日本大学の総合型選抜|学部別の出願資格・選考方法・日程と対策【2027年度入試・学長監修】

日本大学の総合型選抜 大学の情報

最終更新: 2026-10-03 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 日本大学 入試ガイド「2027年度 総合型選抜」「2027年度 学校推薦型選抜(指定校制・公募制)」、法学部・経済学部・商学部・文理学部の令和9年度募集要項、同「2026年度入試結果」

日本大学の総合型選抜 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
実施している学部
14学部
16学部のうち。医学部と歯学部にはない
大学入学共通テスト
記載なし
学部別の概要の選考方法に挙がっていない
出願
9月が中心
2026年。11月以降に出願する期がある学部もある
合格発表
11月2日ほか
9月・10月に出願する方式は11月2日・9日・10日のいずれか

日本大学には16の学部があり、総合型選抜はそのうち14学部で行われています。募集要項は学部ごとに作られていて、方式の名前、出願の時期、選考の中身は学部によって大きく違います。この記事では、大学が公表している2027(令和9)年度入試の学部別の概要と、法学部・経済学部・商学部・文理学部の募集要項に基づいて、全学部の方式と日程を表で整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。

日本大学の総合型選抜の全体像(学部別の方式一覧)

大学の入試ガイドは総合型選抜を「学力だけではなく、志望する学部・学科でその専門分野を学びたいという強い意欲や適性などが重視される選抜」と説明しています。2027年度入試の方式は次のとおりです。右の列は、学校推薦型選抜に公募制があるかどうかです。

学部総合型選抜の方式公募制の学校推薦型選抜
法学部CL方式(法学部専願型/他大学併願型)。第一部の法律学科法曹コースは対象外、第二部(夜間部)法律学科は専願型のみなし
文理学部学科別に実施(哲学科・史学科・国文学科・心理学科を除く14学科)なし
経済学部探究学習評価型/資格取得型なし
商学部総合型選抜(方式の区分なし)あり
芸術学部8学科で実施(エントリーシートの審査を通過した人が出願)あり
国際関係学部第1期〜第4期(探究型プレゼンテーション方式、ディスカッション方式、文化・芸術・スポーツ等方式など)あり
危機管理学部探究型/資格型/キャリア型/キャリア型(併願可)なし
スポーツ科学部アスリート型/自己アピール型なし
理工学部14学科で実施(選考は学科別)なし
生産工学部第1期(課題型)/第1期(探究型)/第2期(授業型)あり
工学部第1期(プレゼン型)/第2期(模擬授業型)あり
医学部・歯学部なしあり
松戸歯学部第1期〜第4期あり
生物資源科学部バイオサイエンス学科など10学科で実施(獣医学科は対象外)あり(獣医学科を含む)
薬学部総合型選抜(方式の区分なし)あり

指定校制の学校推薦型選抜、校友枠選抜、外国人留学生・帰国生・社会人向けの選抜、短期大学部の選抜は、この記事では扱いません。

出典

日本大学 入試ガイド「2027年度 総合型選抜」「2027年度 学校推薦型選抜(指定校制・公募制)」の学部別概要と、各学部の募集要項。細かい条件と最新情報は、日本大学 入試ガイド「総合型選抜」と志望学部の募集要項で必ず確認してください。

募集人員(2027年度・学部別)

日本大学 総合型選抜の募集人員(2027年度・方式別の例)
法学部 CL方式(法学部専願型・合計)
48名
法学部 CL方式(他大学併願型・合計)
15名
商学部 商業学科
36名
商学部 経営学科
17名
商学部 会計学科
11名
危機管理学部 探究型
15名
危機管理学部 資格型
10名
危機管理学部 キャリア型
25名
危機管理学部 キャリア型(併願可)
5名
スポーツ科学部 アスリート型
53名
スポーツ科学部 自己アピール型
20名
薬学部 薬学科
15名
方式や学科で1つの数字になっている区分を図にしています。文理学部・経済学部・芸術学部・国際関係学部・理工学部・生産工学部・工学部・松戸歯学部・生物資源科学部は下の表を見てください。出典:日本大学 入試ガイド「2027年度 総合型選抜」の学部別概要、法学部の募集要項
学部総合型選抜の募集人員
法学部法学部専願型は合計48名(第一部の法律学科と第二部法律学科が10名、ほかの4学科は各7名)。他大学併願型は合計15名(各3名)
文理学部14学科で2名〜25名(体育学科25名、化学科11名など)
経済学部探究学習評価型・資格取得型とも、3学科で各15名(経済学科は国際コースを除く)
商学部商業学科36名、経営学科17名、会計学科11名
芸術学部写真学科55名、映画学科40名、美術学科30名、音楽学科45名、文芸学科36名、演劇学科42名、放送学科25名、デザイン学科23名
国際関係学部国際総合政策学科は第1期から順に15名・45名・12名・5名、国際教養学科は10名・30名・10名・5名
危機管理学部探究型15名、資格型10名、キャリア型25名、キャリア型(併願可)5名
スポーツ科学部アスリート型53名、自己アピール型20名
理工学部14学科で3名〜15名(土木工学科15名、数学科14名など)
生産工学部9学科それぞれに、第1期(課題型)15名〜26名、第1期(探究型)5名〜9名、第2期(授業型)6名〜9名
工学部第1期(プレゼン型)は6学科で各2名、第2期(模擬授業型)は学科ごとに6名〜14名
松戸歯学部第1期12名、第2期2名、第3期10名、第4期2名
生物資源科学部10学科で7名〜17名(バイオサイエンス学科17名など)
薬学部薬学科15名

法学部と文理学部は学部内の学科間の併願を認めておらず、理工学部も出願は1学科のみです。

大学入学共通テストと評定の扱い

大学が公表している学部別の概要では、どの学部の総合型選抜も、選考方法に大学入学共通テストは挙がっていません。全体の学習成績の状況(評定)の数字が出願要件に書かれているのは、次の方式です。

学部・方式評定の条件
法学部 CL方式評定基準A(全体3.5以上。第二部法律学科は3.0以上)、評定基準B(英語等の外国語・国語・数学・地歴公民のうち平均4.0以上の科目が一つ以上。専願型の第二部法律学科は3.5以上)、英語外部試験(英検2級以上合格など)のいずれか。経営法学科は簿記・知的財産の資格などを加えた6つのいずれか。どの学科も学部の求める人物像に当てはまることが前提
文理学部 英文学科全体3.5以上で、英語の資格(英検CSEスコア1,980以上、GTEC(4技能)930以上など)も必要
文理学部 教育学科全体3.5以上、「地理歴史」と「公民」がともに4.0以上、「国語」と「外国語」がともに3.8以上
経済学部 探究学習評価型全体3.7以上
商学部全体3.3以上(高校・中等教育学校の卒業者と卒業見込みの人)

理工学部の機械工学科と応用情報工学科は、数学や物理の評定に条件があります。評定の数字がない方式でも、調査書は提出します。評定の考え方は評定平均の解説でまとめています。

出願要件(方式ごとの主な条件)

出願資格は、ほとんどの学部で高校などを卒業した人と2027年3月卒業見込みの人です。経済学部は、探究学習評価型が卒業見込みの人だけ、資格取得型が2026年3月の卒業者までです。

  • 経済学部:探究学習評価型は「総合的な探究の時間」で探究活動に取り組んでいること。資格取得型は英検2級以上合格、TOEIC L&R 470以上、日商簿記検定2級以上合格、基本情報技術者試験合格などのいずれか
  • 国際関係学部:方式ごとに、探究の成果の個人プレゼンテーション、学部の高大連携教育への参加、在学中の180日間以上の海外留学経験等、英検2級以上合格などの語学力、文化・芸術・スポーツの実績などが条件
  • 危機管理学部:探究型は探究型授業の受講報告書と成果物、資格型は英検準2級プラス以上・ITパスポート試験などのいずれか、キャリア型はキャリア計画書
  • 文理学部・理工学部:学科ごとに違う。数学や物理の履修や評定を条件にする学科、活動や受賞の実績を求める学科がある

資格・検定試験のスコアには期限があります。法学部は受験日が出願締切日から2年以内、経済学部の資格取得型は2024年9月以降、国際関係学部は2025年1月以降に受験したものです。

出願前に確かめること(日本大学の総合型選抜)
志望する学部・学科に総合型選抜があるか(医学部と歯学部にはない。文理学部は哲学科・史学科・国文学科・心理学科を除く14学科)
評定の条件を満たしているか(法学部の評定基準Aは3.5以上、経済学部の探究学習評価型は3.7以上、商学部は3.3以上)
資格・検定試験のスコアが期限内か(法学部は受験日が出願締切日から2年以内、経済学部の資格取得型は2024年9月以降、国際関係学部は2025年1月以降に受験したもの)
卒業年の条件に当てはまるか(経済学部の探究学習評価型は卒業見込みの人だけ)
第一志望・入学確約が出願要件に入っている方式か
学部内で出願する学科を1つに決めたか(法学部と文理学部は学科間の併願を認めておらず、理工学部も出願は1学科のみ)

選考方法(学部別)

文理・経済・商・危機管理・スポーツ科学・生物資源科学の6学部と生産工学部の探究型は、書類による第一次選考と、試験による第二次選考の2段階です。

学部・方式選考の内容
法学部筆記試験(総合型小論文。日本語と英語で出題)と書類選考
文理学部第一次は書類選考、第二次は学科別(英文学科は英語のエッセイと口頭試問、数学科は適性検査と面接・口頭試問など)
経済学部探究学習評価型は書類の審査のあと口頭試問。資格取得型は書類審査と小論文(事前課題。1,350字以上1,500字以内)のあと面接
商学部第一次:書類審査と小論文(事前課題)。第二次:プレゼンテーションと面接
芸術学部エントリーシートの審査のあと、学科別の試験(小論文・作文・実技・面接など)
国際関係学部書類審査に加え、方式により個人プレゼンテーション、小論文と面接、グループディスカッション
危機管理学部第一次:書類審査。第二次:総合問題試験(読解と論述を含む)、口頭試問および面接
スポーツ科学部第一次:書類審査。第二次:課題レポート、そのプレゼンテーションと口頭試問、面接
理工学部学科別。事前課題の報告書、口頭試問、数学や化学の試験、プレゼンテーション、面接など
生産工学部課題型は書類審査・課題・面接、探究型は探究活動報告書と口頭試問・面接、授業型は書類審査・模擬授業・面接
工学部プレゼン型はプレゼンテーション・口頭試問・面接、模擬授業型は事前レポート・模擬授業・面接
松戸歯学部理解力の確認(模擬授業の動画を受講して設問に解答)、小論文、面接、書類審査
生物資源科学部第一次:書類審査。第二次:実験・実習・演習と、それに関連する発表・口述試問
薬学部書類選考、小論文、口頭試問および面接

法学部は筆記試験が最低基準点を下回ると不合格になり、経済学部・商学部・生産工学部も選考方法ごとに最低基準を設けています。口頭試問の準備は口頭試問の対策を参考にしてください。

日本大学 経済学部 総合型選抜(資格取得型)の選考の流れ
1
出願
9月7日〜9月11日。エントリーシート、小論文(事前課題)、検定合格等の証明書などを郵送
2
第一次選考
書類審査と小論文(事前課題)
3
第一次の合格発表
9月25日
4
第二次選考
10月18日。面接
5
合格発表
11月2日
6
入学手続
締切日は11月13日
日付は2026年。2段階で選考する学部の一例です。段階の数や内容は学部・方式ごとに違います。

日程(2027年度入試・学部別)

日付は断りのないかぎり2026年です。出願書類は郵送が基本で(松戸歯学部は窓口でも受け付け)、締切日必着の学部が多いものの、理工学部は消印有効です。

日本大学 総合型選抜の日程チャート(法学部〜スポーツ科学部)
出願・エントリーシート・書類提出選考日・発表日
9月10月11月12月
法学部
出願 9月1日〜9月25日/選考 10月18日/合格発表 11月9日
文理学部
出願 9月1日〜9月8日/第一次の合格発表 9月26日/第二次 10月10日/合格発表 11月2日
経済学部
出願 9月7日〜9月11日/第一次の合格発表 9月25日/第二次 10月18日/合格発表 11月2日
商学部
出願 9月1日〜9月4日/第一次の合格発表 9月30日/第二次 10月18日/合格発表 11月2日
芸術学部
エントリーシート 9月1日〜9月3日/出願 10月1日〜10月7日/選考 10月25日/合格発表 11月2日
国際関係学部 第1期
書類提出 9月1日〜9月4日/出願 9月17日〜9月24日/選考 10月3日/合格発表 11月2日
国際関係学部 第2期
書類提出 9月7日〜9月11日/出願 10月1日〜10月8日/選考 10月17日/合格発表 11月2日
国際関係学部 第3期
書類提出 11月2日〜11月6日/出願 11月16日〜11月26日/選考 12月5日/合格発表 12月15日
危機管理学部・スポーツ科学部
出願 9月1日〜9月11日/第一次 9月29日/第二次 10月24日/合格発表 11月10日
日付は2026年。国際関係学部の第4期は2027年で、書類提出が1月25日〜1月28日、出願が2月15日〜2月18日、選考が2月27日、合格発表が3月12日です。
日本大学 総合型選抜の日程チャート(理工学部〜薬学部)
出願選考日・発表日
9月10月11月12月
理工学部
出願 9月1日〜9月7日/選考 10月24日/合格発表 11月2日
生産工学部 第1期(課題型)
出願 9月24日〜9月30日/選考 10月10日/合格発表 11月2日
生産工学部 第1期(探究型)
出願 9月1日〜9月7日/第一次の合格発表 9月29日/第二次 10月10日/合格発表 11月2日
生産工学部 第2期(授業型)
出願 11月16日〜11月24日/選考 12月5日/合格発表 12月14日
工学部 第1期(プレゼン型)
出願 9月1日〜9月7日/選考 9月19日/合格発表 11月2日
工学部 第2期(模擬授業型)
出願 9月18日〜9月28日/選考 10月10日/合格発表 11月2日
松戸歯学部 第1期
出願 9月1日〜10月9日/選考 10月17日/合格発表 11月2日
松戸歯学部 第2期
出願 11月13日〜12月4日/選考 12月12日/合格発表 12月18日
生物資源科学部
出願 9月24日〜9月28日/第二次 10月31日/合格発表 11月9日
薬学部
出願 9月1日〜9月24日/選考 10月10日/合格発表 11月2日
日付は2026年。松戸歯学部の第3期は12月7日〜2027年1月13日に出願し、選考と合格発表は2027年です。第4期は出願から合格発表まで2027年です(下の表)。生物資源科学部の動物学科と獣医保健看護学科は、10月31日と11月1日の両日に参加します。
学部・方式出願期間選考日合格発表
法学部9月1日〜9月25日10月18日11月9日
文理学部9月1日〜9月8日第一次の合格発表9月26日、第二次10月10日11月2日
経済学部9月7日〜9月11日第一次の合格発表9月25日、第二次10月18日11月2日
商学部9月1日〜9月4日第一次の合格発表9月30日、第二次10月18日11月2日
芸術学部エントリーシート9月1日〜9月3日、出願10月1日〜10月7日10月25日11月2日
国際関係学部 第1期書類提出9月1日〜9月4日、出願9月17日〜9月24日10月3日11月2日
国際関係学部 第2期書類提出9月7日〜9月11日、出願10月1日〜10月8日10月17日11月2日
国際関係学部 第3期書類提出11月2日〜11月6日、出願11月16日〜11月26日12月5日12月15日
国際関係学部 第4期書類提出2027年1月25日〜1月28日、出願2月15日〜2月18日2027年2月27日2027年3月12日
危機管理学部・スポーツ科学部9月1日〜9月11日第一次9月29日、第二次10月24日(志願者数により10月25日にも実施の可能性)11月10日
理工学部9月1日〜9月7日10月24日11月2日
生産工学部 第1期(課題型)9月24日〜9月30日10月10日11月2日
生産工学部 第1期(探究型)9月1日〜9月7日第一次の合格発表9月29日、第二次10月10日11月2日
生産工学部 第2期(授業型)11月16日〜11月24日12月5日12月14日
工学部 第1期(プレゼン型)9月1日〜9月7日9月19日11月2日
工学部 第2期(模擬授業型)9月18日〜9月28日10月10日11月2日
松戸歯学部 第1期9月1日〜10月9日10月17日11月2日
松戸歯学部 第2期11月13日〜12月4日12月12日12月18日
松戸歯学部 第3期12月7日〜2027年1月13日2027年1月23日2027年1月29日
松戸歯学部 第4期2027年2月15日〜3月5日2027年3月11日2027年3月18日
生物資源科学部9月24日〜9月28日第二次10月31日11月9日
薬学部9月1日〜9月24日10月10日11月2日

国際関係学部は、書類の提出と審査結果の通知のあとに出願する手続きです。生物資源科学部の動物学科と獣医保健看護学科は、10月31日と11月1日の両日に参加します。入学手続の締切日も学部ごとに違います(法学部は11月20日、経済学部は11月13日、商学部は11月9日)。

出願の手続きと提出書類

出願は、日本大学のインターネット出願サイトで出願情報の登録と入学検定料の納入を済ませ、出願確認票などの書類を郵送します。法学部・経済学部・商学部・文理学部の2027年度の要項では、総合型選抜の入学検定料は35,000円です。本人が用意する主な書類は次のとおりです。

  • 法学部:志望理由書。探究の成果、部活動や社会活動の実績、英検準1級以上などの資格の証明は任意で提出できる
  • 経済学部:探究学習評価型は志望・学習計画書(800字以上1,000字以内)、探究活動概要説明書、成果物の写し。資格取得型はエントリーシート、小論文(事前課題)、検定合格等の証明書
  • 商学部:エントリーシート、学修計画書、小論文(事前課題)

経済学部の資格取得型の研究課題は2026年6月5日に掲出、商学部の小論文(事前課題)は、学部の概要では6月初旬まで、募集要項では6月中旬までに公表と案内されています。書き方は志望理由書の書き方と活動報告書の書き方で説明しています。

公募制の学校推薦型選抜(10学部)

公募制は、学部が定める要件を満たし、高校で推薦を受けた人が出願できる選抜です。工学部を除き、第一志望・入学確約が出願要件に入っています。

日本大学 公募制の学校推薦型選抜の日程チャート
出願選考日・発表日
11月12月
商学部
出願 11月2日〜11月5日/選考 11月21日/合格発表 12月4日
芸術学部
出願 11月2日〜11月6日/選考 11月22日/合格発表 12月1日
国際関係学部
出願 11月2日〜11月5日/選考 11月14日/合格発表 12月1日
生産工学部
出願 11月16日〜11月24日/選考 12月5日/合格発表 12月14日
工学部
出願 11月2日〜11月5日/選考 11月13日/合格発表 12月1日
医学部
出願 11月17日〜11月27日/選考 12月12日/合格発表 12月23日
歯学部
出願 11月2日〜11月9日/選考 11月21日/合格発表 12月1日
松戸歯学部
出願 11月2日〜11月9日/選考 11月14日/合格発表 12月1日
生物資源科学部
出願 11月6日〜11月13日/選考 11月21日/合格発表 12月1日
薬学部
出願 11月2日〜11月6日/選考 11月14日/合格発表 12月1日
日付は2026年。出典:日本大学 入試ガイド「2027年度 学校推薦型選抜(指定校制・公募制)」の学部別概要
学部募集人員評定の条件出願期間と選考日選考方法
商学部商業学科26名、経営学科14名、会計学科10名全体3.8以上と、資格・検定などの条件11月2日〜11月5日、選考11月21日書類審査、小論文、口頭試問
芸術学部8学科で5名〜28名学科ごとに違う(文芸学科は3.8以上など)11月2日〜11月6日、選考11月22日書類選考、学科別の試験、面接
国際関係学部国際総合政策学科5名、国際教養学科3名全体3.7以上と、英語資格または外国語4.0以上11月2日〜11月5日、選考11月14日書類選考、小論文、面接
生産工学部学科ごとに4名〜7名記載なし11月16日〜11月24日、選考12月5日書類審査、小論文、面接
工学部全学科合わせて65名全体3.0以上11月2日〜11月5日、選考11月13日小論文、面接
医学部医学科10名全体4.0以上11月17日〜11月27日、選考12月12日面接、基礎学力検査(数学・英語)、小論文
歯学部歯学科7名記載なし11月2日〜11月9日、選考11月21日書類審査、適性試験、小論文、面接
松戸歯学部歯学科2名全体3.3以上11月2日〜11月9日、選考11月14日書類審査、小論文、面接
生物資源科学部11学科で4名〜13名記載なし11月6日〜11月13日、選考11月21日書類選考、確認テスト、面接
薬学部薬学科10名記載なし11月2日〜11月6日、選考11月14日書類選考、確認テスト、口頭試問および面接

合格発表は、医学部が12月23日、商学部が12月4日、生産工学部が12月14日、ほかの7学部が12月1日です。制度の違いは総合型選抜と推薦の違いで整理しています。

専願・併願のルール

日本大学の総合型選抜は、多くの方式で「本学部(学科)を第一志望とし、合格した場合は本学部(学科)に入学することを確約できる者」が出願要件です。この条件が入っていない方式は次のとおりで、大学の学部別概要では「併」の印が付いています。

  • 法学部:CL方式(他大学併願型)
  • 文理学部:社会学科、情報科学科
  • 危機管理学部:キャリア型(併願可)
  • 生産工学部:第1期(探究型)、第2期(授業型)
  • 工学部:第1期(プレゼン型)
  • 松戸歯学部:第3期
  • 薬学部

法学部の他大学併願型、危機管理学部のキャリア型(併願可)、生産工学部の第2期(授業型)、松戸歯学部の第3期には「二段階最終入学手続締切日」(2027年2月26日)があります。法学部の要項によると、まず入学申込金(入学金相当額)を納め、この日までに残りを納めます。入学申込金は、入学を辞退しても返還されません。細部は学部の募集要項で確かめてください。

2026年度の志願者数・合格者数

日本大学「2026年度入試結果」から、総合型選抜の学部ごとの合計です。

日本大学 総合型選抜の志願者数と合格者数(2026年度)
志願者数合格者数
法学部
95人
34人
文理学部
467人
140人
経済学部
233人
125人
商学部
232人
103人
芸術学部
634人
310人
国際関係学部
148人
139人
危機管理学部
152人
73人
スポーツ科学部
244人
103人
理工学部
329人
251人
生産工学部
359人
229人
生物資源科学部
362人
160人
薬学部
69人
39人
工学部は志願者数70・合格者数60、松戸歯学部は志願者数19・合格者数17。2027年度は方式や実施学科が変わっている学部があります。出典:日本大学「2026年度入試結果」
学部志願者数受験者数合格者数
法学部959534
文理学部467467140
経済学部233228125
商学部232232103
芸術学部634629310
国際関係学部148143139
危機管理学部15215273
スポーツ科学部244244103
理工学部329286251
生産工学部359355229
工学部706960
松戸歯学部191917
生物資源科学部362362160
薬学部696839

この資料の競争率は、受験者数を合格者数で割った値です。学科・方式別では、法学部法律学科4.2倍、商学部商業学科2.5倍、スポーツ科学部の自己アピール型3.2倍、生物資源科学部の海洋生物学科5.1倍などで、理工学部は14学科とも1.0倍〜1.5倍でした。2027年度は、法学部が専願型と併願型に分かれ、文理学部は2026年度に募集のあった哲学科・史学科・国文学科・心理学科が実施学科に入っていないなど、変更があります。数字は目安として見てください。

公募制の学校推薦型選抜の2026年度の結果は、商学部が志願者数95・合格者数64、芸術学部が338・139、生物資源科学部が275・92、薬学部が26・22、工学部が59・49でした。見方は総合型選抜の倍率の解説も参考にしてください。

学年別の準備の進め方

高校3年生

  1. 志望学部の募集要項で、方式、出願要件(評定・資格・履修科目)、第一志望・入学確約の条件があるかを確かめる
  2. 事前課題の公表時期を確かめる。経済学部の資格取得型は6月5日、商学部は6月初旬〜中旬に課題が公表される(概要と要項で記載が違う)
  3. 出願は9月1日から始まる学部が多い。夏休み中に書類を仕上げ、選考の形式(小論文、口頭試問、プレゼンテーションなど)に合わせて練習する

高校1・2年生

  1. 評定を保つ。法学部の評定基準Aは3.5以上、経済学部の探究学習評価型は3.7以上、商学部は3.3以上が基準
  2. 「総合的な探究の時間」の取り組みを記録に残す。経済学部、国際関係学部、危機管理学部、生産工学部に、探究活動をもとにした方式がある
  3. 英語の資格・検定試験を計画的に受ける。使えるスコアの期限は学部ごとに違う
  4. 理工学部や文理学部の理系学科を考える場合は、出願要件になっている数学・物理の科目を履修する

計画の立て方は高校2年生のスケジュールで説明しています。

合格に向けた対策のポイント

  • 学部ごとに別の入試として調べる:選考は小論文、口頭試問、プレゼンテーション、実験・実習と学部で分かれる。志望学部の要項を最初に読む
  • 事前課題に時間をかける:経済学部の資格取得型と商学部は、出願時に出す小論文(事前課題)が第一次選考の対象になる
  • 探究活動は過程まで説明できるようにする:経済学部の探究学習評価型は、成果物の制作プロセスを第一次選考で、探究活動のプロセスや論理的な思考力を口頭試問で評価する
  • 法学部は読解と英語:CL方式の筆記試験は、論理的読解力と論理的思考力を問う総合型小論文で、日本語と英語で出題される
  • 一般選抜の学習も続ける:合格発表は11月以降。結果が出るまで教科の学習を止めない

小論文と面接の準備は小論文の書き方と面接対策で説明しています。

よくある質問

Q. 日本大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。2027年度入試では、16学部のうち、医学部と歯学部を除く14学部で実施します。方式や日程は学部ごとに違います。
Q. 日本大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 大学が公表している2027年度の学部別概要では、どの学部の総合型選抜も、選考方法に大学入学共通テストは挙がっていません。選考は出願書類と、学部が行う小論文・口頭試問・面接などで行われます。
Q. 日本大学の総合型選抜の日程は?
A. 学部ごとに違います。2027年度入試の出願は2026年9月が中心で、たとえば法学部は9月1日〜9月25日に出願、10月18日に選考、11月9日に合格発表です。
Q. 日本大学の総合型選抜は併願できますか?
A. 多くの方式は、志望学部(学科)を第一志望とし、合格した場合は入学することを確約できることが出願要件です。法学部のCL方式(他大学併願型)、危機管理学部のキャリア型(併願可)、薬学部など、この条件が出願要件に入っていない方式もあります。
Q. 日本大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 学部・方式によります。法学部のCL方式は、全体の学習成績の状況3.5以上(第二部法律学科は3.0以上)などの3つの基準のいずれか(経営法学科は6つ)を満たし、学部の求める人物像に当てはまる人が出願できます。経済学部の探究学習評価型は3.7以上、商学部は3.3以上です。
Q. 日本大学の総合型選抜の倍率は?
A. 日本大学「2026年度入試結果」の競争率(受験者数÷合格者数)は、法学部法律学科4.2倍、商学部商業学科2.5倍などで、理工学部は14学科とも1.0倍〜1.5倍でした。

まとめ

日本大学の総合型選抜は16学部のうち14学部で行われ、方式・出願要件・選考方法・日程は学部ごとに決まっています。2027年度入試は9月に出願する学部が多く、9月・10月に出願する方式の合格発表は11月2日・9日・10日のいずれかです。多くの方式で第一志望・入学確約が出願要件です。10学部には公募制の学校推薦型選抜があります。

準備の中心は、志望学部の要項に合わせた書類・事前課題づくりと、小論文・口頭試問・プレゼンテーションの対策です。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由書や事前課題の構成づくりと、小論文・面接の練習を無料相談でお手伝いしています。

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