課外活動とは|意味と高校生の例・部活は入るか・総合型選抜での評価

課外活動とは 受験の知識

最終更新: 2026-10-09 / 監修: 家近亮子(東京修学館 学長) / 出典: 文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和8年5月27日付け通知)、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」、各大学の2027年度入試の募集要項(大学別の記事に出典を記載)

課外活動とは、学校の教育課程の外で取り組む活動のことです。この記事では、その意味と、高校生の課外活動の種類と例をまとめます。部活動や生徒会、ボランティア、留学、資格がどこまで課外活動に入るかも、学習指導要領と入試の書類に分けて表にしました。後半では、総合型選抜で課外活動が見られる場面を、文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」と2027年度入試(2027年4月入学)の要項の例で説明します。課外活動を何もしていないと感じている人がいまからできることと、記録の残し方も扱います。活動報告書の書き方と例文は、活動報告書の書き方で詳しく扱っています。

課外活動とは(意味と、高校生にとっての範囲)

課外活動とは 要点
意味
教育課程の外の活動
部活動・ボランティア・大会・留学など
入試の書類での言い方
学校の内外の活動
実施要項の活動報告書の説明
総合型選抜で使う書類
活動報告書など
本人が書く資料は必ず評価に使う
見られる点
考えと行動
実績の大きさだけではない

課外活動(かがいかつどう)とは、学校の教育課程の外で取り組む活動のことです。高校の教育課程は、教科の授業、総合的な探究の時間、ホームルーム活動や学校行事などの特別活動からなります。「課外」は、決められた課程の外という意味です。高校生なら、部活動、ボランティア、地域の活動、大会やコンテストへの参加、留学、資格・検定の受験などが当てはまります。英語では extracurricular activities と言います。

ただし、どこまでを課外活動と呼ぶかは、使う場面によって少しずつ違います。学習指導要領での位置づけと、入試の書類での扱いを分けて見ると整理できます。

学習指導要領での位置づけ(部活動・特別活動・探究)

文部科学省の高等学校学習指導要領(平成30年告示)の総則は、教育課程外の学校教育活動と教育課程の関連を図るよう求め、その中で部活動を取り上げています。部活動は、生徒の自主的、自発的な参加により行われる活動です。学校教育の一環として、教育課程との関連を図るよう留意するとされています。

一方、生徒会活動、ホームルーム活動、学校行事(文化祭・体育祭など)は「特別活動」という教育課程の一部です。総合的な探究の時間も授業です。厳密には、これらは課外活動ではありません。ただし入試の書類では、授業の外で自分から取り組んだ部分を活動として書くことができます。

ここまでの違いを、調査書と活動報告書でどこに書かれるかと合わせて表にします。調査書の欄は、文部科学省の実施要項にある様式と「調査書記入上の注意事項等について」によります。生徒会活動・学校行事は特別活動の記録、学校外の活動と留学は指導上参考となる諸事項に書くと定められています。部活動・大会・資格の欄は令和9年度の注意事項に定めがなく、2021年度入試(令和3年度)の様式の小項目から推した目安です。

活動学校の教育課程での位置づけ調査書で書かれると考えられる欄(目安)活動報告書(実施要項のイメージ例)の欄
部活動教育課程の外で行う学校教育活動指導上参考となる諸事項(1)学業に関する活動の①学内
生徒会活動特別活動(教育課程の中)特別活動の記録(1)学業に関する活動の①学内
学校行事(文化祭・体育祭など)特別活動(教育課程の中)特別活動の記録(1)学業に関する活動の①学内
総合的な探究の時間・課題研究授業(教育課程の中)総合的な探究の時間の記録(1)の①学内/(2)課題研究等に関する活動
ボランティア・地域活動学校の外の活動指導上参考となる諸事項(1)学業に関する活動の②学外
大会・コンクール・コンテスト部活動や個人での参加指導上参考となる諸事項(1)学業に関する活動の②学外
留学・海外経験学校の外の活動指導上参考となる諸事項(留学は期間・国名・学校名)(1)学業に関する活動の②学外
資格・検定学校の外で受ける試験指導上参考となる諸事項(3)資格・検定等に関する活動

調査書の「特別活動の記録」は、ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事ごとに、十分に満足できる活動の状況なら○印が付く欄です。「指導上参考となる諸事項」は、要点を箇条書きするなど必要最小限に書く欄で、学校外の活動は指導要録の記述をもとに書かれます。2021年度入試(令和3年度)の様式では、この欄に「部活動、ボランティア活動、留学・海外経験等」「取得資格、検定等」などの小項目がありました。調査書の全体は調査書とはで説明しています。

入試の書類では「学校の内外の活動」と書かれる

文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、活動報告書に書いてもらう内容として、次の2つを挙げています。一つは総合的な探究の時間などで取り組んだ課題研究です。もう一つは「学校の内外で意欲的に取り組んだ活動」です。後者の例は、生徒会活動、部活動、ボランティア活動、各高校の課題研究、その他生徒が自ら関わってきた諸活動、資格・検定、各種大会・コンクール、留学・海外経験などです。

実施要項は「課外活動」という言葉ではなく、学校の内外の活動として書いています。活動報告書のイメージ例は3つの部分からなります。(1)学業に関する活動(①学内での活動内容、②学外での活動内容)、(2)課題研究等に関する活動、(3)資格・検定等に関する活動です。

大学の要項では、「課外活動」の範囲が大学ごとに違います。武蔵大学の経済学部の課外活動重視型は、部活動に加えて、生徒会や文化祭活動での役職、ボランティア組織での成果も例に挙げています。成蹊大学の活動報告書は、課外活動・生徒会活動・地域活動・ボランティア活動を分けて並べています。何を書いてよいかは、出願する大学の様式の指示に従います。大学ごとの例は武蔵大学の総合型選抜などの記事で確かめられます。

大学生・就活で使う「課外活動」

大学では、授業や単位にかかわる学びを「正課」と呼び、その外の活動を課外活動と呼ぶことがあります。サークル、ボランティア、学外のプロジェクトなどです。就職活動の書類で課外活動を尋ねられた時は、主に大学での活動が話題になると考えられます。この記事では、高校生の課外活動と総合型選抜での扱いを中心に説明します。

高校生の課外活動の種類と例

高校生の課外活動は、特別な実績のあるものに限りません。部活動のように毎日続けるものから、短い期間で形になるものまであります。入試の書類に書くことも考えて、学内の活動と学外の活動に分けて一覧にします。

種類例学内・学外証明や記録に使えるもの(例)
部活動運動部、文化部、マネージャー学内賞状、大会プログラム、在籍証明書
生徒会・委員会生徒会役員、図書委員、文化祭実行委員学内役職が分かる学校の書類、議事録や配布物の控え
学校行事の運営文化祭、体育祭、修学旅行の係学内企画書や配布物の控え
探究・課題研究総合的な探究の時間、理数探究、校外での発表学内(発表は学外も)レポート、発表のスライド、発表会のプログラム
ボランティア・地域活動清掃活動、子ども食堂、地域の行事の手伝い学外参加証明書、団体の活動記録
大会・コンクール・コンテストスポーツの大会、作文・弁論・科学のコンテスト、プログラミングの大会学外賞状、大会プログラム、記録証
資格・検定英語の検定試験、漢字検定、簿記、情報の資格学外合格証、スコアの証明書
留学・海外経験・国際交流短期留学、海外研修、留学生との交流学外研修の修了証、参加の記録
大学や自治体の講座大学の公開講座やワークショップ、自治体の高校生向けの企画学外修了証、参加証
個人の取り組み習い事、アルバイト、家庭での役割、作品づくり、個人での調べ学習学外作品や成果物の控え、習い事の級や修了の証明

どの証明書類が使えるかは、大学の要項で確かめます。この一覧の多くは、活動報告書の書き方で挙げている「書ける活動」と重なります。活動の数を増やすより、続けて工夫したことを具体的に書ける活動のほうが、書類の材料になります。

留学・英語の検定・資格は課外活動として書けるか

書けます。実施要項は、活動報告書に書く「学校の内外で意欲的に取り組んだ活動」の例に、資格・検定と留学・海外経験を挙げています。調査書でも、留学していた人は留学期間、留学先の国名と学校名が書かれます。

英語などの資格・検定は、活動として書くだけでなく、出願資格や評価の材料として別に扱う方式もあります。玉川大学の総合型入学審査は、資格の有無にかかわらず全方式で資格・検定取得記入書を出す決まりです。スコアの扱いは、志望校の要項で確かめます。

アルバイトや習い事は書けるか

実施要項は、活動報告書に書く活動の例に「その他生徒が自ら関わってきた諸活動」も挙げています。このサイトの活動報告書の書き方の記事では、アルバイトや習い事、家庭での役割も書ける活動の例にしています。続けた理由や、その中で工夫したことが書ければ材料になります。ただし、大学の様式が対象を学校の活動や特定の分野に絞っていることもあります。様式の説明を先に読みます。

志望分野ごとの課外活動の例

志望する学部・学科と関係の深い活動は、志望理由とつなげやすくなります。分野ごとの例を挙げます。

志望分野と高校生の課外活動の例
志望分野課外活動の例志望理由とのつなげ方
法・政治・社会地域の課題を調べる探究、生徒会での規則の見直し、地域のボランティア社会の決まりや制度への問い
経済・経営・商簿記などの資格、文化祭の模擬店の会計、地元の商店への聞き取りお金や組織の動きへの関心
教育子どもの学習支援のボランティア、部活動での後輩への指導教える・育てることへの問い
看護・医療・福祉看護体験、福祉施設でのボランティア、地域の健康づくりの行事人を支える仕事への関心
理工・情報課題研究、科学やプログラミングのコンテスト、作品づくり作って確かめた経験
国際・外国語英語の検定、留学や海外研修、留学生との交流言葉や文化の違いへの関心
例は説明のためのもの。どの活動をどう評価するかは大学・方式ごとに違う

総合型選抜で課外活動はどう評価されるか(活動報告書・調査書・面接)

総合型選抜は、書類と面接に時間をかけて、受験生の能力・意欲・適性を見る入試です。文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」は、総合型選抜では本人が書く資料を必ず評価に使うと定めています。本人が書く資料とは、活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書などです。面接(プレゼンテーションや口頭試問などを含む)も必ず行います。

実施要項は、スポーツ・文化活動やボランティア活動などの諸活動、海外留学などの多様な経験を適切に評価・判定することが望ましい、ともしています(第3の3)。学力の三要素の一つ「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」は、課外活動の経験と結びつけて書くことができます。

課外活動が見られる場面と書類

場面書類・試験書く人課外活動の出方
書類審査活動報告書本人学内・学外の活動を、役割・課題・行動・成果と学びで書く
書類審査志望理由書・自己推薦書本人学部を選んだきっかけや、強みを示す経験として使う
書類審査調査書高校特別活動の記録(○印)と、指導上参考となる諸事項(要点の箇条書き)
書類審査推薦書・評価書高校の先生先生から見た活動の様子。玉川大学は専任の先生2名に志願者評価書を頼む
書類審査証明書類大会や検定の主催者、高校など賞状、大会プログラム、合格証、在籍証明書などの写し
面接・プレゼンテーション面接、口頭試問、プレゼンテーション本人書類に書いた活動を掘り下げて聞かれる

実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜では、本人が書く資料をプレゼンテーションなどで積極的に活用するとしています。書類に書いた活動は、面接で話す材料にもなります。書類ごとの書き方は、活動報告書の書き方と自己推薦書の書き方で説明しています。

課外活動を出願資格や評価の中心にする方式の例(2027年度入試)

課外活動の扱いは、大学・方式によって大きく違います。活動の中身を書類で見る方式もあれば、部活動などの実績そのものを出願資格にする方式もあります。2027年度入試(2027年4月入学)の要項を、このサイトの大学別記事で確かめた例です。

課外活動を評価する総合型選抜の例(2027年度入試)
大学・方式課外活動の扱い(要約)出すもの・注意
武蔵大学 経済学部 課外活動重視型高校在学中の課外活動で「顕著な成績」を修めた人が対象。部活動の都道府県レベル以上の大会・コンクール、生徒会や文化祭活動での重要な役職、ボランティア組織での顕著な成果などの例紹介状と証明資料の写し。成果は最も顕著なもの1つ(内容の異なる成果は最大3つ)
玉川大学 活動実績総合型入学審査(2027年度に新設)全体の学習成績の状況3.3以上か資格・検定1つ以上に加え、部活動か校外活動の実績(基準A・B)。書類だけで選考活動成績等記入書、表彰状・大会プログラムのコピー
麗澤大学 部活動等利用方式(経済学部・経営学部)同じ部活動に高校1年生から3年生の1学期(前期)まで続けて所属していること。指定の教科のいずれかの評定3.5以上レポートと課外活動在籍証明書。書類審査(レポート)と面接20分
武蔵野大学 総合型選抜Ⅰ期(出願資格① フィールド・スタディーズ)学外で課題を発見し、解決策を検討した経験(国際交流、課外活動、クラブ活動、ボランティアなど)体験を記録し報告する資料と、そこから生まれた製作物の両方を出す。学科が指定する出願資格を確かめる
専修大学 ネットワーク情報学部探究学習アピール型、自己アピール型(課外活動や学部主催のワークショップへの参加など)、海外留学チャレンジ型の少なくとも1つ既卒者や社会人も出願できる
立教大学 自由選抜入試第1次選考(書類)で、学業成績、課外活動などの実績、資格・能力、志望理由などを総合的に評価コミュニティ福祉学部は、評定3.8以上に加え、課外活動での主導的役割、語学力、特別支援学校での活動のいずれか
早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入試クラブ活動で都道府県以上の大会などで優秀な成績、生徒会活動でのめざましい活躍、資格、学校外の諸活動でのめざましい活躍のいずれか1つ以上。要項のQ&Aでは、活動や資格に最低基準はないとされる資格は証明する客観的な資料がなければ評価・採点の対象にならない。活動記録報告書は学校か関係機関の証明印を受けて厳封
慶應義塾大学 法学部 FIT入試A方式外国語の検定、文化・芸術・運動、リーダーシップ、ボランティア、国際交流などの例が要項にある別添資料はA4で5枚まで。公的機関が発行した資料がないと評価の対象にならない
このサイトの大学別記事(各大学の2027年度入試の要項に基づく)から要約。出願する年度の要項で確かめる

玉川大学の活動実績総合型入学審査は、評価の割合が要項に明記されています。コミュニケーションシート[活動実績]が50%、資格・検定取得記入書と調査書(学力面)が25%、調査書(生活面)と志願者評価書が25%です。活動の書類が評価の半分を占める例です。詳しくは玉川大学の総合型選抜で説明しています。

課外活動の書類が評価の半分を占める例(玉川大学 活動実績)
コミュニケーションシート[活動実績]50%
資格・検定取得記入書と調査書(学力面)25%
調査書(生活面)と志願者評価書25%
玉川大学 活動実績総合型入学審査(2027年度入試)の評価割合

競技の実績で受ける入試は、スポーツ推薦入試とはでまとめています。

見られるのは、実績の大きさだけではない

上の表のように、都道府県大会以上の成績などを条件にする方式はあります。一方で、早稲田大学社会科学部の全国自己推薦入試は、活動か資格を1つ以上求めています(評定4.0以上と英語のスコアも必要です)。そのうえで、要項のQ&Aでは活動や資格に最低基準はないとしています。書類と面接で問われるのは、その活動で何を考え、どう動き、大学での学びにどうつなげるかです。

実績を並べるだけの書類では、何に取り組んだかは分かっても、なぜ取り組み、どう考えたかが伝わりません。活動を一つに絞り、動機・行動・学びで書く考え方は、総合型選抜で不合格になる理由と直し方でも説明しています。

面接での聞かれ方(例)

面接では、活動報告書や志望理由書に書いた課外活動について、掘り下げて聞かれることがあります。次の質問は、説明のために作った例です。

課外活動について面接で聞かれる質問の例
質問の例確かめられていること準備
その活動を始めたきっかけは何ですか動機始めた時の状況と理由を一文で言えるようにする
活動の中でいちばん困ったことは何ですか課題と行動困ったこと、考えたこと、やったことの順に話す
あなたの役割は何でしたか。ほかの人とどう進めましたか主体性と協働役割と、意見が分かれた場面を一つ用意する
その経験は、大学での学びとどうつながりますか学部との関連志望理由書と同じ筋で話す
書類に書いた人数や回数は、どう数えましたか書類の事実記録を見返し、根拠を説明できるようにする
質問は説明のための創作

答え方の型と当日の流れは総合型選抜の面接で説明しています。

課外活動を何もしていない人が、いまからできること

「課外活動を何もしていない」と感じている人も、振り返ると材料が見つかることがあります。部活動を途中でやめた、委員会で小さな係をしていた、家で続けている役割がある。こうした経験も、課題と行動が書ければ書類の材料になります。まず、次の問いで自分の経験を書き出します。

課外活動の材料を見つける振り返りの問い
数か月以上続けてきたことがある(部活動、習い事、家庭での役割など)
部活動や委員会で、任された役割がある(小さな係でもよい)
授業や探究で、自分で調べてまとめたことがある
うまくいかなかった後に、やり方を変えたことがある
人に教えたり、手伝ったりした経験がある
学びたい分野について、授業の外で読んだり調べたりしたことがある
学校の外の人(地域の人、大学の先生、ほかの学校の生徒)と関わった場面がある
問いは説明のための創作。当てはまったものを、日付と内容つきで書き出す

書き出した経験は、役割・課題・行動・成果と学びの4つに分けると、活動報告書の形に近づきます。実績が少ない場合の書き方と例文は、活動報告書の書き方にまとめています。

時期ごとにできること

志望理由書や活動報告書に書くのは、出願までに取り組んだことです。書き始めてから経験を増やすのは難しいので、早いほど選べることが増えます。実施要項では、総合型選抜の入学願書の受付は9月1日以降と決まっています(2027年度入試は2026年9月1日以降)。課外活動に絞って、時期ごとにできることを並べます。

課外活動の準備の時期(高1から出願まで)
高1〜高2の春
続けられる活動を一つ決める
部活動、委員会、探究、学校の外の活動から選び、記録をつける習慣を始める
高2の夏休み
学校の外に一歩出る
地域のボランティアや大学の講座、大会やコンテストの日程を調べて申し込む
高2の秋〜冬
続けて、形にする
探究の成果を発表やレポートにまとめる。資格・検定を受ける
高3の春
材料を選ぶ
新しい活動を一から積み上げるのは難しい時期。これまでの活動から、書類に使うものを選ぶ
高3の夏
書類に仕上げる
活動報告書と志望理由書を書いて直す。証明書類をそろえる
「総合型選抜のスケジュール」の記事をもとに、課外活動に絞って並べた目安。出願の時期は大学・方式ごとに違う

学年別の準備の全体は、総合型選抜のスケジュールで説明しています。

高3から始める場合の考え方

高3から急いで活動を増やしても、面接で動機や続け方を聞かれた時に説明しにくくなりがちです。すでにある経験を深く書くほうが、自分の言葉で話せます。

出願資格に実績を求める方式は、後から条件を満たすのが難しいことがあります。麗澤大学の部活動等利用方式は、同じ部活動に高校1年生から続けて所属していることが条件です。実績の条件が無く、書類や小論文、面接で見る方式を探すのも一つの方法です。方式の違いは総合型選抜とはと総合型選抜の大学一覧で確かめられます。

課外活動の記録の残し方

課外活動は、取り組んでいる時には当たり前に感じ、細かいことを忘れがちです。活動報告書や面接で使える形にするために、取り組んだその時に記録を残します。

課外活動の記録を残す手順
1
日付と内容を書く
活動した日、場所、自分の役割、やったことを、その日のうちに数行で
2
数字を残す
期間、回数、人数、記録や点数の変化
3
考えたことを書き添える
困ったこと、変えたこと、その理由
4
証明できるものを保管する
賞状、大会プログラム、合格証、参加証、成果物の控え
5
学期ごとに見返す
役割・課題・行動・成果と学びの4つに分けて整理する

順位や受賞がなくても、期間・回数・人数・変化などは数字にできます。数字にする項目の例と、数字を書く時の注意は、活動報告書の書き方にまとめています。

証明書類は要項で求められることがある

証明書類が要るかどうかは方式で違います。早稲田大学社会科学部の全国自己推薦入試は、資格を証明する客観的な資料がなければ、評価・採点の対象にならないとしています。慶應義塾大学の法学部FIT入試A方式も、公的機関が発行した資料がないと評価の対象にならないとしています。麗澤大学の部活動等利用方式では、課外活動在籍証明書を出します。賞状や合格証は、もらったらすぐ写しを取っておきます。

課外活動について出願前に確かめること
志望校の要項で、活動の証明書類が要るかを確かめた
賞状、合格証、大会プログラムなどの写しをそろえた
在籍証明書など、高校に頼む書類の手続きと日数を確かめた
学校の外の活動を、担任の先生にも伝えておいた
活動報告書に書く数字を、記録や先生への確認で裏づけた
書いた活動について、きっかけ・行動・学びを面接で短く話せる
証明書類は、出願の2週間前までにそろえておくと安心

証明書類のそろえ方と活動報告書の仕上げ方は、活動報告書の書き方で説明しています。

よくある質問

Q. 課外活動とは、簡単に言うと何ですか?
A. 学校の教育課程(教科の授業、総合的な探究の時間、ホームルーム活動や学校行事などの特別活動)の外で取り組む活動のことです。高校生なら、部活動、ボランティア、地域の活動、大会やコンテスト、留学、資格・検定などが当てはまります。入試の書類では、生徒会活動なども含めて、自分から取り組んだ活動を広く指すことがあります。
Q. 部活動は課外活動に入りますか?生徒会や委員会はどうですか?
A. 部活動は課外活動に入ります。高等学校学習指導要領の総則は、部活動を教育課程外の学校教育活動として扱っています。生徒会活動や学校行事は、学習指導要領では特別活動という教育課程の一部です。委員会は学習指導要領に名前では出てこず、学校ごとの組織によります。生徒会の組織として置かれている委員会なら、生徒会活動にあたります。入試の活動報告書では、どれも学内での活動として書くことができます。範囲は大学の様式の指示に従ってください。
Q. 留学や英検などの資格は、課外活動として書けますか?
A. 書けます。文部科学省の実施要項は、活動報告書に書く活動の例に、資格・検定と留学・海外経験を挙げています。英語の検定は、出願資格や評価の材料として別に扱う方式もあるので、スコアの条件と証明書の出し方を要項で確かめてください。
Q. アルバイトや習い事も課外活動に書けますか?
A. 書ける場合があります。続けた理由や、その中で工夫したことが書ければ、活動報告書の材料になります。ただし、大学の様式が対象を学校の活動や特定の分野に絞っていることもあるので、様式の説明を先に読んでください。
Q. 課外活動を何もしていなくても、総合型選抜は受けられますか?
A. 受けられる方式はあります。2027年度入試の例では、玉川大学の総合型入学審査Ⅲ期は評定・資格の基準がなく、エッセイと面接などで選考します。麗澤大学の課題問題方式は、英語・国語・数学の課題から2課題で選考し、レポートなどの追加の書類はありません。一方で、部活動の実績などを出願資格にする方式もあります。まず、部活動や委員会、探究、家庭での役割など、続けてきたことを振り返り、出願資格に合う方式を要項で探してください。
Q. 課外活動は英語で何と言いますか?大学生や就活の課外活動とは違いますか?
A. 英語では extracurricular activities と言います。curricular は教育課程(curriculum)の、extra は外のという意味で、日本語の「課外」と同じ組み立てです。大学では、授業や単位にかかわる学び(正課)の外の活動を課外活動と呼ぶことがあります。就職活動では主に大学での活動が話題になり、高校生の大学入試では高校での活動が対象になります。

まとめ

課外活動とは、学校の教育課程(教科の授業、総合的な探究の時間、特別活動)の外で取り組む活動のことです。部活動、ボランティア、大会やコンテスト、留学、資格・検定などが入ります。入試の書類では、生徒会活動なども含めて「学校の内外の活動」として書くことができます。総合型選抜では、活動報告書・志望理由書・調査書・証明書類と面接で見られます。何を考えてどう動いたかを見る方式がある一方、実績そのものを出願資格にする方式もあります。志望校の要項で扱いを確かめ、日付・数字・考えたことを記録しておきます。

東京修学館では、課外活動の振り返りから、活動報告書・志望理由書への落とし込みまでのご相談を、無料相談でお受けしています。書き方は活動報告書の書き方、制度全体は総合型選抜とはもあわせてご覧ください。

学長への無料相談はこちら

慶應義塾大学博士・敬愛大学特任名誉教授の家近亮子学長が、あなたの志望校選びと総合型選抜対策を直接アドバイスします。

関連記事

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました