武蔵野大学の総合型選抜(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期)|学科別の出願資格・選考方法・日程・倍率と対策【2027年度入試・学長監修】

武蔵野大学の総合型選抜(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期) 大学の情報

最終更新: 2026-10-03 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 武蔵野大学「2027(令和9)年度 入学試験要項」、同「2026(令和8)年度入試結果」

武蔵野大学の総合型選抜 ひと目で分かる要点(2027年度入試)
総合型選抜の種類
Ⅰ期〜Ⅲ期の3つ
Ⅰ期とⅡ期は全学科、Ⅲ期は通信教育部のデータサイエンス学科だけが対象
大学入学共通テスト
使わない
出願資格に評定平均の基準は書かれていない
出願期間
Ⅰ期 9月1日〜10日
2026年。Ⅱ期は10月28日〜11月10日、Ⅲ期は2027年1月18日〜1月29日
他大学との併願
可能
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期とも、要項に併願が可能と書かれている

武蔵野大学は、有明キャンパス(東京都江東区)と武蔵野キャンパス(東京都西東京市)で学ぶ大学で、総合型選抜をⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期の3回に分けて行っています。この記事では、2027(令和9)年度の入学試験要項に基づいて、学科別の募集人員、出願資格、選考方法、日程、前年度の倍率を整理し、準備の進め方を東京修学館の家近亮子学長の監修で解説します。名前の似た武蔵大学は別の大学で、武蔵大学の総合型選抜入試は別の記事で扱っています。

武蔵野大学の総合型選抜の全体像(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期)

要項は、総合型選抜のⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期をいずれも「自己推薦型」の選抜制度と説明しています。3つの違いは次のとおりです。

入試区分対象学科選考の中身
総合型選抜Ⅰ期(面接型)全学科1次選考は書類選考。2次選考は書類審査と面接・口頭試問(20分程度)
総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)全学科1次試験は基礎学力検査(マークシート方式)。2次試験は書類審査と面接(10分程度)
総合型選抜Ⅲ期(オンライン面接型)通信教育部 国際データサイエンス学部 データサイエンス学科のみ書類審査と面接・口頭試問(20分程度)。試験はオンラインで実施

推薦選抜制度は、指定校学校推薦型選抜、系列校学校推薦型選抜、日本語学校指定校推薦選抜、同窓会推薦選抜の4つで、いずれも専願です。一般に出願できる公募制の学校推薦型選抜は、大学の入試制度のページに載っていません。帰国生選抜、社会人選抜、国際バカロレア特別選抜、外国人留学生選抜は別の要項で募集されており、この記事では扱いません。

出典

武蔵野大学「2027(令和9)年度 入学試験要項」。要項、エントリーシートの様式、口頭試問内容の一覧、最新情報は武蔵野大学 入試情報「学部入試 入学試験要項・出願書類」で必ず確認してください。

募集人員(2027年度・学科別)

学部・学科Ⅰ期Ⅱ期
文学部 日本文学文化学科25名18名
グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科20名15名
グローバル学部 日本語コミュニケーション学科8名5名
グローバル学部 グローバルビジネス学科5名3名
法学部 法律学科15名10名
法学部 政治学科10名5名
経済学部 経済学科15名10名
経営学部 経営学科25名15名
経営学部 会計ガバナンス学科10名10名
アントレプレナーシップ学部 アントレプレナーシップ学科25名5名
データサイエンス学部 データサイエンス学科10名10名
人間科学部 人間科学科25名15名
人間科学部 社会福祉学科15名10名
ウェルビーイング学部 ウェルビーイング学科10名5名
工学部 サステナビリティ学科15名5名
工学部 数理工学科6名4名
工学部 建築デザイン学科10名5名
教育学部 教育学科15名10名
教育学部 幼児教育学科15名10名
薬学部 薬学科5名20名
看護学部 看護学科10名10名
通信教育部 国際データサイエンス学部 データサイエンス学科10名5名

Ⅲ期の募集人員は3名です。薬学科はⅡ期(20名)がⅠ期(5名)より多くなっています。アントレプレナーシップ学科のⅠ期は、2026年6月26日付の大学の訂正で20名から25名に変更されています。

大学入学共通テストと評定の扱い

総合型選抜のⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期は、いずれも選抜方法に大学入学共通テストが含まれていません。武蔵野大学で共通テストの得点を使うのは、全学部統一選抜と一般選抜の共通テスト併用型、共通テスト利用選抜です。

出願資格に評定平均の基準は書かれていません。ただし、どの期も調査書(高等学校卒業程度認定試験の合格者は合格成績証明書)を提出し、書類審査の対象になります。入試Q&Aによると、Ⅰ期は既卒生や高等学校卒業程度認定試験の合格者も出願でき、審査で有利・不利はありません。評定の基本は評定平均の解説でまとめています。

総合型選抜Ⅰ期(面接型)の出願資格

Ⅰ期は、次の3種類の出願資格のうち、学科が指定するものを1つ以上満たして出願します。

  • 出願資格① フィールド・スタディーズ:高等学校入学相当年度から出願時までの間に、学外で課題を発見し、解決策を検討した経験(国際交流、課外活動、クラブ活動、ボランティアなど)がある人
  • 出願資格② 課題・作品:学科が指定する小論文や作品を提出できる人
  • 出願資格③ コンテスト・コンクール:学科が指定するコンテスト・コンクールの要件に当てはまる人(高等学校入学相当年度から出願時までの実績に限る)

①で出願する人は、体験を記録し報告する資料(紙で提出。動画不可)と、そこから生まれた製作物(企画書、設計図、賞状、ポスターなど)の両方を提出します。法律学科、政治学科、経済学科、経営学科、会計ガバナンス学科、人間科学科、社会福祉学科、幼児教育学科、薬学科、看護学科は①と②から、ほかの学科は①〜③から選びます。法律学科、経済学科、ウェルビーイング学科、薬学科、看護学科は②が提出必須、アントレプレナーシップ学科は②の(ア)が提出必須です。

課題・作品(出願資格②)の形

課題・作品の形学科
指定された題の小論文グローバルコミュニケーション学科、日本語コミュニケーション学科、法律学科、政治学科、経済学科、会計ガバナンス学科(指定図書について)、人間科学科、社会福祉学科、ウェルビーイング学科、数理工学科、教育学科、幼児教育学科、薬学科、看護学科(課題図書を読んで論じる)
小論文か、作品・成果物日本文学文化学科(未発表の短歌20首、未発表の俳句20句、未発表の評論・エッセイのいずれか)、サステナビリティ学科(社会課題探求型、未来社会提案型、活動経験・探求報告型の提案や報告、または高校での探究学習の成果物)、建築デザイン学科(感動した建築に関する制作物、または「自己の実績」に関する小論文)
小論文以外グローバルビジネス学科(3つの内容をまとめた英文。字数規定なし)、経営学科(会社についてのまとめ。A4片面・1枚以内)、アントレプレナーシップ学科(学科指定のフォーマットなど)、データサイエンス学科(マンダラート、または自作したIT作品)

小論文の字数は、ほとんどの学科で2,000字程度です。題は学科ごとに決まっていて、たとえば政治学科は「社会的、政治的に問題だと思うこと」、人間科学科は「人間とはどのような存在であるか」です。生成AIの使用を認めない学科と、用いた部分に脚注を付けるよう求める学科があるので、題と提出のきまりは要項の学科ごとの項目で確かめてください。

日本文学文化学科は、出願資格とは別に、1冊の本を選んで精読する小論文(1,200字以上2,000字以内)を全員が事前に提出します。大学ホームページの小論文用紙に黒ボールペンで書き、選んだ本の現物は試験当日に手元に用意します。

出願前に確かめること(武蔵野大学の総合型選抜Ⅰ期)
志望学科で選べる出願資格は、①〜③か、①と②か
志望学科は、出願資格②の課題・作品が提出必須か(法律学科、経済学科、ウェルビーイング学科、薬学科、看護学科と、アントレプレナーシップ学科の(ア))
フィールド・スタディーズで出願する場合、体験を記録し報告する資料と、そこから生まれた製作物の両方を用意できるか
課題・作品の題と字数、提出のきまりを要項の学科ごとの項目で確かめたか
志望学科が生成AIの使用を認めているか、用いた部分に脚注を付ける必要があるか
日本文学文化学科は、全員が提出する小論文(1,200字以上2,000字以内)を用意したか

総合型選抜Ⅰ期の選考方法(面接・口頭試問)

Ⅰ期の1次選考は書類選考で、エントリーシート、調査書、課題・作品などが審査されます。2次選考は対面で、書類審査と面接・口頭試問(20分程度)です。入試Q&Aは、提出書類と面接・口頭試問の「総合評価で判定」し、面接・口頭試問は原則として個人面接だと説明しています。2次選考は、志望学科の修学キャンパス(有明キャンパスまたは武蔵野キャンパス)で受験します。

武蔵野大学 総合型選抜Ⅰ期(面接型)の選考の流れ
1
出願
エントリーシート、調査書、課題・作品などを郵送する
2
1次選考(書類選考)
エントリーシート、調査書、課題・作品などが審査される
3
2次選考(対面)
書類審査と面接・口頭試問(20分程度)。志望学科の修学キャンパスで受験する
4
判定
提出書類と面接・口頭試問の総合評価で判定される
アントレプレナーシップ学科は2次選考でグループディスカッション、薬学科は基礎学力検査も行います。データサイエンス学科(通信制)の面接・口頭試問はオンラインです。

口頭試問の内容は学科ごとに公表されています。

  • 文章を音読して質問に答える:日本文学文化学科(現代文か古文)、グローバルコミュニケーション学科(簡単な英文または日本文)、日本語コミュニケーション学科(100語程度の英文)、法律学科(英語の文章を音読して和訳)、人間科学科、幼児教育学科
  • 分野の基礎的な質問に答える:政治学科、経済学科、経営学科、会計ガバナンス学科(基礎的な計算問題など)、アントレプレナーシップ学科、社会福祉学科、サステナビリティ学科、建築デザイン学科
  • 教科の基礎的な質問に答える:データサイエンス学科(「情報Ⅰ」または「情報Ⅱ」)、数理工学科(数学)、教育学科(国語科、数学科、地理歴史科、理科、英語科)
  • そのほか:グローバルビジネス学科は面接を英語で実施。ウェルビーイング学科は図表等の資料内容についての質問。薬学科と看護学科は論理的思考能力などを問う質問

アントレプレナーシップ学科は、2次選考でグループディスカッション(90分・事前説明を含む)も行います。受験生は3〜5名のグループに分かれ、当日発表されるテーマについて議論します。薬学科は基礎学力検査(60分。「化学」または「化学と生物」を中心とした総合問題で、マークシート形式)があります。データサイエンス学科(通信制)は面接・口頭試問をオンラインで行います。準備の基本は口頭試問の対策で説明しています。

総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)とⅢ期の選考方法

Ⅱ期の試験科目と配点

Ⅱ期は、1次試験の基礎学力検査(マークシート方式)と、1次試験の通過者だけが受ける2次試験(書類審査と10分程度の面接)で選考します。1次試験の試験時間は各科目60分で、各科目の得点を偏差値に換算して判定されます。英語は全学科で必須です。

判定方法と満点学科
2科目判定(英語+高得点1科目)・250点満点(英語が150点)グローバルコミュニケーション学科、日本語コミュニケーション学科、法律学科、政治学科、経済学科、経営学科、会計ガバナンス学科、アントレプレナーシップ学科、データサイエンス学科(通学制・通信制)、人間科学科、教育学科、幼児教育学科
2科目判定(英語+高得点1科目)・200点満点(英語が100点)社会福祉学科、看護学科、ウェルビーイング学科、サステナビリティ学科、建築デザイン学科
2科目判定(英語+高得点1科目)・300点満点(英語が200点)グローバルビジネス学科
2科目判定(英語と国語)・200点満点日本文学文化学科
2科目判定(英語と数学)・300点満点(数学が200点)数理工学科
3科目判定(英語、数学、化学基礎・化学)・300点満点薬学科

英語以外の科目は、国語、数学Ⅰ・A、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)、化学基礎・化学(薬学科)から学科ごとに指定されていて、配点は各100点です(数理工学科の数学は200点)。受ける科目は要項の時間割で確かめてください。

武蔵野大学 総合型選抜Ⅱ期 1次試験の配点(250点満点の学科)
英語150点
英語以外の高得点1科目100点
250点満点は、グローバルコミュニケーション学科、法律学科、経済学科、経営学科、人間科学科、教育学科など。200点満点の学科は英語が100点、グローバルビジネス学科(300点満点)は英語が200点です。

Ⅱ期で使える制度

  • 第2志望制:1回分の検定料で2つの学科に出願できる。併願できる学科の組み合わせは受ける科目によって決まるので、要項の「受験科目別 併願可能学科一覧」で確かめる。1次試験で両方の学科を通過した場合、2次試験を受けられるのは第1志望の学科だけ。薬学科と看護学科は他学科と併願できない
  • 英語外部検定活用方式:英検などの結果が基準スコアを満たすと、英語のみなし得点として使える。当日に英語の試験も受けた場合は、得点の高い方で判定される
  • 申請型奨学金制度:出願時に申込書を出した人の中から、入試成績などで対象者が選ばれる。合否は申請の有無に関わらず判定される。データサイエンス学科(通信制)は対象外

申請型奨学金制度は、次の3つのパターンから選んで申請します。

  • パターンA:最大4年間(薬学科は最大6年間)の授業料全額免除
  • パターンB:最大4年間(薬学科は最大6年間)の授業料半額免除
  • パターンC:最大2年間の授業料半額免除

総合型選抜Ⅲ期(オンライン面接型)

  • 対象と募集人員:通信教育部 国際データサイエンス学部 データサイエンス学科のみ、3名
  • 出願資格:フィールド・スタディーズ、課題・作品(マンダラート、または自作したIT作品)、コンテスト・コンクールのうち、いずれか1つ以上
  • 選考:書類審査と面接・口頭試問(20分程度)。試験はオンラインで行う
  • 入学手続:一括納入手続のみ

日程と入学検定料(2027年度入試)

武蔵野大学 総合型選抜の日程チャート(2026年9月〜2027年3月)
出願・入学手続選考日・発表日
9月10月11月12月1月2月3月
Ⅰ期(面接型)
出願 9月1日〜9月10日/入学手続 11月2日〜11月12日/1次選考の発表 10月9日/2次選考 10月18日/合格発表 11月2日
Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)
出願 10月28日〜11月10日/入学手続 12月18日〜1月13日/1次試験 11月29日/1次試験の発表 12月4日/2次試験 12月13日/合格発表 12月18日
Ⅲ期(オンライン面接型)
出願 1月18日〜1月29日/入学手続 3月3日〜3月9日/試験 2月21日/合格発表 3月3日
9月〜12月は2026年、1月〜3月は2027年です。出願と入学手続は郵送・消印有効。入学手続は一括納入手続(2段階手続では第一次手続)の期間です。
手続きⅠ期(面接型)Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)Ⅲ期(オンライン面接型)
出願期間(郵送・消印有効)2026年9月1日〜9月10日2026年10月28日〜11月10日2027年1月18日〜1月29日
試験日1次選考は書類選考、2次選考:10月18日(日)1次試験:11月29日(日)、2次試験:12月13日(日)2月21日(日)
合格発表1次選考:10月9日、2次選考:11月2日1次試験:12月4日、2次試験:12月18日3月3日
入学手続期間(郵送・消印有効)11月2日〜11月12日12月18日〜2027年1月13日3月3日〜3月9日

合格発表は発表日の12:00から、入学試験結果自動照会システムで確認します。合格通知・不合格の通知は発送されません。受験票も発送されないので、オンライン受験票を自分で取得し、印刷して持参します。

入学検定料はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期とも35,000円で、ほかに支払事務手数料(一律780円)が必要です。出願はインターネット出願だけで、出願情報の入力、入学検定料の支払い、出願書類の郵送(郵便局の窓口から簡易書留速達)の3つを終えて完了します。高校3年間の流れは総合型選抜のスケジュールも参考にしてください。

提出書類:エントリーシート・調査書など

書類内容
調査書出身高等学校長が発行したもの。開封無効
エントリーシート大学ホームページからダウンロードして記入する。Ⅰ期とⅢ期は、出願書類の要約とそこから得た学びや経験、高校生活、志望する理由・動機・きっかけ、入学後に学びたいこと、将来の目標の5項目。Ⅱ期は志望理由、入学後に学びたいこと、将来の目標の3項目で、第2志望制を使う場合は第2志望学科の分も出す
写真(Ⅰ期・Ⅱ期)縦4cm×横3cm、直近3ヶ月以内に撮影したもの。エントリーシートの枠内に貼る
出願資格に応じた資料(Ⅰ期・Ⅲ期)①は活動の報告資料と製作物、②は学科指定の小論文や作品(表紙を付け、氏名とタイトルを書く)、③はコンテスト・コンクールの概要のわかる書類と、賞状など実績を証明できるもののコピー
誓約書(通信制のデータサイエンス学科)「オンラインによる入学者選抜に関する誓約書」。Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期のどれを受ける場合も提出する

小論文などの課題は、出願期間に調査書などの出願書類と合わせて郵送します。書類の書き方は志望理由書の書き方と活動報告書の書き方で説明しています。

併願と入学手続のルール

  • 他大学との併願:Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期とも、要項に「他大学との併願も可能です」と書かれている
  • 入学手続の方法:入学手続時納入金をまとめて納める「一括納入手続」と、入学金とそれ以外を分けて納める「2段階手続(分納・延納手続)」がある。Ⅲ期は一括納入手続のみ
  • 2段階手続の期間:Ⅰ期は第一次手続(入学金)が11月2日〜11月12日、第二次手続(入学金以外)が11月13日〜2027年1月13日。Ⅱ期は第一次手続が12月18日〜2027年1月13日、第二次手続が1月14日〜3月9日
  • 入学辞退:他校に合格して入学を辞退する場合、入学手続の時に返還予告書を同封していれば、入学金以外の入学手続時納入金が返還される。返還願は2027年3月31日16:00までに郵送(必着)する

大学のページは2段階手続について、入学金を納めておけば第二次手続期間内まで他大学の受験結果を待つことができると説明しています。

2026年度の志願者数・合格者数・倍率

武蔵野大学が公表している「2026(令和8)年度入試結果」から、総合型選抜Ⅰ期とⅡ期の学科別の結果です。合格者は2次選考・2次試験の合格者数です。倍率は大学が公表している値(受験者数÷合格者数)です。Ⅰ期は1次の受験者数が志願者数と同じですが、Ⅱ期は1次試験を受けなかった志願者がいるため、志願者数÷合格者数とは一致しません。

武蔵野大学 総合型選抜で倍率が高かった学科(2026年度・倍率の高い順)
経済学科(Ⅱ期)
9.4倍
グローバルビジネス学科(Ⅱ期)
6.0倍
建築デザイン学科(Ⅱ期)
5.8倍
会計ガバナンス学科(Ⅱ期)
5.0倍
看護学科(Ⅰ期)
4.9倍
日本語コミュニケーション学科(Ⅱ期)
4.3倍
経営学科(Ⅱ期)
4.3倍
ウェルビーイング学科(Ⅱ期)
4.1倍
アントレプレナーシップ学科(Ⅱ期)
3.9倍
幼児教育学科(Ⅱ期)
3.9倍
Ⅰ期・Ⅱ期の学科別の倍率のうち、高いものだけを並べています。全学科の数字は下の表にあります。倍率は大学が公表している値(受験者数÷合格者数)で、Ⅱ期は志願者数÷合格者数とは一致しません。出典:武蔵野大学「2026(令和8)年度入試結果」
学科Ⅰ期 志願者Ⅰ期 合格者Ⅰ期 倍率Ⅱ期 志願者Ⅱ期 1次受験者Ⅱ期 合格者Ⅱ期 倍率
日本文学文化学科61411.54039162.4
グローバルコミュニケーション学科115681.76058183.2
日本語コミュニケーション学科2583.1191744.3
グローバルビジネス学科2163.5141226.0
法律学科92601.53434172.0
政治学科65491.3282783.4
経済学科96482.0706679.4
経営学科155582.7123119284.3
会計ガバナンス学科37211.8303065.0
アントレプレナーシップ学科95313.14343113.9
データサイエンス学科29221.33533171.9
人間科学科156662.48987302.9
社会福祉学科56411.43231142.2
ウェルビーイング学科65361.8312974.1
サステナビリティ学科26221.2121152.2
数理工学科1171.6111061.7
建築デザイン学科45182.5363565.8
教育学科120631.96262252.5
幼児教育学科84412.0323183.9
薬学科41182.38180382.1
看護学科97204.97676342.2

21学科の合計は、Ⅰ期が志願者1,492人・合格者744人、Ⅱ期が志願者958人・1次受験者930人・合格者307人です。Ⅰ期の倍率が最も高いのは看護学科の4.9倍、最も低いのはサステナビリティ学科の1.2倍でした。Ⅱ期は経済学科の9.4倍が最も高く、数理工学科の1.7倍が最も低くなっています。通信教育部のデータサイエンス学科は、Ⅰ期の結果には載っておらず、Ⅱ期は志願者1人・合格者1人でした。

Ⅰ期の1次選考(書類選考)で人数が絞られたのは、経営学科(志願者155人のうち1次合格者100人)、アントレプレナーシップ学科(95人のうち75人)、看護学科(97人のうち95人)で、ほかの学科は志願者全員が1次選考を通過しています。募集人員や課題は年度によって変わるので、数字は目安として見てください。倍率の読み方は総合型選抜の倍率の解説でまとめています。

学年別の準備の進め方

高校3年生

  1. 志望する学科でⅠ期に使える出願資格と、課題・作品の題・字数・提出のきまりを要項で確かめる
  2. 夏休みのうちにエントリーシートと課題・作品を仕上げる。Ⅰ期の出願は9月1日〜9月10日
  3. 口頭試問の内容を大学の一覧で確かめ、音読や基礎的な質問に答える練習をする
  4. Ⅱ期も受ける場合は、英語と、国語または数学(薬学科は数学と化学)の基礎学力検査の準備を並行して進める

高校1・2年生

  1. 国際交流、課外活動、部活動、ボランティアなど学外での活動を、どんな課題を見つけ、どう解決を考えたかが分かる形で記録に残す
  2. 大学が実施する武蔵野文学賞(高校生部門)は日本文学文化学科、数理工学コンテストは数理工学科、高校生空間デザインアイデアコンペは建築デザイン学科で、応募したこと(年度は問わない)が出願資格③になる
  3. 本を読み、出典を示しながら2,000字程度の文章を書く練習を始める

合格に向けた対策のポイント

  • 自分の経験を最も具体的に示せる出願資格を選ぶ:入試Q&Aは「どの資格が有利ということはありません」と説明している。活動の記録、課題・作品、コンテストの実績のうち、自分の考えと行動を一番はっきり見せられるものを軸にする
  • フィールド・スタディーズは課題意識と行動を書く:要項は重要な点として、活動の中で「どのような課題意識を抱いて」「どのようなことを考え行動していたのか」を挙げている
  • 書類と面接をつなげる:Ⅰ期のエントリーシートは、最初に出願書類の要約とそこから得た学びを書く形になっている。数理工学科は、面接で提出された小論文の内容について質問することがあると明記している

面接と小論文の準備は面接対策と小論文の書き方で説明しています。

よくある質問

Q. 武蔵野大学に総合型選抜はありますか?
A. あります。全学科が対象のⅠ期(面接型)とⅡ期(基礎学力型・奨学金対象)、通信教育部のデータサイエンス学科だけが対象のⅢ期(オンライン面接型)の3つです。
Q. 武蔵野大学の総合型選抜の倍率はどのくらいですか?
A. 大学が公表している2026年度入試の結果では、Ⅰ期は学科により1.2倍(サステナビリティ学科)〜4.9倍(看護学科)、Ⅱ期は1.7倍(数理工学科)〜9.4倍(経済学科)でした(通信教育部を除く21学科の実質倍率)。
Q. 武蔵野大学の総合型選抜に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。Ⅰ期は書類と面接・口頭試問(薬学科は基礎学力検査、アントレプレナーシップ学科はグループディスカッション、日本文学文化学科は小論文も)、Ⅱ期は大学の基礎学力検査と面接、Ⅲ期は書類とオンラインの面接・口頭試問で選考します。
Q. 武蔵野大学の総合型選抜の日程は?
A. 2027年度入試では、Ⅰ期は出願が2026年9月1日〜9月10日、2次選考が10月18日、合格発表が11月2日です。Ⅱ期は出願が10月28日〜11月10日、1次試験が11月29日、2次試験が12月13日、合格発表が12月18日です。Ⅲ期は出願が2027年1月18日〜1月29日、試験が2月21日、合格発表が3月3日です。
Q. 武蔵野大学の総合型選抜は併願できますか?
A. Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期とも、要項に他大学との併願が可能と書かれています。Ⅱ期には、1回分の検定料で2つの学科に出願できる第2志望制もあります(薬学科と看護学科は他学科と併願できません)。
Q. 武蔵野大学の総合型選抜に評定平均の基準はありますか?
A. 2027年度の入学試験要項の出願資格に、評定平均の基準は書かれていません。ただし調査書(高等学校卒業程度認定試験の合格者は合格成績証明書)は提出が必要で、書類審査の対象になります。

まとめ

武蔵野大学の総合型選抜は、Ⅰ期(面接型)、Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)、Ⅲ期(オンライン面接型)の3つです。共通テストは使わず、出願資格に評定平均の基準は書かれていません。Ⅰ期は学科指定の課題・作品や活動の記録と面接・口頭試問(学科によって小論文、グループディスカッション、基礎学力検査が加わる)、Ⅱ期は基礎学力検査と面接で選考され、どの期も他大学と併願できます。2027年度入試の出願期間は、Ⅰ期が2026年9月1日〜9月10日、Ⅱ期が10月28日〜11月10日、Ⅲ期が2027年1月18日〜1月29日です。

準備の中心は、学科ごとの課題・作品とエントリーシートづくり、そして口頭試問への備えです。東京修学館では、家近亮子学長が、志望理由や小論文の構成づくりと、面接・口頭試問の練習を無料相談でお手伝いしています。

学長への無料相談はこちら

慶應義塾大学博士・敬愛大学特任名誉教授の家近亮子学長が、あなたの志望校選びと総合型選抜対策を直接アドバイスします。

関連記事

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました