後の表にまとめています。なお、スポーツ科学部は2028年度以降この入試の募集を停止すると発表しています。

社会科学部 全国自己推薦入試

この節の答え評定4.0以上と英語4技能テストの基準などを満たす人が対象で、7つの地域ブロックから5人程度ずつ合格者を出します。

高校在学中の活動歴をもとに「自分自身を推薦する」入試で、学校長の推薦は要りません。日本全国を7つの地域ブロックに分け2、各ブロックから5人程度の合格者を出す方式です。ブロックは原則として出身高校の所在地で決まります。

出願資格(すべて満たす)

  • 2026年3月に高校を卒業した人、または2027年3月に卒業見込みの人
  • 全体の評定平均値が4.0以上(卒業見込みの人は1年1学期から3年1学期まで)
  • 調査書の欠席日数が45日以内(本人に帰責されない理由による欠席は配慮の対象)
  • クラブ活動で都道府県以上の大会などで優秀な成績、生徒会活動でのめざましい活躍、資格(語学検定や財務・会計資格など)、学校外の諸活動でのめざましい活躍のいずれか1つ以上
  • 英語4技能テストの基準点以上のスコア(英検CSE 1,950以上、GTEC CBT 930以上、IELTS 4.0以上、TEAP 225以上、TOEFL iBT 3.0以上、TOEIC L&R/S&W 1,150以上のいずれか)

要項のQ&Aでは、活動や資格に最低基準はなく、自身をアピールできるものであれば出願資格を満たすとされています。2029年度入試からはGTEC CBTが対象外になります。

選考と提出書類

1次選考は書類選考で、成績評価、活動記録、出席状況などを考慮します。2次選考は小論文と面接です。

過去5年の小論文は、教員の過重労働やカーボンニュートラルなど社会の課題を800字以内で論じる形式で、試験時間は90分でした。提出書類は志願票、調査書、志望理由書(800字以内)、活動記録報告書①〜③(該当者)、英語4技能テストのスコアです。

活動記録報告書は、学校または関係機関の証明印を受けて厳封されたものを提出します。活動記録報告書に書く活動の選び方と例文は、活動報告書の書き方で説明しています。

理工系:建築AO(創成入試)と先進理工学部の特別選抜

この節の答え創成入試は建築学科を第一志望とする約25人の入試で、先進理工学部の特別選抜は数学オリンピックなど7つのコンテストの成績で選びます。

創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)

創造性豊かで指導力に富み、チームをまとめ上げるコミュニケーション能力に優れた学生を求める、建築学科の入試です。募集人員は約25人3で、合格者数は試験結果により増減することがあります。

  • 出願資格:建築学科を第一志望とし、数学I・II・A・Bを履修済みまたは履修中で、理科の単位数が合計10単位以上
  • 出願書類:入学志願票、調査書、志願者自己報告書(志望理由・入学後の抱負・学業等履歴・活動実績)、活動実績報告書(A4で4ページ以内)、推薦状(推薦者は各自の判断で1人)
  • 2次選考:鉛筆によるドローイングと文章で提案する筆記試験(120分)、グループ面接(30分間)と個人面接(10分間)。1次合格者は作品や活動を示す「自己PR資料」を持参する

先進理工学部 特別選抜入試

理工系科目に極めて優れた能力を持つ学生を、7つのコンテストの成績で選ぶ入試です。募集は応用化学科と生命医科学科で4、各入試とも若干名です。

建築学科の創成入試と先進理工学部の特別選抜を、ほかの大学の理工系の総合型選抜と比べたい時は、理工学部の総合型選抜を読んでください。

  • 出願資格の例:日本数学オリンピックの予選合格(Aランク)、全国高校化学グランプリ一次選考の上位10%以内、日本生物学オリンピックや物理チャレンジの金賞・銀賞・銅賞など
  • 出願学科を第一志望とし、数学I〜III・A〜Cと、学科ごとに指定された理科を履修(見込み)していること。これまでに同じ特別選抜入試に出願していないこと
  • 7つの入試のうち同じ年度に出願できるのは1つだけ。指定校推薦入試との同時出願はできない
  • 選考:1次は書類(志望理由書は2,000字以内)、2次は学科別の面接試験

人間科学部 FACT選抜

この節の答え人間科学部を第一志望とし評定3.9以上、理科と国語4.1以上が条件で、事前課題と論述試験・面接で選考し、募集は若干名です。

幅広い基礎学力に加え、理科・国語の特に優れた基礎学力と、データを読み解き分析し、論理的に提示する力を求める入試です。人間環境科学科、健康福祉科学科、人間情報科学科から1つを選んで出願し、募集人員は全体で若干名です。

学科の併願はできません。

出願資格A(国内者向け)の主な基準

  • 人間科学部を第一志望とし、2027年3月卒業見込み、または2026年3月に卒業した人
  • 全体の評定平均値が3.9以上
  • 理科を3科目以上(物理・化学・生物・地学から1科目以上)、国語を3科目以上履修し、理科と国語の評定平均値が合わせて4.1以上
  • 数学I・II・A・Bをすべて履修、欠席日数の合計が40日以内
  • 指定の外国語資格・検定試験のスコアを提出できること(スコアの基準はない。入学日の2027年4月1日から遡って2年以内に受けた試験に限り、自宅受験型は対象外)

選考

出願時に「事前課題」の提出が必須です。1次選考は書類審査、2次選考は数量的データの分析・論考・表現を含む論述試験(120分)と面接試験(1人20分程度)で、所沢キャンパスで行います。

スポーツ科学部の総合型選抜(I群・II群・III群・スポーツサポート歴入試)

この節の答えIII群は全国大会出場以上の競技成績と評定3.5以上が条件で、スポーツサポート歴入試は共通テストも課し、II群は公募制ではありません。

方式主な出願資格選考
I群(トップアスリート入試)第一志望。オリンピックや世界選手権への出場経験、それにつながる国際的レベルの大会への出場経験、または相当する競技能力出願前の事前セミナー受講と個別面談への参加が必須
II群(アスリート選抜入試)公募制ではない体育各部と連携し、書類と面接で選考
III群(スポーツ自己推薦入試)対象種目で高校在学時に全国大会出場以上の競技成績。評定平均値3.5以上(卒業見込みの人は2年次末まで)1次は書類、2次は小論文と面接
スポーツサポート歴入試高校在学中にスポーツチーム(運動部活動を含む)の競技活動を一定期間定期的にサポートした経験1次は書類、2次は口述試験、最終は共通テスト

III群の対象種目は、2027年度入試から、2026年4月1日の時点で日本オリンピック委員会6(JOC)の正加盟団体と日本パラリンピック委員会(JPC)の加盟団体である種目と、学部が認めた種目(日本拳法、少林寺拳法)に限られました。JOCの準加盟団体・承認団体の種目では出願できません。

中学時代の成績は対象外で、記入できる競技成績は2つまでです。小論文は、提示された文章や資料を踏まえて自分の意見を論理的にまとめる試験です。

スポーツサポート歴入試の口述試験は、その場で示された課題についてプレゼンテーションを行う形式です。評定平均値や欠席日数の定めはありません。

III群とスポーツサポート歴入試は併願できますが、2次選考が同じ11月14日のため、両方の1次選考に合格した場合はどちらか一方を選びます。

日程(2027年度入試)

この節の答え出願は2026年9月1日から10月1日にかけてで、最終合格発表はFACT選抜の11月1日から2027年2月まで方式で違います。

早稲田大学 総合型選抜の日程チャート(2026年9月〜2027年2月)
出願・最終合格発表(学部で違う)選考日・発表日
9月10月11月12月1月2月
地域探究・貢献入試
出願 9月1日〜9月10日/最終合格発表(学部で違う) 2月10日〜2月16日/1次選考発表 10月9日/2次選考 10月25日
社会科学部 全国自己推薦
出願 9月25日〜10月1日/1次選考発表 11月13日/2次選考 11月22日/最終合格発表 12月11日
創成入試
出願 9月1日〜9月8日/1次選考発表 10月6日/2次選考 10月17日/最終合格発表 11月3日
先進理工学部 特別選抜
出願 9月24日〜10月1日/1次選考発表 11月3日/2次選考 11月21日/最終合格発表 12月18日
FACT選抜
出願 9月1日〜9月8日/1次選考発表 9月25日/2次選考 10月10日/最終合格発表 11月1日
スポーツ科学部 III群
出願 9月15日〜9月28日/1次選考発表 10月23日/2次選考 11月14日/最終合格発表 11月20日
スポーツサポート歴入試
出願 9月7日〜9月11日/1次選考発表 10月23日/2次選考 11月14日/最終合格発表 2月16日
9月〜12月は2026年、2月は2027年。出願は郵送の締切日消印有効。スポーツ科学部I群は、事前セミナーの申込が4月7日〜4月13日(第1回)または6月9日〜6月15日(第2回)、本出願が9月1日〜9月7日です。
方式出願期間1次選考発表2次選考最終合格発表
地域探究・貢献入試9月1日〜9月10日 終了10月9日10月25日2027年2月10日〜2月16日(学部で違う)
社会科学部 全国自己推薦9月25日〜10月1日 終了11月13日11月22日12月11日
創成入試9月1日〜9月8日 終了10月6日10月17日11月3日
先進理工学部 特別選抜9月24日〜10月1日 終了11月3日11月21日12月18日
FACT選抜9月1日〜9月8日 終了9月25日10月10日11月1日
III群9月15日〜9月28日 終了10月23日11月14日11月20日
スポーツサポート歴入試9月7日〜9月11日 終了10月23日11月14日2027年2月16日

「終了」の印が付いた日程は、この年度の受付がすでに終わっています。次の年度の日程は、大学の公式サイトの入試情報で確認してください。

日付はいずれも2026年(最終合格発表の2027年分を除く)で、出願は郵送の締切日消印有効です。I群は、事前セミナーの申込が4月7日〜4月13日(第1回)または6月9日〜6月15日(第2回)、本出願が9月1日〜9月7日です。

入学検定料は、表の7方式とも1次10,000円、2次25,000円です(I群は公開資料に記載がありません)。

入学手続(登録料と学費などの振込)の期間も方式で違います。創成入試は11月3日〜11月13日、FACT選抜は11月2日〜12月11日、III群は11月20日〜12月18日、社会科学部は12月14日〜12月21日です。

政治経済学部・商学部・基幹理工学部・国際教養学部にAO入試(総合型選抜)はあるか

この節の答え政治経済学部・商学部・基幹理工学部は日本語学位の総合型選抜の一覧になく、政経のグローバル(社会人)入学試験は2025年度入試が最後。国際教養学部のAO入試は英語学位の入試です

ここまでの表に出てこない学部のうち、政治経済学部、商学部、基幹理工学部は、入学センターが案内する2027年度の総合型選抜(日本語学位)の一覧に入っていません。国際教養学部のAO入試は、英語で学位を取るプログラムの入試として、別のページで案内されています。

文化構想学部にも、地域探究・貢献入試とは別に英語学位プログラムの入試があります。学部ごとの扱いは次のとおりです。

学部総合型選抜(日本語学位)入学センターの案内
政治経済学部なしグローバル(社会人)入学試験は2025年度入試を最後に募集停止。英語学位プログラム(9月入学)を英語による学位取得プログラムの入試として案内。指定校推薦入試の実施学部に記載あり
商学部なし指定校推薦入試の実施学部に記載あり
基幹理工学部なし指定校推薦入試の実施学部に記載あり。北九州地域の高校を対象とした推薦入試もある
国際教養学部なしAO入試(4月入学・国内選考)を英語による学位取得プログラムの入試として案内。指定校推薦入試の実施学部に記載あり
文化構想学部地域探究・貢献入試あり国際日本文化論プログラム(JCulP)日本学生入試を英語による学位取得プログラムの入試として案内。指定校推薦入試の実施学部に記載あり

政治経済学部:グローバル(社会人)入学試験は2025年度入試が最後

政治経済学部は、2023年10月19日付の「2026年度以降の政治経済学部入試制度について」で、入試制度を総合的に再検討した結果を発表しました。4つの制度を2025年度入試(2025年4月入学者募集)を最後とし、2026年度入試から募集を停止するという内容です9。

対象はグローバル(社会人)入学試験、学士入学試験、転部試験、科目等履修生(一般履修生)選考です。

2027年度入試の総合型選抜(日本語学位)の一覧にも、政治経済学部の入試はありません。政治経済学部のAO入試として紹介されている情報を見かけたら、何年度のどの入試のものかを見て、入学センターの一覧と照らし合わせてください。

グローバル(社会人)入学試験の出願資格や選考の内容は、この記事では扱いません。帰国生を対象に2027年度入試も行われるグローバル(海外就学経験者)入学試験と、英語学位プログラムの学科別の倍率は、後の「政治経済学部のグローバル入試と英語学位プログラム(国際政治経済学科)の倍率」の節にまとめています。

入学センターの英語学位のページでは、政治経済学部の英語学位プログラム(9月入学)が、主に日本国外の中等教育機関修了者を対象とする制度の中に、国内と国外の修了者を同じ定員枠で募集する学部として挙げられています。日本語で授業を受ける課程とは別の、英語で学位を取るプログラムです。

商学部・基幹理工学部:指定校推薦入試を実施

商学部と基幹理工学部は、入学センターの学校推薦型選抜のページで、指定校推薦入試を実施している学部として載っています。指定校推薦は、学部ごとに決めた指定校の学校長から推薦を受けた人が出願できる入試で、出願時期は11月以降です。

指定校の決め方や推薦を受ける人の資格要件は学部によって違い、詳しくは高校の進路指導担当の先生に確認するよう案内されています。また、指定校推薦入試では、国際教養学部を除くすべての学部で、入学手続の一環として共通テストの「英語」「国語」「数学I,数学A」の受験が必須です。

基幹理工学部には「地域探究・貢献入試(北九州地域連携型推薦入試)」という入試もあります。北九州地域の高校を対象とした指定校推薦入試の一形態で、学系2と学系3で若干名(最大10名程度)を募集するものです。

名前は似ていますが、この記事で取り上げている6学部合同の地域探究・貢献入試とは別の入試です。

国際教養学部のAO入試と文化構想学部のJCulP日本学生入試

国際教養学部のAO入試(4月入学・国内選考)は、入学センターが「総合型選抜(英語による学位取得プログラム)」のページで、主に日本の中等教育機関修了者を対象とする制度として案内している入試です。国際教養学部は英語で授業を行う学部です。

入学センターの説明では、学力的な側面を評価の中心に置きながら10、高校時代のさまざまな活動経験や学部への志望動機もあわせて評価します。学力や知識だけに偏らず、問題を見つけて解決する力の基礎となる思考力や表現力、それを実行に移す行動力までを評価の対象とする入試とされています。

要項は国際教養学部の入試要項のページで案内されています。入学センターの「入試の変更点」のページには、国際教養学部の「2027年度以降のAO入試(4月入学・国内選考)について」という案内も載っているので、要項とあわせて読んでおくと安心です。

文化構想学部の国際日本文化論プログラム(JCulP)日本学生入試も、同じページで案内されている入試です。JCulPの4月入学枠に主に日本の高校出身者を募集するもので、日本の文化をグローバルな視点から英語で学ぶ英語学位プログラムです。

要項は文化構想学部の入試要項のページにあります。

早稲田大学の総合型選抜が専願かどうか、地域探究・貢献入試と国際教養学部のAO入試を両方受けられるかは、次の「併願のルール」の節で方式ごとに整理しています。

出典

早稲田大学政治経済学部「2026年度以降の政治経済学部入試制度について」(2023年10月19日)、早稲田大学入学センター「総合型選抜(英語による学位取得プログラム)」のページ、早稲田大学入学センター「学校推薦型選抜」「入試の変更点」のページ。国際教養学部のAO入試の要項は国際教養学部の入試要項のページ、日本語学位の総合型選抜は早稲田大学入学センター「総合型選抜(日本語による学位取得プログラム)」のページに掲載されています。

併願のルール

この節の答え地域探究・貢献入試や社会科学部、III群は他大学と併願でき、創成入試やFACT選抜などは第一志望が出願資格に含まれます。

  • 地域探究・貢献入試、社会科学部の全国自己推薦入試、スポーツ科学部III群は、早稲田大学の他学部の入試や他大学との併願ができる
  • 創成入試、特別選抜入試、FACT選抜、I群は、出願する学部・学科を第一志望とすることが出願資格に含まれる
  • 地域探究・貢献入試の2次選考(10月25日)は国際教養学部のAO入試の筆記試験と同じ日時のため、実質的に併願できない
  • 地域探究・貢献入試に出願した後に指定校推薦入試に出願することはできるが、指定校推薦で合格した場合は指定校推薦の合格者として入学手続を進める
  • 複数の学部に合格した場合、入学手続期間が重ならない学部間であれば、納入した費用を振り替えて入学学部を変更できる

併願できる方式どうしでも2次選考の日程が重なる組み合わせがあるので、日程表で確かめてから出願先を決めてください。

不合格だった場合の一般選抜と、高校卒業後に受け直す場合の出願資格

この節の答え卒業後の出願は社会科学部・FACT選抜・III群が2026年3月卒まで、地域探究・貢献入試は卒業年の制限がありません(スポーツ科学部は2028年度から募集停止)。

地域探究・貢献入試の要項のQ&Aは、一般選抜、共通テスト利用入試、総合型選抜といった早稲田大学の学部入試や他大学との併願について「可能です。専願入試ではありません。」と答えています。

社会科学部の全国自己推薦入試の要項にも、他大学・他学部との併願や、社会科学部の一般選抜などとの併願を妨げることは一切ないと書かれています。総合型選抜の結果を待つ間も、一般選抜の出願と準備は並行して進められます。

地域探究・貢献入試の最終選考で使うのは2027(令和9)年度の共通テストの成績で、前年度以前の成績は使えません1。課題レポート別紙で英語外部試験のスコアを出した場合も、そのスコアは地域探究・貢献入試だけに使われ、ほかの入試には転用できません。

要項には、地域探究・貢献入試のA学部(2月11日発表)と共通テスト利用入試のB学部(2月15日発表)を併願した場合の例が載っていて、A学部の第1次振込はB学部の合否を見てからでも間に合うと説明されています。

高校を卒業した後に受け直す場合の出願資格は、方式によって次のように違います。

方式高校を卒業した人の出願要項・入試案内の記載
地域探究・貢献入試出願できる(卒業年の制限は書かれていない)既卒の人の調査書は、卒業後に発行されたものなら受け付ける。ただしスポーツ科学部は2028年度入試から募集停止
社会科学部 全国自己推薦入試2026年3月に卒業した人まで評定平均値と欠席日数は卒業時の調査書で見る。英語4技能テストは卒業後に取得したスコアも使える
人間科学部 FACT選抜2026年3月に卒業した人まで2026年4月1日の時点で卒業している人は、卒業時の調査書が基準
スポーツ科学部 III群・スポーツサポート歴入試2026年3月に卒業した人までIII群は、卒業した人は3年末までの評定平均値3.5以上
創成入試一般選抜の出願資格を満たす人が出願できる卒業年の制限は書かれていない
先進理工学部 特別選抜入試一般選抜の出願資格を満たす人が出願できるこれまでに同じ特別選抜入試に出願した人は出願できない

社会科学部の要項のQ&Aでは、前年に全国自己推薦入試や一般選抜を受けて不合格になった人も出願でき、高校卒業後に他大学や早稲田大学の他学部に在籍していても、卒業後1年以内なら出願できるとされています。書類選考と試験選考で在学生と既卒生に有利・不利はなく、合格枠も分けずに同じ基準で選考します2。

ただし、高校卒業後に収めた成績や取得した資格は、活動記録として申請できません。既卒で受ける時の準備は浪人生の総合型選抜で説明しています。

2026年度の結果(志願者数・合格者数)

この節の答え2026年度は地域探究・貢献入試が志願者272人に最終合格者21人、社会科学部が志願者293人に合格者37人でした。

入学センターが公表している2026年度入試の結果です。地域探究・貢献入試は志願者272人に対して最終合格者21人8、社会科学部の全国自己推薦入試は志願者293人に対して合格者37人でした。

早稲田大学 総合型選抜の志願者数と合格者数(2026年度入試)
志願者数合格者数
地域探究・貢献入試(合計)
272人
21人
社会科学部 全国自己推薦入試
293人
37人
創成入試
76人
17人
先進理工学部 特別選抜入試
5人
3人
FACT選抜
51人
25人
スポーツ科学部I群
3人
2人
スポーツ科学部III群
375人
81人
スポーツサポート歴入試
30人
5人
地域探究・貢献入試の合格者数は最終合格者の数。出典:早稲田大学入学センター「2026年度入試結果」
方式志願者数合格者数
地域探究・貢献入試(合計)27221
 法学部/教育学部/文化構想学部54/63/865/3/10
 文学部/人間科学部/スポーツ科学部33/19/172/0/1
社会科学部 全国自己推薦入試29337
創成入試7617
先進理工学部 特別選抜入試53
FACT選抜5125
スポーツ科学部I群32
スポーツ科学部III群37581
スポーツサポート歴入試305

地域探究・貢献入試は、1次選考合格者178人、2次選考合格者64人のうち、共通テストの基準を満たした21人が最終合格者でした。社会科学部の志願者は、2024年度222人、2025年度264人、2026年度293人と増えています。

早稲田大学 地域探究・貢献入試の段階ごとの人数(2026年度入試)
志願者
272人
1次選考合格者
178人
2次選考合格者
64人
最終合格者(共通テストの基準を満たした人)
21人
6学部の合計。出典:早稲田大学入学センター「2026年度入試結果」

早稲田大学の総合型選抜の倍率(2026年度入試・方式別と学部別)

この節の答え2026年度の倍率は地域探究・貢献入試が13.0倍、社会科学部が7.9倍、III群が4.6倍で、地域探究・貢献入試は2次選考の合格者64人のうち21人が最終合格でした。

2026年度入試は、2026年4月に入学する人を対象にした入試です。入学センターの2026年度入試結果の資料には、方式によって「実質倍率(A/B)」として志願者数(A)を合格者数(B)で割った値が載っています。

下の表は、載っている方式はその値を、載っていない方式は東京修学館の計算(志願者数÷合格者数・小数第2位を四捨五入)を入れたものです。

方式志願者数合格者数倍率倍率の出どころ
地域探究・貢献入試(6学部合計)272人21人13.0倍東京修学館の計算
社会科学部 全国自己推薦入試293人37人7.9倍大学の公表値
創造理工学部 創成入試76人17人4.5倍大学の公表値
先進理工学部 特別選抜入試5人3人1.7倍東京修学館の計算
人間科学部 FACT選抜51人25人2.0倍大学の公表値
スポーツ科学部 I群3人2人1.5倍大学の公表値
スポーツ科学部 III群375人81人4.6倍大学の公表値
スポーツサポート歴入試30人5人6.0倍大学の公表値

入試結果の資料にあるのは人数と倍率で、難易度や偏差値の欄はありません。FACT選抜は評定平均値3.9以上、III群は全国大会出場以上の競技成績など、出願資格を満たした人どうしの倍率なので、倍率の数字だけで方式の難しさは比べられません。

ほかの大学と倍率を比べる時の注意は総合型選抜の倍率と合格率で説明しています。

地域探究・貢献入試の学部別の倍率と段階ごとの人数

地域探究・貢献入試の結果は学部別に公表されていますが、倍率の欄はありません。表の倍率は東京修学館の計算(志願者数÷最終合格者数・小数第2位を四捨五入)です。

学部志願者1次選考合格2次選考合格最終合格倍率
法学部54人40人8人5人10.8倍
教育学部63人44人19人3人21.0倍
文化構想学部86人49人17人10人8.6倍
文学部33人22人5人2人16.5倍
人間科学部19人15人8人0人最終合格者なし
スポーツ科学部17人8人7人1人17.0倍
6学部合計272人178人64人21人13.0倍

2次選考(総合試験)に合格した64人のうち、共通テストで300点中240点以上を取って最終合格したのは21人でした。教育学部は2次選考の合格者19人のうち最終合格が3人8、人間科学部は8人のうち0人です。

地域探究・貢献入試では、書類と総合試験のあとの共通テストの基準で、最終合格者が大きく絞られています。

社会科学部 全国自己推薦入試の倍率の推移(2024〜2026年度)

社会科学部の全国自己推薦入試パンフレット(2027年度)に載っている過去3年14の志願者数と合格者数から倍率を出すと、志願者数の増加に合わせて倍率も上がっています。2024年度と2025年度の倍率は東京修学館の計算、2026年度は大学の公表値です。

年度志願者数合格者数倍率
2024年度222人39人5.7倍
2025年度264人39人6.8倍
2026年度293人37人7.9倍

国際教養学部のAO入試とJCulP日本学生入試の倍率

英語で学位を取るプログラムの入試のうち、主に日本の高校出身者を対象にした2つの2026年度の結果です。国際教養学部のAO入試(4月入学・国内選考)は志願者721人、筆記審査の受験者668人8、合格者150人で、大学が公表した実質倍率は4.5倍(筆記審査の受験者数÷合格者数)でした。

文化構想学部のJCulP日本学生入試は志願者171人、第1次試験の合格者58人、最終合格者23人で、実質倍率は7.4倍です。国際教養学部のAO入試(4月入学・国内選考)の募集人員は、2026年度の100人から2027年度は95人になっています。

政治経済学部のグローバル入試と英語学位プログラム(国際政治経済学科)の倍率

この節の答え政治経済学部の帰国生向けグローバル(海外就学経験者)入学試験は2026年度4.4倍で評定の基準の記載はなく、英語学位プログラムの国際政治経済学科は3.5倍でした。

政治経済学部は2027年度入試で日本語学位の総合型選抜を行わず、グローバル(社会人)入学試験も2025年度入試を最後に募集を停止しています。入学センターの2026年度入試結果の資料に載っている政治経済学部の一般選抜以外の入試のうち、外国学生向けの入試を除くと次の3つです。

入試対象と募集人員選考と日程(2027年度入試)2026年度の結果(英語学位は2025年9月入学)
グローバル(海外就学経験者)入学試験日本国外の、日本の教育制度以外の課程による中等教育機関に2年以上在学した帰国生など。約30人学部指定の外国語検定試験の結果の提出が必須。出願2026年7月10日(金)〜7月17日(金)、筆記試験(論文・日本語)9月6日(日)、面接試験9月27日(日)、最終合格発表10月1日(木) 終了志願者211人・合格者48人(実質倍率4.4倍)
英語学位プログラム(9月入学)日本国内外を問わず、通常の課程による12年の学校教育を修了(見込み)の人。全学科で100人2027年9月入学2025年9月入学:志願者749人・合格者228人(実質倍率3.3倍)
指定校推薦入試学部が指定した高校の学校長から推薦を受けた人。約90人出願時期は11月以降合格者84人

帰国生を対象にしたグローバル(海外就学経験者)入学試験は、筆記試験(論文・日本語)と面接試験を別の日に行う入試です。入試結果の資料の概要に書かれている出願資格は、海外の中等教育機関での在学期間と12年の課程の修了で、評定平均値の基準は書かれていません。

選考方法の詳細は、政治経済学部のサイトに掲載される入試要項に書かれています。

英語学位プログラムの結果は学科別にも公表されていて、2025年9月入学では国際政治経済学科が志願者234人8・合格者67人(実質倍率3.5倍)、政治学科が92人・27人(3.4倍)、経済学科が423人・134人(3.2倍)でした。英語で授業を受けて学位を取る9月入学の課程で、日本語で授業を受ける課程とは別のプログラムです。

入試の変更点:社会科学部の英語スコア(2029年度入試から)と先進理工学部の特別選抜

この節の答え社会科学部は2029年度入試からGTEC CBTを英語スコアの対象外にします。先進理工学部の特別選抜は2026年度入試から応用化学科と生命医科学科だけの募集です。

社会科学部は2026年5月22日付で、2029年度入試(2029年4月入学)から11全国自己推薦入学試験の出願に使える英語4技能テストからGTEC CBTを外すと発表しました。2027年度と2028年度の入試では、GTEC CBTを含む6つのテストがすべて使えます。

英語4技能テスト2027・2028年度入試2029年度入試以降
実用英語技能検定(英検)利用可利用可
GTEC CBT利用可利用不可
IELTS Academic利用可利用可
TEAP利用可利用可
TOEFL iBT利用可利用可
TOEIC L&R / TOEIC S&W利用可利用可

2027年度の要項には、スコアの細かい条件も書かれています。英検はスピーキングを含む4技能総合のCSEスコア(従来型・S-CBT)で、受ける級や合否は問いません。

GTECはCBTタイプのスコアだけが対象で、TEAP CBTのスコアは対象外です。TOEFL iBTは、2026年1月20日以前に旧スコア形式で受けた場合は42以上が基準です。

自宅などで受けるTOEFL iBT Home Edition、TOEFL iBT Paper Edition、IELTS Onlineのスコアは無効で、出願時は証明資料のコピー、二次(最終)合格者は原本を出します。

先進理工学部は2024年3月22日付で、電気・情報生命工学科の特別選抜入試は2025年度入試12(2025年4月入学者募集)が最後で、2026年度入試から募集を停止すると発表しました。2026年度入試以降の募集は、応用化学科と生命医科学科の2学科です。

出願資格に使うコンテストの成績にも条件があり、日本数学オリンピックは2021年(第31回)以降にオンライン試験で実施された予選の結果は使えず4、その回は本選の金賞・銀賞・銅賞・優秀賞が要件です。全国高校化学グランプリは2020年以降のオンライン試験の一次選考の結果は使えず二次選考の大賞・金賞・銀賞・銅賞が、日本情報オリンピックは第25回(2025/2026)以降はセミファイナルステージの成績優秀者が対象です。

先進理工学部の第2次選考の面接試験は2026年11月21日(土)に西早稲田キャンパスで行われ、集合時間は第1次選考の合格者に11月6日(金)までにメールで知らされます。第2次選考の検定料25,000円の納入期間は11月5日(木)〜11月13日(金)です。

面接開始から20分を過ぎると入室できず、欠席すると不合格になります。

スポーツ科学部の総合型選抜III群については、入学センターの「入試の変更点」のページで、2027年度以降の出願資格の変更のうち欠席日数に係る要件を撤廃13したと、2026年3月6日に案内されています。

学年別の準備と対策のポイント

この節の答え高3は方式と出願資格を確かめ必要なら共通テストに出願し、活動は証明できる形で残し、書類は自分の言葉で書きます。

高校3年生

  1. 志望学部の方式と出願資格(評定、英語スコア、競技成績、履修科目)を要項で確認する。出願は9月に集中する
  2. 地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試を受ける場合は、本入試の出願と同じ年に共通テストにも出願し(2027年度入試の要項では9月中旬から共通テストの出願が始まると案内)、学習を一般選抜と同じ水準で続ける
  3. 志望理由書、課題レポート、活動の証明資料は時間がかかる。学校や大会の主催団体に証明を頼む書類は早めに依頼する

高校1・2年生

早稲田大学 総合型選抜の評定の基準と共通テスト(方式別)
方式評定の基準共通テスト
社会科学部 全国自己推薦入試全体の評定平均値が4.0以上(卒業見込みの人は1年1学期から3年1学期まで)不要
人間科学部 FACT選抜全体の評定平均値が3.9以上。理科と国語の評定平均値が合わせて4.1以上不要
スポーツ科学部 III群評定平均値3.5以上(卒業見込みの人は2年次末まで)不要
地域探究・貢献入試出願資格に評定平均の基準は書かれていない必要(300点中240点以上で合格)
スポーツサポート歴入試評定平均値の定めはない必要(合格最低点は公開しない)
評定の基準について本文で触れている方式をまとめた表です。創成入試、特別選抜入試、スポーツ科学部I群・II群は含めていません。
  1. 評定の基準がある方式(社会科学部4.0以上、FACT選抜3.9以上、III群3.5以上)を考えている場合は、1年1学期から評定を保つ
  2. 社会科学部は英語4技能テストのスコア、FACT選抜は外国語資格・検定試験のスコアが出願に必要。FACT選抜は2027年度入試の場合、入学日(2027年4月1日)から遡って2年以内に受けた試験だけが有効なので、受ける時期は志望する年度の要項の有効期間に合わせる
  3. FACT選抜は理科・国語・数学の履修条件、創成入試と特別選抜は数学・理科の履修条件がある。科目選択の前に確認する

対策のポイント

  • 活動を証明できる形で残す:社会科学部の資格やスポーツ科学部III群の競技成績は、証明する客観的な資料がなければ評価・採点の対象にならないと要項やQ&Aに書かれている
  • 書類は自分の言葉で書く:地域探究・貢献入試、社会科学部、創成入試、特別選抜入試、III群、スポーツサポート歴入試の要項に、生成AIで作成した書類を自分で書いたものとして提出すると不正行為とみなされる可能性があると明記されている
  • 筆記試験の形式に合わせて練習する:総合試験、小論文、ドローイング、データの論述と方式で違う。入学センターや学部のサイトで公開されている過去問題で形式を確かめる
  • 一般選抜の準備を止めない:最終合格発表が2027年2月の方式もある

書類づくりは志望理由書の書き方と課題レポートの書き方、筆記と面接は小論文の書き方と面接対策、競技実績を生かす入試はスポーツ推薦の解説で説明しています。

よくある質問

Q. 早稲田大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。2027年度は、6学部合同の地域探究・貢献入試、社会科学部の全国自己推薦入試、建築学科の創成入試、先進理工学部の特別選抜入試、人間科学部のFACT選抜、スポーツ科学部のI群・II群・III群とスポーツサポート歴入試があります。政治経済学部、商学部、基幹理工学部には、日本語学位プログラムの総合型選抜がありません。
Q. 早稲田大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試では必要です。地域探究・貢献入試は3教科3科目300点中240点以上が合格の条件です。社会科学部の全国自己推薦入試、創成入試、特別選抜入試、FACT選抜、スポーツ科学部III群は、共通テストを選考に使いません。
Q. 早稲田大学の総合型選抜の日程は?
A. 2027年度の出願は2026年9月1日から10月1日にかけてです。最終合格発表は、FACT選抜が11月1日、創成入試が11月3日、III群が11月20日、社会科学部が12月11日、特別選抜が12月18日、地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試が2027年2月です。
Q. 早稲田大学の総合型選抜は併願できますか?
A. 地域探究・貢献入試、社会科学部の全国自己推薦入試、スポーツ科学部III群は、他学部や他大学との併願ができます。創成入試、特別選抜入試、FACT選抜、I群は出願学部・学科を第一志望とすることが出願資格です。地域探究・貢献入試は学部の併願ができません。
Q. 早稲田大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 方式によります。社会科学部の全国自己推薦入試は全体の評定平均値4.0以上、FACT選抜は3.9以上で理科と国語は4.1以上、スポーツ科学部III群は3.5以上です。地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試には評定の基準がありません。
Q. 早稲田大学の総合型選抜の募集人員は何人ですか?
A. 2027年度は、社会科学部の全国自己推薦入試が35人、スポーツ科学部III群が60人、創成入試が約25人です。地域探究・貢献入試、FACT選抜、特別選抜入試、I群、スポーツサポート歴入試は若干名です。
Q. 早稲田大学の政治経済学部にAO入試(総合型選抜)はありますか?
A. 2027年度入試では、入学センターが案内する総合型選抜(日本語学位)の一覧に、政治経済学部の入試はありません。政治経済学部は2023年10月19日付の発表で、グローバル(社会人)入学試験を2025年度入試を最後に募集停止としています。政治経済学部の英語学位プログラム(9月入学)の入試と指定校推薦入試は、入学センターの別のページで案内されています。
Q. 早稲田大学のAO入試は専願ですか?
A. 方式によって違います。地域探究・貢献入試は、要項に「専願入試ではありません」と書かれており、早稲田大学の他の入試や他大学も受けられます。社会科学部の全国自己推薦入試とスポーツ科学部III群も併願ができます。ただし、地域探究・貢献入試の2次選考(10月25日)は国際教養学部のAO入試(4月入学・国内選考)と同じ日時のため、実質的に両方は受けられません。創成入試、先進理工学部の特別選抜入試、FACT選抜は、出願する学部・学科を第一志望とすることが出願資格に含まれ、スポーツ科学部I群も事前セミナーの申込資格に「本学部を第一志望とする者」とあります。創成入試の要項には、ほかの入試への出願は妨げず、選考日程が重なった場合はどちらかを選ぶと書かれています。先進理工学部の特別選抜入試は、指定校推薦入試と同時には出願できません。なお、地域探究・貢献入試に出願した後に指定校推薦入試で合格した場合は、指定校推薦の合格者として入学手続を進めることになり、その入学を辞退することはできません。

まとめ

早稲田大学の総合型選抜(日本語学位)は、6学部合同の地域探究・貢献入試と、社会科学部の全国自己推薦入試、人間科学部のFACT選抜、スポーツ科学部の各入試、建築学科の創成入試、先進理工学部の特別選抜入試に分かれます。共通テストが必要なのは地域探究・貢献入試とスポーツサポート歴入試だけで、評定の基準や英語スコア、競技成績、履修科目の条件は方式ごとに大きく違います。

どの方式でも、自分の活動を証明できる資料と、それを学部の学びにつなげる志望理由書や課題レポートが準備の中心です。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書や課題レポートの構成づくりと、小論文・面接の練習を無料相談でお手伝いしています。

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参考資料

この記事は次の公式資料をもとに書いています。数字や日程は必ず最新の要項で確かめてください。

  1. 2027年度 地域探究・貢献入試 入学試験要項早稲田大学・2026-05・PDF
  2. 社会科学部 2027年度 全国自己推薦入学試験 入学試験要項早稲田大学 社会科学部・2026-07・PDF
  3. 創造理工学部 2027年度 早稲田建築AO入試(創成入試)入学試験要項早稲田大学 理工学術院・2026-06・PDF
  4. 先進理工学部 2027年度 特別選抜入学試験 入学試験要項早稲田大学 理工学術院・2026-06・PDF
  5. 人間科学部 2027年度 FACT選抜 入学試験要項早稲田大学 人間科学部・2026-06・PDF
  6. スポーツ科学部 2027年度 総合型選抜III群 入学試験要項早稲田大学 スポーツ科学部・2026-07・PDF
  7. スポーツ科学部 2027年度 スポーツサポート歴入学試験 入学試験要項早稲田大学 スポーツ科学部・2026-07・PDF
  8. 2026年度 総合型選抜・学校推薦型選抜・帰国生/外国学生を対象とした入試・eスクール入試による入試結果早稲田大学 入学センター・2026-05・PDF
  9. 2026年度以降の政治経済学部入試制度について早稲田大学 政治経済学部・2023-10・PDF
  10. 総合型選抜(英語による学位取得プログラム)早稲田大学 入学センター・2026-10
  11. 2029年度入試以降の全国自己推薦入学試験における出願時提出可能書類(英語4技能テストのスコア)の変更について早稲田大学 社会科学部・2026-05-22・PDF
  12. 2026年度以降の先進理工学部 特別選抜入試について早稲田大学 理工学術院 先進理工学部・2024-03-22・PDF
  13. 入試の変更点早稲田大学 入学センター・2026-10
  14. 社会科学部 2027年度 全国自己推薦入学試験 パンフレット早稲田大学 社会科学部・2026

リンク先の確認日:2026-11-01

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