専修大学の総合型選抜と公募制推薦|学部別の出願資格・選考方法・日程と対策【2027年度入試・学長監修】

専修大学の総合型選抜と公募制推薦 大学の情報

最終更新: 2026-10-09 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 専修大学「2027(令和9)年度 総合型選抜入学試験要項」(4学部・学科)、同「公募制推薦入学試験要項」(商学部・ネットワーク情報学部)、同「令和8(2026)年度 入試結果」

専修大学の総合型選抜 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
総合型選抜の実施
4学部5学科
国際経済学科・経営学部2学科・異文化コミュニケーション学科・ネットワーク情報学部
大学入学共通テスト
使わない
選考方法に含まれていない
総合型選抜の出願
9月1日〜11日
2026年。書類の郵送は9月7日〜11日(締切日消印有効)
合格発表
11月2日
ネットワーク情報学部は11月13日。公募制推薦は12月1日

専修大学(東京都千代田区の神田キャンパス、神奈川県川崎市の生田キャンパス)は、総合型選抜を学部・学科ごとに別の要項で実施しており、評定や資格の条件も試験の中身も学科ごとに違います。この記事では、2027(令和9)年度の入学試験要項に基づいて方式の一覧、出願条件、選考方法、日程、併願のルール、2026年度の結果を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

専修大学の総合型選抜・公募制推薦の全体像(実施学部・学科の一覧)

2027年度に高校や対象を限らずに出願できる年内の入試は、総合型選抜と、学校長の推薦を受けて出願する公募制推薦入学試験です。実施する学部・学科と方式は次のとおりです。

専修大学 総合型選抜・公募制推薦の募集人員(2027年度・学科別)
国際経済学科 総合型選抜(3方式計)
20名
経営学科 総合型選抜
15名
ビジネスデザイン学科 総合型選抜
10名
異文化コミュニケーション学科 総合型選抜
12名
ネットワーク情報学科 総合型選抜
10名
ネットワーク情報学科 公募制推薦
10名
商学部 マーケティング学科 公募制推薦
20名
商学部 会計学科 公募制推薦
15名
国際経済学科は英語資格型・発想力型・探索力型の3方式を合わせた人数です。ネットワーク情報学部の公募制推薦は2027年度から新設。出典:専修大学の2027(令和9)年度 総合型選抜入学試験要項・公募制推薦入学試験要項
学部・学科入試方式・型募集人員
経済学部 国際経済学科総合型選抜(グローバル人材入試)英語資格型/発想力型/探索力型(いずれか1つ)3方式計20名
経営学部 経営学科総合型選抜資格(簿記・英語・情報処理・数学・統計)と評定4.0以上が条件15名
経営学部 ビジネスデザイン学科総合型選抜9つの人材像のいずれかに合致し、評定3.8以上10名
国際コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科総合型選抜課題図書による課題小論文、講義を受けての小論文と面接12名
ネットワーク情報学部 ネットワーク情報学科総合型選抜探究学習アピール型/自己アピール型/海外留学チャレンジ型10名
ネットワーク情報学部 ネットワーク情報学科公募制推薦入学試験(2027年度から新設)評定3.5以上、英語外部試験、数学の基準10名
商学部 マーケティング学科・会計学科公募制推薦入学試験評定3.8以上と指定の資格検定20名・15名

外国人留学生入学試験などを除くと、総合型選抜・公募制推薦はこの表の学部・学科だけで行われ、法学部・文学部・人間科学部にはありません。全国商業高等学校長協会推薦、指定校制推薦、スポーツ推薦、付属高等学校推薦などは、高校や対象が限られるため扱いません。出願はどの入試もWEB出願で、マイページへの登録が必要です。なお、大学の入試結果ページでは、令和6(2024)年度まで「総合型選抜(AO入試)」と表記されていました。

出典

専修大学「2027(令和9)年度 総合型選抜入学試験要項」(経済学部国際経済学科・経営学部・国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科・ネットワーク情報学部)と「公募制推薦入学試験要項」(商学部・ネットワーク情報学部)。要項と所定用紙は専修大学「入学試験要項/出願書類ダウンロード」で必ず確認してください。

大学入学共通テスト・評定・資格の扱い(方式別)

どの方式も、選考は出願書類と大学が行う面接・小論文などで行い、選考方法に大学入学共通テストは含まれていません。評定(全体の学習成績の状況)と資格の条件は方式ごとに大きく違います。

方式評定の基準資格の条件
国際経済学科(英語資格型)なし(英検CSEスコア1980点以上2150点未満で出願する場合は英語の評定4.2以上)英語資格が必要
国際経済学科(発想力型・探索力型)なし不要
経営学科4.0以上5領域のいずれかの資格が必要
ビジネスデザイン学科3.8以上(既卒者も同じ)不要
異文化コミュニケーション学科なし不要
ネットワーク情報学部 総合型選抜なし(探究学習アピール型は全体の評定で評価)海外留学チャレンジ型だけ英語外部試験が必要
ネットワーク情報学部 公募制推薦3.5以上英語外部試験と数学の基準が必要
商学部 公募制推薦3.8以上指定の資格検定のいずれかが必要

評定の基準がある方式では、高校の最終学年1学期(2学期制は最終学年前期、4学期制は最終学年2学期)までの成績で見ます。既卒者が出願できるビジネスデザイン学科とネットワーク情報学部の公募制推薦では、既卒者は修了時までの成績です。評定の考え方は評定平均の解説、総合型選抜と推薦の違いは総合型選抜と学校推薦型選抜の違いで説明しています。

出願資格と出願条件(方式ごとの条件)

経済学部 国際経済学科(グローバル人材入試)

高校を2026年4月以降に卒業した人と2027年3月に卒業見込みの人などが出願できます。英語資格型・発想力型・探索力型のうち、1つの方式でのみ出願できます。英語資格型だけは次の英語資格が必要です。

  • 実用英語技能検定:1級・準1級・2級のいずれかを受験し、CSEスコア2.0が2150点以上、またはCSEスコア2.0が1980点以上2150点未満かつ出身高校の英語の学習成績の状況が4.2以上(合否は問わない)
  • TOEFL iBT:従来スコア42以上(2026年1月20日以前の受験者)またはバンドスコア3.0以上(2026年1月21日以降の受験者)。My Best Scoresは使えない
  • TOEIC L&R 550点以上、IELTS(Academic)4.0以上、ケンブリッジ英語検定140以上、GTEC(オフィシャルスコアに限る)930点以上

経営学部 経営学科・ビジネスデザイン学科

2027年3月に国内の高校(全日制・定時制・通信制)を卒業見込みの人が対象です。ビジネスデザイン学科は、調査書を提出できる既卒者も出願できます。経営学科は評定4.0以上に加えて、出願締切日までに次のいずれかの資格を取得していることが条件です。2027年度入試から数学と統計の資格が加わりました。

領域出願に必要な資格(主なもの)
簿記日商簿記検定3級以上、全商簿記実務検定試験第1級(会計部門と原価計算部門の両方)、全経簿記能力検定上級
英語英検2級以上またはCSE2.0 1980以上、TOEIC L&R 500点以上、TOEFL iBT 従来スコア49以上(2026年1月21日以降はバンドスコア3.0以上)
情報処理応用情報技術者試験、基本情報技術者試験、ITパスポート試験、情報検定(J検)の指定試験、P検1級(2025年3月31日までの受検)など
数学実用数学技能検定2級以上(計算技能検定と数理技能検定の両方)
統計統計検定1級(統計数理と統計応用の両方)・準1級・2級、データサイエンスエキスパート

複数の領域の資格は加点されます。出願に必要な資格とは別の領域で、英検準2級プラス・準2級またはCSE2.0 1728〜1979、数検準2級、統計検定3級などを持っている場合も加点の対象です。ビジネスデザイン学科は、評定3.8以上で、新規事業の創業、地域の活性化、事業の承継など、学科が示す9つの人材像のいずれかに合致することが条件です。

国際コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科

2027年3月に全日制の高校を卒業見込みの人と、2026年3月に卒業した人などが出願できます。学科での勉学を強く希望し、志願理由と入学後の学修の目標・計画が明確であることが条件です。この学科では、2年次の前期に全員が海外留学をします(学費とは別に留学費用が必要で、大学から留学資金として30万円が支給されます)。

ネットワーク情報学部(総合型選抜)

大学入学資格がある人なら、既卒者や社会人も出願できます。探究学習アピール型(総合的な探究の時間や「情報Ⅱ」などの学習の成果)、自己アピール型(課外活動や学部主催のワークショップへの参加、情報技術の知識・技能)、海外留学チャレンジ型(一般選抜前期入学試験の英語外部試験で80点換算に相当する英語力)の少なくとも1つに当てはまることが条件です。80点換算の下限は、英検2級またはCSE2.0 1980、GTEC 930、IELTS 4.0、TEAP 225などで、これより高いスコアは90点・100点換算に当たります。GTECはCBTタイプと検定版Advancedタイプ、IELTSはAcademicのみ(IELTS OnlineとOne Skill Retakeを除く)、TOEFL iBTはHome Editionを除くなど対象の種類が決まっており、TEAP・GTEC・IELTS・TOEFL iBT・TOEICは2024年11月1日以降の受験に限られます。換算表は要項で確認してください。

商学部 公募制推薦入学試験

2027年3月に高校(全日制・定時制)を卒業見込みで、学校長の推薦を受けた人が対象です。マーケティング学科・会計学科への入学を第一志望とし、評定3.8以上で、日商簿記検定2級以上、ITパスポート試験、全商簿記実務検定1級などの全商の検定、英検準2級以上(CSE2.0 1728点以上。CSEは準2級以上を受験した場合のスコアに限る)、実用数学技能検定準2級以上など、14種類の資格検定のいずれかを取得していることが条件です(一覧は要項で確認)。

ネットワーク情報学部 公募制推薦入学試験(2027年度から新設)

2027年3月に高校(全日制・定時制・通信制、特別支援学校の高等部)を卒業見込みの人が対象で、調査書と学校長の推薦書を出せる既卒者も出願できます。評定3.5以上、英語外部試験で80点換算以上のスコア(2024年12月1日以降の受験に限る)に加え、数学は「実用数学技能検定2級以上(2024年12月1日以降に1級・準1級・2級のいずれかを受験し、1次・2次検定の両方に合格)」「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cをすべて含む数学の評定3.3以上」「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cをすべて含む数学の評定3.6以上」のいずれかを満たす必要があります。

出願前に確かめること(専修大学の総合型選抜・公募制推薦)
志望する学科に総合型選抜と公募制推薦のどちらがあるか(法学部・文学部・人間科学部にはない)
評定の基準を満たしているか(経営学科4.0以上、ビジネスデザイン学科と商学部の公募制推薦3.8以上、ネットワーク情報学部の公募制推薦3.5以上)
必要な資格を取得しているか(経営学科は5領域のいずれかを出願締切日までに、商学部の公募制推薦は14種類の資格検定のいずれか)
英語外部試験と数検は受験時期の条件に合っているか(ネットワーク情報学部の公募制推薦は、英語外部試験も数検も2024年12月1日以降の受験に限る)
卒業年の条件に当てはまるか(経営学科と商学部の公募制推薦は2027年3月に卒業見込みの人が対象。異文化コミュニケーション学科は2026年3月に卒業した人も、ビジネスデザイン学科とネットワーク情報学部は既卒者も出願できる)
国際経済学科は、英語資格型・発想力型・探索力型のどれで出願するかを1つに決めたか
合格した場合は入学することが前提の方式か、第一志望であることが条件の方式か(商学部とネットワーク情報学部の公募制推薦)を理解しているか

選考方法(第1次選考・第2次選考)

商学部の公募制推薦を除き、第1次選考の合格者だけが第2次選考に進みます。

方式第1次選考第2次選考・試験の内容
国際経済学科(3方式)書類審査・課題小論文(小論文の評価をもっとも重視)面接。英語資格型は英語と日本語での説明、探索力型は課題図書の内容についての質問も重視
経営学科書類審査面接(提出書類の内容のほか、社会情勢・時事問題の基礎知識を問う場合もある)
ビジネスデザイン学科書類審査小論文(ビジネス関連のテーマ)と「新たな事業プラン」のプレゼンテーション(発表10分程度、質疑応答を含め30分程度)
異文化コミュニケーション学科書類審査・課題小論文(エントリーシートと課題小論文)課題図書に基づく講義(40分)を受けたうえでの小論文(60分)と面接(1人20分程度)
ネットワーク情報学部 総合型選抜書類審査(自己推薦動画と自己推薦内容説明書類)面接(20〜30分程度)と記述式総合問題(3題程度)
ネットワーク情報学部 公募制推薦書類審査個人面接(20〜30分程度)
商学部 公募制推薦なし(書類審査、小論文および面接で選考)試験日に小論文と面接。小論文は新聞の論説などを読んで論述する問題が2題程度

ネットワーク情報学部の総合型選抜では、第1次選考の合格者に記述式総合問題のサンプル問題が送られます。異文化コミュニケーション学科の面接では、受験生が得意とする外国語での応答が入ることもあります。面接の準備は面接対策で説明しています。

異文化コミュニケーション学科 総合型選抜の第2次選考の流れ
1
講義(40分)
課題図書に基づく講義を受ける
2
小論文(60分)
課題図書と講義に関連する小論文を書く
3
面接(1人20分程度)
エントリーシート、課題図書と講義を基にした質疑。得意とする外国語での応答が入ることもある
第2次選考は2026年10月10日に神田校舎で行われ、第1次選考(エントリーシートと課題小論文)の合格者だけが受験できます。出典:専修大学「2027(令和9)年度 総合型選抜入学試験要項」(異文化コミュニケーション学科)

日程と入学検定料(2027年度入試)

総合型選抜の4学部は、WEB出願登録が2026年9月1日9時〜9月11日17時、出願書類の郵送が9月7日〜9月11日(締切日消印有効)で共通です。

専修大学 総合型選抜・公募制推薦の日程チャート(2026年9月〜12月)
WEB出願登録選考日・発表日
9月10月11月12月
総合型選抜の出願(4学部共通)
WEB出願登録 9月1日〜9月11日/書類の郵送の受付開始(締切は9月11日) 9月7日
異文化コミュニケーション学科
第1次選考の発表 10月2日/第2次選考 10月10日/合格発表 11月2日
国際経済学科・経営学部
第1次選考の発表 10月9日/第2次選考 10月17日/合格発表 11月2日
ネットワーク情報学部 総合型選抜
第1次選考の発表 10月14日/第2次選考 10月31日/合格発表 11月13日
公募制推薦の出願(2学部共通)
WEB出願登録 10月26日〜11月6日/書類の郵送の受付開始(締切は11月6日) 11月2日
商学部 公募制推薦
試験日 11月14日/合格発表 12月1日
ネットワーク情報学部 公募制推薦
第1次選考の発表 11月13日/第2次選考 11月21日/合格発表 12月1日
日付はすべて2026年。書類の郵送は締切日消印有効です。合否はマイページで発表され、郵送での通知はありません。入学検定料はどの方式も35,000円(ほかにサービス利用料1,100円)。
方式第1次選考の発表第2次選考(試験日・会場)合格発表入学手続期間
異文化コミュニケーション学科10月2日10月10日(神田校舎)11月2日11月2日〜11月9日
国際経済学科10月9日10月17日(生田校舎)11月2日11月2日〜11月9日
経営学部(2学科)10月9日10月17日(生田校舎)11月2日11月2日〜11月9日
ネットワーク情報学部 総合型選抜10月14日10月31日(生田校舎)11月13日11月13日〜11月20日
商学部 公募制推薦なし11月14日(神田校舎)12月1日12月1日〜12月8日
ネットワーク情報学部 公募制推薦11月13日11月21日(生田校舎)12月1日12月1日〜12月8日

公募制推薦の2つは、WEB出願登録が10月26日9時〜11月6日17時、出願書類の郵送が11月2日〜11月6日(締切日消印有効)です。合否はすべてマイページで発表され、郵送での通知はありません。入学検定料はどの方式も35,000円で、このほかにサービス利用料1,100円がかかります。出願書類は簡易書留速達で郵送します。

提出書類:志望理由書・課題小論文・自己推薦動画など

方式本人が用意する主な書類
国際経済学科志望理由書(500字以内、所定用紙に鉛筆かシャープペンシルで記入)、課題小論文、英語資格の証明書(英語資格型のみ)
経営学科志望理由書(入学後に学びたい内容・計画、卒業後を見据えた目標を含めて1,000字以内、黒のペンかボールペンで自筆)、資格検定取得証明書(持っている資格すべて)
ビジネスデザイン学科志望理由書(2,000字以内。チャレンジした経験、将来目指していること、学科で学びたい理由を入れる)、プレゼンテーションの要旨(A4片面1枚を5部)、総合型選抜チェックリスト、人材像を証明する書類
異文化コミュニケーション学科エントリーシート(志望理由と4年間の学修計画、卒業後の計画を800字以内)、課題小論文(2問)、外国語能力などの証明書(任意)
ネットワーク情報学部 総合型選抜自己推薦動画(3分間。3分15秒を超えると審査の対象外。500メガバイト以下)と自己推薦内容説明書類(資料10点まで)をWEBで提出
ネットワーク情報学部 公募制推薦学校長推薦書、志望理由書(3項目をそれぞれ150字から200字程度)、資格検定取得証明書(高校の教員による原本証明つき)、学部の学修に関連する資格の証明書(任意・最大3点)
商学部 公募制推薦学校長推薦書、資格検定取得証明書(持っている資格すべて。同じ項目で複数の級がある場合は最上位級のみ)

どの方式も調査書(学校所定のもの)と出願確認票を提出します。調査書は、ネットワーク情報学部の総合型選抜では2026年8月1日以降に発行された開封厳禁のもの、異文化コミュニケーション学科では2学期制の高校は2年次後期までのものです。送付先は方式ごとに違い、異文化コミュニケーション学科は神田の総合型選抜係、ネットワーク情報学部は教務課(ネットワーク情報学部)、ほかは生田の入学センターです。ネットワーク情報学部の自己推薦動画は、志望理由、アピールポイント、入学後の学修計画を説明するもので、編集技術や画質は審査されません。生成AIの利用は禁止されていませんが、本人が主体的に作り、面接で確認されることがあります。書き方は志望理由書の書き方と自己推薦書の書き方で説明しています。

課題小論文と課題図書(国際経済学科・異文化コミュニケーション学科)

国際経済学科と異文化コミュニケーション学科は、出願時に課題小論文を提出します。2027年度の課題は次のとおりです。

方式課題字数
国際経済学科 英語資格型World Inequality Report 2026 のExecutive Summaryのデータを使い、所得と富のグローバル格差、温室効果ガス排出量の格差、教育機会の格差、最も重要だと考える是正策を論じる1,500字以内
国際経済学科 発想力型国際社会や地域社会の問題・課題を1つ選び、自らの体験と学習の双方に基づく提案や解決策と、その実現の方法を述べる(3項目に分けて500字・1,500字・1,000字以内)合計3,000字以内
国際経済学科 探索力型是川夕『ニッポンの移民――増え続ける外国人とどう向き合うか』(ちくま新書)を読んで4つの設問に答える各500字以内
異文化コミュニケーション学科庵功雄『やさしい日本語──多文化共生社会へ』(岩波新書)を読んで2つの問いに答える各700字以上850字以内

国際経済学科の発想力型では、読書や番組・動画の視聴は「体験」ではなく「学習」に入ると明記されています。英語資格型と発想力型では、参考にした資料の出典を正確に書く欄があり、Wikipediaや個人ブログなど、記載に責任を負う人や団体が分からないものは使えません。異文化コミュニケーション学科の第2次選考の講義・小論文・面接も同じ課題図書に基づきます。課題図書は各自で入手します。書き方は小論文の書き方と課題レポートの書き方も参考にしてください。

併願のルール

  • 経営学部・異文化コミュニケーション学科:他大学・他学部との併願は認められるが、合格した場合は本学部に入学することが前提
  • 商学部の公募制推薦:マーケティング学科・会計学科への入学を第一志望とする人が対象。他大学・他学部との併願は認められるが、合格した場合は本学部に入学することが前提
  • ネットワーク情報学部の公募制推薦:他大学との併願は可能だが、本学部を第一志望とし、合格した場合は入学することが前提。専修大学の学校推薦型選抜との併願はできないが、総合型選抜との併願は可能
  • 学部内の制限:経営学部は総合型選抜で両学科に出願できず、経営学部の学校推薦型選抜との併願も認められない。商学部の公募制推薦もマーケティング学科と会計学科の両方には出願できない
  • 国際経済学科:英語資格型・発想力型・探索力型のいずれか1つの方式でのみ出願できる

国際経済学科とネットワーク情報学部の総合型選抜の要項には、他大学との併願についての項目がありません。第一志望かどうかの扱いは、出願前に、国際経済学科は専修大学入学センター、ネットワーク情報学部は専修大学教務課(ネットワーク情報学部)で確かめてください。入学手続期間は合格発表の日から始まり、たとえば国際経済学科・経営学部・異文化コミュニケーション学科は11月2日〜11月9日です。他大学と併願する場合は、この日程も含めて計画を立ててください。

2026年度の志願者数・合格者数と倍率

専修大学 総合型選抜・公募制推薦の志願者数と合格者数(2026年度)
志願者数最終の合格者数
経営学科 総合型選抜
35人
15人
ビジネスデザイン学科 総合型選抜
47人
13人
国際経済学科 総合型選抜
90人
27人
異文化コミュニケーション学科 総合型選抜
70人
9人
ネットワーク情報学科 総合型選抜
31人
12人
商学部 マーケティング学科 公募制推薦
89人
32人
商学部 会計学科 公募制推薦
48人
21人
出典:専修大学「令和8(2026)年度 入試結果」。ネットワーク情報学部の公募制推薦は2027年度からの新しい入試なので、前年度の結果はありません。
学科・方式志願者数第1次選考の合格者数最終の合格者数倍率
経営学科 総合型選抜3532152.3
ビジネスデザイン学科 総合型選抜4719133.6
国際経済学科 総合型選抜9041273.3
異文化コミュニケーション学科 総合型選抜703697.8
ネットワーク情報学科 総合型選抜3118122.6
商学部 マーケティング学科 公募制推薦89―322.8
商学部 会計学科 公募制推薦48―212.2

専修大学「令和8(2026)年度 入試結果」の表です。倍率は大学が公表している値です。商学部の公募制推薦は第1次・第2次の区別がなく、受験者数はマーケティング学科89人、会計学科47人でした。ネットワーク情報学部の公募制推薦は2027年度からの新しい入試です。数字は目安として見てください。倍率の読み方は総合型選抜の倍率の解説で説明しています。

専修大学 総合型選抜・公募制推薦の倍率(2026年度・大学公表値)
異文化コミュニケーション学科 総合型選抜
7.8倍
ビジネスデザイン学科 総合型選抜
3.6倍
国際経済学科 総合型選抜
3.3倍
商学部 マーケティング学科 公募制推薦
2.8倍
ネットワーク情報学科 総合型選抜
2.6倍
経営学科 総合型選抜
2.3倍
商学部 会計学科 公募制推薦
2.2倍
倍率は専修大学が「令和8(2026)年度 入試結果」で公表している値です。年度によって志願者数は変わるので、目安として見てください。

学年別の準備の進め方

高校3年生

  1. 志望する学科の方式と、評定・資格の条件を要項で確かめる
  2. 国際経済学科と異文化コミュニケーション学科は課題図書を早めに手に入れて読み込み、課題小論文を夏休み中に仕上げる
  3. ネットワーク情報学部は3分間の自己推薦動画と補足資料、ビジネスデザイン学科は人材像を証明する書類とプレゼンテーションの構想を準備する
  4. 第2次選考の形式(面接、講義を受けての小論文、プレゼンテーション、記述式総合問題)に合わせて練習する

高校1・2年生

  1. 評定を保つ。2027年度入試では、経営学科は4.0以上、ビジネスデザイン学科と商学部の公募制推薦は3.8以上、ネットワーク情報学部の公募制推薦は3.5以上が条件(翌年度以降は要項で確認)
  2. 経営学科や商学部を考える場合は、簿記・情報処理・英語・数学などの資格を早めに取る。経営学科は複数の領域の資格が加点される
  3. 英語外部試験を受けておく。方式によってスコアの基準や受験時期の条件がある
  4. 探究学習や課外活動の成果を、レポートや証明書など説明できる形で残しておく

活動の記録の残し方は活動報告書の書き方で説明しています。

合格に向けた対策のポイント

  • 方式選びが最初の分かれ道:国際経済学科は英語資格型・発想力型・探索力型から1つしか選べない。英語資格の有無、体験から考える力、本を読み込む力など、自分の強みが出る方式を選ぶ
  • 課題小論文は要項の評価の観点に合わせる:国際経済学科は、英語資格型で資料やデータを調べて論理的に書けているか、探索力型で課題図書の論旨を的確に把握しているかを重視すると明記している
  • 書類と面接をつなげる:国際経済学科とネットワーク情報学部の面接は、提出した書類や小論文の内容に基づいて行われる。書いた内容を自分の言葉で説明できるようにする
  • 結果だけでなく過程を示す:ネットワーク情報学部は、資格や評定などの結果を並べるだけでなく、そこに至るまでの努力や工夫を説明するよう求めている
  • 時事への関心を持つ:経営学科と商学部の面接では社会情勢・時事問題の基礎知識を問う場合があり、商学部の小論文は新聞の論説などを読んで論述する

合格発表は11月から12月です。不合格の場合に備えて、一般選抜の準備も並行して続けてください。

よくある質問

Q. 専修大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。2027年度は、経済学部国際経済学科(英語資格型・発想力型・探索力型)、経営学部の経営学科とビジネスデザイン学科、国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科、ネットワーク情報学部で総合型選抜を実施します。公募制推薦入学試験は商学部とネットワーク情報学部で実施します。
Q. 専修大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。どの方式も、出願書類と大学が行う面接・小論文・プレゼンテーション・記述式総合問題などで選考し、選考方法に大学入学共通テストは含まれていません。
Q. 専修大学の総合型選抜の日程は?
A. 2027年度入試では、WEB出願登録が2026年9月1日〜11日、出願書類の郵送が9月7日〜11日です。第2次選考は異文化コミュニケーション学科が10月10日、国際経済学科と経営学部が10月17日、ネットワーク情報学部が10月31日で、合格発表は11月2日(ネットワーク情報学部は11月13日)です。
Q. 専修大学の総合型選抜は併願できますか?
A. 経営学部、異文化コミュニケーション学科、商学部とネットワーク情報学部の公募制推薦は、他大学との併願を認めていますが、合格した場合は入学することが前提と定められています。商学部とネットワーク情報学部の公募制推薦は、第一志望であることも条件です。国際経済学科とネットワーク情報学部の総合型選抜の要項には併願の項目がないので、出願前に大学に確かめてください。国際経済学科は3つの方式のうち1つにしか出願できません。
Q. 専修大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 方式によります。経営学科は4.0以上、ビジネスデザイン学科は3.8以上、商学部の公募制推薦は3.8以上、ネットワーク情報学部の公募制推薦は3.5以上です。国際経済学科、異文化コミュニケーション学科、ネットワーク情報学部の総合型選抜には評定の数値の基準がありません(国際経済学科の英語資格型で英検CSEスコア1980点以上2150点未満で出願する場合は、英語の評定4.2以上が必要)。
Q. 専修大学の総合型選抜の募集人員は何人ですか?
A. 2027年度は、国際経済学科が3方式計20名、経営学科15名、ビジネスデザイン学科10名、異文化コミュニケーション学科12名、ネットワーク情報学部10名です。公募制推薦は商学部マーケティング学科20名・会計学科15名、ネットワーク情報学部10名です。

まとめ

専修大学の総合型選抜は、国際経済学科・経営学部・異文化コミュニケーション学科・ネットワーク情報学部で、公募制推薦は商学部とネットワーク情報学部で行われます。共通テストは使わず、評定や資格の条件は方式ごとに違います。2027年度入試は総合型選抜が2026年9月に出願して11月に合格発表、公募制推薦は10月26日〜11月6日に出願して12月1日に合格発表です。

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